公開日:2026-07-05
マンションの3LDKリノベーション間取り完全ガイド|おしゃれな施工事例と失敗しないポイント

ご自宅や中古マンションのリノベーションでは、バランスの良い3LDKの間取りが人気です。
3LDKは部屋数とLDKの広さのバランスを取りやすく、ファミリーからご夫婦2人暮らしなどさまざまなライフスタイルの方にマッチします。
しかし「3LDKに変えたいけれど、マンションでどこまで間取り変更ができるのか」「実際にリノベーションするとどんな空間になるのか」といった疑問も少なくありません。
そこでこの記事では、東京・神奈川・千葉で物件探しからワンストップで手掛けてきた実例をもとに、マンションで3LDKの間取りが選ばれる理由や、リノベーションでできること・できないことなどを分かりやすく解説します。
さらに、ライフスタイル別の間取りアイデアや、実際のおしゃれな3LDKリノベーション事例もご紹介します。
ご自宅や中古マンションのリノベーションをお考えの方、3LDKの間取りに興味のある方はぜひ参考にしてください。
- ・1人暮らしから5人家族まで、5パターンのライフスタイル別の3LDKマンションリノベーション事例を紹介します。
- ・2LDKや4LDKのマンションを3LDKにリノベーションする場合は、構造や管理規約などのチェックが必要です。
- ・各部屋の用途や効率の良い動線など、3LDKのマンションリノベーションを成功させるポイントをご紹介します。
目次
■マンションリノベーションで3LDKが人気な理由

まずは、3LDKという間取りがなぜマンションリノベーションで選ばれやすいのか、基本的な特徴やメリットを確認しておきましょう。
3LDKとは
3LDKとは、次の意味を表したものです。
|
3 |
部屋の数 |
|
L |
リビング |
|
D |
ダイニング |
|
K |
キッチン |
つまり3LDKとは、「リビング・ダイニング・キッチンに加えて3つの部屋がある間取り」のことです。
ちなみに不動産表示では、「不動産公正取引協議会連合会」の表示規約により、居室が2部屋以上(3LDKなど)の場合のLDKの最低限の広さが10畳以上と定められています。
マンションのリノベーションでは、4LDKから3LDK、2LDKから3LDKといった間取り変更も可能です。
建物の構造によってある程度の制約はあるものの、ライフスタイルに合わせた間取りをつくれます。
3LDKのメリット
3LDKのマンション間取りには、次のようなメリットがあります。
- ライフスタイルに合わせて部屋を使い分けられる:ファミリーなら主寝室+子供部屋、夫婦2人ならそれぞれの個室やワークスペースを確保できる
- 将来の変化にも対応しやすい:お子さまの成長や独立、親御さんとの同居など、ライフステージの変化に応じて部屋の用途を変えやすい
- 収納スペースを確保しやすい:各部屋のウォークインクローゼット、ファミリークローゼットや土間収納などの間取りを取り入れやすい
- 売却時のニーズが高い:汎用性が高く需要も多いため、将来的に売却する場合もスムーズに進みやすい
3LDKは、ファミリーからご夫婦2人暮らしまで、幅広いライフスタイルに対応できる間取りです。
平均的な延床面積60~80㎡前後のマンションでは、4LDKの間取りだと各部屋が狭くなったり、十分な収納量を確保できなかったりすることもあります。
しかし、3LDKなら必要な部屋数を確保して将来の変化にも対応しつつ、暮らしやすい間取りアイデアもバランス良く採り入れやすいです。
また、延床面積が広いマンションでも、部屋数を抑えてLDKや収納を充実させたいという理由で3LDKが選ばれるケースもあります。
将来的にマンションを手放す可能性を考えた場合も、3LDKは汎用性が高くニーズが多いため、売却時にも選ばれやすい間取りといえます。
■【ライフスタイル別】3LDKのマンションリノベーション事例
さっそく、実際に3LDKの間取りをつくったマンションリノベーション事例をご紹介します。
ライフスタイル別に5つの事例をピックアップしましたので、ご自身に近いものを参考にしてみてください。
①1人暮らし
BEFORE

AFTER

|
築年数 |
39年 |
|
間取り |
3LDK + ワークスペース + パントリー |
|
広さ |
62㎡ |
|
リノベーション費用 |
約760万円 |
元々3LDKの中古マンションを購入し、基本的な間取りを活かしつつ1人暮らしに合わせてカスタマイズしたリノベーション事例です。

リビングにはこだわりの壁一面の大きな本棚を設置し、本だけでなくインテリア雑貨もおしゃれにディスプレイできる空間になっています。

キッチンの隣にある日当たりの良いワークスペースは、フリーランスであるお施主様のライフスタイルに合わせた間取りアイデアです。
〈関連コラム〉
書斎のおしゃれな実例|狭い(2畳〜3畳)空間の本棚等レイアウトや壁紙を紹介
②2人暮らし
BEFORE

AFTER

|
築年数 |
51年 |
|
間取り |
3LDK + WIC + パントリー+ ワークスペース |
|
広さ |
108㎡ |
|
リノベーション費用 |
1,900万円 |
4LDKの中古マンションを購入し、部屋数を減らして大人2人暮らしに合わせて3LDKにリノベーションした事例です。

2つの部屋とキッチンをつなげることで、奥行きと開放感がある現代的な間取りのLDKに生まれ変わりました。

寝室とリビングの間に設けられた大型のウォークインクローゼットも、部屋数を減らしたことで採用しやすくなった間取りアイデアです。
〈関連コラム〉
失敗しない!ウォークインクローゼットのリフォーム|最適な広さ・位置・収納棚を紹介
③3人家族(ご夫婦+お子さま1人)
BEFORE

AFTER

|
築年数 |
20年 |
|
間取り |
3LDK |
|
広さ |
80.6㎡ |
|
リノベーション費用 |
1,400万円 |
4LDKから3LDKに間取り変更し、各居室をコンパクトにすることで広々としたLDKを実現したマンションリノベーション事例です。

それぞれ独立していたリビング・ダイニング・キッチンの壁をなくし、開放感たっぷりのLDKに変更しました。


玄関も間取り変更で拡張し、シューズインクローゼットを設置することで収納量や利便性を高めています。
〈関連コラム〉
「シューズインクローゼットで後悔した」7つの理由|解決方法・間取りのポイントやマンション施工事例を紹介
④4人家族(ご夫婦+お子さま2人)
BEFORE

AFTER

|
築年数 |
23年 |
|
間取り |
3LDK + WIC |
|
広さ |
75㎡ |
|
リノベーション費用 |
– |
ご自宅マンションの基本的な3LDKの間取りを活かしつつ、和室や水回りの細かな調整で暮らしやすくリノベーションした事例です。

新たな家族に加わった猫のポンズ君のために、リビングのキャットウォークやグッズを収納できるスペースをつくりました。

小上がり和室とウォークインクローゼットの間には、ワークスペースとして活用できる造作デスクを設置しています。
4人家族の間取り・レイアウトをさらに詳しく見たい方は〔4人家族で快適に暮らせる3LDKマンションのレイアウト実例〕もチェックしてみてください。
⑤5人家族(ご夫婦+お子さま3人)
BEFORE


|
築年数 |
53年 |
|
間取り |
3LDK |
|
広さ |
68.2㎡ |
|
リノベーション費用 |
約1700万円 |
和室メインの3LDKマンションを、5人家族のライフスタイルの変化に合わせてフルリノベーションした事例です。

LDKは各部屋と直接つながっており、ご夫婦と3人のお子さまが自然に集まるコミュニケーションスペースになっています。

主寝室と子供部屋それぞれに造作デスクを設け、空間を最大限有効活用しているのも暮らしやすい工夫の1つです。
■マンションを3LDKにリノベーションするパターンと注意点

鉄筋コンクリート造のマンションは、リノベーションでどこまで変えられるのか、3LDKの間取りをつくれるのかという疑問を感じる方も多いです。
実際にマンションリノベーションで3LDKの間取りをつくる方法は、主に次のようなパターンに分けられます。
※マンションの3LDKリノベーションパターン例
- 3LDK→3LDK(間取りはそのまま、レイアウト変更):部屋数は変えず、各部屋の用途やレイアウトを見直す
- 4LDK→3LDK:個室を1つ減らして、LDKや他の部屋を広くする
- 2LDK→3LDK:リビングや広めの個室を仕切って、新たに1部屋つくる
元々3LDKのマンションの間取りはそのまま、レイアウト変更するパターンが一番ハードルは低いです。
しかし、2LDKや4LDKのマンションでも、個室の増減で3LDKの間取りをつくることは可能です。
こうした間取り変更を実現するには、マンションならではのいくつかの制約を踏まえておく必要があります。
マンション自体の構造(壁式構造・ラーメン構造)
鉄筋コンクリート造のマンションは、大きく「壁式構造」と「ラーメン構造」に分けられます。
壁式構造は壁全体で建物を支えるため、構造壁を撤去・移動することができません。
一方、ラーメン構造は柱と梁で建物を支えるため、室内の壁は比較的自由に動かせるケースが多くなります。
そのため、間仕切り壁の位置を調整して3LDKの間取りをつくる場合、ご自宅や購入予定のマンションがどちらの構造かによって、変更できる範囲が大きく変わってきます。
配管方式
キッチン・浴室・トイレ・洗面所などの水回りは、配管の方式によって移動できる範囲が異なります。
床下に配管スペースを設ける「二重床(床上配管)」であれば、比較的水回りの位置を変えやすい一方、床スラブに直接配管が固定・埋設されているタイプの場合は、移動が難しいケースが多くなります。
3LDKへの間取り変更で水回りを大きく移動したい場合は、配管方式によって実現可能かどうかが変わるため、事前に確認しておくことが大切です。
管理規約
マンションは「専有部分」と「共用部分」に分かれており、リノベーションで手を加えられるのは専有部分のみです。
しかし、専有部分であっても、マンションによっては管理規約によって壁の移動・撤去や水回りの移動などが制限されている場合があります。
3LDKへの間取り変更を計画する際は、構造や配管方式の確認に加えて、管理規約も事前にチェックしておくとスムーズです。
このように、マンションリノベーションでは、建物によって制約の範囲が異なります。
中古マンションを購入する前や、ご自宅のリノベーションプランを具体的につくる前に、プロに相談して構造や管理規約などを確認することが重要です。
私たちSHUKEN Reは、東京・神奈川・千葉エリアを中心に多くのリノベーションを手掛けた実績をもとに、マンション選びからプランづくり、施工までトータルサポートいたします。
ご自宅マンションはもちろん、購入を検討している中古マンションで3LDKの間取りをつくれるかという視点でのチェックも可能です。
ぜひお気軽にご相談ください。
■3LDKのマンションリノベーションを成功させる間取りの考え方

マンションの3LDKリノベーションは自由度が高い分、「なんとなく3部屋に分けてみた」という決め方をしてしまうと、暮らし始めてから使いにくさを感じることもあります。
ここでは、3LDKのリノベーションを検討する際に意識しておきたい間取りの考え方をご紹介します。
生活動線・家事動線を整理する
3LDKのマンション間取りを考えるうえで、まず大切なのが「動線」です。
- 生活動線:起床、洗面、食事、外出、入浴、就寝など、日々の暮らしの中で人が移動するルート
- 家事動線:掃除、洗濯、料理など、家事をする際に通るルート
生活動線と家事動線の2つがスムーズな間取りになっていると、日々のストレスが減り効率的になります。
例えば、マンション全体で行き止まりのない回遊動線をつくると、3LDK全体の移動がスムーズで効率的な間取りをつくりやすいです。
〈関連コラム〉
回遊動線がいい約30坪の間取りとは|メリット・デメリットを活かすコツ
水回りや各部屋の配置、ドアの位置などを意識して、ワンフロアで生活が完結するマンションならではのメリットを活かした間取りを考えましょう。
部屋の用途をあらかじめ明確にしておく
3LDKのマンションは応用が利く間取りですが、リノベーションの際は各部屋の用途をあらかじめ考えておくことが大切です。
「部屋数は多い方がよさそう」という理由だけで3LDKを選んでしまうと、実際に暮らし始めてから部屋が余ってしまい、十分に活用できないというケースも考えられます。
例えばご夫婦2人暮らしで3LDKにする場合、「それぞれの部屋」に加えて、残りの1部屋の用途を明確にしておきましょう。
「将来お子さまが増えた場合の予備室」「趣味の部屋」「来客用のゲストルーム」など、具体的な用途を決めておくと、無駄のない間取りになります。
検討した結果、それほど必要性を感じない場合は、3LDKではなく部屋数を減らし、その分LDKや他の部屋を広くするという選択肢もあります。
3LDK以外も含めた間取り事例は〔2LDKマンションリノベーション事例〕〔70㎡マンションリフォームの間取り事例集〕〔間取りリノベーション事例12選〕もご覧ください。
将来のライフスタイルの変化を見据える
3LDKのマンションリノベーションでは、現時点の家族構成だけでなく、将来的な変化も見据えて間取りを考えることも大切です。
ご夫婦2人の世帯でも、将来的にお子さまが増えたり、親御さんと同居したりする可能性がある場合は、理想的な間取りも変化します。
現在お子さまがいるご家庭の場合、進学や就職などで将来的に部屋数が必要なくなることも多いです。
こうした変化を見据えて、「将来は壁を増やして個室を分けられるようにしておく」「使わなくなった子供部屋を書斎やワークスペースに転用する」など、可変性を持たせた間取りにしておくと、長く快適に住み続けやすくなります。
■3LDKのマンションリノベーションでよくある質問

最後に、マンションの3LDKリノベーションを検討するときによくある質問にお答えします。
■リノベーションで暮らしやすい3LDKマンションを
3LDKは部屋数とLDKの広さのバランスを取りやすく、ファミリーからご夫婦2人暮らしまで、幅広いライフスタイルに対応できる間取りです。
2LDKや4LDKのマンションでも、リノベーションで3LDKへの間取り変更は可能ですが、建物の構造や配管方式、管理規約によって変更できる範囲は異なります。
ご自宅、中古マンションどちらのリノベーションでも、なるべく実績が豊富な専門店に相談するのが成功のポイントです。
私たちSHUKEN Reは、東京・神奈川・千葉エリアを中心にリノベーションをお手伝いする専門店です。
ご自宅のリノベーションはもちろん、中古マンション選びも含めてトータルサポートいたします。
お客様のライフスタイルに合わせた3LDKプランのご提案が可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
Q 3LDKのリノベーションの工期はどれくらいかかりますか?
間取り変更を含むリノベーションの場合、工期はおおよそ2〜3ヶ月程度が目安です
マンションの3LDKリノベーションの工期は、床面積やプラン内容などで大きく変わります。
スケルトンリノベーションのように、内装をすべて解体してゼロからつくり直す場合は、3〜4ヶ月程度かかることも多いです。
工期は、間取り変更の規模や工事内容、マンションの管理規約で定められた工事可能な時間帯・曜日などによっても変動します。
リノベーションを計画する際は、入居希望の時期から逆算して、早めにスケジュールを相談しておきましょう。
Q 中古マンションの購入前に、3LDKにできるか確認できますか?
図面や管理規約などで確認可能です
購入前の中古マンションでも、図面があれば、構造(壁式構造・ラーメン構造)や配管方式、管理規約などをもとに、3LDKへの間取り変更が可能かどうかをある程度確認することができます。
「気になる物件を見つけたけれど、希望の間取りにできるか分からない」という場合は、購入前の段階で一度プロに相談するのが確実です。
Q 3LDKリノベーションの費用はどれくらいかかりますか?
延床面積70㎡のマンションでは1,050~1,400万円が目安です
マンションリノベーションの費用は、規模や間取り変更の内容、使用する設備・建材のグレードなどによって変動します。
一般的なマンションリノベーションの場合、1㎡あたり15〜20万円が目安です。
70㎡の費用感は〔【予算別】70平米マンションリノベーションの費用相場〕で詳しく解説しています









