公開日:2022-12-15 更新日:2024-07-04
おしゃれな一戸建てリノベーション事例|費用や中古の注意点も
この記事では、中古戸建てを購入してリノベーションを検討している方に向けて、おしゃれな施工事例をご紹介します。
中古住宅+リノベーションの費用総額の目安、物件選びの注意点なども解説しますので、ぜひ住まいづくりの参考にしてください。
・戸建てリノベーションで重要になるベース物件選びの注意点やコツを把握しておきましょう。
目次
■戸建てリノベーションのメリット
新築より費用を抑えられる
中古戸建てリノベーションは、新築より費用を抑えられるのが大きなメリットです。
特に東京都や大阪などの大都市は新築一戸建ての販売価格が高いため、リノベーションのコストメリットも大きくなります。
例えば住宅金融支援機構の2021年フラット35利用者調査では、東京都の土地付き注文住宅の平均価格は5,012万円でした。
対して中古戸建てを購入してフルリノベーションする費用相場は、3,600~4,100万円とかなりリーズナブルです。
※詳しい内訳は後半で解説します。
新築より1,000万円以上費用を抑えられるケースも多く、住宅ローンの支払額を抑えて豊かなライフスタイルを実現しやすいです♪
人気エリアに住みやすい
新築戸建てがなかなか出回らない人気エリアでも、中古住宅なら見つかることが多いのもメリットの一つです。
前述したように中古戸建てリノベーションは新築よりリーズナブルなので、予算面でもエリアの選択肢が広がります。
新築で良い物件がなかなか見つからない時は、中古戸建てとリノベーションまで視野を広げると理想の住まいに出会えるかもしれません♪
自由度の高い間取り&デザインづくり
リノベーションと言えば、デザイナーズハウスのようなおしゃれ間取り&デザインを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
リノベーションは一軒ごとのオーダープランが基本なので、材料一つからこだわれる自由度が大きな魅力です。
特に木造一戸建ては間取りやデザインの制約が少ない物件が多いので、理想の間取りやデザインを実現しやすいのが特徴。
■戸建てリノベーションのデメリット
費用相場が広く予測が難しい
戸建てリノベーションは建物の状態や間取り変更の規模など、費用を変動させる要素が多く予測が難しいのが注意すべきデメリット。
- ・間取り変更の規模
- ・水回り設備の移動距離
- ・設備や建材のグレード
- ・雨漏れやシロアリ被害の有無
- ・耐震補強の必要性
- ・電気・水道などの設備状況
- ・資材・廃材の搬入出経路
上記のように多くの要素でリノベ費用が変動する可能性があり、同じ広さや間取りでも数百万単位で見積もりが変わることも珍しくありません。
ベースとなる中古住宅次第でかなり費用が変わるので、次の章で物件選びのポイントをしっかり押さえておきましょう。
見逃しによる再工事のリスク
一軒ごとに状態が異なる戸建てリノベーションでは、トラブルや劣化の見逃しによる再工事リスクがあるのもデメリットと言えます。
実績の少ないリノベーション会社や担当者だと、床下や天井裏などに潜むトラブルを見逃してしまい、後に再工事となるリスクが考えられます。
せっかくお金を掛けてキレイにリノベーションしたのに、また内装を壊して補修や補強をしなければならないのです。
戸建てリノベーションの実績が豊富で事前調査をしっかりしてくれる会社を選んで、再工事リスクを軽減しましょう。
■戸建てリノベーションの中古住宅選びポイント
リノベーションをする前提で中古戸建てを選ぶ際は、大きく分けて建物の構造と状態・周辺環境や規制の2つのチェックが大切になります。
建物の構造・状態チェックポイント
建物側のチェックポイントは内装や設備など表面部分ではなく、土台や柱、床下や天井裏などの構造部分がメインになります。
- ・構造部分の劣化やトラブルはないか?
- ・耐震性が不足していないか?
- ・断熱性は問題ないか?
- ・リノベーションに適した構造か?
雨漏れや水漏れなどのトラブル、耐震性・断熱性不足などがあると、補修や補強が必要になりリノベ費用が増加してしまいます。
特に1981年以前に確認申請を受けている中古戸建ては、旧耐震基準で建てられている可能性があるので要注意。
耐震補強が必要な場合、百万円単位の費用が掛かるケースが多いです。
またツーバイフォー工法やプレハブ工法などで建てられた戸建て住宅は、間取り変更しにくい場合もあります。
このような建物の構造部分は一般の方が漏れなくチェックするのは難しいので、なるべくリノベーション会社に相談するのがおすすめです。
施工会社と一緒に物件探しできるワンストップリノベーションなら、建築目線でチェックできるので物件選びの失敗を回避しやすくなります。
環境や規制のチェックポイント
リノベーションでは解決できない周辺環境や法規制も、中古住宅選びでしっかりチェックすべきポイントです。
- ・空き家や廃屋が周辺にないか?
- ・ゴミ置き場が荒れていないか?
- ・交通量の多い抜け道になっていないか?
- ・工場や商店の騒音がうるさくないか?
- ・日当たりが悪くないか?
- ・市街化調整区域・再建築不可など制限はないか?
建物や敷地だけを見るのではなく、お隣近所やゴミ置き場・集会所など視野を広げて周辺環境に問題がないかチェックしましょう。
また朝晩のラッシュ時に抜け道になるような場所だと、フェンスやブロックにぶつけられるなどのトラブルも考えられます。
騒音や日当たりのチェックにもなりますので、最終候補の物件は曜日や時間を変えて何度か訪れてみるのがおすすめです。
また市街化調整区域・再建築不可など条件付き物件は安く購入できるのがメリットですが、ローン審査が厳しくなるケースもあります。
このようなケースも一般の方が判断するのは難しいため、私たち専門家にお気軽にご相談ください。
■戸建てリノベーションのトータル費用相場
中古住宅購入+リノベーションに掛かるトータル費用についてチェックしてみましょう。
2021年の全国中古住宅平均価格は2,614万円でした。
戸建てリノベーション費用は水回り交換や内装貼り替えなど1,000万円以下で収まる場合もあれば、補強や補修なども含め2,000万円以上かかるケースもあります。
ただし前述した中古戸建て選びのポイントを押さえた物件なら、新築同様にリノベして1,000~1,500万円に収まることが多いです。
- 中古住宅購入 2,600万円
- リノベーション 1,000~1,500万円
- トータル費用相場 3,600~4,100万円
まとめると、中古住宅を購入して新築同様にフルリノベする費用相場は3,600~4,100万円となります。
ただしこれはあくまで平均なので、お買い得な中古住宅を選んだり、プランを抑えたりすることでさらに安くリノベーションすることも可能です。
詳しい費用についてのご相談にも対応していますので、お気軽にお問い合わせください。
■おしゃれな戸建てリノベーション施工事例3選
事例①
BEFORE
AFTER
1階に両親が暮らすご実家の2階をリノベーションし、おしゃれで暮らしやすい二世帯住宅に♪
大きな梁と柱を露出させた吹抜けリビングは、築年数を感じさせないデザインと開放感です。
キッチンレイアウトも変更し、家族とコミュニケーションできる現代風の間取りに。
事例②
BEFORE
AFTER
築35年の2階建てベースを活かしつつ、主にキッチン周りを変更しておしゃれにリノベーション♪
北側の暗い独立キッチンは、南向きの明るくおしゃれな使いやすい空間に大変身。
窓向きの壁付けキッチンをあえて選びつつ、リビングとのコミュニケーションも取りやすい開放的なLDKになっています。
事例③
BEFORE
AFTER
築47年の中古戸建てをスケルトンリノベーションし、古民家風のおしゃれなマイホームに生まれ変わりました。
昔ながらの居間・食堂で独立していた間取りをつなぎ、撤去できない柱は露出しておしゃれな古民家デザインに♪
新築でもトレンドのリビング階段に変更し、動線効率や開放感も大きくアップしています。
■まとめ
安くておしゃれなマイホームを目指すなら、ぜひ戸建てリノベーションを検討してみてください。
新築だと予算・物件数が厳しい人気エリアも、中古戸建てならリーズナブルな価格で見つけられるかもしれません♪
私たちSHUKEN Reは、東京・神奈川・千葉エリアを中心に、物件探し~リノベーションまでワンストップ体制でサポートしています。
間取りやデザインのことはもちろん、資金計画や将来のライフスタイルのことなど、どんなこともお気軽にご相談ください。