公開日:2023-02-21 更新日:2024-07-04
壁紙がおしゃれなマンションリノベーション事例5選|種類や注意点も解説
マンションの中でも視界に入る面積が大きい壁紙は、リノベーションで大きく雰囲気を変えられるポイントです。
一口に壁紙と言ってもさまざまな種類があり、上手に組み合わせればとってもおしゃれなお部屋に仕上げることもできます♪
今回は壁紙の基本的な選び方、壁紙にこだわったおしゃれなマンションリノベーション事例をお部屋別に紹介します。
費用相場や注意点も解説しますので、見積もりを取る前にぜひ覚えておいてください。
・タイルやウッドパネルなど壁紙以外の選択肢もご紹介します。
■マンション壁紙の選び方3つのポイント
まずはマンションリノベーションで壁紙を選ぶときの、基本的な考え方を覚えておきましょう。
①デザイン・質感
壁紙はたくさんの色柄があり、素材によって質感も異なるため、求めるイメージに合わせて選びましょう。
※代表的な壁紙の種類
- ビニールクロス
- 布クロス
- 紙クロス
- 無機質クロス
- 木質系クロス
- メタリッククロス
- オレフィンクロス
代表的なものだけでも上記のようにたくさんの種類があり、それぞれ質感や耐久性が異なります。
多くのマンションに使われるビニールクロスは、コストパフォーマンスと豊富なバリエーションが魅力。
しかしお部屋のイメージをガラっと変えたいなら、布・紙・木などほかの素材でできた壁紙を選ぶのも一つの方法です。
②機能
最近の壁紙はさまざまな機能を強化したものもあるので、お部屋の用途や目的に合わせて検討してみましょう。
※壁紙機能の例
- 消臭機能
- 防カビ・抗菌機能
- キズ防止機能
- 防汚機能
- 吸放湿機能
- 蓄光機能
例えばオープンキッチンはニオイがLDK全体に広がりやすいため、消臭機能の壁紙を選ぶと良いかもしれません。
水回りは防カビや湿度を調整してくれる吸放湿、ペットと過ごす部屋はキズ防止など、お部屋に合わせて機能を選んでみてください。
〈関連コラム〉
③お部屋全体のバランス
壁紙は単体で選ぶのではなく、フローリングや窓枠、家具やカーテンなどお部屋全体のバランスを考えるのも大切なポイントです。
内装をトータルコーディネートすると、壁紙のグレードはそのままにワンランク上のお部屋に仕上げることができます♪
〈関連コラム〉
リノベーションはインテリア&家具のコーディネートが肝!プロが教える10のコツ
リノベーションで定番のモダン、トレンド感のある北欧・インダストリアルなどのテイストも、お部屋全体のバランスが取れるとグッとおしゃれに仕上がります。
好きな壁紙をコーディネートの軸にするのもアリですが、視界に入るものすべてのバランスを上手に考えてみてください。
〈関連コラム〉
■壁紙がおしゃれなマンションリノベーション事例5選
リビング・寝室・洗面・トイレ・玄関の5つの間取りで、おしゃれな壁紙リノベーション事例をピックアップしました。
それぞれの間取りで壁紙選びのポイントが異なりますので、デザイン・工夫に注目してみてください。
①アメリカンなリビング壁紙
リビングの正面にレンガ調のアクセントクロスを使い、アメリカンヴィンテージに仕上げた事例です。
インパクトの強いレンガ柄ですが、LDK全体でトータルコーディネートすれば浮く心配はありません。
〈関連コラム〉
おしゃれなリビングの配置例9選|リノベーションの空間づくりのポイント5つ
②寝室の木目調アクセント
事例を見る:Case118「帰ってきたくなるリゾートなお家」
寝室に木目調のアクセントクロスを使い、落ち着きのある上品な雰囲気に。
主張しすぎないグレーの壁紙で、圧迫感なく仕上がっています。
〈関連コラム〉
③トイレに高級感をプラス♪
居室だとインパクトが強い壁紙も、面積の小さいトイレならおしゃれに仕上げやすいです。
濃いアクセントクロスを正面に配置することで、奥行き感を演出しているのもポイント。
〈関連コラム〉
トイレのアクセントクロス失敗談から学ぶ上手な選び方とリノベ事例
④壁紙で明るくさわやかな洗面に
壁紙で暖色系のピンクを入れることで、明るくさわやかな洗面所になりました。
洗面所は圧迫感が出ることが多いため、明るめの膨張色を選ぶのがおすすめです。
〈関連コラム〉
⑤玄関のアクセント
毎日のお出かけで目にする玄関を、アクセントクロスでおしゃれにコーディネート。
周囲の壁とシューズボックスはホワイトに統一して、全体のバランスも上手に調整しています。
〈関連コラム〉
■壁紙リノベーションの注意点
職人さんの腕の差が出やすい
壁紙リノベーションは単純な作業に思えるかもしれませんが、実は複雑な工程で職人さんの腕の差が出やすいので要注意。
※壁紙張り替えの工程
- 壁紙はがし
- パテ~ケレン(凹凸を平らに慣らす作業)
- シーラー塗布(新しい壁紙と下地の接着剤)
- 壁紙張り
壁紙をはがすと薄い裏紙が残り凸凹になるので、パテを盛ってケレンがけ(ヤスリで平らにならすこと)してキレイな下地を作ります。
また下地の種類や状態によっては、新しい壁紙が張り付きやすくなるようシーラーを塗布するケースもあります。
こうした下地処理は職人さんの技術によって差が出るポイントで、少しでも凹凸が残ると壁紙がキレイに仕上がりません。
見積もりが極端に安い会社だと、職人さんの腕の差で仕上がりに不満が残る可能性があるので注意しましょう。
下地の状態をチェック
マンションの壁紙を張り替える際は、リフォーム・リノベーション会社に下地の状態もしっかりチェックしてもらいましょう。
例えば壁の石膏ボード下地が劣化していると、新しい壁紙を張る糊の水分を吸って膨張し、仕上がりに影響するケースがあります。
コンクリート下地に直接壁紙を張っている場合、見えない場所にカビが生えていることもあるので要注意。
そのまま張り替えると新しい壁紙にまたカビが生えやすくなるので、適切な下地処理が必要になります。
下地状態のチェックと判断はリノベーション会社の技術力によって差が出ますので、内装リノベの実績が多いところに相談しましょう。
サンプルと仕上がりのイメージギャップ
壁紙は実物のカットサンプルで選ぶのが一般的ですが、実際の仕上がりとイメージに差が出ることが多いので注意しましょう。
人間の目は「面積効果」で錯覚を起こすため、面積が大きくなると色の見え方が変化します。
また壁紙の凹凸によってできる影や光の反射も、実際に仕上がったときのイメージギャップの原因になります。
対策として、壁紙を選ぶときになるべく大きなカットサンプルを用意するのがおすすめです。
メーカーに依頼すれば、見本帳より大きなカットサンプルを取り寄せられることが多いです。
大きなカットサンプルで、照明など実際の状況を再現してイメージを確認してみてください。
■壁紙リノベーションの費用相場
壁紙リノベーションは使用する材料のグレードによって費用相場が変動します。
一般的な新築マンションなどで使われる量産壁紙は、1平方メートルあたり1,000~1,400円前後が費用相場です。
色柄や機能が豊富なワンランク上の壁紙は「1000番クロス」と呼ばれ、1平方メートルあたり200~400円程度高くなるケースが多いです。
ただし壁紙張り替えの見積もりは、材料・工賃の表示や計算方法が会社によって異なるため注意しましょう。
壁紙費用の詳細はこちらのコラムで解説しています。
〈関連コラム〉
■壁紙以外のリノベーション方法
マンションリノベーションで壁紙を選ぶ前に、他の仕上げ方法について知っておくのもおすすめです。
求める住まい像に合わせて、理想の仕上げ方法を選べるようにしておきましょう。
タイル
おしゃれなマンションリノベーションで見かけることも多いタイルは、高級感や耐久性に優れる壁仕上げ方法です。
最近はキッチンの壁面に樹脂パネルを張ることが多いですが、タイルを使うとグッとおしゃれに仕上がります。
リビングなど目立つお部屋の壁も、一部だけタイルに切り替えればおしゃれなアクセントになります♪
〈関連コラム〉
ウッドパネル
本物の木材を使ったウッドパネル仕上げも、マンションリノベーションで人気の選択肢。
自然素材ならではの質感は、マンションの室内にあたたかく優しい雰囲気を与えてくれます。
全面ウッドパネルでログハウスのような雰囲気も良いですが、一部だけ切り替えるアクセントウォールにするのもおすすめ。
〈関連コラム〉
■まとめ
壁紙張り替えはリノベーションの基本メニューであり、マイホームのイメージを大きく左右する部分です。
上手にコーディネートすれば、リーズナブルにおしゃれなマイホームをつくるのも難しくありません。
今回ご紹介した以外にもたくさんのリノベーション事例がありますので、こちらも壁紙コーディネートの参考にしてみてください。
私たちSHUKEN Reは、東京・神奈川・千葉の首都圏エリアのリノベーションをお手伝いする専門店です。
多くのリノベーションをお手伝いしてきた経験豊富なスタッフが、お客様のイメージをしっかり形にしてご提案します。
ご自宅・これから購入する中古マンションのリノベーションなど、どんなこともお気軽にご相談ください。