公開日:2021-10-02 更新日:2024-09-27
分譲団地のおしゃれなリフォーム事例からわかるポイントや注意点
「分譲団地リフォームで、おしゃれで機能的な家が安く手に入る」という情報がたくさんあります。
でも「古い団地は住み心地が悪いのでは?」と不安な人も多いのではないでしょうか。
分譲で売買されている団地は確かに古いのですが、実は日当たりが良い、住環境が良い(学校や公園が近いこと)などのメリットが数多くあります。
そこで今回は古い団地がおしゃれで機能的に生まれ変わった事例から、団地リフォームのポイントや注意点を紹介します。
目次
■分譲団地をリフォームするには
団地リフォームとは、団地の間取り、住宅設備などを、住みやすく改善することです。
現在分譲されている団地は、築年数の影響で周辺の不動産相場よりかなり安く購入できます。
リフォームに費用をかけてデザイン性と快適性を兼ね備えた理想の家づくりができるため、団地リフォームの人気が高まっています。
また団地は複数の建物が建っているエリア全体をさし、マンションは住居が集合した1つの建物をさします。団地とマンションは「似ているようで別のもの」と考えておきましょう。
団地はエリア全体の快適性を考慮して作られるため、一般的に以下のメリットがあります。
- ・建物同士の距離が十分にとられていて、日当たりが良い、風通しが良い
- ・エリア全体がキレイに整備、管理されている
- ・立地が良く、公共交通機関から近い物件が多い
- ・公園、病院などがエリア内に設置されている物件もある
- ・学校、スーパーなどから近い
- ・自治会の体制が整っているため災害時などに頼れる
一方で築40年以上の物件も多く、以下のようなデメリットも…。
- ・キッチン、お風呂などが狭い、設備が古いなどで使いにくい
- ・古い物件は窓の機能性が低いため、夏暑く、冬寒い
- ・生活音を遮るのが難しい
- ・エレベーターが無い建物もある
- ・自治会活動を負担に感じる人もいる
ただしデメリットの中には、リフォームで解消できる部分が多数あります。
メリット・デメリットをしっかり把握して、リフォームを前提に購入を検討するのがおすすめです。
■団地リフォーム事例
SHUKEN Reが手掛けた団地リフォームの事例を紹介します。
まずはお子様が3人になるのをきっかけに、住み慣れた団地内で広いお部屋に住み替えをした事例です。
キッチンをLDK全体が見渡せる位置に移動し、背面には大容量の収納を備え付けました。
シンクよりも高い位置まで腰壁を立ち上げたことで生活感が隠れ、キッチン全体がカフェのような雰囲気です。
細々としたキッチン用品は扉のある収納へ、お気に入りの雑貨やすぐに取り出したいものはオープン収納へ。
ご夫婦の「個室=寝る場所、勉強=ダイニングで」という潔い考え方により、オープン収納の棚が学習机になるよう造り付けてあります。
天井から吊るしたハンモックは、大人も子供も楽しめます。
お子様がいるご家庭は、モノが増えていくこと、家の使い方が変化することも含めてリフォームンのプランニングをするのがポイントです。
限られた空間であっても、アイディア次第で家族1人1人が落ち着いて暮らせる家づくりができます。
次に、スケルトンの物件へ必要な間取りを調度良く配置し、ワンちゃんと好きなものに囲まれる家を実現した事例です。
ワンちゃんが快適に動けるように、滑りにくい&汚れにくい足場板を床材として採用しました。
「キッチンから景色を見たい」という奥様の要望で一番最初にキッチンの位置が決まり、他の間取りも自然に配置されました。
【関連コラム】⇒古い団地もリノベーションでおしゃれに変身|おすすめ間取り事例
また「ガラス×アイアンのパーテーションを採用したい」というご希望もあり、テラスとLDKの仕切りとして採用しています。
同じデザインのものをSHUKEN Reがオリジナルで制作し、リビング入り口の引き戸として設置しました。
こちらの団地は築53年。
窓の断熱性能が低いため、すべての窓にインナーサッシを設置して寒さ対策をしています。
必要なもの、好きなもの、機能性のバランスがとれた、NYのアトリエのようにスマートな家が完成しました。
「必要なもの」、「好きなもの」、「これまで住んできた家で不便だったこと」を書き出すと、理想の暮らしがはっきりしてきます。
また市販の製品で理想が叶わないと感じたら、「造作する」という選択肢もあることを覚えておいて頂けると幸いです。
SHUKEN Reでは造作キッチン、造作家具などのオーダーメイドも可能なので、ぜひご相談下さい。
■団地リフォームで使える補助金、減税制度
団地リフォームをしたときに使える補助金や所得税の減税制度があり、費用負担をかなり抑えられる可能性があります。
【補助金、助成金などの制度】
国、各自治体がリフォーム時に使える可能性がある補助金制度を実施しています。
特に省エネ改修を対象とした補助金制度が多いので、該当の可能性がある場合には自治体に問い合わせてみて下さい。
【所得税の減税制度】
- ・住宅借入金等特別控除
- ・省エネ改修に関する特例措置
- ・長期優良住宅化リフォームに関する特例措置
- ・住宅耐震改修特別控除
- ・特定増改築等住宅借入金等特別控除
- ・住宅特定改修特別税額控除
- ・同居対応改修に関する特例措置
各制度には細かい決まりと申請期限があるため、不明点は積極的に問い合わせて手続きをするのがおすすめです。
■分譲団地の探し方、物件を決めるときの注意点
さまざまな不動産情報サイトに、分譲団地の売買情報が掲載されています。
インターネットで「団地 売買」と検索してみて下さい。
分譲団地の情報は意外と多いのですが、躯体の関係でリフォームの範囲が限られるケースもあります。
主に以下の点に注意して、物件を絞り込みましょう。
- ・広さ:現在のお住まいを基準として、どれくらいの広さを確保したいか
- ・住環境:駅からの距離や周辺環境はもちろん、エレベーターの有無や管理体制なども大切
- ・安全性、劣化の状態:プロに相談して意見を聞くと安心
分譲団地は築40年以上の物件も少なくないため、リフォームでどの程度まで快適性の改善が可能なのかを見極める必要があります。
できれば物件購入前の検討段階から、プロに相談して一緒にプランを進めて下さい。
SHUKEN Reでは物件探しを含めて家づくりをお手伝いできるので、「物件が見つからない」、「迷っている物件がある」という段階から、お気軽にご相談下さい。
■まとめ:団地ならではのメリットを活かして理想の家を手に入れる
団地には立地が良い、安いなどのメリットがある一方で、設備が古い等のデメリットもあります。
団地リフォームを検討するときは、ぜひ柔軟なアイディアで理想を実現できるかを見極めて下さい。
アイディアの参考になるのは、やはり施工事例です。
こちらのリフォーム事例から、好みの設備やデザインなどをピックアップしておくと、リフォームプランを組み立てる際に役立ちます。
団地リフォームで、今回紹介したような「おしゃれで快適な家」を手に入れることは可能です。
世界に1つだけの理想の家づくりをするなら、オーダーメイドにも対応できるSHUKEN Reへご相談下さい。
物件探し、間取り決めなど、どの段階からでも丁寧に希望を伺い、夢を叶えるパートナーとしてプランを提案いたします。
SHUKEN Reは、高いデザイン性と機能性を兼ね備えたリフォーム&リノベーションを完成させるプロです。
浦安本店、世田谷のリノベショップでは、専門知識を持つスタッフへ常時ご相談頂けます。
またご自宅から相談可能なオンライン個別相談会も開催しておりますので、「興味がある」とお気軽にお問い合わせ下さい。