公開日:2022-08-04 更新日:2024-07-04
マンションの収納リフォーム実例集|リビング・キッチン・玄関・トイレ収納をリノベで増やすアイデア
マンションリフォーム・リノベーションの際によくお伺いする「居住スペースを減らしたくないけど、収納スペースは増やしたい」というご要望。
暮らしやすさを向上するリノベーションでは、収納のリフォームは欠かせない要素です。
今回は、デッドスペースやクローゼット、壁面収納、造作家具などをフル活用したマンションの収納リフォーム実例をたくさんご紹介します。
リビング、キッチン、玄関、洗面所、トイレ、廊下など収納不足になりがちな場所別にリノベーション実例をご紹介しますので、ぜひ参考にして下さいね♪
・マンションで収納リフォームを成功させるためのポイントが分かります。
・リビング・キッチン・洗面所・玄関・廊下・寝室など、場所別に収納を増やしたり使いやすくしたリノベーション実例が見られます。
■リノベするなら収納もリフォームしよう
リノベーションは、今までの不便を解消し、もっと幸せな暮らしを作るためのものです。
リノベーションで間取りを考えるときは、リビング、キッチン、洗面所、トイレなど、あらゆる場所の収納が今のままで良いのか?量は足りているか?場所は適切か?を忘れずにチェックしましょう。
■収納リフォームを成功させるポイント
①適切な収納量を見極める
事例を見る:Case131「Living with Cats」
・収納率を考える
収納率は、住宅の床面積に対して、押し入れやクローゼット、パントリー、納戸など収納の面積の割合を表す数値です。
システムキッチンやユニット洗面化粧台の収納は除外します。
一般的に、戸建て住宅なら12〜15%、マンションなら8%以上が理想的な収納率と言われています。
まずは、この割合を目安にして、今の間取りのおおよその収納率を計算してみましょう。
今の間取りの収納率が理想よりも低いようなら、収納を増やすリフォームを検討してみましょう。
また、理想的な収納量があるのに、物があふれている場合は、持ち物を整理・処分するなど量を見直すと同時に、収納の場所・形を見直す必要があります。
また、収納率は高ければ高いほど良いというわけではありません。
使う場所から遠かったり、内部が収納しにくいつくりになっていたりすると逆に不便になってしまいます。
生活動線や掃除の動線に合わせて、次のようなポイントで収納を見直してみましょう。
<使いやすい収納のポイント>
- ・出し入れがしやすい
- ・収納場所と使う場所の距離が近い
- ・収納方法が収納するものに合っている(引き出しにしまう、床に置く、立てかける、ハンガー・フックにかけるなど)
②デッドスペースを活用する
収納を増やしたいけど、お部屋が狭くなってしまうのは嫌、という人は、デッドスペースを上手に活用した収納を作るのがおすすめです。
<デッドスペース収納の例>
- ・階段下
- ・ベンチの中(家具兼収納)
- ・隙間収納
造作家具が得意なリノベーション会社なら、スペースや隙間にピッタリサイズの棚や引き出しなど、デッドスペースを最大限活用した収納を作れますよ。
③小上がりやロフト・スキップフロアを活用する
一戸建てでは、季節物や長期保存がきく物を小屋裏や床下で収納することもありますよね。
マンションでは、屋根裏収納や床下収納は作れませんが、代わりに小上がりやロフト、スキップフロアを活用して収納スペースを増やすのも一つのアイデアです。
空間を縦に分割することで、収納以外にも、ワークスペースやキッズルームなど、様々な用途に使えるスペースが生まれますよ。
④一括収納か場所別収納か?
事例を見る:Case131「Living with Cats」
最近は、ファミリークローゼットのように、1つの大きな収納を作って各部屋のクローゼットを省略する「一括収納」間取りも人気があります。
ただし、ファミリークローゼットがそもそも家族の生活スタイルに合わなかったり、中途半端な大きさで作ってしまうと使いづらくなってしまうこともあります。
一人ひとりのライフスタイルに合わせて、自分たちは一括収納が良いのか、個別収納が良いのかをしっかり検討した上で収納計画を立てることが成功のポイントです。
⑤造作収納やニッチでスムーズな動線を
リノベーションで収納を増やすときは、造作収納やニッチなどを取り入れて、動線に家具を置かないようにするのがおすすめです。
室内に凹凸をなるべく作らないことを意識すると、収納を増やしてもお部屋が狭く見えたり圧迫感を感じたりするのを防げます。
■【お部屋別】マンションの収納リフォーム実例
次に、リビング、キッチン、玄関、洗面所など、お部屋別にリノベーションで収納を増やしたり使いやすくリフォームした実例をご紹介します!
・リビング
Before
After
ごく一般的なマンションの間取りを、部屋数を減らしてLDKを広くし、さらにリビング収納を充実させたリノベーション実例です。
ダイニングの壁際にある白い収納。こちらはイケアの既製品のキャビネットに、大工さんが天板を設置して造作風に仕上げました。
天板は壁の幅にピッタリサイズで、キャビネットの上を無駄なく使えます。
キャビネットと壁の隙間はコンセントを設置してコードを通せるなど、細かい部分までアイデアが光ります。
こちらは、リビングの窓を中心にベンチとディスプレイ収納ができる造作収納です。
ベンチではお子さまがおもちゃで遊んだり、家族みんなで窓辺でくつろいだりと、思い思いの使い方ができます。
キッチン脇の通路には、天井まである扉付き収納を新しく造作しました。
キッチンとリビング、両方からのアクセスが良いので、パントリーとしてストック品や調理器具を収納したり、掃除機や資源ゴミの分別スペースにしたりと便利に使えます。
あらかじめ、ゴミ箱やコードレス掃除機の高さに合わせて棚板を設置したのがポイントです。
事例を見る:Case131「Living with Cats」
こちらは、先ほどとは別のおうちですが、リビングの壁に大きなニッチをつけてオープン棚を作っています。
背の高い本棚をリビングに置くと圧迫感が出やすいのですが、ニッチにして部屋内に飛び出ないようにすることで、空間を広く使えます。
棚の後ろを壁面と同じ白にしたのも、壁との一体感を出してスッキリと見せるポイントです。
おしゃれなリビング収納のリノベーション実例は、過去のコラムでもご紹介していますので、合わせてチェックしてみてください♪
・キッチン
独立していたキッチンを大胆な水回りの移動でLDKの中心に配置したリノベーション実例です。
Before
After
キッチンからリビングとダイニングの両方を見られるのがとても便利で、キッチンにいる時間が長い人は真似したくなる間取りではないでしょうか?
キッチンはこれまでのⅠ型からL型に変更し、アイランドカウンターを設置。
すべてを造作で仕上げた完全オーダーメイドのこだわりキッチンです。
L型キッチンでデッドスペースができやすいコーナー部分は、キャスター付きのワゴン収納を3つも設置。
奥のモノも取り出しやすい大容量の収納になりました。
アイランドカウンター側には、電子レンジや炊飯器の収納スペースを設けました。
リビングからは家電類が見えないのでとてもスッキリ。大理石調のワークトップが映えるおしゃれなキッチンを保っています。
さらに、ダイニング側には、ベンチ収納まであります!
ダイニングチェアを兼ねているので省スペースで、お子さまがキッチンをのぞく時にもちょうど良い踏み台になります。
ふたを閉めると収納とは分からないデザインも魅力。造作だからできたインテリア性と実用性を兼ねたキッチン収納リフォームでした!
こちらのおうちでは、キッチンにわずかにできたスペースを、小さなパントリー兼ゴミ箱置き場として活用。ダイニング側から見えないのもいいですよね。
おしゃれなキッチン収納のリノベーション実例は、過去のコラムでもご紹介していますので、合わせてチェックしてみてください♪
・玄関
お次は、玄関回りの収納を大充実させたリノベーション実例をご紹介します。
Before
After
リノベ前の間取り図では、玄関の右側は個室でしたが、リノベーションでドアをなくして玄関ホールとひと続きの収納スペース(ストレージ)をつくりました。
シューズラックのある壁の裏側が大容量のストレージに。玄関からは見えないつくりになっているのもポイント。
ストレージを中から見た写真です。アウトドアな趣味関係に特化した収納スペースを作りたかったそうで、スノーボードやウェア類、ゴルフバッグなどを全てまとめてこのストレージに収納できたので、準備も後片付けも格段にラクになったそうです♪
お次は、在宅勤務をきっかけに、自分の好みを100%反映した住まいにしよう!と中古物件の購入+リノベーションを選択されたシングル女性の玄関収納リノベ実例をご紹介します。
Before
After
こちらの玄関収納のポイントは、バス・トイレをL字型に移動して、空いたスペースにシューズクロークを作ったことです。
約1畳の小さめのシューズクロークですが、棚板をL字に配置して左手に靴を、正面にはリュックや小さめのスーツケースなどを収納。
室内に置きづらいキャスターつきのスーツケースもばっちり収納。左側は壁一面を有孔ボード仕上げに。キャップやエコバッグなどの収納に便利です!
おしゃれな玄関収納のリノベーション実例は、過去のコラムでもご紹介していますので、合わせてチェックしてみてください♪
・廊下・ホール
「通り抜ける」という場所の役割を活かして、いろんな場所からアクセスできる収納を作れるのが廊下やホールです。実際の実例をご紹介しますのでぜひ参考にしてくださいね♪
こちらのおうちでは、玄関からリビングへ続く廊下の壁面に本棚を造作しました。
玄関に近いほうは、すぐ目に入る場所なのでと、奥さまが市販のケースを活用してきれいに整頓されています。まだ余裕のあるこの本棚を、マンガで埋め尽くすのが今後の楽しみだとか。
天井から床まで、無駄なく使える造作のオープン棚は、マンガ好き、音楽好きの人におすすめです!お気に入りのコレクションといつも一緒の豊かな時間を過ごせそうですね♪
おしゃれな廊下収納のリノベーション実例は、過去のコラムでもご紹介していますので、合わせてチェックしてみてください♪
・洗面所・ランドリールーム
洗面所は収納が不足しやすい場所です。収納リフォームのポイントは「使う場所に」「適した量の」収納をつくること。
こちらのおうちでは、洗濯機と浴室の間に、タオルやインナー類をしまっておけるオープン棚を設けました。
反対の洗面台側の、給湯器の扉があるスペースは、衣類の一時保管スペースや「ルンバ」の充電ステーションとして活用ししました。
マンションならではの構造も見逃さずに収納スペースにしてしまうアイデアに脱帽です!
おしゃれな洗面所・脱衣所の収納リノベーション実例は、過去のコラムでもご紹介していますので、合わせてチェックしてみてください♪
・トイレ
トイレ内に洗面ボウルとカウンター下収納を設置したリノベーション事例です。
トイレに大きめのキャビネットを入れたい場合は、こちらの事例のように造作で壁に埋め込む形が空間を圧迫しないのでおすすめです♪
・寝室
寝室の収納といえばウォークインクローゼットを思い浮かべる人も多いと思いますが、今回はちょっと変わった寝室の収納アイデアをご紹介します。
こちらのベッドは、下部が収納になっているオリジナルの造作家具です。
中を開けると、季節外のものやスーツケース、布団、家電類まで、何でもたっぷり収納できます。
造作が得意なSHUKEN Reだからこそ実現できた省スペース・大容量の収納リフォームです。
寝室のウォークインクローゼットなどの収納リノベーション実例は、過去のコラムでもご紹介していますので、合わせてチェックしてみてください♪
■まとめ
今回は、マンションで不足しがちな収納を、リノベーションで使いやすく変身させた事例をご紹介しました。
収納リフォームを考えるときは、リビング・キッチン・寝室など、それぞれの場所に必要な収納量はどれくらいか、どんな収納方法が良いのか?などを現在のモノの量・種類と照らし合わせて検討していくことがポイントになります。
とはいえ、自分たちだけでは持ち物を把握することは難しいかもしれません。
そんなときは、SHUKEN Reのプランナーにお任せください!現在の持ち物をリスト化して明確にし、適切な収納をご提案いたします。
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