公開日:2022-02-27 更新日:2024-07-04
家事動線×収納間取りにいいランドリールームの作り方|リノベで叶える家事楽設計【東京・千葉】
浴室・脱衣所・洗面所まわりに設計する広くて機能的なランドリールーム。
洗濯家事の工程を効率化する、新築でもとても人気な「家事楽」間取りの1つで、干す・畳む・片付けるまでの動線が集約された便利な設計です。
今回は、そんな家事の中でも意外と手間や時間、労力のかかる「洗濯家事」のお悩みを解消するランドリールームの使い勝手や人気の理由をご紹介いたします。
真似したくなる家事楽・時短ポイントや効率的な家事シェアアイデアなど、実例と合わせてご覧いただけますので、ぜひ快適な家事動線づくりの参考にしてみてくださいね♪
・ランドリールームの使い勝手や人気の理由を知ることができます。
・家事動線と収納効率がいい洗濯間取りの実例を見ることができます。
・ランドリールームをつくる上で必要な設備や快適な空間に仕上げるコツが得られます。
■ランドリールーム×収納のある家事楽間取り
毎日行う洗濯家事の内訳は、大きく工程を分けた「干す・畳む・片付ける」以外にもアイロンがけや外れたボタンの縫い付けなど、洗濯が完結するまでの工程に多くの時間や労力を費やします。
洗濯物の量が多くて1日に数回洗濯機を回す必要のある子育て家庭や夜間・雨天時でも気にせず洗濯しておきたい共働き家庭にとって、洗濯家事の負担を減らしてくれるランドリールームのような間取りプランは、暮らしにゆとりを与えてくれる重要なアイデアです。
それでは、早速ランドリールームが人気の理由やスタイリッシュな収納アイデアについて、ご紹介していきましょう。
・ランドリールームが人気の理由
ちょうど新築やリノベーションを考える共働き・子育て世帯の多くは「家事に時間をかけられない」「ひとりで家事をこなすのは大変」なので、なるべく最短移動・最短時間で洗濯家事が完結する間取り動線に注目しています。
出勤・帰宅時間の都合に合わせた夜間の洗濯や天候に左右されない室内干しを希望される場合にも便利な設計で、花粉やアレルギー、大気汚染などの外気リスクから洗濯物を守る目的でランドリールームを設けるご家庭も多くあります。
・使い勝手のいい収納スタイルとは?
洗濯家事の効率を高めるランドリールームを設ける場合、その空間の機能性だけでなくデザイン性にも配慮して、家事が自然と進む楽しいスタイルに仕上げたいものです。
家事が楽しくなるポイントとして「作業スペース」と「収納スペース」を快適な環境にしておくことが挙げられます。
ストレスのない家事作業を行うには、動作に適した広さと作業台などがあると便利ですし、出来上がった洗濯物が「スムーズに片付けられる」・「見やすく取り出しが簡単」な収納があると助かります。
■【実例】家事動線×収納がいいランドリールーム
それでは、効率的な洗濯家事動線と快適な収納スタイルを叶えた、便利でおしゃれなランドリールームのある家事楽実例を見ていきましょう。
・リゾートライクな洗面所の空き時間を活用
間取りに無駄のない設計を大切にした、洗面スペース兼ランドリールームの実例です。
広くて使い勝手のいい洗面カウンターのある広い空間で、ご家族が朝の支度を終えた後の時間帯を使って、開放的な気分で洗濯家事を進めることができます。
洗面カウンターを使って、立ったまま洗濯物を畳んだり、アイロンをかけたりするのも便利です。
収納スペースにもこだわって、洗濯物干し兼用収納ポールのあるミニファミリークローゼットを作りました。
入浴・お風呂上りに便利なタオルやご家族の衣類を収納できるスマートな空間で、来客時にはカーテンでしっかり収納を隠せる、抜かりない設計です。
・サンルームやバルコニーにつながる間取り
晴れた日には、ランドリールームに隣接するサンルームやバルコニーで洗濯物が干せる間取り実例です。
サンルームやバルコニーとつながる間取りは、洗濯物が多い日や大きな洗濯物がある時にとても助かります。
日当たりも風通しもいい2階フロアに配置したランドリールームで、バルコニーへの最短動線も嬉しい間取りです。
・水回りの回遊性が時短につながる
洗面・脱衣所兼ランドリールームの間取り実例です。
キッチン奥の引き戸を開ければ、洗面・脱衣所兼ランドリールームとつながる、家事機能の高い動線設計です。
キッチンを中心に、洗面脱衣所兼ランドリールーム・トイレ・リビングダイニングをぐるりと回り込める回遊性の高い間取りに仕上げました。
1周すれば、全ての部屋・空間を経由できる、つながりのいい暮らしが実現しました。
■家事動線がいい間取り4ポイント
事例を見る:Case54「アンティーク×都会的MIXインテリア」
家事動線がいい間取りをつくるための大切なポイントを4つまとめてみましょう。
・水回りを近づける
基本的な家事を構成する水回り間取りをできるだけ近くに配置することで、無駄のない短い動線が設計しやすくなります。
・回遊性・ウォークスルースタイルにする
行き止まりのないスムーズな家事動線を確保するために、家事をしながら自然と次の作業へ移れる回遊性のある間取りやウォークスルータイプの収納設計などがおすすめです。
・家事と収納をセットで考える
快適で機能的な家事動線をつくるには、家事に必要な道具が必要な場所に収納してあることが大切です。
・生活・家事動線の最終確認
先に紹介した3つのポイントを参考に間取りをつくったら、最後にご家族の生活動線や毎日の家事動線を書き込んでみましょう。
ご家族みんなの動きを追って、混雑して滞りそうな空間がないか、行き来が多く動線がぶつかりそうな通路はないか、また「ここに収納があれば助かる」など、ライフスタイルに沿った間取りの最終確認を行いましょう。
■ランドリールームに必要な設備とは?
事例を見る:Case78「COLORFUL×STYLISH」
最後に、ランドリールームならではの、気になる湿気対策や乾燥効率、収納デザインについて解説しましょう。
・【湿気対策】除湿乾燥機
自然の光や風のない室内干しでは、換気扇と除湿乾燥機を使った洗濯乾燥設備が必要になります。
ランドリールームの湿度調整が悪いと生乾き臭やカビの発生にもつながるので、乾燥機能や乾燥時間にも注意して、設備の組み合わせを選ぶようにしましょう。
・【乾燥効率】物干しユニット
室内干しの時間が短くて済む除湿乾燥機の導入や、換気扇と除湿器のような組み合わせ設備を採用すると同時に、乾燥効率のいい干し方が叶う物干しユニットの種類や本数、配置をよく検討しましょう。
・【収納スペース】壁面収納棚
限られた間取りの中で、独立したランドリールームをつくるのはなかなか難しいので、多くの場合洗面・脱衣所と兼用するスタイルでつくられます。
そのため、ランドリースペース脇に収納をつくるなら、床面積や空間を圧迫しない「壁面ニッチスタイルの収納棚」がおすすめです。
壁一面を使った収納デザインなら、収納量や「片付け・取り出し」の使い勝手も満足な収納スペースが確保できそうです。
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■まとめ:リノベで効率的に時短・家事楽間取りを手に入れる
共働き・子育て家庭に限らず人気のおしゃれなランドリールームのある家事楽間取り。
快適でありながら、時短・家事シェアまで叶える洗濯家事集約システムで、暮らしにもっとゆとりや楽しみを加えてみませんか。
ぜひ、たくさんの間取り実例や収納デザインを参考にして、理想のリノベライフを実現させてください♪
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