サウナ併設オフィスが増えている理由｜サウナ設置方法や費用相場も解説

 

近年、サウナのリフレッシュ・疲労回復効果などが注目され、オフィスに導入する企業が増えてきています。

 

サウナの本場フィンランドでは昔からビジネスとの関りが深く、社内コミュニケーションの促進や企業イメージアップなど意外なメリットも。

 

今回は、オフィスにサウナを導入するメリットや、具体的な設置方法、費用相場などを詳しく解説します。

 

水風呂の確保や建物側の管理規約など、サウナ設置で課題となるポイントもご紹介します。

 

 

 

■サウナブームがオフィスにも到来！？

 

 

一昔前までは「おじさんのもの」というイメージが強かったサウナですが、大きなブームの到来で老若男女問わず楽しむ時代になりました。

 

さらに最近は、サウナを導入するオフィスが増えており、仕事のリフレッシュやコミュニケーションの場などに活用される事例も。

 

大手企業をはじめ、サウナ併設のシェアオフィスなども登場しており、ビジネスシーンにおけるサウナの存在感が増してきています。

 

さらに、サウナを福利厚生の一環として考え、「サウナ補助制度」を導入する企業も。

 

参照： RELEASE｜福利厚生に「サウナ補助制度」を導入

 

 

■オフィスにサウナを設置するメリット

 

 

サウナのあるオフィスで働くことで、さまざまなメリットが生まれます。

 

 

気持ちの切り替えになる

 

短い時間でたっぷり汗をかいてリフレッシュできるサウナは、仕事の合間に気持ちを切り替える手段にぴったり。

 

オフィス内にサウナがあれば、仕事が行き詰ったときやアイデアが出ないとき、気持ちを切り替えて効率よく仕事を進められます。

 

散歩やスポーツなどでも気持ちの切り替えは可能ですが、仕事中に時間をとるのはなかなか難しいですよね。

 

サウナなら1セット10～15分もあれば汗をかいて十分リフレッシュできるので、仕事中でも活用しやすいでしょう。

 

 

社員同士のコミュニケーションを促進する

 

オフィスにサウナを設置することで、社内のコミュニケーション促進につながるのも意外なメリットの1つ。

 

サウナ内ではパソコンやスマートフォンが使えませんので、自然と会話が生まれます。

 

たっぷり汗をかいてリフレッシュした後のととのいタイムも、社員同士の交流や意見交換の活性化効果が期待できます。

 

 

出社や仕事のモチベーション向上

 

オフィスのサウナが出社の楽しみや仕事のごほうびになり、働く人のモチベーションアップ効果も期待できます。

 

サウナは疲労回復や美容効果なども注目されており、男女問わずオフィスに行く楽しみの1つになる可能性があります。

 

福利厚生の一環として打ち出すことで、サウナ好きの優秀な人材獲得にもつながるかもしれません。

 

 

社員のQOL・エンゲージメントの向上

 

サウナを設置することで、社員のQOL（クオリティ・オブ・ライフ）やエンゲージメント向上効果も期待できます。

 

サウナでリフレッシュして効率よく仕事を進められれば、残業を減らして家族とのコミュニケーションや趣味の時間を増やせるでしょう。

 

また、社員に対する福利厚生に取り組む姿勢を見せることでエンゲージメントが高まり、生産性アップにもつながります。

 

 

会社のイメージアップにつながる

 

前述したようにオフィスサウナは福利厚生の一環としても注目を集めており、導入することで会社のイメージアップにもつながります。

 

サウナによって働きやすい環境を整えることで、エンドユーザーにも、取引先にも良い印象を与えることができます。

 

サウナの本場フィンランドでは、商談の前後に汗を流して交流する文化もあるのだとか。

 

オフィスのサウナに取引先を招待して交流を深めるなど、ビジネスにも良い効果があるかもしれません。

 

 

■オフィスにサウナを設置する方法と費用相場

 

実際にオフィスにサウナを設置する方法はいくつか考えられます。

 

それぞれ特徴や費用相場が異なるので、オフィスの状況に合わせて適切な設置方法を選びましょう。

 

 

ベランダにテントサウナ設置

 

 

省スペースで簡単に設置できるテントサウナは、かなり導入のハードルが低い方法です。

 

ベランダにある程度のスペースがあれば、テントやストーブを組み立てるだけで簡単に設置できます。

 

本格的な製品でも、テントとストーブで30万円前後が相場で、設置工事も不要なのでそれ以外の費用はかかりません。

 

ただし、テントサウナは使うたびに設置と片付けをしないといけないのがデメリット。

 

また、テナントビルに入居しているオフィスでは、管理規約でベランダの使い方が制限されているケースもあります。

 

テントは耐久性も低いため、お試し導入でサウナの効果を確認してみる場合に向いているでしょう。

 

 

屋上にバレルサウナ設置

 

 

屋上を使えるオフィスの場合、木製のバレルサウナを設置する方法もあります。

 

バレルサウナはスペースさえあれば設置可能で、特別な工事が不要なため意外と設置ハードルは低め。

 

本体価格も100万円前後の製品が多く、比較的リーズナブルな点も魅力的です。

 

木製のバレルサウナは室内のクオリティが高く、ストーブの選択肢も広いため本格的なととのい空間をつくれるのもうれしいポイント。

 

ただし、テナントビルの場合管理規約が影響する点と、建物の耐荷重が課題になるケースもあるので注意が必要です。

 

屋上に広めのスペースがあり、管理規約や耐荷重をクリアできれば、検討する価値が大きい設置方法ですね。

 

 

オフィス内にボックスサウナを設置

 

 

オフィス内にスペースの余裕があれば、既製品のボックスサウナを設置する方法もあります。

 

ボックスサウナは電源さえあれば設置可能で、製品だけ注文すれば比較的簡単に組み立てられます。

 

製品価格も数十万円～百万円前後から選べるため、導入しやすいのも魅力的。

 

ただし、価格が安いボックスサウナは、遠赤外線ヒータータイプで店舗のように室温が上がらないものもあるので注意が必要です。

 

また、四方を壁に囲まれているため圧迫感が大きく、意外とリラックスできず飽きてしまうという意見も。

 

 

リノベーションでサウナを設置

 

 

クオリティの高いオフィスサウナをつくるなら、レイアウト変更を含めたリノベーションで設置するのも1つの手です。

 

リノベーションなら既存オフィスのレイアウトを最適化しつつ、サウナのためのスペースも無理なく生み出すことができます。

 

また、既製品より開放感やクオリティを高めて、オリジナリティと魅力にあふれるサウナをつくれるのもリノベーションのメリットです。

 

オフィスリノベーションの費用相場は、1坪あたり10～30万円が相場と言われています。

 

オフィスに設置できるサウナ製品は、広さやクオリティによりますが200万円～が相場になるでしょう。

 

 

■オフィスのサウナ導入で考えるべきポイント

 

実際にオフィスへのサウナ導入を検討するときは、次のような課題・注意点について考えてみましょう。

 

 

サウナ室の広さと設置サイズ

 

 

開放感や利用人数と設置サイズのバランスは、オフィスサウナ設置でしっかり考えるべきポイントです。

 

1人用のコンパクトなサウナでも効果は期待できますが、せっかくオフィスに置くなら少なくとも2人用以上の広さが欲しいですよね。

 

しかし、サウナ室が広くなれば当然設置スペースも増大するため、オフィスへの導入難易度は高くなります。

 

サウナ室のクオリティや利用状況、オフィスの面積や動線を踏まえて、最適な広さを考えてみてください。

 

 

水風呂の確保

 

サウナで汗をかいた後の水風呂の確保も、大きな課題の1つとなります。

 

浴槽の場所を確保できても、水温が上昇する夏場は水道水だと十分に楽しめない可能性があります。

 

店舗サウナと同じように楽しむなら、チラー（冷却水循環装置）で一定の水温をキープする必要があるのです。

 

特に、設置型のサウナをオフィスに導入する場合は、水風呂の設置場所やクオリティまで考えましょう。

 

 

サウナストーブの種類と機能性

 

 

サウナのクオリティは、ストーブの種類や機能によって大きく左右されます。

 

サウナストーブには、大きく分けて薪・ガス・電気の３種類があります。

 

それぞれ運用方法のハードルが異なるため、サウナの設置場所に合わせて選びましょう。

 

 

信頼性とメンテナンス性

 

サウナ室やストーブを比較するときは、信頼性やメンテナンス性にも注目してみましょう。

 

価格の安いサウナ製品は、木の品質やストーブの信頼性が低く、故障リスクが高くなります。

 

サウナは長いスパンで使う設備ですから、故障や修理を繰り返すとかえって高くついてしまう可能性も。

 

長く使うことを考えると、日本の気温や湿度に適した国産材、国内代理店がある正規品のストーブを選ぶのがおすすめです。

 

 

社員の意見

 

実際にオフィスで働く社員の意見を採り入れることも、サウナ導入の重要なポイントです。

 

例えば、仕事のどんなシーンでサウナを使いたいのか、普段どんな入り方をするのかなどの意見は、サウナづくりのヒントになります。

 

サウナが苦手、または入ったことがない社員が居るなら、初心者でも入りやすいフィンランド式のサウナを体験してみるなどの取り組みも必要です。

 

社員全員で使うことを想定し、理想のサウナをみんなで考えてみましょう。

 

 

■オフィスにピッタリなプライベートサウナを紹介

 

 

最後に、リノベーションでオフィスに設置できるプライベートサウナをご紹介します。

 

 

秀建グループが開発したSAUNAGE（サウナージュ）は、一般的な製品と一線を画すデザイン・機能性にこだわったサウナです。

 

 

開放感たっぷりのガラス製ブース、1人用・2人用を選択できるひろびろとしたベンチなど、オフィスサウナにぴったり。

 

住宅・オフィス改修の専門店SHUKEN Reが、オフィスへの導入はもちろん、レイアウトや水風呂の確保まで含めてトータルコーディネートも可能です。

 

サウナージュのデザインや雰囲気を確認できるショールームでは、レイアウトや費用についてもご相談いただけますので、ぜひお気軽にお声掛けください。

 

SAUNAGEショールームの詳細はこちら

• 東京都渋谷区恵比寿西1-5-1
• TEL：03-5784-1351
• 営業時間：9:00～18:00　定休日：火・水・祝日
• ※完全予約制

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