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コラム

中古物件を内覧する際の注意点は?|チェックポイントからコツ・マナーまで徹底解説

公開日:2022/03/18  更新日:2022/04/01

家探しの最終段階として欠かせないのが「内覧」ですが、新築住宅のモデルハウスとは違い、中古住宅では現オーナー様が生活している状態のことも少なくありません。ですから、何度も内覧に訪れることは残念ながらできません。

 

そこで、今回は中古住宅を内覧する際の注意点やチェックポイント、気をつけなくてはいけないマナーについて解説します。中古住宅の購入を検討中の方は、是非参考にしてください。

 

このコラムのポイント

・内覧時には、売主の心象を損なわないためのマナーを守らなくてはいけない。

・事前にチェックリストをまとめてから内覧に挑めば、確認漏れを防げる。

・内覧時には、家だけではなく周辺環境もしっかりチェックするべき。

 

物件選びを失敗しないためには“内覧”が重要

中古物件の内覧は、不動産会社や現オーナーとスケジュールを調整しなくてはいけないため、忙しい方にとっては少々手間のかかる作業かもしれません。

 

しかし、内覧せずに購入を決断して、後悔してしまう方も…。では、どうして内覧をしなくてはいけないのでしょうか?

 

まず、一般の方が間取り図を見て受ける直感と、実際の空間で感じる直感は大きく異なります。例えば、日当たりの違いによる雰囲気や広さ感覚は、現地を見てみないと実感できません。また、実際に現地に行くまでのアクセスや周辺環境を事前に確認できるのも、内覧の大きなメリットです。

 

そして何よりも、実際に家に入ることで、「この部屋は寝室にしよう」「ここにあの家具を置こう」など、そこでの生活をイメージしやすくなり、購買意欲が高まります。

 

逆に、内覧せずに購入を決断してしまうと「全然思っていたイメージと違う」というトラブルは避けられません。ですから、投資目的で実際にそこでは住まないケースを除いて、購入を決断する前には必ず「内覧」することをおすすめします。


中古物件の内覧にコツやマナーはある?

新築住宅の場合は、誰も住んでいないモデルルームやモデルハウスを内覧しますが、中古住宅については、既にそこで生活している人がいて、内覧時にも日常生活を送られているケースは多いです。

 

ですから、「その人の生活にお邪魔させてもらう」という謙虚な気持ちを忘れてはいけません。つい、買主だから“上の立場”と勘違いしてしまう方もいらっしゃいますが、それではうまく成約につながらないでしょう。

 

そこで、ここでは買主として内覧する際のマナーや抑えておくべきコツを紹介します。これらのポイントはあくまでほんの一例です。

 

大切なのは、「貴重な時間を割いてもらう、プライベートな空間を見せてもらう」という気持ちを忘れないことです。先ほどもお話ししましたが、内覧する場合も買主だから優勢という訳では決してありません。むしろ、競争率の高い物件については内覧時の印象によって、売主が買主を選ぶというケースもあります。

 

希望の物件を気持ちよく購入するためには、内覧時のマナーには十分気をつけましょう。


その① 住民の方に立ち会ってもらう

まず、出来るだけ今そこに住んでいる方に立ち会ってもらいましょう。あとからキズや汚れがついたと指摘を受けないためです。また、住民目線で意外な情報を聞けることもあります。ただし、余計な会話はマナー違反になるため、質問する際には必ず不動産会社の許可を得るようにしましょう。

その② 決定権のある複数人で行く

「内覧は少人数で」というのは最低マナーですが、かといって一人ずつ何度も内覧することはできません。ですから、ある程度意思決定できる2〜3人で行くようにしましょう。ただし、その際はお子さんを連れて行くことはNGです。

その③ 感想や評価を話す場所に気をつける

内覧をすると、つい物件の評価や感想を話したくなってしまいますが、その際は必ず物件から離れた場所やご自宅に戻ってから話すようにしましょう。「どこで誰が聞いているか分からない」という心持ちは大切です。

 

また、いくら話す場所に気をつけても、SNSなどで拡散してはいけません。営業妨害や名誉毀損、プライバシーの侵害などの法的トラブルに発展する可能性があります。

その④ 手土産は不要

内覧の際に、売主への心象を良くするために手土産を用意する方もいますが、これは基本的には不要です。むしろ、手土産を持ってこられると「お茶を出さなきゃ」などと煩わしさを感じるオーナー様が大多数です。

その⑤ 写真撮影・トイレの使用は確認を取ってから

いざ、物件内部を見学する際には、勝手に部屋に入ったり写真を撮ることは避けましょう。また、基本的にはトイレを借りてはいけません。重要なのは、住んでいる人の生活を乱さないということです。その点に気をつけて、都度不動産会社を通して、謙虚に見学しましょう。

その⑥ 大声で話さない

内覧で気持ちが盛り上がると、つい声が大きくなってしまう方もいるかもしれません。しかし、それにも注意が必要です。集合住宅の場合は、騒音トラブルになる可能性もありますし、売主によっては自宅を売り出していることを周囲に知られたくない場合もあるためです。


ここだけは抑えたい!チェックリスト(戸建て・集合住宅・周辺環境)

内覧は売買契約を結ぶ前に内部を見られる絶好のチャンスですが、ポイントを抑えないと結局確認したかったことをしっかり抑えられません。そこで、戸建て住宅・集合住宅・周辺環境をチェックする際のポイントを紹介します。

 

これから紹介するチェックポイントはあくまで一例ですので、内覧に行く際は、下記リストだけではなく、その他にも確認しておくべきことがないかを、事前にまとめておきましょう。

戸建て住宅

〈チェックポイント〉  
部屋の間取り・広さ 生活動線がライフスタイルに合っているか
危険な段差はないか
部屋の広さは十分か
内装 壁・床・天井の仕上げ
収納量 十分な収納量はあるか
収納しやすいか(収納できるものが限定されていないか)
現時点での荷物が収まるかどうか
日当たり・風通し 必要な場所に日が当たるか
窓を開けた時の風通しはあるか
設備機器 適材適所に換気設備が整っているか
故障や不具合はないか
高さや大きさなどが使いやすいか
コンセントの位置・数量は適切か
外部空間 雨漏りはないか
洗濯物をベランダなどに干せるかどうか、排水は十分か
玄関アプローチに危険な段差はないか
駐車・駐輪スペースは十分かどうか
車が出し入れしやすいか
人が隠れられる場所など防犯面で心配な箇所がないか
その他 住民が喫煙者の場合、汚れや臭いがついていないか
ペットがいる場合、汚れ・キズや臭いがついていないか

 

マンションなどの集合住宅

〈チェックポイント〉  
部屋の間取り・広さ 生活動線がライフスタイルに合っているか
危険な段差はないか
部屋の広さは十分か
内装 壁・床・天井の仕上げ
収納量 十分な収納量はあるか
収納しやすいか(収納できるものが限定されていないか)
現時点での荷物が収まるかどうか
日当たり・風通し 必要な場所に日が当たるか
窓を開けた時の風通しはあるか
設備機器 適材適所に換気設備が整っているか
故障や不具合はないか
高さや大きさなどが使いやすいか
コンセントの位置・数量は適切か
電気容量(アンペア)の上限がないか
インターネット回線に選択肢があるか
その他 雨漏りはないか
洗濯物をベランダに干せるかどうか、排水は十分か
マンション規約に特別な項目はないか
駐車・駐輪スペースは十分かどうか
ゴミ置場などの状態は適切かどうか
上下左右の部屋とトラブルはないか
住民が喫煙者の場合、汚れや臭いがついていないか
ペットがいる場合、汚れ・キズや臭いがついていないか

 

周辺環境

〈チェックポイント〉  
生活の利便性 最寄駅や最寄バス停からのアクセスはいいか
買い物エリアはどのあたりか
最寄の学校・幼稚園・保育園はどこか
最寄の病院はどこか
最寄の公園はどこか
近隣環境 近所トラブルはないか
前面道路の交通量は多くないか、危険性はないか
騒音や悪臭はないか
周辺の治安はいいかどうか
携帯電話やワイヤレスLANの電波はあるか
災害時の避難場所への行き方

 

中古物件探しの会社はどうやって選ぶ?

打ち合わせ

数ある中古住宅の中から、あなたの理想に合う物件を探すのは簡単な作業ではありません。後悔のないマイホーム探しを実現するためには、不動産情報や税制度、建築的知識の豊富な会社に任せなくてはいけません。

 

ただし、いくら知識や経験が豊富な不動産仲介業者や設計事務所、施工会社に相談しても、それぞれの思惑が異なってなかなかスムーズに計画が進まないことも…。

 

そこでおすすめなのが、「ワンストップ」サービスです。

 

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東京で夢のマイホーム探しを始めるなら…

マイホームを探す際、内覧は買主にとっても売主にとってもとても緊張する作業です。お互いに気持ちよく商談を進めるためには、マナーを守って内覧をしなくてはいけません。また、あとから確認し忘れたと後悔しないように、事前にチェックポイントをリスト化しておくことは大切です。

 

私たちhowzlifeでは、物件選びから間取りプランのご提案までワンストップでお手伝いさせていただきます。理想的な中古住宅を見つけたい方や、居心地良い住まいにフルリノベーションしたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

 

また、相談会や見学会など様々なイベント、リノベーションに関するWEBでの無料相談を随時実施しております。「どんなデザインにしたいか分からない」「マイホームを持ちたいけど何からしていいか分からない」そんな方は、今すぐお問い合わせください。

 

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SHUKEN Re 編集部

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