公開日:2025-10-31
予算1000万円でスケルトンリフォームは可能?マンション・戸建ての事例と費用内訳・注意点

予算1,000万円でのスケルトンリフォームは、物件の条件が合えば実現可能な選択肢です。
ただし、戸建ての場合は構造部分の補修で想定外の費用がかかることもあるため、マンション以上に物件の状態をよく確認し、余裕を持った資金計画を立てておくと安心です。
この記事では、8,000件以上の施工実績を持つSHUKEN Reが、予算1,000万円のスケルトンリフォームで実現できることを、マンション・戸建て別に解説します。
具体的な成功事例はもちろん、予算内で理想を叶えるための注意点やコストを抑えるポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね♪
- ・予算1,000万円でのスケルトンリフォームの現実的な工事範囲が、マンション・戸建て別に分かります。
- ・1,000万円でどのような空間が実現できるのか、具体的なビフォーアフター事例で確認できます。
- ・予算オーバーを防ぎ、後悔しないための重要な注意点やコストを抑えるポイントが分かります。
目次
■結論:マンションは現実的、戸建てのスケルトンリフォームは条件が厳しい

リノベーション事例を見る:Case185「Surprising Idea」
1,000万円のスケルトンリフォームは、マンションであれば実現しやすく、戸建ての場合は少し工夫や条件が必要になります。
スケルトンリフォームとは、住まいを骨組みだけの状態に戻し、間取りから理想の空間を自由に作り上げるリノベーションです。
マンションと戸建てで費用感が異なるのは、工事の範囲に違いがあるためです。
マンションの場合
工事範囲が「専有部分」に限られるマンションは、工事全体の規模や費用を把握しやすく、予算内で計画を立てやすいのが特長です。
戸建ての場合
一方、戸建ては内装だけでなく、構造部分の補強や外壁・屋根の修繕など、建物全体の工事が必要になることもあり、費用が高額になりがちです。
そのため、まずは建物の状態を見極め、「どこまでの工事を予算に含めるか」を明確にすることが最初のステップになります。
建物の状態が良く、内装中心の計画に絞り込むことができれば、事前の計画次第で予算内で理想の住まいを実現できる可能性は十分にあります。
■予算1,000万円でどこまでできる?工事内容の目安

リノベーション事例を見る:Case171「Colorful Wall」
では、実際に予算1,000万円でどのようなリノベーションが実現できるのか、具体的な工事内容の目安を見ていきましょう。
マンションの工事内容
マンションの場合、1,000万円の予算があれば、専有部分の内装や設備を全面的に刷新することが可能です。
- ・間取りの変更
- ・給排水管やガス管、電気配線の一新
- ・床、壁、天井、建具(ドアなど)の交換
- ・キッチン、浴室、トイレ、洗面台といった水回り設備のリニューアル
- ・デザインにこだわった造作家具の設置
戸建ての工事内容
戸建ての場合、予算1,000万円の工事は「スケルトンリフォーム」というより、「内装を一新する大規模リノベーション」とイメージすると分かりやすいでしょう。
主な工事範囲は以下のとおりです。
- ・構造躯体に触らない範囲での内装や住宅設備の一新
- ・ライフスタイルに合わせた間取りの変更
- ・壁や床に断熱材を追加するなどの部分的な性能向上工事
もちろん、こうした内装中心のリノベーションは、建物の基礎や柱といった構造部分の状態が良いことが前提となります。
「この機会に耐震性も高めたい」「外壁もきれいにしたい」といったご希望があれば、1,000万円を超える可能性も出てきますので、まずはリノベーション会社に相談して詳細な見積もりを確認してみましょう。
■1,000万円前後で実現したリノベーション成功事例

リノベーション事例を見る:Case161「BOOKSHELF」
ここでは、SHUKEN Reが実際に手掛けた1,000万円前後のリノベーション事例をご紹介します。
事例1【マンション】:収納と動線を改善し、家族が集う広々LDKを実現
通り抜けられるウォークスルークローゼットや玄関土間収納の新設が、収納力アップのポイントです。
また、バルコニー側に並んでいた2つの個室と独立型のキッチンをつなげたことで、ご家族が自然と集まる開放的なLDKが生まれました。
BEFORE

AFTER

広々としたLDKにコの字形キッチンと親子で使えるワークスペースを設け、多機能で快適な空間が完成しました。

リノベーション事例を見る:Case166「Design & Function」
| リノベーション費用 | 約1,000万円 |
| 広さ | 76㎡ |
| 間取り | 1LDK + WTC + SIC + ロフト + ワークスペース |
| 築年数 | 41年 |
事例2【マンション】:コンパクトな空間を最大限に活用
洋室の間仕切り壁を撤去して2DKを1LDKに変更し、限られた空間を有効活用するための設計アイデアを随所に盛り込みました。
BEFORE

AFTER

造作したバタフライ式のダイニングテーブルは、一人の時間はコンパクトに、友人と集うときは天板を広げて、シーンに合わせて柔軟な使い方が可能です。

リノベーション事例を見る:Case164「Compact × Comfort」
| リノベーション費用 | 約800万円 |
| 広さ | 35㎡ |
| 間取り | 1LDK + ワークスペース |
| 築年数 | 42年 |
事例3【戸建て】:快適な動線とこだわりのキッチンが魅力のリノベーション
寝室からウォークインクローゼット、洗面室へと抜けられる動線が、暮らしの効率を格段にアップさせます。
LDKにはこだわりのアイランドキッチンとパントリーを備え、デザイン性と機能性を両立させました。
BEFORE

AFTER

「格好良さ」を追求した濃いグレーのキッチンがLDKの主役になっています。

リノベーション事例を見る:Case131「Living with Cats」
| リノベーション費用 | 約1,100万円 |
| 広さ | 80㎡ |
| 間取り | 2LDK + WIC + パントリー |
| 築年数 | 約40年 |
〈関連コラム〉
アイランドキッチンにしたい!後悔しないリノベのポイントと事例10選、リフォーム費用も解説
事例4【戸建て】:アイデアで部屋数を増やした3階建てリノベーション
今回の計画では、断熱改修で半地下を快適な主寝室へと生まれ変わらせ、さらに画期的なアイデアで子ども部屋を確保し、3LDKから4LDKへの間取り変更を実現しました。
BEFORE

AFTER

二人のお子さまの部屋は、一つの空間の中央に壁付きの造作2段ベッドを設置しました。
プライベート感を確保しながら、巧みに2部屋へと間仕切りしています。

リノベーション事例を見る:Case154「Magical Renovation」
| リノベーション費用 | 約1,300万円 |
| 広さ | 86㎡ |
| 間取り | 4LDK + ワークスペース |
| 築年数 | 約25年 |
■予算1,000万円でリノベーションを行う際の共通の注意点

予算内で後悔のないリノベーションを実現するために、計画段階で押さえておきたい共通の注意点を3つご紹介します。
1. 【工事費以外の諸費用】仮住まい・引っ越し費用も忘れずに
リノベーション費用を考える際、工事費本体に目が行きがちですが、それ以外にも諸費用が発生します。
特にスケルトンリフォームでは、工事期間中に別の場所で生活するための「仮住まい費用」や、2回分の「引っ越し費用」が必要です。
ローン手数料や登記費用なども含め、総額でいくらかかるのかを事前に把握しておきましょう。
2. 【予期せぬ追加費用】解体後に判明する問題に備える
スケルトンリフォームでは、壁や床をすべて解体して初めて、構造体の腐食や雨漏り、シロアリ被害といった問題が発覚することがあります。
こうした予期せぬトラブルに対応するため、工事費とは別に予算の1〜2割程度の予備費を確保しておくと、万が一の際も慌てずに対処できます。
3. 【物件ごとの制約】法律や規約の確認は必須
リノベーションで可能な工事の範囲は、物件の種類や法律などによってあらかじめ決まっています。
- マンションの場合:管理規約で床材の遮音等級が定められていたり、窓サッシの交換が禁止されていたりするケースがあります。
- 戸建ての場合:建築基準法や地域の条例により、建ぺい率や容積率などの制限があります。
後から「知らなかった」ということがないよう、計画を始める前にご自身の住まいのルールを必ず確認しておきましょう。
■スケルトンリフォームの費用を1,000万円に抑える5つのポイント

リノベーション事例を見る:Case178「Bookcafe」
続いて、理想の住まいづくりと予算を両立させるための、5つのポイントをご紹介します。
工事の優先順位を明確に決める
デザイン、間取り、設備のグレードなど、リノベーションで実現したいことに優先順位をつけましょう。
「絶対に譲れないこと」と「妥協できること」を明確にすることで、予算配分にメリハリが生まれます。
設備や内装材のグレードにメリハリをつける
毎日使うキッチンはハイグレードなものを採用し、来客の目に触れにくい個室の壁紙は標準的なものを選ぶなど、場所によって賢くグレードを調整することがコストダウンにつながります。
既存で活かせる構造や建具は残す
特に戸建ての場合、状態の良い柱や梁をあえてデザインとして見せることで、解体・補強費用を抑えながら、趣のある空間を演出できます。
国や自治体の補助金・減税制度を活用する
省エネ性能の向上や耐震改修など、工事内容によっては国や自治体の補助金・減税制度を利用できる場合があります。
お住まいの地域の制度を確認してみましょう。
〈関連コラム〉
【2025年】中古マンション・戸建てリノベーションで使える補助金制度まとめ|注意点や賢く使うポイントも解説
物件探しからワンストップで依頼し、総予算を管理する
これから中古物件を購入してリノベーションを考えているなら、ワンストップリノベーションの利用がおすすめです。
物件価格とリノベーション費用を一体で考え、最適な資金計画を立てられるため、無駄なコストを削減できます。
〈関連コラム〉
ワンストップリノベーションとは?会社選びをメリット・デメリット比較で徹底解説
■スケルトンリフォームに関するQ&A
最後に、お客様からよくいただく質問とその回答をご紹介します。
Q. 予算1,000万円には何が含まれますか?工事費以外にも費用はかかりますか?
A. 1,000万円は設計費と工事費の合計を指すことが多く、それ以外にも諸費用が必要です。
工事中の仮住まい費用や引っ越し代、ローン手数料などが別途かかるため、総額で考えることが大切です。
Q. 工事期間中、家に住み続けることはできますか?
A. スケルトンリフォームでは全面的に解体を行うため、住みながらの工事はできません。
そのため、リノベーション中は仮住まいへのお引っ越しが必須となります。
Q. 築年数が古い(築40年以上など)物件でもスケルトンリフォームは可能ですか?
A. はい、築年数が古くてもスケルトンリフォームは可能で、耐震性や断熱性を向上させる絶好の機会です。
ただし、建物の状態によっては基礎や構造の補強に想定以上の費用がかかる場合があるため、事前の物件調査が非常に重要になります。
Q. スケルトンリフォームを考え始めたら、まず何をすれば良いですか?
A. まずはリノベーション会社に相談し、ご自宅の現状やご要望を伝えてみましょう。
実績豊富な会社であれば、予算内で何ができるか、どのような可能性があるかといったプロの視点でアドバイスがもらえます。
■まとめ:後悔しないリノベーションは、実績豊富なプロと一緒に
この記事では、予算1,000万円で実現するリノベーションについて、マンションと戸建ての違いや具体的な事例を解説しました。
マンションなら1,000万円でスケルトンリフォームが可能ですが、戸建ての場合は内装中心のリノベーションが現実的な選択肢です。
いずれの場合も、理想の住まいを予算内で実現するには、物件の状態を見極めた適切な工事計画が不可欠です。
「我が家の場合はどうだろう?」「具体的なプランを相談したい」とお考えの方は、ぜひお気軽にSHUKEN Reへご相談ください。
浦安本店・世田谷店・青山店にショールームを併設しています。「完成見学会」「セミナー」「相談会」などのイベントも随時開催していますので、最寄りの店舗にお気軽にご相談ください。








