公開日:2025-10-01
グレイッシュカラーとは?インテリアカラーとして人気の理由やコーディネート事例も紹介
インテリアのトレンドカラーの1つである「グレイッシュカラー」。
落ち着いた色合いの「グレイッシュカラー」は高級感を演出しやすく、インテリアカラーとして人気を集めています。
しかし、「グレイッシュカラーをセンス良く取り入れる方法を知りたい」とお考えの方も多いですよね。
この記事では、グレイッシュカラーの特徴やインテリアコーディネート事例を紹介。
グレイッシュカラーがインテリアカラーとして人気の理由やよくある質問も解説するので、ぜひ参考にしてください♪
- ・「グレイッシュカラー」とは、緑や青などの色味のある色にグレーが混じった落ち着いた色合いのことです。
- ・SHUKEN Reが手がけたリノベーション事例から、グレイッシュカラーのインテリアコーディネート事例をご紹介します。
- ・グレイッシュカラーの明度や面積によっては圧迫感を感じるケースがあるので、リノベーション業者と相談しながら明度・面積を決めましょう。
目次
■グレイッシュカラーとは?
「グレイッシュカラー」とは、有彩色にグレーが混じった落ち着いた色合いのこと。
「有彩色」とは、黒・灰・白色以外の色味のある色のことで、たとえば赤・青・黄などが有彩色に当たります。
「グレイッシュカラーには具体的にどのような色?」と疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。グレイッシュカラーの例を、チェックしましょう。
グレイッシュカラーの例
- ・グレイッシュブルー(灰色がかった柔らかい青色)
- ・グレイッシュベージュ、グレージュ(灰色とベージュを混ぜ合わせた上品な色)
- ・グレイッシュピンク(灰色の混ざったくすみ感のあるピンク) など
近年では、家具・床材・建具などにグレイッシュカラーを取り入れるケースが増えており、トレンドカラーとなっています。
次の章以降で、グレイッシュカラーがインテリアカラーとして人気の理由を解説します。
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■グレイッシュカラーがインテリアカラーとして人気の理由
灰色が含まれたくすみがっかた色合いの「グレイッシュカラー」がインテリアカラーとして人気なのは、以下のような理由があります。
●「上品さ」や「高級感」のある空間に仕上げられる
●落ち着いた色合いが日本人の感性に合っている
●さまざまなカラーやデザインスタイルと合わせやすい
●傷や汚れが目立ちにくくお手入れが楽
●明度を変えてグラデーションを生むことで奥行きを演出できる
●飽きにくく、長い期間にわたって愛用できる
上記のような特徴から、グレイッシュカラーは「洗練された雰囲気にしたい」「デザイン性と清掃性を両立させた内装にしたい」「飽きのこないインテリアスタイルを目指したい」とお考えの方におすすめです。
また、グレイッシュカラーは以下のデザインスタイルと合わせられるため、比較的デザインの方向性を選ばずに取りいれられます。
グレイッシュカラーと相性のいいデザインスタイル
- ・ナチュラル系
- ・ヴィンテージ系
- ・モダン系
- ・北欧系
- ・塩系 など
ただし、単にグレイッシュカラーを使うだけでは、おしゃれに仕上げられない場合も。
グレイッシュカラーを効果的に取り入れるためにも、次の章以降でご紹介するインテリアコーディネート事例をチェックしましょう。
■グレイッシュカラーのインテリアコーディネート事例
続いて、SHUKEN Reが手がけたリノベーション事例から、グレイッシュカラーのインテリアコーディネート事例をご紹介していきます。
リノベーション事例をチェックしながら、グレイッシュカラーの理想のインテリアイメージを膨らませましょう。
床材にグレイッシュカラーを取り入れた落ち着きを感じられるリビングの事例
こちらは、床材や建具にグレイッシュカラーを取り入れることで、落ち着きを感じられるリビングにまとめた事例です。
また、グレイッシュカラーの床材によってダイニングチェアのオレンジや赤色が際立っており、空間にメリハリが生まれているのもポイント◎。
加えて、床→壁→天井の順に色を明るくしているため、視覚的な効果により空間に広がりを感じられます。
ソファや床材にグレイッシュカラーを使ったモダンな事例
こちらは、ソファや床材にグレイッシュカラーを使ったモダンなリビングの事例です。
グレイッシュカラーのインテリアに加えて、ブラックのキッチンやダークブラウンの折り下げ天井により、全体的にシックな印象にまとまっています。
また、ガラスの間仕切りで視線が抜けるので、奥行きを感じられるのも魅力です。
グレイッシュカラーのアクセントクロスで穏やかなリビングを実現した事例
こちらは、グレイッシュカラーのアクセントクロスで穏やかなリビングを実現した事例で、テレビ裏のもっとも目に入りやすい場所にグレイッシュカラーを取り入れています。
グレー系のラグをレイアウトしているため、アクセントクロスとのつながりを感じられるのも特徴です。
また、落ち着きのある空間のなかで観葉植物のグリーンが映えており、リビングに表情を加えています。
ゾーニングにグレイッシュカラーを活用してスタイリッシュにまとめた事例
こちらは、ゾーニングにグレイッシュカラーを活用してスタイリッシュにまとめた事例で、キッチンとダイニングのスペースにグレイッシュカラーを取り入れています。
また、キッチンはカウンターのない壁付けタイプを採用しており、広々としたLDKを実現しています。
冷蔵庫のように生活感を感じるアイテムはキッチン奥にレイアウトしているので、洗練された空間をキープしやすいのもメリットです。
グレイッシュカラーの床や壁でシンプル&モダンに仕上げた事例
こちらは、グレイッシュカラーの床や壁でシンプル&モダンに仕上げた事例です。
LDKをシンプルにまとめたからこそ、観葉植物のグリーンやソファ・ラグのホワイトが際立っています。
また、木製のダイニングテーブルやチェアを配置し、温もりを感じられる雰囲気に仕上げました。
剥き出し天井×グレイッシュカラーでヴィンテージ感を演出した事例
こちらは、剥き出し天井×グレイッシュカラーの壁でヴィンテージ感を演出した事例で、深みを感じられる内装にまとめています。
小上がりを設けることでリビングに奥行きが生まれており、広々とした空間でご家族の時間を過ごせます。
また、小上がりにはご主人さまのワークスペース&奥さまのドレッサーコーナーを設置し、こだわりを感じられるリビングを実現しました。
グレイッシュカラーで洗練されたLDKを叶えた事例
こちらは、空間全体をグレイッシュカラーでまとめ、洗練されたLDKを叶えた事例です。
LDK奥にはライン状に間接照明を設置しており、壁に光が反射することで空間に広がりを演出しています。
LDKだけでなく、すべてのスペースをグレー系×黒で統一しているので、住宅全体で一体感が生まれているのもポイントです。
インテリア雑貨でグレイッシュカラーに遊び心をプラスした事例
事例を見る:Case173「once in a lifetime」
こちらは、旅先で見つけたエキゾチックなインテリア雑貨で、グレイッシュカラーに遊び心をプラスした事例です。
また、室内窓を設けて抜け感を演出したり、間接照明で壁や天井に光を反射させたりすることで、開放感をプラス。
モダンな雰囲気ながらも、木製のダイニングテーブルや観葉植物によって柔らかい印象に仕上げました。
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■グレイッシュカラーをインテリアに取り入れる際の注意点
ここでは、グレイッシュカラーをインテリアに取り入れる際の注意点を解説していきます。
それぞれのポイントを押さえて、グレイッシュカラーでの後悔を回避しましょう。
明度や面積によっては圧迫感を感じるケースがある
灰色がかった「グレイッシュカラー」は、明度や面積によっては圧迫感を感じる場合があるので注意しましょう。
「明度」とは色の明るさのことで、明度が高ければ白に近い色、明度が低ければ黒に近い色になります。
具体的には、以下のようなケースではグレイッシュカラーが暗い印象になる可能性があります。
グレイッシュカラーが暗い印象になるケース
- ・明度の低いグレイッシュカラーを使う
- ・グレイッシュカラーを広い面積で使用する
同じ色でも使用する面積によって見え方が異なる現象を「面積効果」と呼び、面積が広がると明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見えるのが一般的です。
グレイッシュカラーの条件によってはより暗い印象になる場合があることから、リノベーション業者と相談しながら色・明度・面積を決めましょう。
「アクセント」と「ベース」のどちらにするのかを決める
インテリアになんとなくグレイッシュカラーを取り入れると単調な雰囲気になり、おしゃれな色合いを最大限に活かせない場合があります。
グレイッシュカラーを以下のように、「アクセント」と「ベース」のどちらにするのかをあらかじめ決めましょう。
グレイッシュカラーの使い方
- ・アクセントにする場合:濃い色を少ない面積で使用する
- ・ベースにする場合:淡い色を一定の面積で使用する
グレイッシュカラーをアクセントにする場合にはメリハリのある空間に、ベースにする場合には落ち着いた空間に仕上げられます。
「グレイッシュカラーをアクセントとベースのどちらにしたほうがいいかわからない」とお悩みの場合は、施工事例やSNSを参考にしましょう。
こだわって素材の種類を選ぶ
同じグレイッシュカラーといっても、以下のように素材によって印象が異なるので、目指すデザインテイストを踏まえて検討することが重要です。
素材の種類による印象の違い
- ・木材:温かみや落ち着きを感じられる
- ・金属:無機質感やスタイリッシュさを演出できる
- ・ガラス:高級感や爽やかな印象になる
- ・布:優しさや温かさといった印象を持ちやすい
たとえば、シンプルな北欧テイストを目指す場合には、温かみを感じやすいグレイッシュカラーの布製・木製アイテムがマッチします。
また、布にもレザーやコットンなどの種類があるため、比較しながら検討しましょう。
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■グレイッシュカラーに関するQ&A
最後に、グレイッシュカラーに関するよくある質問にSHUKEN Reがお答えします。
Q.グレイッシュカラーにはどんな色が合う?
A.明度によっても異なりますが、グレイッシュカラーは主張が少ないため、どのような色でも合わせやすいといえます。
暖色系・寒色系の色はもちろん、ブラウン・ベージュ・ホワイト・ブラックといったベーシックカラーと合わせることも可能です。
Q.グレージュとは?
A.グレージュとは、グレーとベージュをかけ合わせた色のことです。
グレーのモダンな雰囲気とベージュの温かみをあわせ持つ「グレージュ」は、グレイッシュカラーのなかでもとくに人気があります。
Q.リフォームで壁紙をグレイッシュカラーにすると、部屋は暗く見えませんか?
A.リフォームで壁紙をグレイッシュカラーにして部屋が暗く見えるかどうかは、グレイッシュカラーの明度や面積によって異なります。
たとえば、明度の低いグレイッシュカラーを広い範囲で使用すると暗く見えるケースがあります。リノベーション業者からアドバイスをもらいながら、色や明度を決めましょう。
Q.グレイッシュカラーは狭い部屋にも向いていますか?
A.グレイッシュカラーは、狭い部屋にも向いています。ただし、狭さが強調されないような工夫が必要です。
淡い色調のグレイッシュカラーを使ったり、間接照明を部屋の角に置いて奥側に視線を誘導したりすると、部屋を広く感じやすくなります。
Q.リノベーションの際、グレイッシュカラーを失敗せずに取り入れるコツは?
A.リノベーションでグレイッシュカラーを失敗せずに取り入れるコツは、センスの良い施工実績の豊富なリノベーション業者に依頼することです。
グレイッシュカラーを取り入れた実績の多いリノベーション業者に依頼すれば、デザインテイストやご自身の好みに合ったぴったりのグレイッシュカラーを提案してもらえます。
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■まとめ
「グレイッシュカラー」とは、赤や青などの色味のある有彩色にグレーが混じった落ち着いた色合いのことです。
圧迫感を避けてグレイッシュカラーを取り入れるにはコツが必要なため、リノベーションを検討する際は実績が豊富な業者に依頼しましょう。
「グレイッシュカラーのおしゃれな住まいにしたい」「中古マンションを購入してグレイッシュカラーを取り入れたリノベーションをしたい」とお考えの方は、ぜひSHUKEN Reにご相談ください。
SHUKEN Reは、東京・千葉・神奈川での中古物件探しからリノベーションまでワンストップでサポートしています。
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