公開日:2025-07-09
リビングの間取り&レイアウトのおすすめアイデア集|東京湾岸マンションの快適リノベ術
「もっと開放的なリビングにしたい」「おしゃれな空間に変えたい」
そんな想いをお持ちの方に、ぜひチェックしていただきたいのが“リビングの間取り&レイアウトのリノベーション”です。
ちょっとした工夫や大胆な間取り変更で、暮らしやすさもデザイン性もぐんと変わります。
今回は、東京湾岸エリアのマンションのリビングリノベーションの施工事例をもとに、おすすめのアイデアや、リノベする際の注意点をご紹介します。
理想のリビングを描くヒントとして、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
- ・リビングの間取り&レイアウトのおすすめアイデア集として、SHUKEN Reが手がけた東京湾岸マンションのリノベーション事例をご紹介します。
- ・リビングの間取り変更の際には、リビングと隣接するスペースを一体化したり、室内窓を取り入れたりして空間に広がりを演出しましょう。
- ・管理組合の許可が下りるのに時間がかかるケースがあるなど、マンションでリビングの間取り変更をする際の注意点を解説します。
目次
■リビングの間取り&レイアウトのおすすめアイデア集【東京湾岸マンションのリノベーション事例・間取り図付き】
はじめに、リビングの間取り&レイアウトのおすすめアイデア集として、SHUKEN Reが手がけた東京湾岸マンションのリノベーション事例をご紹介します。
リノベーション事例をチェックしながら、理想のリビングのイメージを膨らませましょう。
壁を取り除いて広々としたLDKを実現した事例【江東区】
事例を見る:Case185「Surprising Idea」
こちらは、リノベーションによって壁を取り除き、広々としたLDKを実現した事例です。
リビングは日当たりを確保しやすい窓の近くにレイアウトしており、明るく気持ちのいい空間でご家族の時間を過ごせます。
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事例を見る:Case185「Surprising Idea」
また、リノベーションではキッチンの位置を変更しており、対面キッチンにすることでリビングやダイニングにいるご家族とコミュニケーションを取りやすくなっています。
回遊動線を取り入れて使い勝手のいい住まいを叶えた事例【江東区】
こちらは、水回りの位置や間取りを変更し、回遊動線を取り入れて使い勝手のいい住まいを叶えた事例です。
キッチンからリビング・ダイニングの周囲を移動する際に行き止まりがなく、移動のルートが多いのでご家族がぶつかるリスクが少なくなっています。
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また、キッチン・浴室・洗面室・クローゼットを直線上に配置しているため、料理をしながら洗濯するなど効率よく家事をこなせる間取りです。
壁を取り除いてお子さまが遊べる広いリビングにした事例【江東区】
こちらは、リノベーションで壁を取り払うことでお子さまとわんちゃんが遊べる広いリビングにした事例です。
加えて、「開き戸が多くて暮らしにくい」と感じられていた住まいを、壁の除去や引き戸へ変更するリノベーションによって改善しました。
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- AFTER
リビング奥にはスタディスペースを設けており、ダイニング周辺からお子さまの勉強する姿を見守りやすいレイアウトを採用しました。
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眺望を楽しめる位置にリビングを配置している事例【港区】
こちらは、眺望を楽しめる位置にリビングを配置している事例で、東京タワーが見える景色を最大限に活用しています。
リノベーションによってキッチンカウンターの壁を取り除いており、キッチンからの眺めも改善しています。
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また、リビングに面している寝室の壁をガラスがはめこまれた間仕切りに変更し、視線が抜けて開放感が感じられるように工夫しました。
テレビのレイアウトを工夫してリビングを広く確保している事例【港区】
事例を見る:Case188「Flexible Living」
こちらは、収納スペースだった凹みの部分にテレビを設置し、リビングを広く確保している事例です。
収納スペースの扉がなくなったことで圧迫感が軽減されているのはもちろん、テレビが凹みの部分にぴったりはまっているので、すっきりした印象にまとまっています。
窓辺のコーナーには以前はテレビを置いていましたが、リノベでテレビを壁掛けにしたため、光がさんさんと入るサンルームのようなコーナーに仕上げました。
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事例を見る:Case188「Flexible Living」
また、リビングとダイニングの間にレイアウトしたソファによって緩やかにゾーニングしており、LDKにメリハリが生まれています。
機能的なキッチンでゆとりのあるリビングに仕上げた事例【港区】
こちらは、ダイニングとしても利用できる機能的なキッチンでダイニングスペースを省き、リビングを広めに確保した事例です。
また、壁に接していない独立したアイランドキッチンはキッチン周辺に行き止まりがなく、スムーズに家事ができるのもメリットです。
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リノベーションで水回りの位置変更や壁を除去して寝室と水回り周辺に回遊動線を取り入れており、効率よく生活できるように工夫しました。
L型からI型のキッチンへの変更ですっきりとしたLDKにした事例【港区】
事例を見る:Case162「Storage & Lighting」
こちらは、L型からI型のキッチンへの変更ですっきりとしたLDKにした事例です。
キッチンや収納棚など内装の色をホワイトでまとめており、清潔感を感じられるとともに、LDKの圧迫感が軽減されています。
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- AFTER
事例を見る:Case162「Storage & Lighting」
リノベーションでリビングに隣接していた和室の一部をリビングに取り込み、空間に広がりが生まれています。
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室内窓を取り入れてLDKに広がりを演出した事例【品川区】
こちらは、LDKと寝室の間に室内窓を取り入れて視線が抜けるように工夫し、空間に広がりを演出した事例です。
LDKの奥の壁際にはワークスペースを設けており、空間を有効活用しつつ、余計なものが視界に入らないことから作業に集中しやすくなっています。
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- AFTER
また、リノベーションではキッチンの位置変更を行い、アイランドキッチンをレイアウトしたおしゃれなLDKを実現しました。
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L型のソファと対面キッチンで家族のコミュニケーションが取りやすい間取りにした事例【中央区】
こちらは、L型のソファと対面キッチンを対角線に配置して、家族のコミュニケーションが取りやすい間取りにした事例です。
もともとは壁付けキッチンだったものをリノベーションによって対面キッチンに変更し、壁を取り去ることで広々としたLDKに仕上げています。
- BEFORE
- AFTER
リビングとリビング横のワークスペースを間仕切りで仕切っているため、緩やかにつながりながらもプライベートと仕事の切り替えがしやすい間取りです。
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■リビングの間取り変更のおすすめのリノベーション・リフォーム方法
事例を見る:Case202「Like a one-room」
次に、どんな間取り変更をすればリビングがもっと素敵になるのか、具体的なリノベーション・リフォームの方法を見ていきましょう。
ご自宅や購入予定の物件の状況と照らし合わせながら、それぞれの方法をチェックしてみてくださいね。
リビングと隣接するスペースを一体化する
リビングの間取り変更をする場合、リビングと隣接するスペースを一体化して空間を広げるのがおすすめです。
リビングの空間を広げると、以下のようなメリットがあります。
リビングを広くするメリット
- ・広々として開放感のあるリビングを実現できる
- ・ご友人を招いてホームパーティーを開催しやすい
- ・ワークスペースやスタディスペースを取り入れられる
- ・通路を十分に確保でき、ご家族とぶつかるリスクが減る など
たとえば、現在のリビングの隣に和室スペースや使用していない子ども部屋があるような場合には、壁を取り除いて一体化するリノベーションを検討しましょう。
回遊性に優れた間取りに変える
リノベーションで回遊性に優れた間取りに変えると、行き止まりで引き返す手間がかからないため、生活や家事の動線がスムーズになります。
リビング周辺の回遊性を高めたい場合には、以下のような間取りやレイアウト変更を検討しましょう。
リビング周辺の回遊性を高める方法
- ・ソファを壁付けにせず、空間の中央にレイアウトする
- ・独立キッチンの壁を取り除き、リビングやダイニングから直接移動できる配置にする
- ・壁付けキッチンをアイランドキッチンに変更して、周辺をぐるりと回れるようにする など
回遊性に優れたLDKでは、動線が渋滞するのを防げるので、移動中にご家族がぶつかってケガをするリスクも抑えられます。
室内窓で視線が抜けるように工夫する
「開放感のあるリビングにしたい」とお考えの場合には、間取り変更のリノベーション・リフォームの際に室内窓を設けて視線が抜けるようにする方法があります。
そのほかにも、室内窓には以下のようなメリットがあります。
室内窓のメリット
- ・室内窓を通して光や風が入り込み、採光性や通風性を高められる
- ・室内窓によって空間がゆるやかにつながり、家族の存在を感じやすい
- ・空間のアクセントになり、リビングをおしゃれに演出できる など
開放感やデザイン性はもちろん、「リビングに隣接した空間の採光性や通風性を改善したい」とお考えの場合にも室内窓の設置が最適です。
造作家具でスペースを有効活用する
リビングの間取り変更で開放感やデザイン性アップを検討する際は、収納棚などの家具を造作するのがおすすめです。
オーダーメイドの造作家具は空間ぴったりにつくれるため、無駄なスペースが生まれず、リビングをすっきりとまとめられます。
リビング周辺の造作家具の例を、チェックしていきましょう。
リビング周辺の造作家具の例
- ・収納棚
- ・テレビボード
- ・キッチン
- ・ワークスペース など
造作家具は素材や使い勝手のこだわりを詰め込んでつくれるので、ご家族にとって使いやすい家具を実現できるのもメリットです。
住宅全体の間取りや動線を改善する
リビングのみを間取り変更しても、住宅全体の間取りがそのままだと住みづらさやストレスを感じる可能性があります。
また、リビングのみを間取り変更すると、デザイン面についてもちぐはぐになるケースがあるので、注意が必要です。
ご家族にとって暮らしやすい住まいにするのはもちろん、統一感のある内装にするためにも、フルリノベーションを視野に入れて計画しましょう。
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■リビングの間取り変更の注意点【マンション】
ここでは、マンションでリビングの間取りを変えるときに気をつけたいポイントをまとめました。
それぞれのポイントを押さえて、マンションのリノベーションの後悔を回避しましょう。
専有部分と共用部分の違いを理解する
リノベーションを希望する箇所が、専有部分と共用部分のどちらに分類されるかによって工事できるかどうかの違いがあるので、それぞれの内容を整理しておきましょう。
種類 | 内容 | 例 |
専有部分 | 躯体で区分けされた住戸の内側のことで、区分所有者が単独で所有している部分 | ・天井材 ・壁紙 ・床材 ・給水管 など |
共用部分 | 専有部分以外の場所のことで、区分所有者の全員が共有している部分 | ・エレベーター ・外廊下 ・玄関ドアの外側 ・窓 など |
区分所有者が所有している「専有部分」は基本的にリノベーションできますが、区分所有者の全員が共有している「共用部分」は管理組合の許可がないと工事できないのが一般的です。
共用部分の範囲はマンションの管理規約で定められているので、リノベーションを決める前に管理規約をチェックしましょう。
構造タイプ(ラーメン構造 or 壁式構造)によって制限が変わる
構造タイプによって壁の変更ができるかどうかの制限が変わるため、それぞれの構造の違いをチェックしましょう。
種類 | 内容 | 壁の変更 |
ラーメン構造 | 柱と梁の接合部を剛接合で一体化した構造のこと | できる可能性が高い |
壁式構造 | 柱ではなく壁と床で支える構造のこと | できないケースが多い |
上記のように、壁で建物を支える「壁式構造」は壁を取り払うのが難しいケースが多く、間取り変更に制約が出る可能性があります。
これから中古マンションを購入する場合は、建物の構造を踏まえて候補を決めましょう。
管理規約と管理組合の承認が必要
建物の価値を下げるのを防ぐため、共用部分はもちろん、専有部分のリノベーションも管理組合の承認が原則必要となります。
管理組合の許可が下りないと着工できないことから、「工事が始まらず予定日に入居できない」といったトラブルが発生するので注意しましょう。
また、管理規約に独自のリノベーション禁止事項が設けられている場合もあるので、ご自身が希望するリノベーションが制限されていないか確認することも大切です。
隣戸や上下階への配慮(音・工事時間)
マンションをリノベーションする際は大きな音が出たり、業者が出入りしたりするので、隣戸や上下階への以下のような配慮が欠かせません。
隣戸や上下階への配慮
- ・音が響きやすい両隣と上下と斜めの計8軒に挨拶回りをする
- ・搬入に使用するエレベーターや階段付近のお部屋に挨拶する
- ・早朝や夜遅い時間帯の工事は避けるようにリノベーション業者に依頼する
近隣住民の方へのご挨拶はリノベーション業者が請け負ってくれるケースもありますが、信頼感を持ってもらうためにもご自身で行くとよいでしょう。
配管やダクトの位置により制限されるケースも
配管やダクトの位置によって、キッチンやトイレなどの水回りの移動が制限されるケースがあります。
たとえば、キッチンの移動先で床下の排水管に勾配がつけられないと水を流すのが難しくなることから、移動できない場合があります。
ご自身では配管やダクトの状況を把握しにくいため、水回りの移動実績が豊富なリノベーション業者に相談しましょう。
マンションリビングの間取り変更は、「できること」と「できないこと」の線引きが最も重要。
まずは構造や管理規約を把握し、専門家と相談しながらプランを練ることが成功のカギです。
■リビングの間取り変更に関するQ&A
最後に、リビングの間取り変更に関してよくいただく質問をSHUKEN Reが解説していきます。
Q.テレビはリビングのどこに置けばいい?
A.ソファからテレビを鑑賞したい場合は、ソファとテレビを以下のような距離で配置しましょう。
ソファからテレビの距離
- ・液晶テレビ:テレビ画面の高さ×3倍
- ・4Kテレビ:テレビ画面の高さ×1.5倍
また、テレビを上の位置に取りつけると視聴中に首や肩に負担がかかるため、テレビの中心が目線より下の位置になるように設置することをおすすめします。
Q.リビングをおしゃれにするコツは?
A.リビングをおしゃれにしたい場合は、以下のポイントを意識しましょう。
リビングをおしゃれにするコツ
- ・デザインのテイストを決める
- ・内装の配色を3つまでに絞る
- ・奥行きや広がりを演出する
- ・季節感を意識する など
上記のポイントを押さえることで、統一感や開放感を感じられるおしゃれなリビングを実現できます。
「リビングの理想のイメージがつかめない」といった場合には、施工事例を参考にしながらデザインの方向性を決めましょう。
Q.リビングは何畳がちょうどいい?
A.リビングの最適なサイズは、ご家族の人数やライフスタイルによって異なります。
たとえば、4人家族の場合はLDK全体で16~20畳の広さが必要とされています。
ただし、「ペットが過ごすスペースを取り入れたい」などプラスアルファを希望される場合は、広めのほうがストレスが少ないため、リノベーション業者や不動産会社に相談しながらリビングの広さを決めましょう。
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■まとめ
リビングの間取り&レイアウトのおすすめアイデア集として、SHUKEN Reが手がけた東京湾岸マンションのリノベーション事例をご紹介しました。
リビングの間取り変更時には、隣接する空間と一体化させてスペースを拡張したり、室内窓で視線が抜けるようにしたりして、開放感を演出しましょう。
「リビングを含めてマンションをフルリノベーションしたい」「物件探しとリノベーションの両方に対応した業者を探している」とお考えの方は、ぜひSHUKEN Reにご相談ください。
SHUKEN Reは、東京・千葉・神奈川での中古物件探しからリノベーションまでワンストップでサポートしています。
また、SHUKEN Reは水回りの移動や間取り変更の実績が豊富で、グループ会社に造作家具の工場があり、専門の家具職人によるオーダーメイドの造作家具も得意です。
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