公開日:2024-04-10  更新日:2024-07-04

北欧デザインをマンションリフォームで叶える|10のコツ・注意点と実例、費用目安を紹介

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北欧デザインをマンションリフォームで叶える|インテリアのコツ・注意点と実例紹介

 

時代や国境を超えて愛される「北欧デザイン」。

 

マンションをシンプルで温かみのあるインテリアにリフォームしたい方も多いでしょう。

 

しかし、具体的にどのようにすれば、おしゃれな北欧デザインのテイストに仕上がるのか、いまいち分かりにくいですよね。

 

今回は、北欧デザインのインテリアについて、10のポイントとマンションリフォームの施工実例を紹介します。

 

マンションリフォームで北欧インテリアを実現させるための費用目安も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

この記事のポイント
・北欧デザインのインテリアへリフォームする場合は、コツを1つずつ抑えながら、統一感のある空間にすることが重要です。
・これからマンションを購入する場合は、窓の位置や方角、明るさを踏まえてリフォーム後をイメージしながら物件を選びましょう。
・物件探しから資金計画、リノベーション、将来の売却相談までまかせられるワンストップリノベーションなら、トータル予算を踏まえたマイホーム計画を実現できます。

 


 

 

■北欧デザインのインテリア|欠かせない10のポイントと注意点

 

北欧デザインのインテリア|欠かせない10のポイントと注意点

 

北欧デザインとは、スウェーデン・ノルウェー・フィンランド・デンマークなどヨーロッパ北部で古くから親しまれているデザインで、ファブリックや洋服、家具、照明、部屋の内装まで幅広い分野に取り入れられています。

 

スカンディナヴィア半島を中心に発展してきたことから、「スカンディナヴィアデザイン」と呼ばれることもあります。

 

北欧地域は、北海道よりも高い緯度に位置するため、冬の日照時間は4時間程度で、午前10時から午後2時くらいまでしか陽の光を感じられません。

 

また、冬の気温は零下まで下がるため、家にあまり大きな窓もつけられません。

 

ポイント
日照時間が短く、断熱性の観点から大きな窓を付けられない北欧地域の住宅において、家の中にいても自然を感じられ、気分が上がるように生み出されたのが「北欧インテリア」の始まりです。

 

では、北欧インテリアの特徴を詳しく見てみましょう。

 

【北欧インテリア・デザインの特徴】

  • ・白い壁が基調
  • ・床はナチュラルな木目のウッドフローリングが基本
  • ・無駄なデザインをなくしてシンプルモダンに
  • ・家具は木製で統一する
  • ・曲線的なデザインのチェアを取り入れる
  • ・ビビットなアクセントカラーを取り入れる
  • ・照明器具にもこだわる
  • ・インテリアグリーン(観葉植物)をバランスよく置く
  • ・“ヒュッゲ”を意識する
  • ・細部までとことん統一性にこだわる

 

 

白い壁が基調

 

室内まで差し込む陽の光が少ない北欧では、少ない光を部屋中に反射させるために、白い壁が基本とされています。

 

和室のように落ち着きあるベージュやグレイがかった色味よりも、明度の高いオフホワイトがおすすめです。

 

ポイント
白い壁の汚れが気になる場合は、耐汚性のある壁紙にするか、壁面家具を設置して壁に直接手を触れにくくする方法がおすすめです。

 

 

床はナチュラルな木目

 

北欧デザインに欠かせないのが、ウッドフローリングです。

 

最近は大理石調のフローリングやタイル仕上げの床もおしゃれで人気ですが、北欧デザインにはあまり合いません。

 

ポイント
ウッドフローリングの中でも、木目や色味がランダムな無垢フローリングがおすすめです。
木目が目立たず色むらのないフローリングと比べると、よりナチュラルな印象に仕上がります。
インテリアデザインがシンプルなため、ヘリボーン張りにして個性をプラスするのもおすすめです。

 

 

無駄なデザインをなくしてシンプルモダンに

 

北欧デザインの根幹にあるのが「機能美」です。

 

余分な装飾をなくして無駄のない形状ながらも、そこから生まれる洗練された美しさこそ、北欧デザインの特徴と言えます。

 

ポイント
北欧デザインでインテリアデザインをまとめる際は、欲張らず“余白”を作るのがポイントです。
コンパクトなお部屋でも、余白を作るだけで高級感がありおしゃれな部屋に仕上がります。

 

 

家具は木製で統一

 

北欧デザインのインテリア|欠かせない10のポイントと注意点

 

北欧デザインは、自然素材にこだわる点もポイントです。

 

そのため、「アアルト」や「ウェグナー」、「ユング」など多くの名作家具を生み出したデザイナーの作品は、極力金属パーツが見えないように設計されており、木の持つ温かみを生かしたデザインになっています。

 

ポイント
北欧デザインにこだわりたい方は、ダイニングセットやソファ、本棚など大型で目立つ家具を木製で統一してください。
オーダーメイドで作る造作家具もおすすめです。

 

 

曲線的なデザインのチェアを取り入れる

 

北欧インテリアに欠かせないアイテムが、チェアです。

 

北欧の名作椅子は、デザインに曲線が使われており、華奢で軽やかな印象のものが多いため、ダイニングやワークスペースのチェアに取り入れてみてください。

 

ポイント
最近のトレンドは、形やデザインの異なる北欧デザインのチェアを複数組み合わせるインテリアです。
素材感を統一させつつ、ご家族それぞれでデザインや座り心地が好みに合うチェアを揃えてみましょう。

 

 

ビビットなアクセントカラー

 

装飾的な要素を省いてシンプルに仕上げる北欧デザインですが、気分が上がるアイテムやカラーをアクセントとして取り入れるのも特徴と言えます。

 

壁の一部をアクセントウォールにしてビビットカラーを取り入れたり、「マリメッコ」や「アルテック」、「クリッパ」などの北欧デザインファブリックを大きなフレームに入れてアートとして飾ったりする方法がおすすめです。

 

ポイント
アクセントカラーを取り入れる際は、基調となるカラーを1色に留めるのが北欧デザインの基本です。
2色以上の原色に近い色を取り入れると、北欧デザインのシンプルさが薄れてしまうので気をつけましょう。

 

 

照明器具にこだわる

 

照明器具にもこだわるのが北欧デザインの基本です。

 

鉄板は、ポール・ヘニングセンがデザインした「PHライト」や、リーファ社の「VERONA」などです。

 

これらの照明器具でなくても、装飾的な形状のペンダントライトやスタンドライトを取り入れると、一気に“北欧感”が高まります。

 

ポイント
主役となるペンダントライトやスタンドライトを設置して、あとはダウンライトなどインテリアの邪魔にならないシンプルな照明器具で統一しましょう。
壁や天井に光を反射させて空間を明るくする間接照明もおすすめです。

 

 

インテリアグリーン(観葉植物)を置く

 

北欧デザインのインテリア|欠かせない10のポイントと注意点

 

冬でも家の中で自然を感じられるように生み出された北欧インテリアにおいて、インテリアグリーン(観葉植物)はマストアイテムと言っても過言ではありません。

 

小さなプランターを置くというよりも、ボリュームがあるものや背の高いものをインテリアアイテムとしておくのがおすすめです。

 

ポイント
お手入れが不安という方は、水やりの少ないエアプランツやおしゃれな造花であるアーティフィシャルフラワーがおすすめです。

 

 

“ヒュッゲ”を意識する

 

ヒュッゲ(Hygge)とは、デンマークの言葉で「居心地のいい空間」や「楽しくリラックスできる時間」を意味します。

 

お気に入りのデザインで統一された部屋でゆっくり過ごすことこそ、北欧の人にとって欠かせない時間です。

 

そのため、北欧デザインのインテリアにおいては、シンプルながらも自然の温かみや安らぎを感じられることが重要とされています。

 

ポイント
北欧デザインの基本を押さえつつも、ご自身がゆったり過ごせる空間づくりを意識してください。
そのためには、生活感を隠す収納計画や視線の抜け、開放感も重要です。

 

 

細部までとことん統一感にこだわる

 

「おしゃれな北欧デザインのインテリアにリフォームしたい」と考える方は、細部までこだわって統一感を大切にしてください。

 

なぜなら、北欧デザインはコツさえ押さえれば100%成功するという訳ではなく、概念的なものも含まれるため、中途半端に取り入れても“北欧感”をうまく表現できないからです。

 

ポイント
北欧デザインのリフォームを成功させるためには、「間取りの構成・内装デザイン・家具選び」までトータルで検討するのがポイントです。
これからマンション物件を選ぶ方は、窓の位置や大きさ、方角も含めた総合的なプランニングが成功の秘訣と言えます。

 

 

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■北欧モダン・北欧ナチュラルの違い

 

北欧モダン・北欧ナチュラルの違い

 

インテリアにおける北欧デザインについて調べると、「北欧モダン」と「北欧ナチュラル」という言葉を見かけますよね。

 

この2つは、北欧デザインの基本を押さえつつ、「洗練されたシンプルモダンな印象」と「温かみのあるナチュラルな印象」のどちらが強いのかによって分けられます。

 

ポイント
モダンでスッキリした北欧デザインに仕上げたい方には「北欧モダン」、温かみのある優しい雰囲気にしたい方には「北欧ナチュラル」がおすすめです。
どちらもベースは変わりませんが、家具や照明、内装仕上げ材を選ぶ際は、それぞれモダン・ナチュラルどちらの印象が強いのか確認してください。
大切なのは、モダンとナチュラルを混ぜず、どちらかに統一する点です。

 

 

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■北欧デザインから派生した“ジャパンディ”も人気

 

北欧デザインから派生した“ジャパンディ”も人気

 

2022年頃から日本だけではなく世界で人気なインテリアデザインが「ジャパンディ(Japandi)」です。

 

「日本の・和風な」を意味するJapanese(ジャパニーズ)と、「北欧の」を意味するScandinavian(スカンディナヴィアン)を組み合わせた造語で、欧米を中心に採用事例が急増しています。

 

ポイント
和風デザインと北欧デザインには「無駄がなくシンプルで自然素材を取り入れる」という共通点があります。
ジャパンディは、北欧デザインのインテリアに障子や和紙張りの照明器具、畳などを取り入れて融合させるデザインです。

 

【ジャパンディ・デザインの特徴】

  • ・飽きのこないシンプルで機能性のある家具を取り入れる。
  • ・日本の床座を彷彿させる背の低い家具でまとめる。
  • ・木に加えて、和紙や畳などの自然素材をデザインに取り入れる。
  • ・カラーは白を基調としながらも、アースカラー(モスグリーンやブラウン、グレー)などをアクセントに取り入れる。
  • ・イサムノグチ「AKARI」シリーズのような提灯・行燈をイメージした照明器具を取り入れる。

 

日本の住宅に古くから当たり前のように取り入れられてきた要素が、北欧デザインと融合したことで、洋風の生活様式にも溶け込む形へ生まれ変わったのがジャパンディスタイルです。

 

日本人では気づかなかった和風デザインの良さが世界で注目されているのは嬉しいことですよね。

 

「北欧デザインにしつつも落ち着いた大人な雰囲気の部屋にしたい」という方は、ぜひジャパンディスタイルも検討してみてください。

 

〈関連コラム〉

ナチュラルインテリア好きの人におすすめの“ジャパンディJapandi” |基本知識からデザインのポイント・施工事例まで詳しく解説

〈憧れの海外高級マンション〉内装リフォームのポイントは?事例紹介も

 

 

■【間取り図付き】北欧デザインが美しいマンションリノベ実例

 

SHUKEN Reは、1998年創業以来、20年以上に渡って8,000件を超えるリフォーム・リノベーションを手がけてきた実績があります。

 

その中から、北欧デザインをコンセプトとしたマンションリフォーム事例を紹介します。

 

 

落ち着きのあるカラーチョイスと抜け感のある北欧デザイン

 

落ち着きのあるカラーチョイスと抜け感のある北欧デザイン・マンションリノベーション事例

 

工期 60日
家族構成 ご夫婦+お子様2人
エリア 千葉県
年代 30代
物件種別 マンションリノベーション
築年数 39年
間取り 3LDK + SIC + パントリー
広さ 84㎡
リノベーション費用 約1000万円

北欧デザインのマンションリノベーションの間取り図(リフォーム前)
北欧デザインのマンションリノベーションの間取り図(リフォーム後)

こちらは、ホワイト+木目+グレイッシュブルーの組み合わせがおしゃれな落ち着きのある事例です。

 

壁・天井をシンプルにまとめたことで、フローリングの自然な色むらがよく映えます。

 

アクセントウォールに取り付けたシンプルな造作棚は、視覚的な横の広がりをプラスしてくれます。

 

落ち着きのあるカラーチョイスと抜け感のある北欧デザイン・マンションリノベーション事例

 

造作棚に“余白”を意識しながらお気に入りの食器やキッチンツールを並べれば、実用的なインテリア小物として、お部屋の雰囲気も気分も高めてくれること間違いなしです。

 

▶︎お客様インタビュー|リノベのその後はこちらから

 

 

居心地の良さにまでこだわった北欧ナチュラルの事例

 

居心地の良さにまでこだわった北欧ナチュラルの事例・マンションリノベーション事例

 

工期 90日
家族構成 ご夫婦+お子様2人
エリア 東京都
物件種別 マンションリノベーション
築年数 17年
間取り 2LDK + WIC + SIC + パントリー + ロフト
広さ 63㎡
リノベーション費用 2000万円

 

北欧デザインのマンションリノベーションの間取り図(リフォーム前)

北欧デザインのマンションリノベーションの間取り図(リフォーム後)

 

こちらは、床や家具をナチュラルな木目で統一した「北欧ナチュラル」なデザインの事例です。

 

お気に入りのペンダントライトをバランスよく配置し、シンプルながらも印象的なお部屋に仕上げました。

 

居心地の良さにまでこだわった北欧ナチュラルの事例・マンションリノベーション事例

 

本棚は市販のものではなく、オーダーメイドの造作家具を採用し、デッドスペースがなくスッキリとしていながらも、限られたスペースをフル活用でき、収納力は抜群です。

 

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ブルー×北欧モダンがおしゃれな事例

 

ブルー×北欧モダンがおしゃれな事例・マンションリノベーション事例

 

工期 60日
家族構成 夫婦+お子様1人
エリア 千葉県
年代 40代
物件種別 マンションリノベーション
築年数 15年
間取り 3LDK + パントリー + スタディスペース
広さ 101㎡
リノベーション費用 約800万円

 

北欧デザインのマンションリノベーションの間取り図(リフォーム前)

北欧デザインのマンションリノベーションの間取り図(リフォーム後)

 

こちらは、リビングの一面に濃いブルーのアクセントカラーを取り入れた「北欧モダン」がおしゃれな事例です。

 

曲線的なダイニングチェアにはプラスチック素材を多く取り入れ、モダンな印象を強調しています。

 

北欧デザインは木質素材でまとめるのがセオリーですが、華奢な脚部のチェアやソファーを置くと、“北欧感”を表現できます♪

 

ブルー×北欧モダンがおしゃれな事例・マンションリノベーション事例

 

暗くなりがちな廊下には、ホワイトを基調とした収納扉を全面に設置し、アクセントとして、北欧デザインと相性のいいブルーグレーのアクセントウォールと明かり窓付きドアを取り入れました。

 

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リノベーション事例はこちら

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■北欧インテリアのマンションリノベ【費用相場】

 

北欧インテリアのマンションリノベ【費用相場】

 

マンションを北欧デザインにフルリノベーションする場合の費用目安は「15〜20万円/㎡」です。

 

費用の目安を、平均的な間取りに当てはめると、以下の金額になります。

 

間取り

平均的な面積

リノベーション価格相場

(平均物件価格との合計)

1LDK 30㎡ 450〜600万円
2LDK 55㎡ 825〜1,100万円
3LDK 70㎡ 1,050〜1,400万円

 

ポイント
「高価な北欧名作家具を購入したい」「造作家具をふんだんに取り入れたい」という方は、上記金額に加えて10〜20%程度の予備費を準備しておきましょう。
これから中古マンションを買う方には、物件購入費用+リノベーション費用のトータル予算を把握しやすいワンストップリノベーションがおすすめです。

 

中古物件探しからのワンストップリノベーションはこちらから

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■まとめ

 

人気の北欧デザインですが、内装を変えずに家具だけ入れ替えても、あまりイメージを表現できません。

 

壁・床を含めてトータル的にリフォームするのがおすすめです。

 

これから中古マンションを買う方は、リノベーション後の間取りやデザインをイメージしながら物件を選べるSHUKEN Reのワンストップリノベーションへご相談ください。

 

トータル予算を把握できるだけではなく、理想の間取りを実現させやすいかどうかの視点で物件選びを進められます。

 

これまで多くのリノベーションを手がけてきた経験豊富なスタッフが、理想のライフスタイルやご予算から逆算し、満足度の高い住まいづくりをご提供いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

 

「中古マンションを買うかどうか迷っている」「そろそろリノベーションを検討したい」という方のために、週末には“ふんわり相談会”も実施しております。

 

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    SHUKEN Re 編集部

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