公開日:2022-10-03 更新日:2024-07-04
「リノベーションをやめた方がいい」という人の後悔した理由は?思わぬ“落とし穴”と対策を紹介
年々、リノベーション需要が高まっている中、インターネットなどで調べていると「やめたほうがいい」「後悔した」などというネガティブな言葉を見かけるでしょう。
確かに、残念ながらリノベーションをして満足できなかったという人は決して少なくありません。
その一番の原因は、新築とリノベーションの違いが分かりにくいから。
そこで今回は、「リノベーションを後悔した」と感じている人の理由と、それを回避する方法についてお話しします。
事前に注意点などを知っておくことで、あなたのライフプランに合ったリノベーションができるはずです。
これからリノベーションをしたいという方は、ぜひ参考にしてください。
・リノベーションならではの懸案事項をしっかりと事前に把握しておくことが重要です。
・後悔しないためにも、会社選びは慎重にしましょう。
目次
■ 中古住宅・マンションのリノベーションを後悔した人の理由と解決方法
リノベーションは、サスティナブル社会の実現が課題となっている今、建築業界はもちろん一般の方からも高い注目を受けています。
そのため、関連雑誌やインターネットではおしゃれにリノベーションされた事例が多く見られ、ポジティブなイメージを持っている方が大半なはずです。
しかし、そのイメージだけでリノベーションを決断して、後悔してしまう人は後を絶ちません。
では、新築住宅ではなく「中古住宅をリノベーションする」という選択をして後悔してしまった人の理由を見ていきましょう。
【マンションの場合】
・古いマンションは修繕積立金が高い
マンションを購入するということは、その後管理費や修繕積立金などを支払い続けなくてはいけません。
ここで知っておかなくてはいけないのが、「築年数が古いマンションほど、修繕積立金は高い」という点です。
その理由は、多くのマンションが修繕積立費の算出に「段階増額積立方式」を採っているからです。
築年数が経てば経つほどメンテナンスしなくてはいけない箇所が増え、物価(工事資材や工事費用)も値上がりすることを想定しているのが主な理由として挙げられます。
また、古いマンションは共有部の電気・水道代コストが高い傾向にあるため、リノベーションを前提として中古マンションを購入する際は、毎月支払う諸経費についても、事前に把握しておきましょう。
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・思ったような間取り・デザインにできなかった
マンションに住む上で最も遵守しなくてはいけないのが、「マンション管理規約」です。
住民が平和に暮らしていくために、生活ルールなどを明確化したもので、その中には改修工事に関する記載もあります。
例えば、水廻り(キッチン・浴室・洗面・トイレなど)の移動を禁止していたり、フローリングなどの内装材についてもその性能を限定していたりします。
これは、粗悪な改修工事による水漏れや騒音トラブルの発生を未然に抑えたり、マンション全体の資産価値を落とさないことが目的です。
つまり、いくら専有部分のリノベーションだからと言って、全て思い通りにいくとは限りません。
物件購入前やリノベーションプランの検討前に、マンション管理規約は必ず確認してください。
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・電気容量が少なく住みづらい
リノベーションする際に、「食洗機を入れたい」「IHクッキングヒーターにしたい」と電気設備が増えるプランにする際には、必ず電気容量を上げられるか事前に確認しなくてはいけません。
なぜなら、古いマンションの場合は各戸の電気容量が決まっていることがあるからです。
築30年を超えるようなマンションでは、電気の契約容量が30A程度のところが多く、この容量ではIHクッキングヒーターや電気床暖房などを導入しても快適に使うことはできません。
「それなら、契約容量を上げればいいのでは」と思うかもしれませんが、マンション全体の電気供給量が決められてしまっているため、全体的な余裕がなければ各戸の容量を上げられないのです。
ですから、必ずその点についても管理会社や管理組合に確認しておくと良いでしょう。
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【戸建住宅の場合】
・見えないところの工事に費用がかかった
戸建住宅で大規模なリノベーションをする場合、忘れてはいけないのが「耐震補強」です。
また、古い住宅だと十分な断熱工事が施されていないケースは少なくありません。
中古住宅で快適に安心して暮らしていくためにはこれらの工事は欠かせませんが、築年数によってはそれなりの費用が必要となってしまいます。
ですから、予算によっては「キッチンをきれいにしたい」「おしゃれなインテリアにしたい」という“目に見える工事”よりも、耐震工事や断熱工事など“目に見えない”工事を優先させなくてはいけなくなる可能性もあるのです。
また、給排水管や電気設備が古いと、漏水や漏電の原因となるため、それらの更新も検討しなくていけません。
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【マンション・戸建住宅で共通すること】
・物件購入後すぐに引っ越せなかった
お子さんの進級や転勤に合わせて中古物件のリノベーションをする場合、思うようにスケジュールが進まずに仮住まいに住まなくてはいけなくなったという人も多くいます。
インターネットなどを見ると大体の目安期間などが記載されていますが、それはあくまでも“目安”に過ぎず、工事期間が変動してしまうことは珍しくありません。
- デザインや間取りの検討に時間がかかる
- 資材の納期が長引く
- 解体してみて思わぬ追加工事が出る
- 繁忙期で業者が確保できない…
これらの要因によって、当初予定していた工事期間から伸びることを想定しておくことも必要です。
ただし、引っ越し時期を重視してデザインや間取りを諦めてしまっては元も子もありません。
引っ越し時期がどうしても変更できない場合には、必ずその旨を施工会社などに伝えて、余裕を持ったスケジュール組みをしてもらいましょう。
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・結露がひどい・光熱費が高くなった
築年数の古い物件にありがちなのが、いざリノベーションした後に壁に結露やカビが発生してしまうケースです。
いくらインテリアをきれいにしても、断熱工事を怠ればこのような事態に陥ってしまいます。
結露と同じく断熱性能と大きく関連するのが「光熱費」です。
古い物件の場合、新しい建物と違って断熱性が低い可能性が高いため、エアコンなどの空調機器を使ってもなかなか室温が快適にならないことも多くあります。
マンションにしても戸建住宅にしても、中古住宅で大規模なリノベーションをする場合には、解体時に断熱材が十分入っているかを専門家に確認してもらいましょう。
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・完成してみるとイメージと違った
中古住宅のリノベーションは建売住宅や分譲マンションのように、完成形をモデルルームで事前に確認することはできません。
また、一般の方が工事の見積書や図面などの資料から、完成形をイメージすることは困難です。
そのため、いざ出来上がってみて「こんなはずじゃなかった」と感じてしまう人は少なくありません。
その失敗を回避する最善策は、「デザイン力があり実績が多い会社を選ぶこと」です。
このような会社なら、施工事例を見てイメージを膨らませることもできますし、完成イメージパース(図)を作成してもらうこともできます。
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・ライフプランと建物寿命が合わなかった
リノベーションの最大の利点は、新築よりも低コストで好立地の物件に住めるという点でしょう。
しかし、中古物件は当然のことながら新築よりも寿命が短いことがほとんどです。
「そこにあと何年住みたいか」「老後まで住み続けられるか」などの長期的視点で物件を選ばなければ、不必要に住み替えしなくてはいけなくなってしまうかもしれません。
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・当初の工事費よりも費用が高くなった
中古住宅リノベーションと新築の最も異なる点は、「既存状態が大きく影響する」ということです。
そのため、いざ着工して解体してみると、予想できなかった不具合が見つかったり、工事内容を変更せざるを得ないという状況になることも少なくありません。
実際に、一般社団法人・住宅リフォーム推進協議会がアンケート調査した結果では、30%の人が予算を上回った理由として「想定外の工事が必要となったから」と回答しています。
(一般社団法人・住宅リフォーム推進協議会|2020年度 住宅リフォームに関する消費者実態調査 結果報告書参照)
リノベーションの予算組みをする際は、必ず「予備費」も念頭に置いておくと良いでしょう。
・いざ売却する時に時間がかかった
リノベーションをして何年か住んだ後に売却をしたいと思っている場合は、間取りのプランニングやカラー選定にも注意してください。
個性的なデザインや特徴的な間取りにすると、売却しにくくなる可能性があるからです。
ただし、売却を念頭に置いていない場合や、長く住んでから売却する場合には、この点はあまり気にしなくても良いでしょう。
■ 後悔しないリノベーションをするには“ワンストップサービス”がおすすめ
中古物件を購入してリノベーションする場合、“成功の鍵”を握るのはずばり物件選びです。
リノベーション予算や理想の間取りを踏まえて購入物件を選ばなくては、満足する住まいにすることは難しいでしょう。
しかし、不動産仲介業者と設計デザイン会社、リノベーション施工会社にそれぞれ相談すると、考えやコンセプトが噛み合わなくなることも少なくありません。
全てを理解して統括的に任せられる会社を選べば、一貫してあなたの考えや理想が実現できるはずです。
そこでおすすめなのが、私たちSHUKEN Reの“ワンストップリノベ”。
グループ会社が連携して、「理想のリノベーションを実現するために最適な中古住宅」を選ぶことができます。
■まとめ:後悔しないリノベーションをするには“会社選び”が重要なポイント
「リノベーションをやめた方がいい」「やってみて後悔した」そんな思いをしてしまった方に共通するのが、会社選びに失敗したという点です。
リノベーションは物件やお客様ごとに全く違うプランニングや施工スキルが必要となるため、経験豊富な会社でなくては満足いく工事はできません。
また、常に新しい情報を取り入れた柔軟なプランニング力も必要です。
SHUKEN Reのリノベーション事例集では、お客様の理想に合わせたリノベーション&リフォームの施工事例を多数ご覧いただけます。
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