公開日:2021-09-15 更新日:2024-07-04
おしゃれな露出配管リノベ実例集♪インダストリアルテイストにぴったり
最近流行のインダストリアルテイストをはじめ、換気ダクトや電気配管を露出するデザインが人気を集めています。
本来壁・天井裏に隠蔽されている配管をあえて見せる露出配管は、オリジナリティあふれるおしゃれなお部屋を目指すかたにピッタリ♪
今回は実際にリノベーションでつくった、おしゃれな露出配管デザインをたくさんご紹介します。
■露出配管をおしゃれな内装アクセントに♪
おしゃれなアパレルショップやレストランなどで使われていた露出配管の内装テクニックは、最近一般住宅でも人気を集めています。
新しく配管を付けるわけではなく、天井と壁の石膏ボードをはがすだけで、お部屋の雰囲気をガラッと変えられるのが露出配管の魅力♪
ラフなイメージのインダストリアルテイストはもちろん、キレイ目のモダンテイストなどさまざまな内装デザインともマッチします。
天井や壁の位置が広がり、開放的なお部屋作りにつながるのも人気のポイント。
今のお部屋をガラッと変えたいと感じている方は、ぜひ内装デザインのひとつとして取り入れてみてください♪
■おしゃれな露出配管リノベ実例集
まずはさまざまな露出配管のデザインを見ながら、バリエーションや雰囲気をつかんでみましょう。
実例①
石膏ボードを大胆に取り除いた露出配管の天井ですが、壁と同じベージュに塗装することで上品なイメージに。
ダクトレールと照明の配管も天井と同じカラーに塗装し、程よい存在感に抑えています。
換気扇の排気ダクトはあえてシルバーのままで、ペンダントライトや壁のアクセントカラーに合わせています。
実例②
LDK全体をインダストリアルテイストでまとめ、コンクリートむき出しの天井とラフな露出配管もおしゃれな内装の一部に♪
コンクリートパネルの跡や凹凸などもそのまま残しつつ、ヘリンボーン床とホワイトの壁で上品なイメージもプラスしています。
元の天井よりかなり高くなっているので、お部屋全体の開放感もアップしました。
排気ダクトとレンガ壁の組み合わせは、外国のマンションのような雰囲気に仕上がります。
実例③
事例を見る:Case106「Happy Family Home」
コンクリートむき出しになる露出配管の天井は、ダクトレール照明との相性がばつぐんです。
レール自体が空間を引き締めるアクセントになりますし、好きな場所に照明をカスタムできるのも魅力的♪
事例を見る:Case106「Happy Family Home」
電気配線とダクトが交差する天井は、秘密基地のような雰囲気でワクワクしますね。
事例を見る:Case106「Happy Family Home」
LDKは露出配管で開放感とおしゃれなデザインをプラスし、廊下や居室は普通の隠ぺい配管でスッキリ仕上げ。
初めてリビングに足を踏み入れるお客さんに、雰囲気をたっぷり楽しんでもらえます。
実例④
天井の露出配管にあわせた内装、照明器具、インテリアのチョイスで、おしゃれなアートギャラリーのようなお住まいに♪
少し荒々しい印象のある天井や梁部分も、ビンテージ感のあるドアや裸電球との組み合わせでおしゃれに仕上げています。
寝室はビンテージ加工を施した引き戸や壁いっぱいのアートで、露出配管をさらに引き立てています。
実例⑤
こちらのお住まいも天井の石膏ボードを撤去した露出配管ですが、さりげない位置を通してスッキリ仕上げました。
天井の角に配管を通すことで存在感を隠し、ダクトレールや時計の印象を引き立てています。
キッチンの内部はダクトやスプリンクラーの配管が目立ちますが、ステンレスキッチンとの相性が良いのでかえっておしゃれに見えますね♪
■露出配管によるデメリットはある?
大きなコストをかけずに高いデザイン性が得られる露出配管ですが、把握しておくべきデメリットもあります。
・ホコリが溜まる
壁面の配管や天井のダクトが露出するとホコリが溜まりやすくなるのは、普段のお手入れが増える点がデメリットと言えます。
毎日する必要はありませんが、エアコンやカーテンレールの上部と一緒のタイミングでお掃除が必要になるでしょう。
慣れてしまえば大した手間ではないですが、あらかじめ把握しておくと後悔を防げます。
・音が伝わりやすくなる
マンションの構造によっては、配管を露出するために石膏ボードをはがすと、隣接する部屋との音漏れが気になるケースもあります。
例えば天井はコンクリートスラブと石膏ボードの間に数十センチの空間があるケースも多く、音を軽減する役割を持っています。
無くなると上階の足音が気になるケースがあるため、寝室や子供部屋など静かに過ごす場所で石膏ボードを撤去する場合注意しましょう。
露出配管にする前に、マンション自体の構造や防音性能、防音フローリングの規定などをチェックしてみるのがおすすめです。
・冷暖房効率が低下する
気密性・断熱性が高いマンションの場合大きなデメリットではありませんが、露出配管で天井や壁が広がると冷暖房の効率に影響します。
空気の体積が増える分、エアコンや暖房のスイッチを入れてから適温になるまでの時間が少し増えるのです。
対策としては、窓をペアガラスにしたり、シーリングファンと呼ばれる天井の換気扇を付けたりするのが効果的です。
省エネ効果もあり長い目で見るとオトクになりますので、内装リノベーションのときはセットで考えてみてください。
・実際に工事しないと仕上がりが分からない
デザインのためとはいえ基本的に本物の配管やコンクリート下地を見せるため、実際に石膏ボードをはがしてみないとどんな状態か分かりにくい点も要注意。
ダクトの状態や配管ルートによって見え方が変わってきますし、電気配線の仕上げによってもどれくらいやり直しが必要になるか変わります。
コンクリート下地もキレイな状態から石膏ボードのボンド跡が目立つ状態までさまざまで、剥がしてみると仕上がりのイメージと違うケースも少なくありません。
露出配管を選ぶ場合はある程度仕上がりイメージに幅を持ち、塗装したり露出範囲を調整したり、臨機応変な対応を心がけましょう。
■露出配管はDIYできる?
最近は露出配管用の材料をホームセンターで手軽に購入できるため、DIYに挑戦する方も増えています。
特に挑戦しやすいのは電気の露出配管ですが、コンセント手前の配線は有資格者しかできませんので基本的にNGです。
万が一施工ミスがあると感電や火災など重大な事故につながりますので、必ず電気工事士の資格を持つ方に作業を依頼してください。
DIYでちょっとお試ししてみるなら、実際は電気配線を通さないダミー配管を付けるのが良いかもしれません。
■まとめ:露出配管をアクセントにしておしゃれな部屋づくり♪
露出配管を上手に活用すると、オリジナリティのあるおしゃれなお部屋に仕上げることができます。
マイホームの雰囲気をガラッと変えたいなら、ぜひ露出配管を採り入れてみてください。
コンクリートむき出しのラフなイメージから塗装仕上げの上品なイメージまで幅広いので、どんなインテリアにも合わせやすいですよ♪
ここではご紹介しきれないたくさんのおしゃれな露出配管アイデアも掲載していますので、こちらも参考にどうぞ。
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