公開日:2024-05-01  更新日:2024-07-04

メゾネットの分譲マンション|購入時の注意点とメリット・デメリット、リノベ間取りの実例も

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メゾネットの分譲マンション|購入時の注意点とメリット・デメリット、リノベ間取りの実例も

 

「メゾネットタイプ」の分譲マンションは、高級感があり希少価値の高い人気物件です。

 

快適性・デザイン性においてメリットがあります。

 

ただし、購入前に知っておいた方がよいデメリットや注意点がある点も否めません。

 

今回は、メゾネットの分譲マンションについて、特徴や価格の傾向、メリット・デメリットを解説します。

 

併せて、中古マンションのリノベーション事例を間取り・費用付きで紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

この記事のポイント
・メゾネットタイプのマンションには、魅力的なメリットだけではなく、事前に知っておくべきデメリットや注意点もあるので注意しましょう。
・希少なメゾネットタイプの物件を買いたい方には、選択肢が多くリノベーションで理想の間取りに変えられる「中古マンション」がおすすめです。
・マンションの物件探しから資金計画、おしゃれなリフォーム&リノベーションまでサポートできるSHUKEN Reのワンストップリノベーションにご相談ください。

 

 

 

■分譲マンションの「メゾネット」とは?ほかの部屋より安い?高い?

 

マンションの「メゾネット」とは?ほかの部屋より安い?高い?

 

メゾネット(仏:maisonnette)は「小さい家」という意味を表し、マンションにおいては1つの住戸内に室内階段があり、2層を専有部分としている物件を指します。

 

メゾネットタイプの部屋があるマンションは、高級なハイグレードマンションやスタイリッシュなデザイナーズマンションに多く、市場において希少価値が高い点が特徴です。

 

マンションの最上階に配置されていることも多く、テラスハウスやルーフバルコニー付き物件もあり、マンションにいながら戸建住宅のような暮らしを送りたい方から注目されています。

 

専有部分が二層に分かれている物件の中には「ロフト付き」もあり、メゾネットとの違いが分かりにくいですよね。

 

ロフトは建築基準法上、「小屋裏物置」と位置付けられており、居室として使うことは前提とされていません。

 

そのため、窓がなく十分な天井高がないなど、普通の部屋と比べて利便性や快適性が劣ります。

 

一方、メゾネットは建築基準法上「居室」として扱われるため、通常の部屋と違いなく、寝室や水回りなど様々な空間が配置されます。

 

ポイント
メゾネットタイプのマンションは、生活空間が二層に分かれており、1階部分の一部が吹き抜けになっている物件も多いため、とても人気です。
また、どのマンションにもある間取りではなく希少なため、新築・中古を問わず、分譲マンション市場では高値で取引されているケースが通常です。

 

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メゾネットタイプのメリット

 

メゾネットマンションのメリット

 

メゾネットタイプのマンションは専有部内が二層に分かれているのが一番の特徴です。

 

それ故に、生活する上でいくつものメリットがあります。

 

 

吹き抜けや階段がおしゃれなインテリアのアクセントに

 

メゾネットタイプの中には、1階から2階が一部吹き抜けになっている物件も多く、それが気に入って購入に踏み切る方も多いです。

 

また、吹き抜けの一部にオープン階段が設置されていて、それがインテリアのアクセントになっている物件もあります。

 

開放感と個性的なデザインこそ、メゾネットタイプの大きな魅力と言っても良いでしょう。

 

 

生活空間を用途別に分けられる

 

リモートワークする方ですと、ご自宅を「生活するエリア・家族のエリア」と「外に開かれたエリア・来客を迎えるエリア」に分けたい方もいますよね。

 

通常のマンションですとそのゾーニングが難しく、来客時には家族の居場所がなくなるとお困りの方もいるはずです。

 

メゾネットタイプでしたら、来客がある時に家族は2階で過ごすなどの使い分けができます。

 

最近じわじわと人気が高まっているセカンドリビングやファミリースペースも取り入れやすく、メインのリビングと使い分け、家族が気兼ねなくリラックスできる場所として活用できます。

 

ワンフロアのマンションでは、床面積が限られてこれらの場所を作りづらいことも多く、たとえ広さに余裕があっても、メインリビングと物理的に近ければ、あまりメリットがありません。

 

 

下の階との騒音トラブルを減らせる

 

小さなお子さんやペットのいる家庭ですと、足音で下の階に迷惑をかけないか心配になることもありますよね。

 

足音は、いくら気をつけていても完全に防げません。

 

ところが、メゾネットタイプの2階をお子さんの遊び場やペットの居場所にすれば、音が響いてもそこは専有部の1階までです。

 

 

家族間でプライバシーを守りやすい

 

通常のマンションは、全ての空間がワンフロアにあるため、ある程度の広さがあっても、個人のプライバシーを守れないこともありますよね。

 

特に、話し声や生活音などは部屋を区切っても外に漏れ伝わってしまいます。

 

メゾネットタイプで階をまたげば、その心配はありません。

 

ポイント
メゾネットタイプのマンションは、総じて床面積の広い物件が多く、フロアが二層に分かれていることでリノベーションする場合も間取りの自由度が高い点が特徴です。
ワンフロアでは実現できない個性的で魅力的な間取りを実現したい方にこそ、メゾネットタイプの分譲マンションをおすすめします。

 

▶︎SHUKEN Reのマンションリノベーション事例集

 

 

■メゾネットタイプは「やめたほうがいい」?デメリット・注意点と対策

 

メゾネットタイプのマンション・デメリットや注意点と対策

 

魅力的で人気の高いメゾネットタイプの分譲マンションですが、購入する前に知っておいた方がよいデメリットや注意点もあります。

 

物件選びで後悔しないための対策と併せて、詳しく解説します。

 

 

生活動線が長くなりがち

 

ワンフロアの物件と比べると、生活の中で階段の上り下りがあるため、生活動線が長くなる可能性があります。

 

ブログやSNSなどの口コミを見ると。メゾネットタイプを後悔している方の中には、「家事が大変になった」と感じている方もいるようです。

 

対策方法
生活動線を短くするためには、メゾネットタイプの2階にどのような部屋を配置するかが重要です。
家事をしている際に階段を上り下りしなくて済むようなスペースを上階にレイアウトしましょう。
プライベートな空間である寝室や、セカンドリビングなどサブ的な場所を上階へ配置するのがおすすめです。
また、洗濯物をバルコニーに干したい方は、洗濯機置き場と同じフロアにバルコニーがある物件を選ぶのもポイントとなります。

 

 

吹き抜けがある場合は空調効率に要注意

 

吹き抜けのある広々としたリビングはとても魅力的ですが、エアコンの空調効果が落ちるというデメリットがあります。

 

床面積に対して大きめな機器を設置しなくてはいけない点も注意しましょう。

 

夏には吹き抜け上部が熱くなり、冬には1階の足元がなかなか温まらない可能性もあります。

 

対策方法
吹き抜け上部には空気を攪拌するシーリングファンを設置しましょう。
古く断熱性の低い中古マンションは、窓へインナーサッシ(内窓)の設置を検討することをおすすめします。
吹き抜けに面した2階部分の壁に開閉室内窓を設置して空気の流れを作ったり、1階の寒さが気になる場所へ床暖房を入れたりするプランも人気です。

 

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Wi-Fiが届きにくくなる可能性も

 

メゾネットタイプのマンションは、ワンフロアの部屋よりもWi-Fiが全ての部屋に届きにくくなる可能性があります。

 

1階にLANルーターを設置して2階で仕事したり動画を見たりする場合は注意しましょう。

 

対策方法
どこでWi-Fiを最もよく利用するかを明確にして、そこに近い場所へルーターを設置しましょう。
よくWi-Fiを使う部屋にルーターを置きたいがLANポート(差し込み口)がない場合は、配線リノベーションが必要です。
各部屋で満遍なくWi-Fiを利用したい場合は、中継器(増幅器)を設置してみることをおすすめします。

 

 

生活スペースがワンフロアよりも狭い物件も

 

マンションの物件探しをする際、専有面積が選ぶ際のポイントになりますが、メゾネットタイプは「床面積=生活スペース」になりません。

 

階段やそれに付随する廊下などがあるからです。

 

そのため、同じ専有面積であれば、ワンフロアよりも生活スペースは狭くなります。

 

対策方法
物件を選ぶ際は、専有面積を数字で見るのではなく、必ず間取り図も確認してください。
レイアウトだけではなく、各部屋の広さが分かる資料をチェックするのがポイントです。

 

 

2階への家具・家電搬入が大変

 

メゾネットタイプの部屋へ引っ越す際、2階へ大きな家具や家電、ピアノなどを搬入できなかったという失敗は避けたいですよね。

 

デザイン性の高い螺旋階段や、壁に囲まれている箱型階段の場合は、特に注意しましょう。

 

対策方法
2階へ大きなものを搬入したい場合は、オープン階段の物件を選びましょう。
リノベーションする場合は、吹き抜けに面した部分にホールを設けて荷物を上から吊り上げられるようにしておく方法もあります。
今後部屋の用途を変える可能性が低い場合は、ベットや収納棚、デスクを「造作家具」にするのもおすすめです。
デッドスペースなく、空間を無駄なく活用できます。

 

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バリアフリー・落下防止に要注意

 

生活スペースが二層に分かれるため、将来的なバリアフリーへの配慮が欠かせません。

 

また、小さいお子さんがいるご家庭では、階段や2階ホールからの落下対策も必要です。

 

対策方法
その物件にずっと住み続けたい方は、購入時の家族構成だけではなく、10年後・20年後・30年後も見越した物件を選びましょう。
また、将来階段の上がり下りが大変になった場合も想定して、「買取保証サービス」がある不動産会社で物件を探すと安心です。

 

▶︎メゾネットタイプの中古マンション探しからリノベーションまでのご相談はこちらから

 

 

メゾネットタイプは中古マンションが狙い目

 

メゾネットタイプは中古マンションが狙い目

 

メゾネットタイプの分譲マンションをお探しの方におすすめなのが、「中古マンション」です。

 

その理由は、主に4点あります。

 

 

新築より物件の選択肢が多い

 

好立地な場所には既に住宅・マンションが建てられていて、新築マンションは隙間をぬうように建てるしかありませんよね。

 

しかし、中古マンションはこれまで長年建てられてきた物件の全てが選択肢となりえます。

 

国土交通省の調査によると、現在のマンションストック戸数は「約685.9万戸」なのに対して、2023年のマンション新築着工戸数はたった「約82万戸」です。(参考:国土交通省|分譲マンションストック戸数

 

ただでさえメゾネットタイプは物件母数が少ないため、新築にこだわらず、間取り・立地のレパートリーが豊富な中古マンションがおすすめです。

 

▶︎中古マンションの「購入価格+リノベーション費用」を知りたい方はこちらから

 

 

新築よりも物件価格がリーズナブル

 

中古マンションは新築マンションよりも購入費用を抑えられます。

 

実際に、首都圏の新築マンション平均価格は「8,101万円」なのに対して、中古マンションの平均価格は「4,575万円」と、大きな差があります。(参考:公益財団法人 東日本不動産流通協会|首都圏不動産流通市場の動向(2023年)

 

ただし、2023年に売買が成約した中古マンションの平均築年数は「23.83年」であり、リノベーションを必要とする物件が大半であった点も事実です。

 

そのため、購入する前に、物件価格とリノベーション費用を合わせたトータルコストを知っておくことが重要になります。

 

 

資産価値の目減りが少ない

 

新築マンションは、引き渡しを受けた瞬間から“中古マンション”となり、その資産価値は低下し始めます。

 

ところが、中古マンションは既に築年数が経っており価格の下落が始まっている状態で購入します。

 

そのため、買った後の資産価値の目減りを最小限に抑えられるのです。

 

首都圏の築年帯数別価格平米単価

(出所:首都圏中古マンション・中古戸建住宅地域別・築年帯別成約状況【2023年】をもとに弊社にて作成)

 

上のグラフを見ると、市場へ新規登録された物件の価格は、築0〜5年から築16〜20年で「マイナス約32万円/㎡」なのに対して、築21〜25年から築31年を超える場合は「マイナス約24万円」に収まっています。

 

 

リノベーションで理想の間取りに変えられる

 

中古マンションを購入して物件価格を抑え、その分好きなようにリノベーションできるのが中古マンションの魅力です。

 

思ったような間取り・デザインでなくても、リノベーションすれば、要望を取り入れた暮らしやすい部屋に変えられます。

 

ポイント
リノベーションで理想の住まいを手に入れたい方は、購入前に要望を取り入れた間取りが実現できる物件かどうかを見極める必要があります。
そのため、リノベーション前提で物件選びをサポートしてくれる会社へ相談するのがおすすめです。

 

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■【間取り・工事費用付き】東京・千葉・神奈川のメゾネットマンション|おしゃれ&高級感あるリノベ事例

 

SHUKEN Reは、1998年創業以来、8,000件超のリノベーションを手がけてきた実績があります。

 

その中から、メゾネットマンションのリノベーション事例を紹介します。

 

 

「光に包まれた開放的なリビングが魅力」築34年・127㎡

 

メゾネットタイプの中古マンションのリノベーション事例の写真

 

メゾネットタイプの中古マンションのリノベーション前の間取り図(ビフォー)

メゾネットタイプの中古マンションのリノベーション後の間取り図(アフター)

 

工期 120日
家族構成 夫婦+お子様1人
エリア 千葉県
年代 30代
物件種別 マンションリノベーション
築年数 34年
間取り 5LDK+WIC
広さ 127㎡
リノベーション費用 約2,300万円

 

こちらは、賃貸マンションに住んでたお客様が中古マンションを購入してリノベーションした事例です。

 

お子さんの誕生をきっかけに、明るく希少な最上階・メゾネット物件を選ばれました。

 

1階にはLDKや水回り、洋室を2部屋配置し、2階には吹き抜けに面したセカンドリビング兼ワークルームと洋室を1つレイアウト。

 

セカンドリビングには、室内窓を設け、太陽の光をふんだんに取り入れて明るく開放的な空間に仕上げました。

 

メゾネットタイプの中古マンションのリノベーション事例写真

 

インテリアデザインは、過去に滞在されたロンドンのホテルをイメージし、ラスティックな雰囲気のヘリボーン張りフローリングや、グレイッシュなブルーグリーンのアクセントクロスなど、お客様のこだわりを各所に取り入れた点がポイントです。

 

玄関土間を広くしてベビーカーや自転車を置けるようにするなど、デザイン性と利便性の両方を叶え、ずっと住み続けていただける住まいが完成しました。

 

 

「グルニエを作って“メゾネット風”に」築36年・96㎡

 

メゾネットタイプ中古マンションのリノベーション事例写真

 

メゾネットタイプの中古マンションのリノベーション前の間取り図(ビフォー) メゾネットタイプの中古マンションのリノベーション後の間取り図(アフター)

工期 90日
家族構成 ご夫婦+お子様2人+猫ちゃん2匹
エリア 浦安市
物件種別 マンションリノベーション
築年数 36年
間取り 3LDK + WIC + SIC + グルニエ + ワークスペース
広さ 96㎡
リノベーション費用 1,500万円

 

こちらは、メゾネットタイプの物件ではありませんが、最上階で天井高が高い特徴を活かして、室内階段を追加し、グルニエ(小屋裏部屋)を作った事例です。

 

グルニエの天井高は低めですが、吹き抜けに面した場所へ室内窓を設け、“こもり感”を味わえる居心地のよいセカンドリビングに仕上がりました。

 

マンション最上階をメゾネット風にリノベーション

 

グルニエへのアクセスは、簡易的なハシゴではなく重厚感のある造作階段をチョイス。

 

その下は猫ちゃんの隠れ家にしました。

 

このように、希少なメゾネットタイプの物件を見つけられない場合でも、最上階など天井高の高い物件をツーフロアの住まいに変える方法もあります。

 

▶︎事例の詳細はこちらから

 

リノベーション施工事例

 

▶︎SHUKEN Reのマンションリノベーション事例集

 

 

■まとめ

 

メゾネットタイプの分譲マンションは、高級感があり生活の幅も広がる魅力的な物件です。

 

これからマイホームを買う方には、価格を抑えられて物件の選択肢が広がり、さらに自由にリノベーションできる中古マンションをおすすめします。

 

ただし、物件を選ぶ際には、デメリット・注意点を踏まえて物件を精査しなくてはいけません。

 

そんな時に頼りになるのが、SHUKEN Reのワンストップリノベーションです。

 

トータル予算を把握できるだけではなく、理想の間取りを実現できる物件かどうかの視点で物件選びを進められます。

 

これまで多くのリノベーションを手がけてきた経験豊富なスタッフが、理想のライフスタイルやご予算から逆算し、満足度の高い住まいづくりをご提供いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

 

「中古マンションを買うかどうか迷っている」「そろそろリノベーションを検討したい」という方向けの相談会も実施しています。

 

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    SHUKEN Re 編集部

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