公開日:2024-04-28 更新日:2024-07-04
マンションは「持ち家 vs 賃貸」選ぶならどっち?メリット・デメリットを徹底比較
マンションでの暮らしを検討する際、持ち家としてマンションを購入するか、住み替えしやすい賃貸にするかお悩みの方も多いのではないでしょうか。
今回は、ご家族らしい住環境へのリノベーションも視野に入れた暮らしづくりに役立つ、持ち家と賃貸のメリット・デメリットを解説します。
ライフスタイルのパターン別比較やそれぞれ必要なコストの把握など、将来性のあるプラン選択の参考になる情報をお届けします。
・持ち家と賃貸のメリット・デメリットを比較してライフスタイルや将来設計に合った選択をしましょう。
・コストの比較によって、住宅ローンと家賃の違いを理解し安全な資金計画を立てましょう。
・マンション持ち家リノベーションの注意ポイントや対処法も押さえておきましょう。
目次
■マンションの「持ち家」と「賃貸」メリット・デメリットを比較
持ち家リノベーションの事例を見る:Case167「Quality of Life」
まずは、マンションの「持ち家」と「賃貸」それぞれのメリット・デメリットを分かりやすく解説します。
持ち家のメリットとは
【「持ち家」向きの暮らし】
- ・マイホームとして長く住み続ける予定
- ・理想の住まいで暮らしたい
- ・ペットと暮らせる住まいを探している
- ・安定した収入がある
持ち家の大きなメリットは、安定した暮らしや社会的な印象もあるかもしれませんが、自分の家を持つことで得られる安心感や自由度の高い暮らしの満足感ではないでしょうか。
キッチンやバスルームなどの設備、壁や床、インテリアの内装・表層リフォームだけでなく、間取りを大きく変更して広々としたリビングをつくるスケルトンリフォームなど、ご家族のライフスタイルやお好みに合わせて「持ち家リノベーション」できるのも魅力です。
また、持ち家の住宅ローンを完済すれば老後の住居費負担がなくなります。将来、配偶者や子・孫世代に資産として遺す、また不動産市場の動向や地域の発展に合わせて売却するのも可能です。
持ち家のデメリット
一方で、持ち家には初期投資や固定資産税・都市計画税がかかります。住宅ローンの返済や税金、維持・修繕費などが予想以上の負担になることも考えられます。
お子様の進学やご家族の転勤、ご近所トラブルなどで簡単に住み替えできないのがデメリットです。
賃貸のメリットとは
【「賃貸」向きの暮らし】
- ・転勤・転居の多い暮らし
- ・ライフプランが決まっていない
- ・収入が不安定・住宅ローンを組みたくない
賃貸は、ライフステージにあわせて住み替えしやすいのがメリットです。
転勤や転居が多いご家庭や、ライフステージに合わせて拠点を変えたいご家族、初期費用を抑えて都心部での暮らしを実現したい方にとって自由で便利な暮らし方ではないでしょうか。
また、大家さんや管理会社が維持・メンテナンスするため、設備の故障や住まいの老朽化など不具合が出た場合でも、修理・修繕費を負担する必要がありません。
賃貸のデメリット
一方で、賃貸には制約が付きものです。改築やペット飼育の制限があり、希望する条件に合う物件が限られる場合もあります。
賃貸物件の場合、間取りや内装、設備はあらかじめ決められているため、ご家族の人数や荷物が多いご家庭や、ライフスタイルにこだわりのある方には住みづらいかもしれません。
また、老後まで定期的な家賃支払いが続くため、家賃の増加や契約の更新も含めた将来の資金計画について考えておく必要があります。
■ライフスタイルで考える「持ち家」と「賃貸」
持ち家リノベーションの事例を見る:Case168「Paws」
家族構成やライフスタイルに応じた住まいのニーズを考えることも、「持ち家」と「賃貸」を比較検討する上で大切です。
自分らしく暮らす、一人・二人暮らしの場合
持ち家リノベーションの事例を見る:Case159「Theme park」
シングルで仕事の転勤やライフスタイルの変化が多い場合、スムーズで柔軟な住み替えが可能な賃貸もしくは二拠点居住や賃貸収入が得られるような持ち家の購入が適している場合があります。
また都心部に住む場合、持ち家の購入費用は割高になりますが、将来的に売却もしやすく、賃貸収入も得やすいというメリットがあります。
快適に暮らす、子育て世代の場合
持ち家リノベーションの事例を見る:Case113「家族もペットもHAPPY」
子育て世代は、安全で快適に生活できるエリアやお子様の教育環境を重視して、物件探しからのワンストップリノベーションがおすすめです。
将来的な暮らしの安定だけでなく、資産としての持ち家の価値を考えたプランニングが必要となります。
住まいの老朽化やライフステージの変化に対応する「持ち家リノベーション」で、住み替えのような自由で新しい暮らしを実現させることも可能です。
▶ぐんぐん育つ子供の成長のために| 子育て世代のリノベーション
老後も安心、シニア世代の場合
持ち家リノベーションの事例を見る:Case127「子育て後は夫婦ふたりで」
子育てを終えたご夫婦やシニア世代では、老後の暮らしや経済的な安心・安全を考えた選択がポイントになります。
住み替えの負担や老後の資金不安を考えて、持ち家を選ぶ場合は、住宅ローンの返済が終わることを目標にした計画づくりが大切です。
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■コストの比較、「住宅ローン」と「家賃」はどうなる?
持ち家リノベーションの事例を見る:Case171「Colorful Wall」
「持ち家」と「賃貸」のコストを比較する際には、初期費用や毎月継続して支払う税金や「住宅ローンの返済」「家賃」の費用、老後の経済負担などの居住費を総合的に見る必要があります。
初期費用の違いとポイント
持ち家と賃貸のコスト面での大きな違いは、持ち家の初期費用や住宅ローン返済額と、賃貸の初期費用や家賃支払いをはじめとする「居住費」のかかり方が異なる点です。
例えば、賃貸の場合、初期費用は敷金・礼金・仲介手数料などの初期費用がかかります。また、契約後には毎月の管理費、更新のタイミングで更新料などの費用がかかります。
持ち家を購入する場合、初期費用は、頭金、印紙税・登録免許税・不動産取得税などがかかります。また購入後には、マンションの管理費や修繕積立金、毎年の固定資産税・都市計画税などが必要になります。
「住宅ローン」と「家賃」
賃貸の場合は、老後も家賃の支払いが続くため、将来も継続して必要になる家賃の支払いに備えた居住費の貯蓄が必要になります。
持ち家の場合、住宅ローン返済が必要ですが、返済終了後は、住居費を大幅に抑えられます。
また、持ち家ではローン返済に加え、維持・メンテナンスにかかるコストも必要になりますが、資産としての住まいを残せます。
一方、賃貸は将来的な資産形成につながらないため、老後もマイホームとして安心に暮らせるプランを計画した上での選択が重要です。
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■マンション持ち家リノベーションの注意ポイント
持ち家リノベーションの事例を見る:Case73「待ち望んだ、その一言」
持ち家を選ぶ大きなメリットは、資産価値を残すことです。
将来、老朽化に対する修繕や間取り改善が必要になった場合でも、住み替えずにリノベーションで長く暮らし続けることが可能です。
マンションを持ち家としてリノベーションする場合、内装や間取り変更といった専有部分のリノベーションは可能でも、玄関ドアや窓、ベランダなどの共用部分には管理規約による制限があるのが一般的です。
マンションのリノベーションに際しては、以下のポイントに留意して事前に計画しておくことが大切です。
リノベーションは管理規約に注意
マンションの持ち家リノベーションでは、「管理規約」に従い、専有部分と共用部分のリフォーム・リノベーションに関するルールを遵守する必要があります。
マンションの構造や配管によっては、内装や間取りリノベーションに影響がある場合もあります。
柔軟なプランニングの必要性
マンションの「管理規約」による構造面での制約があっても、経験・実績豊富なプロのプランニングやアドバイスにより、自由度の高いリノベーションを実現させることが可能です。
限られたスペースを有効活用して、こだわりの間取りや内装、デザインが楽しめるご家族らしい空間づくりが求められます。
リフォームローンや住宅ローンの活用
多くの銀行や信用金庫などの金融機関では、住宅改修の資金調達に特化したリフォームローンが利用できます。
金融機関によっては、ワンストップリノベーションなど物件購入と同時のリノベーションなどは一体型住宅ローンが組める場合があります。
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また、住宅ローン減税等の特例措置の適用が受けられる場合もあるため、それぞれの特性や条件、金利を比較し、事前に確認・検討しておくと安心です。
(参考)国土交通省「住宅ローン減税」
■まとめ:徹底比較で決める理想のマンション「持ち家」計画
マンションの「持ち家」は、初期費用や購入後にかかる固定資産税・都市計画税、マンションの管理費や修繕積立金などの居住費が「賃貸」よりもかかるのに注意が必要ですが、自分らしく暮らしたい方や、老後、住宅ローンを完済して資産を残す、安定の暮らしをお考えの、シングル・子育て世代・50代からの二人暮らしの方など幅広い世代から選ばれています。
将来の持ち家リノベーションでは、資産価値向上だけでなく、理想の暮らしにフィットする、こだわりの間取りやおしゃれなデザインなど、自分らしくいられる快適な家づくりができるのも大きな魅力です。
ライフスタイルや将来の経済力を見据えた徹底比較で、ご家族に合った満足度の高いプランを選びましょう。
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