公開日:2023-01-05 更新日:2024-07-04
東京で一戸建てをリノベーションしたい!費用・施工事例・進め方まで一挙紹介
今のお住まいを快適にしたい方はもちろん、初めてマイホームを購入する方で中古住宅を検討している方も多いでしょう。
そこであわせて考えたいのが、「一戸建て住宅のリノベーション」。
しかし、初めて計画を立てる方にとっては、一体どのくらいの予算が必要で、どのように進めればいいか分からない方も多いはずです。
そこで、今回は一戸建て住宅のリノベーションについて、費用の目安や計画の進め方を解説します。
リノベーションをしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
・計画の進み方を把握しておくことで、悔いのないリノベーションを実現できます。
・“SHUKEN Re”では、物件探しからローン相談、リノベーションの設計・施工、アフターメンテナンスまでをまとめてお任せいただける「ワンストップリノベーション」をご用意しています。
目次
■ これからは中古住宅をリノベーションして永続的に住むのが当たり前に
日本では、江戸時代から続く「スクラップ・アンド・ビルド」の傾向が根強く、「夢のマイホーム=新築住宅」という考えが当たり前でした。
実際に、国土交通省が行った調査によると、新築・中古問わない住宅流通総数に対する中古住宅の流通シェアは13.5%(2000年時点)で、最近は既存住宅の再利用が活性化したこともあり、そのシェアは増えているものの、未だ欧米と比べると1/6程度にしか過ぎません。
取り壊される住宅の平均築年数を見ても、その差は歴然です。
この結果は、人々の意識によるだけではなく、地震や台風の災害によって解体を余儀なくされる場合も含まれていますが、やはり日本人の“新築信仰”が強いことも事実と言えるでしょう。
しかし、日本国内に現存している“ストック住宅”は増え続ける一方で、都心部を中心として「空き家率」の問題は無視できないところにまできています。
戦後の住宅不足は数の上では1968年に解消されていますが、その後も50年にわたって新築住宅の供給を重視した施策が継続されています。
その間、住宅は世帯数の増加を上回るペースで増え続け、「空き家問題」は既に社会的な規模にまで拡大しており、2014年7月に総務省が公表した「住宅・土地統計調査」(2013年 10月1日 時点)の速報集計によれば、空き家率は13.5%にまで達しています。
今までは、耐震上の問題などから築30年を超えると「そろそろ建て替えを」と検討し始める方も多かったでしょう。
しかし、耐震・制振・免震技術はどんどん進歩しており、また「建築基準法」や「住宅の品質確保の促進等に関する法律(通称:品確法)」などの法整備もされたことによって、“長寿命”な住宅が増えてきています。
近年では、古い住宅でもリノベーションをして永続的に住み続けようと考える人が増えており、国も住宅改修をサポート・推進する取り組みを数多く行っています。
(参考:国土交通省|中古住宅・リフォーム市場の活性化に向けた取組み)
そして、建築廃棄物削減や、建築業界の二酸化炭素排出量削減など、環境的観点からもリノベーションは効果的とされており、官民ともにリノベーションへ意識が向いていることも事実です。
(参考:国土交通省|建設施工分野における地球温暖化対策の推進)
これらのことからも、「マイホーム=新築住宅」という従来当たり前だった考え方が大きく変わり、「マイホーム=中古住宅をリノベーションしながら住み続ける」という選択肢を取る人は確実に増えています。
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■ 一戸建て住宅リノベーションの費用目安は?
一戸建て住宅のリノベーションと言っても、その工事範囲や規模は様々です。
また、リノベーションを検討するに至ったきっかけも、故障や老朽化などの必然的な理由から、「きれいにしたい」「さらに快適にしたい」などの理由まで色々あるでしょう。
では、多くの人はどのくらいの費用をリノベーションに使っているのでしょうか?
一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会が2021年に行ったアンケート調査によると、リノベーションにかかった費用の平均は「341.3万円」です。
(参考:一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会|2021年度住宅リフォームに関する消費者(検討者・実施者)実態調査結果報告書)
ただし、これには小規模な部分的リノベーションや、応急処置的なリノベーションも含まれています。
家全体をリノベーションする場合には、「500〜2,500万円」が相場です。
これほどまでに費用の幅が大きいのには理由があります。
リノベーションは、広さ・立地条件・劣化度合い・要望・オプション的設備などによって費用が全く異なるからです。
つまり、新築のように決まった価格はありませんし、住宅によってプランも価格も千差万別なのです。
そこで概算を知りたい方にとって参考になるのが「坪単価」。
坪単価 30〜60万円 ・ ㎡単価 10〜22万円
(間仕切り壁含む構造躯体以外の内装・設備機器のやりかえなど)
ただし、こちらはあくまでも費用目安ですので、様々な条件によって大幅にコストアップする可能性は否定できません。
具体的にリノベーション計画を始める場合は、施工会社へプランや見積もりを作成してもらい、はっきりとした金額を把握しましょう。
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■ 一戸建て住宅のリノベーションはどうやって進めるの?
では、リノベーションを始める場合には、どのような手順で進めれば良いのでしょうか?
ここでは、フェーズごとにポイントや注意点を紹介します。
まずは、どの住宅で「どのような生活を・どのくらいの期間」過ごしたいかを検討しましょう。
また、現在の間取りや使い方で不満に感じていることを箇条書きにしてみるのもおすすめです。
大切なのは、ご家族でじっくりと話し合うこと。
それと並行して、大体の予算を立てておくことも忘れてはいけません。
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リノベーションを請け負う会社には様々な形態があり、それぞれ得意分野が異なります。
ですから、まずは複数社に問い合わせて、話を聞いてみることが大切です。
どうしても一社に決めかねる時には、複数社と並行して打ち合わせを進めてみましょう。
これを「相見積もり(あいみつもり)」と言い、建築業界では当たり前のことなので、「なんだか悪い」と気後れする必要はありません。
ただし、5社を超える多数の会社と話を進めても、1社ごとの打ち合わせ密度は減ってしまいますし、情報が煩雑になり混乱してしまいますので気をつけましょう。
1社(もしくは2〜3社)に、現地を細かく見てもらいましょう。
この時に、図面や建築確認の際の資料があるとスムーズです。
リノベーション会社は、この現地調査で得た情報とお客様の要望を合わせて、プランニングを進めます。
ですから、現地調査の段階までにしっかりと要望や理想のイメージを伝える準備を整えておきましょう。
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現地調査の情報を元に作成されたプランと見積書が提出されます。
複数社に相談していた場合も、この時点で1社に決めることをおすすめします。
多くの方は「総額」で比較検討しがちですが、工事内容と合わせて見ないと、コストの差は分かりません。
必ず以下のポイントを確認して会社を決めましょう。
- ・プランに要望はきちんと反映されているかどうか
- ・こちらの予算に合わせるような工夫がされているかどうか
- ・工事ごとに仕様・内訳の詳細が記載されているか
- ・アフターサービスなどの提案はあるかどうか
これらのポイントはあくまでも一例ですが、大切なのは提出された資料からその会社の“誠意”が伝わるかどうかです。
全体的に丁寧に作られたプレゼン資料である会社を選ぶことをおすすめします。
1社に決めたら、いよいよ工事請負契約を結びます。
この時点で100%プランが固まっている必要はありません。
途中でプランの変更や追加・一部中止に伴い費用が増減した場合は、都度見積書を作成してもらい、その分の契約書を交わします。
契約時に工事費用の一部を支払う会社がほとんどなので、支払い条件や支払い割合について早めに確認しておくと良いでしょう。
契約を交わせばすぐに着工できるという訳ではありません。
契約後にリノベーション会社は再度現場へ行き、詳細を調査してプランのブラッシュアップを行います。
また、施工スタッフの手配や材料の発注などの準備を整え、マンションの場合は管理組合への工事申請などを済ませます。
その間の期間、材料の細かい仕様打ち合わせやプランの最終確認を繰り返し、着工までに万全の態勢を整えておくのです。
ご近所への工事ご挨拶を済ませたら、いよいよ着工です。
住みながらのリノベーションでない場合は、この時点で鍵をリノベーション会社へ託します。
通常は、着工時にまた工事費用の一部を支払いますので、金額を早めに確認しましょう。
リノベーションは、始まってからプランを変更せざるを得ないことも少なくありませんし、工事の進捗状況に合わせて仕様や材料を選ぶこともあります。
また、完成してから手直しするのはリスクが高いため、施主も工事中に複数回現場を確認しなくてはいけません。
この現場での打ち合わせが、リノベーションを最後まで成功させる重要なポイントと言えます。
プランに盛り込まれた内容を全て終えたら、施主とリノベーション会社担当者、施工スタッフ立会の元、最終確認を行います。
この時点で、小さな傷などが見つかったら、引き渡し日までに速やかに手直しします。
双方で最終確認が済んだら、これにて完工となります。
完工後は速やかに引き渡しを受けましょう。
引き渡し時に、工事費用の残り全額を支払います。
リノベーションは「引き渡せば終わり」ではありません。
リノベーション会社の多くは、アフターメンテナンスや定期点検などのアフターサービスを設けていますので、住み始めてからも施工会社とは末長いお付き合いが続きます。
各専門スタッフが「何年経っても快適な暮らし」をサポートいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
▶︎「OBのお客様へのサービス」の詳細はこちらから
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中古住宅の購入とリノベーション計画は同時進行できる?
中古住宅を購入してからリノベーションについて計画し始めると、住み始めるまでかなりの月日が経ってしまい、その間の固定費は無駄になってしまいます。
実は、中古住宅の物件を探している段階からリノベーション計画を始める方法があります。
それが、“SHUKEN Re”の「ワンストップリノベーション」。
リノベーション専門店の“SHUKEN Re”だからこそできる、トータルサポートサービスです。
リノベーションに適した物件探しから、ローン相談、設計・施工、アフターメンテナンスまで安心してご相談いただけます。
また、トータル予算を踏まえた物件購入とリノベーション計画も可能!
「中古住宅を購入してリノベーションで思い通りにしたい」そうお考えの方は、お気軽にご相談ください。
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■〈厳選事例〉“SHUKEN Re”の一戸建て住宅リノベーション
私たち“SHUKEN Re”では、今まで数々の一戸建て住宅リノベーションを手がけてきました。
そこで、そのほんの一部を紹介します。
事例① レトロさの中にもスタイリッシュさを感じるお家
工期 | 60日 |
---|---|
家族構成 | ご夫婦+お子様1人 |
エリア | 千葉県船橋市 |
年代 | 30代 |
物件種別 | 戸建 |
築年数 | 34年 |
広さ | 106㎡ |
リフォーム経緯 | 中古を買ってリノベ |
こちらは、まさに“温故知新”という言葉がピッタリの事例!
リノベーションはどうしても既存の部分が残ってしまいますが、こちらのようなレトロテイストなインテリアデザインにすることで、新旧の部分がうまく溶け合います。
サブウェイタイル仕上げの洗面室や、無骨なコンクリート仕上げの広々とした土間、ダークカラーでまとめられたフロアやドアなど、ほっこりとしたレトロさの中にも、流行りのインダストリアルデザインを取り入れ、おしゃれに仕上げました。
▶︎事例の詳細はこちらから:Case50「昭和レトロな懐かしさとお洒落感」
事例② 男前すぎない優しい雰囲気のヴィンテージテイストなお家
工期 | 60日 |
---|---|
エリア | 東京都 |
物件種別 | 戸建 |
築年数 | 37年 |
広さ | 50㎡ |
リフォーム経緯 | 中古を買ってリノベ |
住まいと仕事場のアトリエを兼ねた家にしたいと、都内の中古戸建を購入してリノベーションした事例です。
施主様のお好みは「’60〜’70年代のアメリカンスタイル」。
バランスよく配置されたインテリアグリーンと、開放感のあるドアによって、重くなりがちなヴィンテージテイストの中にも、軽やかさと優しさが感じられます。
腰高まで貼られた板材とフローリング材は、流行りの“ラスティック”調にして、まるでずっとここで生活してきたかのような懐かしさを表現。
ナチュラルでお洒落な雰囲気に仕上がりました。
▶︎事例の詳細はこちらから:Case103「レトロ&グリーン」
事例③ ホワイト+ナチュラルで居心地の良い空間に
工期 | 33日 |
---|---|
家族構成 | ご夫婦+お子様1人+わんちゃん1匹 |
エリア | 千葉県我孫子市 |
年代 | 30代 |
物件種別 | 戸建 |
築年数 | 36年 |
広さ | 1Fのみ約65㎡ |
リフォーム経緯 | 中古を買ってリノベ |
じんわりと温かみのある無垢フローリングがメインのこちらの事例は、ドアなどの木部もカラーを揃えて、シンプルながらもナチュラルで居心地のいい空間になりました。
実は、無垢材は適度な柔らかさがあるため、わんちゃんの足腰への負担も少なく、ペット共生住宅にもおすすめです。
リビングの廊下に面した壁に室内窓を設けたことで、暗くなりがちな廊下にまで陽の光が届くようにしたところもポイント!
どこにいても“優しい気持ち”になれる、そんな住まいをイメージしました。
■まとめ:一戸建て住宅のリノベーションは会社選びが成功の鍵
一戸建てリノベーションは、決して“安い買い物”ではありません。
だからこそ、十分な知識と確かな実績のある会社を選ぶのが成功の鍵。
打ち合わせから設計施工、アフターメンテナンスまで真摯に対応してくれる会社を選びましょう。
リノベーションのプランニングをどこに相談すればいいかお悩みの方は、ぜひ私たち“SHUKEN Re”へご連絡を!
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施工事例では、築年数の古い物件でもきれいに蘇った事例を多数ご覧いただけますので、今のお住まいを“大変身”させたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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