公開日:2022-12-14 更新日:2024-07-04
リノベーションはインテリア&家具のコーディネートが肝!プロが教える10のコツ
「おしゃれな家に住みたい」「人を招ける家にしたい」「お気に入りの空間で生活したい」そう願う人は少なくないはずです。
しかし、いざ部屋のインテリアコーディネートをしても、どうもしっくりこないことも少なくないでしょう。
その理由は、リノベーションまで視野に入れていないから。
とことんおしゃれな家にしたい人には、やはりリノベーションがおすすめです。
そこで、今回はリノベーションにおけるインテリアコーディネートのコツを紹介します。
デザインのポイントから家具選びのコツまで、詳しく解説します。
「そろそろマイホームのリノベーションを検討したい」「おしゃれな部屋に住みたい」という人は、ぜひ参考にしてください。
・ポイントを押さえてリノベーションデザインや家具選びをすれば、きっと“おしゃれな部屋”は作れます。
・“SHUKEN Re”では、物件探しからローン相談、リノベーションの設計・施工、アフターメンテナンスまでをまとめてお任せいただける「ワンストップリノベーション」をご用意しています。
目次
■ おしゃれな部屋にするならやっぱり“リノベーション”がおすすめ
お部屋のインテリアコーディネートをする際に、家具やカーテンなどのインテリアファブリック、小物などから変えられないかと考え始める人は大半でしょう。
確かに、賃貸住宅では部屋を工事することはできませんが、所有している不動産であれば天井・壁・床や設備機器などを含めた、トータルコーディネートが可能!
仕上がりを比べてみると、やはり内装の仕上げからこだわった事例は格段にスタイリッシュです。
工事規模によっては間取りを変えて部屋の空間的印象を変えることもできます。
現に、あるアンケート調査によると、リノベーションを検討し始めたきっかけの第4位が「間取りやデザインに不満があった/あるから」、重要視しているポイントの第3位が「デザインの良さ」という結果も出ています。(参考:一般社団法人 リフォーム推進協議会|2020年度住宅リフォームに関する消費者実態調査 結果報告書)
家具やインテリアアイテムなどの“置物”だけではどうしてもコーディネートに限界があります。
だからこそ、とことんデザインにこだわりたい人や、性能や快適性も一緒に高めたいという人は、リノベーションも視野に入れた検討が必要なのです。
■ リノベーションでインテリア&家具コーディネートする時のポイント“10個”
では、インテリアコーディネートを成功させるために知っておくべき“リノベーションのコツ”についてお話ししましょう。
これらは、インテリアデザインの基本であり、スタイリッシュでおしゃれな部屋にするためには欠かせないポイントです。
これからお部屋の“改造”をしたいという人は、ぜひ参考にしてください。
まず、お部屋のインテリアコーディネートを始める前に、ご自身がどのような部屋にしたいのかコンセプトをしっかり固め、またどのようなデザインが好みなのかを理解しておきましょう。
インテリア雑誌や関連サイトをみると、トレンドを押さえた事例がたくさん目につきますが、それに流されていてはデザインが“ブレて”しまいます。
好みをしっかりと理解し、またその部屋でどのような生活を送るのかを十分シミュレーションすれば、おのずとコンセプトは固まります。
ちなみに、主なインテリアデザインとその特徴は以下の通りです。
【ナチュラルデザイン】
定番のナチュラルデザインは、明るめの木目と明るい色が基調となります。
木のぬくもりを感じられる優しく温かい雰囲気があるため、老若男女から人気が高いです。
【北欧デザイン】
安定した人気を誇るこちらのデザインは、白を貴重としたナチュラルな印象が特徴で、壁紙やカーテンなどに植物モチーフや明るめのグレイッシュカラーを取り入れるのが定番です。
無駄がなく“機能美”を兼ね備えており、シンプル好きの人やナチュラル好きの人におすすめです。
【モダンデザイン】
デザインの中でもその歴史は古く、直訳すると「現代的・近代的」という意味です。
木質の中に金属やガラスを取り入れ、どこかクールな印象に仕上げるものを指します。
アースカラーやナチュラルカラーの中に、アクセントとしてビビットカラーを取り入れるのがセオリーで、選ぶ色や配置によって個性を表現できます。
【カジュアルデザイン】
敢えて家具のデザインを揃えなかったり、わざとらしくない自然なコーディネートを徹底することで、ラフな印象に仕上がります。
一見統一感がないように見えても、家具や内装材のディテールにこだわり、さりげなく“リンクコーディネート”をするのがポイント。
観葉植物やオープン棚などを取り入れるなど“上級者向き”のデザインと言えるでしょう。
【ヴィンテージデザイン】
若い年齢層の人から根強い人気があり、古き良き雰囲気が漂う中にも、ポップなデザイン要素もあり、地味になりすぎない点が特徴です。
アメリカンヴィンテージやヨーロピアンヴィンテージなど、ディテールを変えるだけで印象をがらりと変えられるため、男性からも女性からも注目されています。
【インダストリアルデザイン】
最近よくご相談いただくトレンドのデザインで、無骨な中にクールで洗練されたおしゃれさが垣間見られます。
元々は「工業的」と言った意味を持ち、アイアン+ウッド・金属配管など、どこか昔の工場を彷彿させるような雰囲気が特徴です。
ヴィンテージデザインほど装飾的ではなく、シンプルな印象も強いため、“大人かっこいい”部屋を目指したい人におすすめします。
【シャビーデザイン】
シャビーシックとも呼ばれ、古めかしさの中に、どこか懐かしく女性的で優しい印象が漂います。
暗めの色調が多いヴィンテージデザインとは異なり、白やアイボリーなどの明るい色が基調です。
フレンチインテリアの雰囲気も強いため、女性からの人気が高いです。
【和風デザイン】
日本古来の和風建築を、現代の暮らしに合わせてシンプルにアレンジしたデザインで、和室だけではなく洋室と組み合わせることもできます。
木目を生かした落ち着いた印象から、大人の方にも人気が高く、全体的な色調も彩度や明度を抑えめにするのがポイントです。
【ミッドセンチュリーデザイン】
20世紀初頭にアメリカで生まれたデザインで、それまで木製が中心だった家具にFRPを取り入れるなどして有機的な三次元曲線を表現している点が特徴です。
家具だけではなく照明器具や壁紙にも取り入れられているため、個性的で印象強い部屋にしたい人におすすめです。
【アーバンデザイン】
厳選したシックな家具を置くことで、高級感を演出できるデザインです。
ホテルライクインテリアもこのアーバンデザインの一種と言えます。
ところどころに直線を取り入れ、すっきりと清潔感がありながらもラグジュアリー感のある印象に仕上がります。
【ミニマルデザイン】
「飾らない」「無駄がない」デザインが特徴で、上質のものを最小限取り入れるため、飽きにくくシンプル志向の方から注目されています。
それぞれのデザインを、「シンプル」「デコラティブ(装飾的)」「明るい」「落ち着き」の四パターンに分類すると以下のようになります。
お好みに合わせて、適切なデザインテイストを選ぶことが重要です。
また、デザインテイストに合った家具を選ぶことで、モデルルームのような統一感のある部屋に仕上がります。
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部屋の印象を最も左右する“色選び”。
同じデザインテイストでも、テーマカラーによって雰囲気は全く変わります。
ここで重要なのが、「配色の黄金比」。
ベースカラー(基調色)70%+:テーマカラー(従属色)25%+アクセントカラー(強調色)5%の割合で配置することを意識してください。
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その③ 遠近法を利用したプランニング
「遠近法」とは、近くの物を大きく、離れた物を小さく表現するなどして、奥行き感を強調する手法です。
これを利用すれば、狭い部屋でも広く見せることができますし、窓の少ない部屋でも開放感を演出できます。
例えば、マンションでありがちな横長の部屋で、長手方向にラインを強調するカウンターを設置したり、ダクト照明を取り付ければ、自然と視線が流れて、圧迫感を軽減できるでしょう。
また、入口付近の視界に入りにくい場所に背の高い家具を置いたり、壁の色とトーンがあった収納棚を選んだりすれば、より空間の広がりを感じられます。
コンパクトなお部屋の場合は、腰高より低い家具に限定すると、かなり閉塞感を軽減できるでしょう。
閉塞感や圧迫感は、折角こだわったインテリアデザインを台無しにしてしまうので、設備機器の位置や家具の配置にこだわり、空間の印象を少しでも良くすることが大切です。
その④ 生活感を消すための“収納計画”
インテリアコーディネートの邪魔になるのが「生活感」。
いくらおしゃれな部屋でも、日用品などがあちこちに置いてあると魅力が激減してしまうでしょう。
そのため、十分な収納力を用意しておくことは重要です。
また、片付けやすさを意識して、適材適所に配置することも欠かせません。
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その⑤ すっきりと見せるための“造作カウンター・造作家具”
照明計画を考える際に、食器棚や本棚などの置き型家具をチョイスするのもいいのですが、できれば「造作家具(オーダーメイドの家具)」にすれば、市販の家具にはない高級感と意匠性をプラスできます。
袖壁の間に「造作カウンター」を設置するのもおすすめです。
オーダーメイドで作られるので、空間にフィットしてインテリアデザインの邪魔をしません。
収納棚としてだけではなく、設置場所によってはワークカウンターとしても取り入れられます。
これが一箇所でもあるだけで、賃貸のような無個性な空間から、一気にスタイリッシュで高級感のある印象に変わるでしょう。
また、ちょっとしたデッドスペースに取り付ければ、限られた空間を無駄なくフル活用できる点も大きなメリットです。
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その⑥ 部屋の印象を華やげる“照明計画”
インテリアコーディネートをする際に忘れてしまいがちなのが「照明」です。
明るければいいという訳ではなく、インテリアデザインにあった光の色や、器具のスタイルを選ばなくてはいけません。
また、光の効果で空間をより魅力的に演出することもできるため、適宜スポットライトやペンダントライトを取り入れてみても良いでしょう。
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その⑦ 素材感にこだわった“内装デザイン”
最近は、シンプルなデザインが人気ですが、色味を抑えても素材を変えるだけで印象は全く異なります。
例えば、壁の一部をタイル張りにしたり、床や天井をコンクリート仕上げにすると、カラーはベーシックながらも、おしゃれさが倍増します。
ただし、闇雲に素材を変えても意味がありません。
空間の用途に合わせて、素材を選ぶことが重要です。
リラックス空間の床が冷たいコンクリートでは居心地が悪いですし、狭い寝室の壁をレンガ調にすれば、圧迫感が気になります。
その⑧ その部屋の“主役”を設定する
壁の一面だけ色や素材を変えるなど、“アイキャッチ”を作るのもデザインの基本です。
強調したい部分に視線を誘導し、見せたくない部分の印象を薄くする効果がありますし、部屋の主役として個性を表現できます。
また、上の写真のように、短手方向の先に求心的な濃い色を取り入れれば、先ほど紹介した「遠近法」が強調され、部屋が広く感じます。
部屋の目立つ場所にこだわりの家具を設置するのもおすすめです。
ただし、配置する場所を間違えたりボリュームを多くしすぎると、逆に圧迫感が出て、おしゃれさも半減してしまうので気をつけましょう。
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その⑨ 統一感を意識した“家具選び”
家具も、好きな物を手当たり次第選べばいいという訳ではありませんし、色やデザインの雰囲気さえ揃えればうまくまとまるとも限りません。
落ち着いた雰囲気にしたいなら、ダークカラーを基調とした物やヴィンテージ調のものがしっくりきますし、ナチュラルで爽やかな印象にしたければ、新品らしさが強調された明るい色味のものが良いでしょう。
その両方をミックスして置いてしまうと、どこか垢抜けない印象になりおしゃれな部屋はほど遠くなってしまいます。
最近流行りのミックスデザインでは、ダイニングチェアを一脚ずつデザインの全く違う物を選ぶ手法もありますが、その際も、雰囲気の同じ物を選んだり、ディテールに共通点のある物を選んだりすることがポイントです。
その⑩ 確かな経験と知識を持った“会社選び”
ここまでインテリアコーディネートのコツを紹介しましたが、一般の方がなんとなく内装デザインや家具選びをしても、うまくまとまらないことも…。
後悔のないインテリアリノベーションをしたいという人は、確かな経験と知識を持ったコーディネーターのいる会社に相談しましょう。
施工事例が多く、デザインのレパートリーが豊富な会社がベスト!
内装のデザインはもちろん、それを活かす最善の間取り、家具選びまで、丸ごとサポートしてもらえます。
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中古マンションのリノベーション費用実例特集|失敗しない予算の考え方
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【㎡単価目安=20万円】
■ まとめ:おしゃれな部屋に住みたい人は“プロ”にご相談を
おしゃれなインテリアを作るためには、やはりトータルデザインを考慮したリノベーションがおすすめ!
その際には、経験と知識、センスを持った“プロ”に相談してみましょう。
きっと、インテリアコーディネートのポイントを押さえたスタイリッシュなお部屋に仕上がります。
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