公開日:2022-12-10  更新日:2023-04-06

古民家リノベーションのメリット・デメリット|おしゃれな事例も紹介

おしゃれな古民家リノベーション事例

 

この記事では古民家リノベーションを検討している方に向けて、メリット・デメリット両面を詳しく解説します。

 

とってもおしゃれな古民家リノベですが、注意点を把握せず選んでしまうと大きな後悔につながることも・・・。

 

耐震性や雨漏りリスクなど古民家のデメリットもしっかり把握し、後悔のない選択ができるように準備しましょう。

 

この記事のポイント
・デザイン・広さ・税金の安さなど、古民家は一般住宅にないメリットと魅力を持っています。
・建物の状態や利便性など、古民家には注意すべきデメリットもたくさんあります。
・デメリットに対策できる「古民家風リノベ」も一つの選択肢です。

 

■人気の高い古民家リノベ♪

 

梁を露出した古民家リノベーション

 

古民家とは、一般的に築50年以上の伝統的な工法で作られている建物のことを指します。

 

柱を露出する真壁や古材の太い梁を現代風にカスタマイズする古民家リノベは、おしゃれなマイホームとして注目を集めています。

 

古民家を改装したカフェやホテルなども多く、レトロ風インテリアなど一つのジャンルとして見かけることが増えてきましたよね。

 

築年数が古くても、リノベーションなら水回りや間取りをおしゃれ&使いやすく仕上げられます♪

 

リノベーションで設備や間取りがどのように変化するのかは、こちらのコラムで解説しています。

 

【関連コラム】

 

 

■古民家リノベーションのメリット

 

古民家リノベにはおしゃれなデザイン&雰囲気のほかにもさまざまなメリットがあるので、一つずつチェックしていきましょう。

 

 

オリジナリティとデザイン性

 

梁を大胆に露出した古民家リノベーション

 

日本独自の工法で建てられた古民家は、現代の新築や中古住宅にはないオリジナリティを持っています。

 

長年使い込まれてきた梁や柱にはビンテージ家具のような風合いがあり、新築では再現できない魅力があります。

 

自由度の高いリノベーションと組み合わせれば、昔ながらの良さを残しつつ現代のデザインと融合させておしゃれに仕上げられるのもメリット♪

 

【関連コラム】

 

 

強度の高い部材が使われている

 

強度の高い古民家の梁

 

古民家の梁や柱は強度の高い木材が使われていることが多く、きちんと点検・補強をすれば高い耐久性が期待できるのもメリット。

 

そもそも現存する古民家は今までの大地震で倒壊しなかった実績があり、高品質な木材や腕の良い大工に建てられたということの証明でもあります。

 

築100年以上の古寺やお城が残っていることから分かるように、木造建築は正しくメンテナンスすればとても長持ちしてくれます。

 

リノベーションでしっかりメンテナンスを行えば、安心して長く暮らせるマイホームになるでしょう♪

 

 

広い建物と土地でのびのび暮らし♪

 

古民家の広い敷地

 

まだ人口や建物が少なかった時代に建てられた古民家は、広い土地と大きな建物でのびのび暮らせるのも魅力的なポイントです。

 

一般的な中古住宅市場でも広い物件はありますが、延べ床面積30~40坪の家がメインになります。

 

広い家でのびのび子育てしたい、夫婦それぞれ趣味や仕事もこなせる家で暮らしたいなど、さまざまなライフスタイルに対応しやすいです♪

 

 

税金が安い

 

古民家は長い年月で建物の資産価値が下がっているため、固定資産税などの税金が安いのもメリットの一つです。

 

固定資産税は建物の評価額を基に算出されるため、築年数が古くなるほど安くなるケースが多いのです。

 

また耐震改修や断熱改修など古民家で定番のリノベーションを行う場合、減税制度を活用できるケースもあります。

 

【関連コラム】

 

 

環境に優しく文化を継承できる

 

長年使われた古民家をリノベーションすることは、地球環境保護と日本文化の継承にもつながります。

 

50年以上使われた古民家を再生して暮らせば、廃材処分と新しい木材の伐採を減らすことができます。

 

また日本独自の伝統工法や建築様式を後世に伝えることも、大きな意義の一つと言えるでしょう。

 

【関連コラム】

 

 

将来賃貸運用や売却で有利

 

リノベーションでおしゃれに仕上げた古民家は希少価値が高いため、将来ライフスタイルが変化したときに賃貸運用や売却しやすいのも意外なメリットです。

 

古民家は賃貸市場でも人気がありますが物件数が少ないので、借り手が見つかりやすく賃料競争に巻き込まれる可能性も低いです。

 

また売却の場合も、しっかり手入れされてすぐ住める状態の古民家は貴重なので売り手を見つけやすいでしょう。

 

築古の古民家はすでに価格が落ち着いた後なので、年数経過による資産価値の減少が少ないのも売却面のメリット。

 

 

■古民家リノベーションのデメリット

 

 

物件数が少ない

 

築50年を超えるような古民家はそもそも物件数が少なく、理想の建物を見つけるのはかなり時間がかかります。

 

これまで日本の住宅は築30~40年前後で建て替えるのが一般的だったため、状態の良い古民家はかなり少ないです。

 

空き家バンク等に登録されている古民家も空き家期間が長い物件が多く、リノベーションしやすい物件は高値がついていることがほとんど。

 

古民家探しから取り組む方は、購入~完成までにかなり時間がかかると思った方が良いかもしれません。

 

【関連コラム】

 

 

利便性が低い

 

奥多摩町の空き家バンク

 

古民家が残っているのは郊外の地域がほとんどなため、利便性の低さも注意すべきデメリットです。

 

例えば東京都で空き家バンクに参加している自治体は、奥多摩町・檜原村・青梅市・八王子市など23区外がほとんど。神奈川や埼玉などの首都圏、大阪などの大都市も同じ傾向です。

 

スーパーが無い山奥などの立地も多く、車移動が必須になり学校が遠いことも多いのでお子さんの通学や進路面のデメリットもあります。

 

郊外暮らしのメリットはたくさんありますが、都市部で暮らしている方にはハードルも大きいかもしれません。

 

 

断熱性が低い

 

日本の古民家は夏の過ごしやすさを重視して作られているため、断熱性が低くそのままだと冬寒い家になってしまいます。

 

外壁・屋根・窓・床下など外気と接する部分は断熱改修が必要になり、工期と費用が余計に掛かるのがデメリット。

 

【関連コラム】

 

 

耐震改修が必要なことがある

 

建築基準法以前に建てられた古民家は、耐震改修が必要になることも多いです。

 

農家などに多い南向きの連続掃き出し窓は、現行の耐震基準に照らし合わせると耐震性不足になる可能性が高いです。

 

また現代の住宅と古民家は基礎構造も違い、ジャッキアップなどで基礎や土台を作り直すケースもあります。

 

伝統工法で頑丈に建てられている古民家も多いですが、リノベ目的で購入する場合耐震性のチェックは必ず実施するべきでしょう。

 

【関連コラム】

 

 

トラブルが隠れているリスクが高い

 

売りに出されている古民家は空き家状態の物件が多く、メンテナンスが行き届かずトラブルが隠れているケースもあるので要注意。

 

質の良い木材で建てられている古民家も、雨漏りが続くと柱や梁が腐食し、シロアリ被害に発展してしまいます。

 

築年数が古いとメンテナンス履歴も分かりにくく、物件の見極め力が求められるので難易度は高くなります。

 

【関連コラム】

 

 

リノベーション費用は高め

 

古民家は構造部以外を解体して作り直す「スケルトンリノベーション」が基本になるので、工事費用は高くなる傾向があります。

 

前述した断熱改修や耐震補強、電気・水道・ガスなどのインフラも引き直すことが多いのも費用が高くなる原因の一つ。

 

一般的な戸建てリノベーションは1,000~1,500万円に収まることが多いですが、古民家の場合2,000万円以上かかることも珍しくありません。

 

【関連コラム】

 

 

■おしゃれな古民家風リノベーションもおすすめ

 

レトロなデザインが好みなら、間取りや内装の工夫で「古民家風」にリノベーションするのも一つの方法です。

 

一般的な中古住宅を古民家風に仕上げるなら、上でご紹介したデメリットに対策できます。

 

古民家カフェ風のリノベーション事例

 

例えば上の写真は東京都内の築37年中古戸建てをリノベーションした事例ですが、おしゃれな古民家カフェのような仕上がりです♪

 

古民家風マンションリノベーション事例

 

こちらは築39年のマンションに古材の梁や柱を使い、本物の古民家のような温かい雰囲気になっています。

 

古民家リノベは魅力的だけど費用や耐久性が気になる方は、ぜひ古民家風の家づくりも検討してみてください。

 

【関連コラム】

 

 

■まとめ

 

魅力いっぱいの古民家リノベーションですが、注意すべきデメリットもあるので後悔しないようしっかり検討しましょう。

 

耐震性や費用などが心配な方は、古民家のデメリットに対応できる「古民家風」リノベーションも検討してみてください。

 

私たちSHUKEN Reは、リノベーション専門店ならではのデザイン力とアイデアで、おしゃれな古民家風の住まいづくりをご提案できます。

 

戸建て・マンション両方のリノベーション施工事例をたくさん掲載していますので、こちらもぜひご覧ください。

 

施工事例はこちら

 

3つのご相談窓口

ご検討のステップに合わせて
3つのコースからご相談を承っております。

リノベ事例集の請求
SHUKEN Reのリノベ事例集や
イベントのご案内をお送りいたします。

    対応エリアを事前にチェック

    ※資料請求の方は対応エリア内のお客様に限らせていただきます。
    上記エリア外の方は一度ご相談ください

    東京都 23区・狛江市・調布市・三鷹市・武蔵野市・西東京市・国分寺市・小金井市・国立市・府中市 神奈川県 横浜市・川崎市 千葉県 浦安市・市川市・船橋市・習志野市・千葉市(美浜区・花見川区・稲毛区・中央区)・柏市・松戸市・白井市・鎌ヶ谷市・八千代市・流山市

    メイン事例集

    別冊セレクト資料

    ご興味のあるリノベ資料を2点まで
    お選びください。
    メインの「リノベ事例集」と同封のうえ
    郵送いたします。

    対応エリア・注意事項を事前にチェック

    東京都 23区・狛江市・調布市・三鷹市・武蔵野市・西東京市・国分寺市・小金井市・国立市・府中市 神奈川県 横浜市・川崎市 千葉県 浦安市・市川市・船橋市・習志野市・千葉市(美浜区・花見川区・稲毛区・中央区)・柏市・松戸市・白井市・鎌ヶ谷市・八千代市・流山市
    【注意事項】
    • ・工期の目安:初回ご相談より 7-8 か月
    • ・住みながらの工事は承っておりません。
    • ・エリア外での工事は承っておりません。
    • 1情報入力
    • 2送信完了
    お名前必須

    ふりがな必須

    電話番号必須
    日中つながりやすい電話番号をご入力ください。

    メールアドレス必須

    ご住所必須

    ご年代必須

    ご検討内容必須

    リノベーションご検討先必須

    リノベーションご検討先の ご住所

    施工予定場所必須

    施工予定は対応エリアですか?
    対応エリアをみる


    個別相談必須

    リノベーションご検討の物件種類必須

    リノベーション完了ご希望時期必須

    ご予算(税込み)必須

    ご来店希望店舗

    ご希望の店舗をお選びください


    来店希望日時

    営業時間:9-18時
    定休日:水・木・祝日

    第1希望
    時間帯
    第2希望
    時間帯
    第3希望
    時間帯

    ご自由に入力ください


    物件探しのご希望エリア必須

    施工予定場所必須

    施工予定は対応エリアですか?
    対応エリアをみる


    個別相談必須

    リノベーションご検討の物件種類必須

    物件探し+リノベーション完了ご希望時期必須

    ご予算(物件+リノベーションのTOTAL)(税込み)必須

    気になる物件

    ご来店希望店舗

    ご希望の店舗をお選びください

    物件探しのご相談は青山店もしくはオンラインで承っております。


    来店希望日時

    営業時間:10-18時
    定休日:火・水・祝日

    第1希望
    時間帯
    第2希望
    時間帯
    第3希望
    時間帯

    ご自由に入力ください


    ご送信前に、当社の個人情報の取扱いについてをよくお読みいただき、下記すべての項目に同意できる場合にご送信ください。




    監修者情報

    SHUKEN Re 編集部

    SHUKEN Re 編集部

    住宅リノベーション専門家集団が、単に情報をまとめただけの簡易的な記事ではなく、真剣にリノベーションを検討している読者に役立つ、価値ある中身の濃い情報をお届けしています。

    詳しいプロフィールはこちら
    コンテンツ制作ポリシー