公開日:2022-10-22 更新日:2024-07-04
70㎡のマンションリフォーム間取り事例|間取りのポイント
この記事では70㎡台のマンションリフォームを検討している方に向けて、実際の間取り事例をたくさん紹介します。
ご自宅はもちろん、これから中古マンションを買ってリフォーム・リノベーションしたい方もぜひ参考にしてください。
70㎡のマンション間取りを考える際のポイントも押さえて、おしゃれで暮らしやすいマイホームに仕上げましょう。
・70㎡のマンションは、効率の良い間取り配置が重要です。
・さまざまな間取りの70㎡マンションリフォーム事例を参考にしましょう。
■70㎡のマンションってどれくらいの広さ?
70㎡は畳に変換すると約43畳ですが、数字だけだと具体的に広さをイメージするのは難しいですよね。
実際の間取り図を見てみましょう。
上の間取り図は、70㎡の3LDKマンションの例です。
6畳3部屋に対面キッチン、リビングダイニングと、4人家族まで対応の分譲マンションでよく見る間取りではないでしょうか。
一人一部屋と居住スペースは確保できていますが、すこし余裕がないと感じる方が多いかもしれません。
国土交通省が公表する「住生活基本計画」によると、居住面積の水準は次のように定められています。
- 最低居住面積水準:健康で文化的な住生活の基礎として必要不可欠な面積水準
- 誘導居住面積水準:豊かな住生活と多様なライフスタイルの実現に必要な面積水準
家族の人数 | 最低居住面積水準 | 誘導居住面積水準(都市型) |
2人 | 30㎡ | 55㎡ |
3人 | 40㎡ | 75㎡ |
4人 | 50㎡ | 95㎡ |
参照元:国土交通省 https://www.mlit.go.jp/common/001098415.pdf
70㎡は最低居住面積水準を満たしているので4人でも暮らせますが、豊かな生活を送ろうと思うと少し狭いということになります。
しかしこれはあくまで国が示している水準なので、工夫次第で70㎡でも快適に暮すことは難しくありません。
リフォームならコンパクトな面積でも暮らしやすい間取りを作れますので、この後紹介する事例を参考にしてみてください。
・70㎡のマンションリノベーション費用相場
一般的な70㎡のマンションリノベーション相場は、1㎡あたり15~20万円と言われていて、70㎡に換算すると1000~1400万円です。
私たちSHUKEN Reの費用目安は、スタンダードプランのRe(アールイー)で㎡あたり約16万円、70㎡だと約1,100万円程度です。
素材にこだわる上級プランのGRANT(グラント)は、㎡あたりの費用目安が約20万円、70㎡だと約1,400万円程度です。
費用はマンションの構造や設備によって変わりますが、大まかな目安にしてみてください。
■70㎡のマンションリフォーム間取り事例
実際にリフォームで生まれ変わった、70㎡前後のマンション間取り事例を見ていきましょう。
ご自宅や購入予定の中古マンションと似た間取りを探してみてください。
事例① 68㎡
68㎡の間取りを基本的には活かし、細かなリフォームで暮らしやすくアップデート。
リビング横の和室は一体化させて、ひろびろ過ごせる大空間に。
間仕切りを閉めて個室化もできるので、生活時間帯のズレや来客にも十分対応できます。
対面レイアウトの独立キッチンは、あえて壁付けのL型に変更。
LDK全体に開放感が生まれ配膳効率もアップし、理にかなった間取りに生まれ変わりました。
玄関も間取り変更はせず、土間部分を広く取ってロードバイクも収納できる空間に。
事例② 約70㎡
70㎡3LDKの限られた面積の中で、居室をコンパクトにすることで広いLDKを実現したリフォーム事例です。
2つの子供部屋は、重なりを活かした二段ベッド風のレイアウトで小さくても快適な空間になっています。
ご夫婦の寝室もベッドを高くし、床下を収納に活用しています。
小さくても圧迫感が出ないよう、室内窓を使っているのも間取りの工夫♪
各居室をコンパクトにしたことで、70㎡のマンションとは思えないひろびろLDKが生まれました。
事例③ 70㎡
スタンダードな田の字型の間取りを大幅に変更し、ぐるぐると回遊できる動線をつくった効率的なマンション事例です。
キッチン・ダイニング・洗面をぐるりと一周できる動線は、家事をまとめてこなせる効率的な間取りアイデア。
寝室と子供部屋の間に設けた書斎スペースも、回遊動線の一部となっています。
事例④ 70.1㎡
採光面で有利なワイドスパン型のマンションを、3LDK⇒2LDKに変更してさらに開放感あふれる間取りに。
元の和室をつなげた広いLDKは、3つの窓からたっぷり自然光が入るおしゃれ空間になりました。
アパレルショップのようなイメージに仕上げたウォークインクローゼットは、今日の一着を楽しく選べそうな間取りです♪
事例⑤ 72㎡
BEFORE
全面リフォームならではの自由な発想で、ライフスタイルにピッタリ合わせたマンションに生まれ変わりました。
広い玄関からは寝室・リビング・水回りの3ルートを選べ、壁面収納でムダもありません。
洗面・トイレ・浴室が一体になった海外マンション風の水回りは、使い勝手・デザインともに優秀♪
大容量の壁面収納、バルコニーにつながるタイル土間など、LDKもオリジナリティあふれる仕上がりです。
事例⑥ 73㎡
田の字型マンションのベース間取りを微調整して、おしゃれで暮らしやすく仕上げたお住まいです。
居室をずらして生まれたスペースに、大容量の使いやすいシューズインクロークを設置。
もう一つの居室もちょっとコンパクトにして、その分トイレ・ユニットバスを拡張しているのも工夫の一つです。
リビング横和室を一体化する定番の間取り変更で、アクセントウォールが映えるおしゃれなLDKになりました。
〈関連コラム〉
■70㎡マンション間取りのポイント
・収納と居住空間のバランス
収納不足は多くのマンションの課題ですが、居住空間とのバランスを考えることが大切です。
いくら収納がたっぷりあっても、リビングが狭くなってしまっては本末転倒。
リフォームを機に今ある荷物を見直し、要らないモノを減らすことが必要になるかもしれません。
「〇人家族なら収納は〇㎡」のような目安だけで考えず、ジャストな収納量を考えてみてください。
・動線効率
暮らしやすさに大きく影響する動線効率も、70㎡マンションの間取りづくりでしっかり考えるべきポイント。
今の動線に慣れてしまっている方も、リフォームを機に見直せばもっと効率的な間取りが見つかるかも知れません。
ドアを追加してショートカットをつくったり、ぐるりと一周できる回遊動線にしたり、リフォームならでは動線も考えてみましょう。
・リビングの開放感
70㎡という面積の中で重視したいのは、住まいの主役となるリビングの開放感です。
リビングは過ごす時間が長いので、狭いと住まい全体に圧迫感が出てしまうことが多いです。
寝るだけの寝室はコンパクトにして、その分リビングに面積を割り振った方が、満足度の高い家になるかもしれません。
玄関ホールを無くしてリビングを拡張するなど、間取りの工夫で開放感をアップする方法もたくさんあります。
■まとめ
70㎡のマンションは、間取りの工夫で暮らしやすくおしゃれなマイホームに生まれ変わります。
今回ご紹介した以外にもたくさんのマンションリフォーム事例がありますので、こちらもぜひ参考にしてみてください♪
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