公開日:2022-08-28 更新日:2024-07-04
【実例あり】リフォームで間取り変更すべきなのはどこ?費用・期間も解説
中古物件の購入に合わせて、設備の入れ替えや間取り変更のリフォームを検討する方も多いと思います。
築年数が古い物件の場合、現代の生活スタイルとは大きく異なる間取りが採用されていることがほとんどです。
では、どの空間の間取り変更を行えば暮らしやすい家にできるのでしょうか。
今回は、間取り変更することが多い場所を紹介し、実例を元にリフォーム費用や工事期間についてもお伝えします。
・中古物件を購入するなら暮らしに合わせて間取り変更のリフォームをおすすめします。
・マンション・戸建て別に間取り変更を行うことが多い空間を紹介します。
・リフォームの費用や期間も参考にしてみてくださいね。
目次
■リフォームで間取り変更することが多い場所
中古マンション・戸建てのリフォームで、間取り変更を行うことが多い場所を紹介します。
①LDKの間取り変更
事例を見る(千葉県):Case125「北欧ブルーのくつろぎ空間」
1番多いのはLDKの間取り変更です。
築年数が古い物件は間仕切りが多く、空間が狭く感じるケースも少なくありません。
部屋数を減らして無駄な壁を取り払うことで、一体感のあるLDKを作ることができます。
家族とコミュニケーションが取りやすい開放的なLDKを望まれる方は、ぜひ採用してほしい間取り変更です。
②水回りの間取り変更
事例を見る(千葉県市川市):Case117「男前アンティーク」
水回りの間取りを変更するケースも多いです。
新しい設備に合わせて水回りを広げるケースや、動線が良くなるように大幅な間取り変更を行うこともあります。
家事の効率アップを目的として、LDKや玄関などと水回りをつなげるような間取りが人気です。
③収納の大きさなどの間取り変更
収納の位置や大きさを変更するケースも非常に多いです。
せっかくリフォームするなら、自分が持っているものがすっきりとしまえる収納を作りたいですよね。
クローゼットタイプの収納から、ウォークインタイプの収納に変更することも多いです。
壁の位置を少し動かすだけでも収納量は大きく異なるため、ぜひ検討してみましょう。
■部屋数を減らしてLDKを広げた実例を紹介
間仕切りを取り払って部屋数を減らし、LDKを広げた事例を紹介します。
実例① 【マンション】和室2間を無くした大胆リフォーム
事例を見る(千葉県):Case62「LDKで過ごす ”家族時間”」
▷リフォームデータ
- ・工事期間:約70日
- ・物件種別:マンション
- ・築年数:40年
- ・広さ:約70㎡
- ・リフォーム費用:約1000万円
▷間取りビフォーアフター
before
after
和室2間の間仕切りを取り払い、広々としたLDKとフリースペース、子供部屋を作りました。
フリースペースにはハンモックを吊り下げ、現在はお子様の遊び場として活用しています。
フリースペースの隣には、2段ベッドを置ける広さの子供部屋を。
将来的にはフリースペースを区切って、子供部屋を2部屋にすることもできます。
可変性のある間取り変更の事例です。
実例② 【マンション】扉を外しただけ!コスパの良いLDKのリフォーム
▷リフォームデータ
- ・工事期間:約100日
- ・物件種別:マンション
- ・築年数:37年
- ・広さ:約78㎡
- ・リフォーム費用:約1000万円
▷間取りビフォーアフター
before
after
LDKの間取り変更は、空間を仕切っていた引き違い戸と洋室の収納扉を外しただけ。
元々洋室だった空間を、セミオープンのセカンドリビングに間取り変更しました。
スペースの一角には、カウンターと収納も完備してワークスペースにしています。
ご夫婦がゆるやかにつながるLDKが完成しました。
実例③ 【戸建て】玄関の位置も大きく移動した大胆リフォーム!
事例を見る(千葉県千葉市):Case36「カリフォルニアハウス」
▷リフォームデータ
- ・工事期間:約60日
- ・物件種別:戸建て
- ・築年数:42年
- ・広さ:1F:61.5㎡・2F:63.5㎡
- ・リフォーム費用:約1700万円
▷間取りビフォーアフター
before
after
和室・洋室を1部屋ずつなくし、玄関位置を大きく移動させた、大規模リフォームです。
元々和室があった空間はリビングに変更しました。
玄関があった位置にはダイニングを。
隣にはコンパクトなワークスペースも採用しました。
洋室があった部分には、対面キッチンを配置。
2部屋分と玄関を間取り変更し、家族がコミュニケーションを取りやすい一直線LDKに生まれ変わった事例です。
こちらの家では、水回りなども大きく間取り変更していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
■水回りを移動して広くした実例を紹介
水回りの場所を移動させ、空間を広くした事例を紹介します。
実例① 【マンション】女性の1人暮らしにぴったりな広々とした水回り
事例を見る(東京都品川区):Case135「快適ひとり暮らし」
▷リフォームデータ
- ・工事期間:約70日
- ・物件種別:マンション
- ・築年数:47年
- ・広さ:約40㎡
- ・リフォーム費用:約850万円
▷間取りビフォーアフター
before
after
元々キッチンがあったスペースを広々とした洗面脱衣所に。
タオルや部屋着などをまとめてしまえる収納も造作で作りました。
ゆとりある広さの洗面所には、お掃除ロボット置き場も完備。
上部のデッドスペースにはパイプをつけて、ミニクローゼットにしています。
また、トイレ一体型ユニットバスから、独立のトイレとユニットバスに間取り変更しました。
一般的なユニットバスよりも洗い場を広げ、充実したお風呂時間を過ごせるようにしています。
トイレの横幅を広めに作った点もポイントです。
生活のしやすさを考え、水回りのスペースを広く取ったリフォーム事例です。
実例② 【マンション】リフォームで洗面脱衣所に回遊動線を取り入れた家
▷リフォームデータ
- ・工事期間:約60日
- ・物件種別:マンション
- ・築年数:33年
- ・広さ:約63㎡
- ・リフォーム費用:約1200万円
▷間取りビフォーアフター
before
after
廊下だったスペースを使い、水回りを広げた事例です。
玄関と寝室から水回りにアクセスできる、動線の良い間取りに変更しました。
玄関側の扉を開けると、目の前にはセミオープンスタイルのトイレがあります。
トイレを個室にしないことで、水回りの回遊動線が実現しました。
寝室の水色のドアからは、洗面台と浴室へつながります。
浴室は、洗い場が広いタイプを採用しています。
木目の壁がおしゃれな温かみのあるユニットバスです。
家事動線・生活動線にこだわって間取り変更し、家族の暮らしの質を高めたリフォーム事例です。
実例③ 【戸建て】少しの間取り変更で暮らしやすさが格段にアップした家
事例を見る(千葉県):Case13「大正モダン・和室でくつろぎ夫婦円満」
▷リフォームデータ
- ・工事期間:約35日
- ・物件種別:戸建て
- ・築年数:20年
- ・広さ:約102㎡
- ・リフォーム費用:約900万円
▷間取りビフォーアフター
before
after
トイレ位置を玄関ホールへ移動させ、浴室と脱衣洗面所を広げた事例です。
洗面台と洗濯機の向きを変えて配置し、脱衣がしやすくゆったりと身だしなみが整えられる空間に。
ユニットバスもゆったりとした1坪サイズを取り入れることができました。
タイル壁がおしゃれな温かみのある雰囲気の浴室です。
家族の中で優先順位が低かった玄関の広さを削り、ホールにトイレを配置しました。
家族の暮らし方に合わせたリフォームの事例です。
■ウォークインクローゼットを作った実例を紹介
間取りを変更してウォークインクローゼットを作ったリフォーム事例を紹介します。
実例① 【マンション】洋室+納戸をなくしてウォークインクローゼットへリフォーム
事例を見る(千葉県浦安市):Case136「自分たち仕様=快適!!」
▷リフォームデータ
- ・工事期間:約90日
- ・物件種別:マンション
- ・築年数:19年
- ・リフォーム費用:約1500万円
▷間取りビフォーアフター
before
after
元々洋室と納戸があったスペースを削って、ウォークインクローゼットへリフォーム。
ウォークインクローゼットの一角には、ワークスペースも作りました。
寝室と廊下からクローゼットへ行ける、ウォークスルータイプで使い勝手の良い動線です。
間取り変更によって廊下側にできたスペースは、造作の本棚へリノベーション。
部屋数を減らすことで大容量収納の確保に成功したリフォーム事例です。
実例② 【マンション】洋室が趣味スペース兼ウォークインクローゼットへ大変身!
リノベーション事例を見る:Case137「造作で思いどおりに」
▷リフォームデータ
- ・工事期間:約65日
- ・物件種別:マンション
- ・築年数:21年
- ・広さ:約74㎡
- ・リフォーム費用:約1500万円
▷間取りビフォーアフター
before
after
洋室を壁で区切ってウォークインクローゼットと趣味スペースを作ったリフォーム事例です。
左側にある茶色のドアを開けると、ウォークインクローゼットがあります。
さらに奥へ進むと、省スペースを活かした趣味空間に続きます。
コーナーカウンターや収納棚を造作し、使い勝手にこだわりました。
限られたスペースを有効活用した間取り変更の事例です。
実例③ 【戸建て】広さも動線も考えぬいたウォークインクローゼット
▷リフォームデータ
- ・工事期間:約100日
- ・物件種別:戸建て
- ・リフォーム費用:約1500万円
▷間取りビフォーアフター
before
after
広々とした洋室を区切り、ウォークインクローゼットを作りました。
最大のこだわりは、3方向からウォークインクローゼットへ行けるようにした点です。
1つ目の動線は、スタディスペースから。
リビングから一直線に進むと、白いドアからウォークインクローゼットへ行くことができます。
2つ目の動線はランドリールームとつながる廊下から。
干した洗濯物をしまいやすい動線を確保しました。
最後は洗面所とつながる動線です。
隣同士に配置することで、朝の準備の時短に成功しました。
洗面所とパイプハンガーの間のスペースには姿見を設置。
全身の身だしなみをチェックしてから出かけられる、考え抜かれた動線です。
■間取り変更を伴うリフォームをするときの注意点
事例を見る:Case21「タイル・黒板・クロス・モルタル、それぞれの壁の主張」
リフォームで間取り変更をするときの注意点を紹介します。
注意点① 中古物件には動かせない柱や壁がある
リフォームは元々ある建物をベースとして間取りを考えていきます。
そのため、必ずしも自分が思い描いていた通りの間取り変更ができるとは限りません。
構造や間取りによって、残さなければいけない壁や柱の位置は異なります。
自分で見極めるのは不可能なため、物件購入前に建築会社へ相談しましょう。
または、一緒に物件を探してくれる施工会社にリフォームをお願いすることをおすすめします。
SHUKEN Reの「ワンストップリノベ」では、中古物件探しからリフォームやリノベまでを一貫して行っています。
要望に合った間取り変更ができる物件を紹介しますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。
注意点② マンションの場合は管理規約でリフォーム内容が制限されていることがある
マンションのリフォームをする場合、管理規約を事前にチェックすることが大切です。
中には、リフォームの内容が制限されていたり、水回りの間取り変更は行えないケースもあります。
また、規約上で水回りの間取り変更は認められても、配管経路が確保できないと位置を変えることはできません。
マンションは戸建てと比べて、リフォームの制限が多いことを覚えておきましょう。
注意点③ 費用を抑えたいなら水回りの設備の位置変更は避ける
費用を抑えてリフォームしたいなら、お風呂や洗面などの水回りの位置変更は避けることをおすすめします。
なぜなら、水回りの配管位置が変わるような間取り変更は、費用が高くなるケースが多くなるからです。
洗面所を広げたい場合、設備の位置は変えずに壁をずらして空間にゆとりを持たせれば、コストを抑えることができます。
施工会社に相談しながら、コスト面でも工夫を取り入れた間取り変更を行ってくださいね。
■まとめ:自分に合った間取り変更リフォームで快適な暮らしを
理想に近い間取りの築年数が浅い物件を探して住むより、築年数が古い物件をリフォームする方がメリットが多い場合もあります。
費用が安く済むケースもありますし、物件探しに時間がかからなければ住み始めるまでの期間が短くなる可能性もあるでしょう。
また、リフォームをすれば新築のような内装になるため、築年数が浅い物件よりデザイン性も高くなります。
既存の構造や配管に注意しながら、暮らしやすい間取りに変更してみてくださいね。
SHUKEN Reでは間取り変更のリフォームを多数行っております。
価格や工事期間も合わせてご紹介していますので、施工事例をぜひご覧ください。
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