公開日:2022-06-19 更新日:2024-07-04
モルタル床の事例集|メリット・デメリットやタイルとの比較も解説
シンプルでスタイリッシュな印象を与えるモルタルの床。
マイホームをおしゃれなショップやカフェのような空間にリノベすることができます。
玄関に採用されることが多い素材でしたが、現在はさまざまな空間で取り入れられるようになりました。
今回は、モルタルの床が採用された空間の実例を紹介し、メリット・デメリットを解説します。
・さまざまな空間に施工された、おしゃれなモルタル床の事例を紹介します。
・メリット・デメリットを理解した上で採用を検討してください。
・タイルと比較しますので自分にはどちらが合っているか考えてみましょう。
目次
■モルタルの床とは
モルタルとは、セメントに砂と水を混ぜ合わせて作られた建築材料です。
外壁やタイルの下地材として使われることもあります。
セメントの材料に砂利を加えたものがコンクリートです。
モルタルには砂利が入っていないため、表面がツルっとした素材感に仕上がります。
■【施工事例】モルタルの床がおすすめな空間
モルタルの床を採用した空間の施工事例を紹介します。
事例① キッチン×モルタルの床
キッチンの床にモルタルを採用。
モルタル部分の床を1段上げているため、キッチンだけ異空間のようなデザイン性の高い仕上がりになっています。
ステンレスキッチンとモルタルの床の相性もばっちり。
事例② パントリー×モルタルの床
キッチンとつながるパントリーもモルタルの床に。
パントリーにゴミ箱を置く場合は、耐水性の高いモルタル仕上げにすると安心です。
事例③ ダイニング・キッチン×モルタルの床
事例を見る:Case4「忙しい二人は休日はハンモックで癒される」
ダイニングとキッチン部分の床を1段下げてモルタルの床に。
かっこいいカフェのような雰囲気が漂う空間になりました。
鉄管の配管やステンレスのキッチンが映えるおしゃれなLDKです。
事例④ 浴室・脱衣室×モルタルの床
元々の浴室の空間を活かし、置き型のバスタブを設置。
白いタイルとモルタル床で、シンプルでクールな浴室に仕上げました。
設備はすべて入れ替えたため使い勝手抜群です。
事例⑤ 玄関・廊下×モルタルの床
玄関からキッチンまでの空間をモルタルの床で仕上げました。
モルタルの床が無機質でかっこいい内装を引き立てます。
汚れやすい空間をモルタルで仕上げたので、お手入れも楽々です。
事例⑥ SIC×モルタルの床
玄関横のSICのモルタルの床は、置くものを選ばない使い勝手の良い空間。
趣味の自転車や買い溜め品などを置いても、すっきりとした印象を与えてくれます。
事例⑦ 趣味スペース×モルタルの床
お気に入りのアイテムを詰め込んだ空間は、床も壁もモルタル仕上げでかっこよく。
男前なインダストリアルテイストの空間は、趣味の時間に没頭できること間違いなしです。
事例⑧ ペットスペース×モルタルの床
事例を見る:Case106「Happy Family Home」
お手入れの楽さを活かして、ペットスペースにモルタルの床を選びました。
夏場はひんやりとするモルタルで、暑さに弱いワンちゃんにとっても居心地の良い空間に。
モルタル施工の部分に植物を多く取り入れて、柔らかな雰囲気になるようこだわりました。
事例⑨ 階段×モルタルの床
3階建てのメゾネットタイプのお家には、階段にモルタルを採用。
各フロアを異なる雰囲気の内装に仕上げ、モルタルの床が空間をつなぐ役割を果たしています。
シンプルでどんなテイストとも合うモルタルのメリットを活用した事例です。
■床をモルタルにするメリット
床にモルタルを採用するメリットを紹介します。
メリット① 無機質でおしゃれな空間に仕上がる
モルタル床の見た目は非常にシンプル。
無機質でオシャレな空間に仕上げたい方や、他に目立たせたい内装材があるというときにおすすめです。
メリット② 自然素材やタイルとの相性が良い
モルタルは木や漆喰などの自然素材との相性や、デザイン性の高いタイルと相性が良いです。
壁や天井の内装に色を入れたいときは、床はシンプルなモルタルを検討してみましょう。
メリット③ どんなテイストにもマッチする
モルタルの床は、和風・モダン・ナチュラルなど様々なテイストにマッチします。
空間ごとにテイストが違っても、モルタルが各空間を自然につなぐ役割を果たします。
メリット④ 耐水性が高い
モルタルはフローリングと比べて耐水性が高い素材のため、キッチンや玄関などの床におすすめです。
また、水拭きはもちろん、水を流してブラシでゴシゴシこすっても大丈夫なので、お手入れを楽にしたい方におすすめします。
ただし、吸水性は高い素材のため長い時間濡れたまま放置すると、乾くまで時間がかかってしまうため注意しましょう。
■床をモルタルにするデメリット
モルタルの床を採用するデメリットを紹介します。
デメリット① 冷えやすく、見た目も寒い印象を与えやすい
モルタルはフローリングと比べて、冷たくなりやすい素材です。
夏場はひんやりとして気持ちが良いですが、冬場は寒いと感じるかもしれません。
キッチンや廊下など素足で歩くこともある空間は、慎重に検討してください。
また、モルタルは視覚的にも冷たい印象を与えやすいです。
温かみのあるデザインにしたいなら、周りの内装やインテリアの色味などにこだわりましょう。
デメリット② ひび割れしやすく定期的な塗装や補修が必要
モルタルはコンクリートに比べて水の量が多いため、乾燥によってひび割れが起こりやすいです。
割れの度合いがひどいと内部が腐食する恐れがあり、業者を呼んで補修してもらう必要があります。
また、モルタルは表面に塗装をすることで防水性を高めることが可能です。
塗装が劣化したら塗り直しが必要になります。
計画的に貯蓄して、定期的にメンテナンスを行いましょう。
デメリット③ 硬いので転倒や物の落下には注意
モルタルはフローリングやクッションフロアと比べて硬いです。
子供が転倒すると、打ちどころによっては大きなケガにつながるかもしれません。
また、食器などを落とすと割れてしまう可能性が非常に高いです。
危険性があることを理解し、子供が走り回る空間は採用を避けたり、マットを敷いたりして対策を行ってください。
■タイルとモルタルどっちがおすすめ?
床をモルタルとタイルのどちらにするか迷う方は多いです。
それぞれの特徴やおすすめできる点を紹介します。
【タイルorモルタル】デザイン性
デザイン性は好みによって分かれます。
モルタルの床は「シンプル・無機質」などのワードに惹かれる方におすすめです。
職人によって仕上がりが違うため、オリジナリティある床に仕上がります。
一方、タイルの床は「高級感や温かみのある雰囲気」に仕上げることが可能です。
カラーバリエーションも多く、モルタルには再現できない雰囲気も作ることができるでしょう。
【タイルorモルタル】費用面
費用に関してはモルタルの方が安価です。
タイルはモルタルを下地にしてその上から施工するため、材料費も手間もかかります。
また、選ぶタイルによって金額に幅がある点も特徴です。
広い面積に施工すると、大きな金額差になるケースもあるでしょう。
【タイルorモルタル】お手入れのしやすさ
お手入れに関してはどちらも優れています。
掃除機などで汚れを吸い取ってから、軽く水を撒いてブラシなどでこすればきれいになります。
汚れが落ちたら再度水を流して拭きあげてくださいね。
ただし、タイルは選ぶ色によっては汚れが目立ったり、目地に汚れが溜まりやすい点はデメリットです。
また、モルタルはヒビ割れが大きいと、溝に汚れが溜まりやすくなってしまいます。
どちらもデメリットはありますが、フローリングと比較すると気軽にお手入れできる床材でしょう。
■まとめ:モルタルの床にリノベしておしゃれ空間を作ろう
モルタルの床は、空間をクールに仕上げてくれます。
無機質やシンプルな内装に仕上げたい方にぴったりです。
メリット・デメリットやタイルとの違いを理解した上で、空間に合った床材を採用してくださいね。
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