公開日:2022-02-12 更新日:2024-07-04
中古マンションリノベーションの間取り事例を解説【1人~2人暮らし、3人~4人家族編】
この記事では中古マンションリノベーションを検討する方に、おしゃれな間取り事例を費用も含めてリノベのプロが解説します。
1人暮らし、2人暮らし、3人家族、4人家族に最適な間取りのおしゃれなリノベーション事例を、「ビフォー・アフター間取り図付き」で紹介しますので、ご自身のライフスタイルに合わせてチェックしましょう!
また、中古マンションリノベーションのメリット・デメリットも解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
■1人暮らしのマンションリノベーション事例
1LDK 約1100万円
築年数 | 20年 |
---|---|
広さ | 65㎡ |
費用 | 約1100万円 |
1LDKの中古マンションを購入し、寝室と生活空間が一体になったオープンレイアウトにリノベーション。
プライバシーが気にならない1人暮らしなら、大きなワンルームは開放感・動線効率ともに優れるおすすめの間取りです。
生活空間と切り離したコンパクト書斎も設け、気分を切り替え在宅ワークも効率よくこなせます。
ワンルーム 約600万円
築年数 | 38年 |
---|---|
広さ | 30.5㎡ |
費用 | 約600万円 |
1Kの間取りから間仕切りを無くすことで、開放感のあるおしゃれな一人暮らしハウスに変身♪
玄関を開けると出迎えるレンガ+ステンレスキッチンの組み合わせは、照明にもこだわりおしゃれなバーのような雰囲気に。
居室も床面積の拡張とスケルトン天井で開放感をアップし、秘密基地感のあるワクワクワンルームになりました。
素敵なワンルームリノベーション事例はこちらにもたくさん掲載しています。
■2人暮らしのマンションリノベーション事例
3LDK 約1000万円
築年数 | 37年 |
---|---|
広さ | 78㎡ |
費用 | 約1000万円 |
部屋数に余裕が出るご夫婦2人暮らしに合わせ、楽しく快適な生活を送れる工夫をたくさん盛り込んだ事例です。
玄関横の一部屋は一部土間続きにして、ロードバイクや大型のアイテムをそのまましまえる収納に。
ご夫婦で共通の趣味を楽しめる間取りアイデアですね♪
リビング横の一部屋は間仕切りを無くし、お仕事や趣味を楽しめる多目的スペースに♪
同じ空間に居ながらお互いの時間を確保するのも、素敵な二人暮らしをつくる大切なポイントです。
主寝室のクローゼットは大型化して、ご夫婦二人の洋服をしっかり分けて収納できるように仕上げています。
3LDKから2LDK 約1100万円
築年数 | 20年 |
---|---|
広さ | 88㎡ |
費用 | 約1100万円 |
3LDKから2LDKにリノベーションし、ご夫婦でのびのび暮らしながら来客にも対応できる間取りです。
和室を無くしてリビングを拡張し、ゆとりを感じながらくつろげる空間に♪
寝室まで抜けられるクローゼットの手前に家事スペースを設け、バルコニーから取り込んだ洗濯物をスムーズにしまえる動線を作りました。
部屋数に余裕のある2人暮らしだからこそできる、技あり間取りアイデアですね。
2人暮らしリノベについては、こちらのコラムもどうぞ♪
■3人家族のマンションリノベーション事例
2LDK 約1100万円
築年数 | 20年 |
---|---|
広さ | 62.0㎡ |
費用 | 約1100万円 |
ライフスタイルに合わせて子供部屋と寝室はコンパクトにまとめ、大きなクローゼットや開放的なLDKを作った事例です。
事例を見る:Case106「Happy Family Home」
トレンド感のあるスケルトン天井で開放感がアップしたLDKは、家族3人で過ごしても余裕のある間取りに。
ワンちゃんも大満足の広々リビングです♪
事例を見る:Case106「Happy Family Home」
寝室を削って広げた玄関スペースは、デザイン・使い勝手ともに抜群♪
寝るだけの場所と割り切れば、小さな寝室でほかに余裕を持たせるのも一つの考え方です。
4LDKから2LDK 約800万円
築年数 | 30年 |
---|---|
広さ | 80㎡ |
費用 | 約800万円 |
3人家族に最適化した2LDKの間取りは、効率的でおしゃれな間取りの工夫が盛りだくさんです。
室内窓と間仕切り壁のある半個室キッチンは、リビングとつながりながらも生活感を感じないデザインです。
リビングに南向きの窓が増えることで、たっぷり自然光が入る空間になりました。
3人家族の住まいづくりは、こちらのコラムも参考にして下さい♪
■4人家族のマンションリノベーション事例
4LDKから3LDK 約1000万円
築年数 | 39年 |
---|---|
広さ | 84㎡ |
費用 | 約1000万円 |
お子さん2人の4人家族のファミリー向け物件のリノベーションでも、元の間取りを上手に活用できればコストを抑えることは難しくありません。
LDKはブルーのアクセントがさわやかな北欧テイストで、シンプル&上品な雰囲気に♪
1部屋つなげて拡張し、独立キッチンを対面レイアウトに変更しています。
夫婦の寝室は扉を付けないオープンクローゼットで、お部屋に圧迫感を与えずたっぷり収納力を確保しました。
2LDK 約1100万円
築年数 | 11年 |
---|---|
広さ | 80㎡ |
費用 | 約1100万円 |
お子さんが小さいうちはリビングを広く使い、成長とともに子供部屋に変化できる間取りアイデアです。
マンションでは珍しいロフトを活用し、リビング内にお子さんのベッドルームと勉強スペースを確保。
寝室と子供部屋をコンパクトにまとめることで、分譲マンションではありえない大空間を実現しました。
こちらのコラムでは4人家族を特集して解説しています。
■マンションリノベーションのメリット
メリット①:新築マンションより初期費用を抑えられる
中古マンションは土地評価額+αの価格で手に入る物件が多く、リノベーション費用を入れても新築マンションより初期費用を抑えられるのがメリット♪
頭金やローン返済額を抑えられて負担が減りますし、インテリや生活のことにお金を回せるのはうれしいですね。
差額分で設備や内装をグレードアップすれば、ワンランク上の高級マンションに仕上げることもできちゃいます。
メリット②:新築に無いオリジナルの空間をデザインできる
リノベーションは間取りやデザインを自由にカスタマイズできるので、デザイナーズマンションのように仕上げることもできます。
新築マンションで気に入ったデザインが見つからず、あえて中古マンションをリノベーションする方もいらっしゃいます。
世界に一つだけのオリジナルの設計・デザイン、オーダーメイドの造作家具で空間を統一すれば、マイホームへの愛着がわくこと間違いなし♪
メリット③物件数が豊富
令和の日本の住宅市場では中古マンションの物件数が豊富で、選択肢が増えるため希望エリアに住みやすいのも魅力ポイント♪
人気エリアの新築マンションは販売価格・競争率も高めですが、中古なら見つかるケースが多いです。
メリット④:立地条件が良い物件も多い
現在流通する築20年~40年の中古マンションは、立地条件が良いエリアから優先的に開発が進められてきました。
そのため、利便性が高かったり、住環境に恵まれた物件も数多くあります。
中古マンションなら、新築マンションではめったにないような好条件の立地での物件探しも可能になります。
メリット⑤:資産価値が下がりにくい
中古マンションは、物件購入時からの資産価値の低下が新築よりゆるやかです。
新築マンションは購入直後に資産価値が下落しますが、中古マンションは購入時からの価値は徐々に下がっていきます。
中古マンションをリノベーションすることによって、資産価値をより安定させることができます。
メリット⑥:リノベーションしやすい
築年数の経った古い中古マンションは、水回りの配管などの交換や修繕が必要です。
中古物件購入時や、お住まいのマンションの修繕が必要なタイミングで、床や壁、天井などをはがすスケルトンリノベーションをすることで、普段は目にすることがない床下や、壁や天井の裏側まで一新できます。
物件の状態に応じた適切なリノベーションをすることで、中古マンションはより長く安心して暮らすことができるようになります。
■マンションリノベーションのデメリット
中古マンション×リノベーションは理想の住まいづくりにとって魅力的な選択肢ですが、当然デメリットも存在します。
この後の章で解説する対策とセットで覚えておきましょう。
デメリット①:入居までの時間がかかる
新築マンションは完成物件を選べばすぐ入居できますが、リノベーションはプラン作りと工事期間があるので少し時間がかかります。
物件探し~プラン作り~工事で3ヶ月前後は必要になってきますので、すぐ引っ越したい方にはデメリットに感じるかもしれません。
デメリット②:物件選びの難易度が高い
リノベーション前提で中古マンションを選ぶ場合、新築マンションとは別のチェックポイントも加わるため難易度はアップします。
物件選びによる失敗・後悔談も多く、新築より頭を悩ませる可能性があるかもしれません。
特に構造をしっかりチェックせず中古マンションを選んでしまうと、希望の間取りを実現できない可能性があります。
デメリット③:積立修繕金が高いことがある
中古マンションは新築時より外壁塗装や配管入れ替えなどのメンテナンスが増え、月々の積立修繕金が高い傾向があります。
新築時は購入しやすくするため積立修繕金を安く設定していることも多く、知らずに購入してしまうと後悔につながるケースも・・・。
デメリット④:リノベーションで解決できない部分もある
マンション自体の設備や構造、部屋の外側にある共有部分はリノベーションできないため、デザインや使い勝手に不満が残ることもあります。
- ・玄関ドア
- ・集合ポスト
- ・廊下
- ・エレベーター
- ・外観
例えば玄関ドアは共有部分になっていることが多く、個人で交換できないため古いデザインが気になるケースも。
エレベーターの狭さや遅さ、オートロックが無いなど防犯面なども個人のリノベーションでは解決できません。
中古物件はすべて1点ものですので、物件選びは「個性」を的確に把握することが大切です。
中古マンションの購入にあたっては、物件の特徴を踏まえて「リノベーションで解決できること、できないこと」を物件毎に判断したうえで決定する必要があります。
■マンションリノベーションの失敗を防ぐコツ
最後に、中古マンションのデメリットを対策して後悔を防ぐコツも覚えておきましょう。
・物件選びからこだわる
中古マンションリノベーションの後悔の多くは物件選びの失敗が原因ですから、リノベーションに適した物件をしっかり選びましょう。
一般の方が物件を完璧に見極めるのは難しいことが多いので、契約前になるべく私たちリノベーション会社に相談してください。
リノベーション専門会社がチェックすることで、不動産会社では分からない物件のリノベーション適正や後悔につながるポイントもチェック・回避できます。
物件選びからリノベーションまでまとめて対応できる「ワンストップリノベーション」を利用するのもおすすめです。
物件選びと間取りプランを同時進行できるので総額費用がわかりやすく、間取り変更できないトラブルも回避できます。
東京・千葉のワンストップリノベーションなら、SHUKEN Reにお任せください。
・時間に余裕を持つ
リノベーションはある程度の時間がかかることを把握し、余裕のある計画を立てることも後悔を防ぐコツの一つです。
「家賃がもったいない」「入学式に間に合わせたい」などのために無理な計画を立ててしまうと、妥協が生まれて後悔につながります。
最初に全体のスケジュールを確認し、リノベーションが間に合いそうにない場合は仮住まいを検討するなど、理想の暮らしを実現するには、リノベーションにクオリティを優先して失敗を回避しましょう。
詳しくはこちらのコラムも参考にしてください。
■まとめ
中古マンションリノベーションは、理想の暮らしを実現する手段の一つです。
物件の個性を最大限に生かしながらリノベーションをすることで、予算や家族の人数、ライフスタイルに合わせたピッタリな住まいをつくることができます。
新築マンションよりリーズナブルに、世界に一つだけのマイホームを手に入れてみませんか?
今回ご紹介した以外にもたくさんのリノベーションの施工事例がありますので、こちらもぜひチェックしてみて下さい。
私たちSHUKEN Reは、東京・神奈川・千葉を中心にオーダーメイドの住まいづくりをお手伝いするリノベーション専門会社です。
1998年以来、約20年で8,000件を超えるリノベーション・リフォーム実績がありますので、物件探し・資金計画・間取りプランなど、マンションリノベーションのことならなんでもご相談ください。
浦安・世田谷・恵比寿でのショップ相談、オンライン相談では、家づくりが大好きで経験豊富なスタッフがお客様のお話を伺います。
「ちょっと話を聞いてみたいな」という方もお気軽にどうぞ。
スタッフ一同お待ちしております♪
このコラムを見た人におすすめ
・古い団地もリノベーションでおしゃれに変身|おすすめ間取り事例
・おしゃれなコンクリート打ちっぱなし仕上げ事例|壁紙との違い・デメリット