2020-01-31
事例で見るマンションリノベーションの費用相場
事例を見る:Case0064「「ホテルライクな新築風」をあえて、リノベで叶える贅沢」
はっきりと販売価格が決まっている分譲マンションと違い、リノベーションは現地調査をして見積もりを出してみないと価格がわかりません。
ただ、どれ位の費用がかかるのかあらかじめわからないと、なかなか検討に踏み切れないという声も沢山伺います。
そこで今回は、弊社のマンションリノベーション事例を費用や広さなどと合わせてご紹介します。
リノベーションの費用相場や予算内に収めるコツなども詳しく解説しますので、ぜひご検討の参考にしていただければと思います。
■マンションリノベーションのメリット
事例を見る:Case0064「「ホテルライクな新築風」をあえて、リノベで叶える贅沢」
まずは新築マンションを購入する場合と比較した、マンションリノベーションのメリットについてご紹介します。
・ライフスタイルに合わせた住まいづくり
住む人に合わせたカスタマイズで、その人のライフスタイルにピッタリな住まいづくりができるのがマンションリノベーションの1番のメリットです。
分譲マンションは多くの人を販売対象とするため、間取りや設備は誰にでも適合するように考えられています。その時のトレンドなどは採り入れられているものの、細かい部分は住む人がマンションに合わせることになることも。
一方、間取り変更も含めたフルリノベーションでは、ご家族の希望を反映した世界に一つだけの我が家をつくれます。
家族構成に合わせたパーソナルスペースや趣味部屋など、分譲マンションには見られない間取りがつくれるのが大きな魅力です。また、新しい家族の誕生や進学による巣立ちなど、家族構成の変化に対応できるのもメリットです。
マンションを買い替えるのは費用も手間もかかり現実的ではないため、何年か住んだ後にリノベーションを選ぶ方も増えています。
・新築では手に入らないオリジナルデザイン
分譲マンションは一般的に数種類のバリエーションからデザインを選ぶことになるため、細かい部分までこだわったデザインは難しいケースがほとんどです。ある程度好みのテイストに合わせることはできても、材料の指定などはできません。
リノベーションなら、法令やマンション規則に違反しない限り、自由に材質や柄を選ぶことができるため、デザインは自由自在。タイルやレンガなど、一般的な分譲マンションでは選べない素材も使うことができます。
旅行先のホテルやおしゃれなカフェなど、お気に入りのデザインを取り入れるのも素敵ですね。
デザインにこだわりがある方は、ぜひリノベーションで満足のいくお住まいを手に入れていただければと思います。
・費用を抑えやすい
新築マンション購入と比べて、マンションリノベーションは費用を抑えられる場合が多い点も大きなメリットです。国土交通省が平成30年に調査したデータでは、三大都市圏の分譲マンションの平均購入価格は約4,500万円となっています。
選ぶデザインや設備によって金額は大きく異なるので詳しくは後ほどお伝えしますが、フルリノベーションの相場は一般的に1,000万円前後というデータもありますので、中古マンション購入費を考えても費用を抑えられることが多いでしょう。
※引用元(国土交通省):https://www.mlit.go.jp/common/001287761.pdf
フルリノベーションをすれば新築同様の住み心地になるため、築年数の古いマンションを狙って購入価格を抑えることもできます。
浮いた分の費用を設備や材料のグレードアップに回せば、一般的な新築マンションより高級感のある住まいづくりもできます。
■マンションリノベーションの費用相場
事例を見る:Case0051「パーティースタイルのおもてなしLDK」
リノベーションの費用はリフォーム会社から出てくる工事の見積もり金額だけでなく、付帯費用なども検討していただかなくていけません。およその費用相場とほかにかかる費用、予算内に収めるコツなどを紹介します。
・リノベーション費用相場は1000万円前後
マンションリノベーションでは、施工する床面積や設備のグレード、間取り変更の有無や建物構造などにより費用が大きく変動します。
特にキッチンやユニットバスなどの設備品はグレードによる価格の差が大きく、上を見ればきりがないのが正直なところです。また、床材で人気の無垢材も色味や硬さなどによって金額が大幅に前後します。
このように、設備や素材によって様々な要素が費用に影響するため、一概に費用相場を求めるのは難しいです。
ちなみにSHUKEN Reのスタンダードシリーズ「アールイー」ではマンションの場合㎡あたり13~15万円が平均的な金額になります。
例えば70㎡のお部屋ですと、910~1050万円のリノベーション事例が多いので、ご予算が4500万円の場合は3000万円の中古物件を購入すれば自分の好きな間取りや内装のお部屋にリノベーションして住むことができるでしょう。
ぜひゼロから検討をスタートする際の目安にしていただければと思います。
また、スタンダードシリーズの他にも、素材にこだわった贅沢な空間を叶える「GRANT」シリーズ、メニューから選ぶだけでお洒落なリノベーションが叶うパッケージプランの「モノサシ」シリーズがありますので、叶えたいご要望やご予算に合わせてご自身に合ったシリーズをお選びいただければと思います!
・仮住まいや引っ越し費用も予算に入れておく
リノベーションでは建物にかかる以外の付帯費用も発生しますので、あらかじめ予算として計算しておくといいでしょう。
現在の住まいからのお引っ越し費用も掛かりますし、ご自宅をリノベーションする場合は工事中は空き家にしていただくため、仮住まい費用も必要となります。工事規模によっては数か月分の家賃が発生するため、少ない金額ではありません。
また、新しい部屋に合わせたカーテンや家具などの購入費用も必要になる場合があります。玄関マットやタオル掛けなど、細かいものもデザインに合わせて買い替えたくなるため意外と費用が掛かります。
冷蔵庫やテレビなど今まで使っていたものも、きれいな部屋に持っていくと古さが気になるケースもあります。
こうした意匠性に関するものは緊急性はありませんが、できれば一新して気持ちよく住み始めたいところ。工事の見積もり費用だけでなく、こうした付帯費用も含めて多めに予算を用意しておくことをオススメします。
・予算内に費用を抑えるコツ
前述したようにマンションリノベーションは費用の幅が大きいため、検討を進めるうちに予算が膨らんでしまう事も少なくありません。プランナーと打ち合わせを進めるごとに夢がどんどん膨らんでいって、結果的に予算オーバーに…なんてことも。
それを防ぐためには、まずは担当者に総額の予算をお伝えいただくと良いでしょう。いきなりお金の話をするのは気が引けるかもしれませんが、予算の上限がはっきりしている方が予算内で希望をうまく実現しやすくなります。
予算に応じたプランニングにも対応しておりますので、気兼ねなくご相談ください。
また、ご家族の意見をまとめてリストアップし、優先順位をつけるのもおすすめです。まずは予算を気にせず、「広いLDKが欲しい」「書斎を造りたい」など思ったことをどんどん挙げていきましょう。
その後ご家族で話し合いをして優先順位を付けたものをプランナーにお伝えいただければ、予算内でどこまで実現できるのかご提案させていただきますので、お打合せもスムーズです。
優先順位の低い希望よりも優先順位の高い夢を叶えていくことで、満足度の高いお住まいづくりに近づきます。必ずしもご要望を諦める必要はなく、使う素材や施工方法を工夫することで叶う場合もありますので、まずはお気軽にご相談ください。
また、ご家族でお家のことや暮らしのことなどを話し合う機会はそう多くないと思いますので、ぜひこの機会にじっくり話し合いをしていただくと、住んでからも後悔のないリノベーションができるかと思います。
■マンションリノベーション事例
弊社が実際にデザイン・施工したマンションリノベーションの事例をいくつかご紹介します。かかった日数と面積、費用もお伝えしますので、デザインなどと一緒に参考にしてください。
Case62
LDKで過ごす”家族時間”
事例を見る:Case0062「LDKで過ごす ”家族時間”」
工期:70日
面積:70㎡
リフォーム費用:1028万円
築40年のマンションをフルリノベーションした施工事例です。間取り変更でLDKに和室をつなげた大きな空間は、様々なシーンで家族が集まる憩いの場に。
くつろげるハンモックやお子さんのおもちゃなどを収納する棚なども設け、遊びながら家族が交流する空間にもなっています。
Case54
アンティーク×都会的MIXインテリア
事例を見る:Case0054「アンティーク×都会的MIXインテリア」
工期:60日
面積:89㎡
リフォーム費用:1200万円
テーマは「モルタル×ステンレス×木」の無機質と自然の温かみを合わせた空間。中でも特にこだわったのは、寝室からクローゼットを抜けてサニタリー、キッチンへと通じる動線。
ドアノブやドアストッパーなどは海外から取り寄せ、細部にまでこだわりを詰め込みました。
Case34
フレンチナチュラルで良いとこ取り
事例を見る:Case0034「【スッキリ取材物件!】フレンチナチュラルで良いとこ取り♡」
工期:40日
面積:94㎡
リフォーム費用:800万円
自然素材を活かしたフレンチテイストが素敵な、フルリノベーションならではのおしゃれなマンションです。
リビングの壁面にあしらったレンガと、無垢の建具&フローリングからお施主さんのこだわりを感じます。お子さんの遊び場所やくつろぎスペースなど多目的に使える畳の小上がりスペースも使い勝手が良さそうです。
タイルの目地詰めや塗装などはお施主様ご自身で施工するなど、費用を抑える工夫をすることでご予算内で理想のお部屋を叶えました。
■理想の住まいを作るためのポイント
事例を見る:Case0053「暮らしとおもてなしを両立した家」
・理想のライフスタイルを明確にする
好みにピッタリのデザインや住みやすい間取りを実現するためには、理想のライフスタイルをはっきりさせることが大切です。
そのために、まずは現在の暮らしで不満に感じていることや悩みなどをリストアップしてみましょう。
「朝の洗面所が混み合う」「ゆっくり本を読むスペースが欲しい」「家族で集まれるスペースが無い」など、どんなことでもプランニングのヒントになりますので、どんどん出してみてください。
一つずつ解決していくことで、理想の住まいに近づいていくはずです。リノベ経験が豊富な弊社のプランナーがお悩みを解決するサポートをいたしますので、どんなこともお気軽にご相談下さい。
・予算を決める
悩みや要望をどんどん出して理想のライフスタイルを描いたら、予算の上限もはっきりと決めておきましょう。
リフォームローン利用の有無など、資金計画まで具体的に検討するのが理想を実現するコツです。おぼろげな予算計画では、理想のプランが予算内で収まるかどうかの判断がつきません。
また、上限を決めておかないと夢がどんどん膨らんで、予算がオーバーしてしまう事も。後回しにせず、お金のことも早いうちからしっかりと検討しておきましょう。
・実際の施工事例を見学する
戸建と違って、マンションは増築ができません。限られた空間内で理想の間取りを実現するにはコツが必要なため、まずはいくつかの間取りを実際に見てみるのがおすすめです。
広さの感覚や素材の雰囲気など写真や図面だけでは伝わらない部分を体感することで住んでからのイメージがしやすいため、気に入ったデザインや間取りのアイデアを取り入れれば、理想の家にも近づきます。
SHUKEN Reでは定期的にリノベーション完成現場見学会を実施しています。疑問に感じたことなどもその場でどんどんご質問いただけますので、ぜひご活用ください。
■まとめ
事例を見る:Case0054「アンティーク×都会的MIXインテリア」
世界に一つだけのマイホームを作れるマンションリノベーションは、住まい選びでおすすめの選択肢です。
理想の住まいづくりには注意すべきポイントもありますが、SHUKEN Reがプロのサポートでピッタリなプランをご提案します。ご相談からでもまずはお気軽にお声かけください。