公開日:2021-02-06 更新日:2024-07-04
マンションでも広い玄関はつくれる|東京・千葉の玄関リノベーション実例
新築のマンション玄関はコンパクトな間取りが多く、不満を感じている方も少なくありません。
今回はマンションの広い玄関リノベーションにスポットをあてて、実際のおしゃれな施工事例を解説します。
床面積の限られたマンションで広い玄関をつくる方法や、おしゃれなコーディネートのコツもご紹介します。
目次
■ マンションの玄関に不満を持つ人は多い
一般的な分譲マンションの玄関は2畳前後のコンパクトな間取りが多く、広さや収納量に不満を持っている方は少なくありません。
小さなシューズボックスから靴があふれてしまうと、玄関が散らかって生活感が丸出しに…。
傘やカッパなどの雨具、お子さんの遊具、ゴルフクラブやラケットなどのスポーツ用品など、玄関回りは意外とたくさんのアイテムが集まる場所です。
アイテムが多いからこそ、使いやすくおしゃれな広い玄関をつくると住まい全体の満足度アップにつながります。
住まいの顔となる玄関、せっかくリノベするならこだわって広く作ってみませんか?
■ 広くておしゃれな玄関リノベーション実例
実際のリノベーションでつくった、こだわりの広い玄関をいくつかご紹介します。
デザイン・収納力・動線など、間取り図も見ながらチェックしてみてください。
事例①
玄関横の洋室を無くして拡張した玄関は、マンションとは思えない開放感のある空間に。
土間続きのシューズインクロークには、靴だけでなくスーツケースやアウターなども収納できて使い勝手もバッチリ♪
事例②
4人家族全員の個室を確保しつつ、スペースを有効活用することで広い玄関を造ったお住まいです。
壁いっぱいの棚は可動式になっていて、ライフスタイルの変化に対応できるので広くてもムダになりません。
事例③
廊下の代わりになる広い玄関ホールを設置した間取り実例です。
窓に面したデスクスペースとクローゼットも設置することで、広い床面積を有効活用。
サッと上着を羽織って出かけたり、帰ってきてコートをそのまま掛けたりと使い勝手の良い部屋になりました。
事例④
玄関の幅を広げて、自転車もそのまま置ける便利なレイアウトに仕上げました。
アパレルショップのようなオープン棚は、玄関をおしゃれに彩るだけでなく今日の一足を選びやすいのも特徴♪
仕事やスポーツ、お出かけ用など、いろいろな用途の靴があっても玄関が散らかりません。
事例⑤
となりのお部屋を数十センチコンパクトにして、その分玄関を広く取ったレイアウトです。
わずかな壁位置の変更ですが、間口の狭い玄関では効果ばつぐんですね♪
室内窓と明かり取り付きのドアで自然光を採り入れているのも、玄関を広く見せるテクニックの一つです。
事例⑥
事例を見る:Case54「アンティーク×都会的MIXインテリア」
玄関横の一部屋をウォークインシューズクロークにして、余計なモノのないスッキリしたレイアウトに。
事例を見る:Case54「アンティーク×都会的MIXインテリア」
コート掛けやおもちゃのほか、大きな棚を置いて倉庫としての機能も持たせ、住まい全体の収納力もアップ。
事例を見る:Case54「アンティーク×都会的MIXインテリア」
玄関ホールとリビングをつなぐ扉は大きな明かり取り付きのデザインをチョイスし、視覚的な広がりも持たせています。
事例⑦
玄関と廊下全体を広げ、さらに室内窓で大きな開放感を与えています。
玄関ホールと廊下全体に室内窓を多用し、閉塞感のない広々とした空間に仕上げました。
■ マンションで広い玄関をつくる方法
増築で床面積を増やすことができないマンションでは、広い玄関をつくるのは難しいイメージが強いですよね。
間取りに工夫すればほかの部屋を犠牲にせず広い玄関をつくれるケースもありますので、アイデアの一つとして覚えておいてください。
・廊下を省略する
玄関から廊下を通ってリビングにつながる一般的なマンションの間取りなら、廊下を省略してスペースをつくるのも一つの方法。
廊下が無くなれば2~3畳の床面積が浮くため、かなり広い玄関をつくることができます。
広い玄関ホールから各部屋に行ける間取りなら、動線効率が良く家事の負担軽減にもつながります。
LDKを廊下の代わりにする間取りも、家族のコミュニケーションが自然に増えるので子育て世代の方にもおすすめです。
廊下のない間取りについてはこちらでも詳しく解説しています。
・寝室をコンパクトにする
最近は就寝前のひとときはリビングで過ごして、寝室は寝るだけのシンプルな間取りにする方が増えています。
スマートフォンやタブレットの普及で寝室にテレビを置くことも減り、昔よりコンパクトな寝室で問題ないケースも多いです。
ベッドとクローゼットを設置しても余裕があるなら、寝室をコンパクトにして玄関を広げるのも有効な手段です。
寝室の考え方はこちらのコラムもどうぞ。
■ 玄関を広くおしゃれに見せるコーディネート
床面積を増やさず、デザインやちょっとした工夫で玄関を広く見せるテクニックもあります。
・ミラーを活用する
玄関に大きなミラーを設置して視覚的な広がりをつくるコーディネートです。
ミラーにお部屋が映り込むと空間が続いていると錯覚するため、実際の床面積以上の大きな開放感を得られるケースも。
お出かけ前の身だしなみチェックにも使えますので、実用面でも優秀です。
壁に貼り付けたりシューズボックスの一部にしたり、いろいろなコーディネートを考えてみましょう。
・膨張色で統一する
白やベージュなどの明るいカラーは「膨張色」と呼ばれ、空間をひろびろ見せてくれる効果があります。
玄関を広く見せるなら、ブラックやブラウンなどの暗いカラーより、明るめの膨張色で統一するのがおすすめ。
アクセントを入れる場合も、ナチュラルな木目や明るめのカラーで統一しましょう。
・ダウンライトや間接照明を使う
玄関ホールの照明は、ダウンライトや間接照明など器具が露出しないタイプを選ぶとスッキリ広く見えます。
一般的なシーリングライトなら厚みは数センチ程度ですが、玄関スペースでは意外と印象が変わります。
ちょっとしたことの積み重ねが広い玄関づくりにつながりますので、選択肢のひとつとして覚えておきましょう。
・シューズクロークをつくる
床面積に余裕があれば、玄関横に大型のシューズクロークをつくるのもおすすめ。
玄関のシューズボックスが無くなり余計なアイテムも置かずに済むため、かなりスッキリ感のある素敵な玄関になります♪
シューズだけでなく自転車・アウトドア用品・お子さんの遊具なども収納できますので、使い勝手も抜群です。
・室内窓や採光ドアで自然光を採り入れる
窓のない玄関間取りの場合、室内窓や採光ドアで隣の部屋から自然光を採り入れるのもおすすめのコーディネート。
自然光が入る明るい玄関は、実際の床面積より広くおしゃれに見えるものです。
視線が抜けて行き止まり感が無くなることで、大きな開放感が生まれるのも室内窓のメリット。
■ 広い玄関にデメリットはある?
一般的な玄関より広い間取りをつくる場合のデメリットも気になるところですが、マンションに関しては大きなデメリットはありません。
一戸建ては広い玄関だと寒さを感じるケースもありますが、断熱性に優れるマンションの場合問題になることは少ないでしょう。
ただし玄関の広さを優先しすぎると、ほかの間取りが使いにくくなってしまうかもしれません。
廊下を省略したり不要な居室を削ったりと、無理のない間取りの工夫で広い玄関をつくるよう心がけましょう。
■ まとめ:広くておしゃれなマンションの玄関で素敵な生活を♪
玄関は一日のスタートを切る大切な場所ですから、住まいの中でも特にこだわりたいですよね。
広い玄関はデザインバリエーションが増えるため、思わず友達に見せたくなるような理想の間取りも作れます♪
収納量もアップして毎日の生活も効率良くなりますので、間取りリノベーションを考えるときはぜひ広い玄関を考えてみてください。
私たちSHUKEN Reは、東京・千葉を中心としたたくさんのマンションリノベ事例を公開しています。
おしゃれでひろびろした理想の玄関間取りもたくさんありますので、お時間のある時にぜひチェックしてみてくださいね♪
浦安の本店と世田谷のショップでは、お住まいに関するどんなご相談も受け付けています。
ご自宅から参加いただけるオンライン相談も実施していますので、忙しい方もお気軽にご利用ください。
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