公開日:2021-01-30 更新日:2024-07-04
リノベーションの流れと見積もりについての基礎知識|実際の事例も
リノベーションを検討していると、実際の流れや見積もりについて気になることもあるかもしれません。
業者に依頼する前に流れや見積もり時の注意点を知っておくことで、打ち合わせをスムーズに進めることができます。
トラブルを避けるためにも、事前に知識を身に付けておきましょう。
■ リノベーションの流れ
リノベーションの基礎知識として、実際の流れをご紹介します。
お客様からご相談やお問い合わせをいただく最初のステップから完成・引き渡しまで、ぜひ参考にしてください。
・ご相談・お問い合わせ
リノベーションが気になり出したら、事例やモデルルーム・展示場などを見たくなったらリノベーション業者にお気軽にご相談ください。
店舗へのご来店が気になる方は、まずは電話やメールにてお問い合わせください。
ご相談いただいたらスタッフがイメージやご要望、質問事項などをお伺い致します。
ご相談・お問い合わせいただくまでに何となくのイメージや希望する条件などを考えてきていただくとスムーズかもしれません。
ご家族それぞれが希望を出し合い、共有することで結束や意識も高まることでしょう。
・現地調査・ヒアリング
今住んでいる家をリノベーションしたい場合は住んでいる家、中古住宅を購入してリノベーションしたい場合は購入予定または購入した中古物件にて現地調査を行います。
現地調査では採寸や現状の確認を行います。
今の状態で気になるところや改善したいところ、大幅に変更したいところ、理想のイメージなどをお伝えいただけると幸いです。
・プランのご提案
お客様からお伺いしたご要望やイメージをもとに、設計してプランを作成します。
初めての提案までは約3週間を頂戴しております。
その後は約2~3ヶ月に渡ってお打ち合わせをさせていただき、細かいデザインや見積もりなどを決めていきます。
理想の家にリノベーションできるように、お客様と力を合わせてプランを作り上げていく期間です。
・ご契約
ご提案したプランの最終チェックを行い、見積書の内容や金額をご確認いただいたらいよいよ契約となります。
お客様はいくつかの業者からプランや見積もりを出してもらい、比較検討した上で契約する業者を決めることになります。
デザインや機能性、予算などを考慮した上でご家族と話し合って業者を決めましょう。
工事内容や工期を調整したら工事へと準備を進めていきます。
・工事準備・着工
ご契約から約3週間をかけて、工事の申請や準備、近隣の方へのご挨拶を行います。
工事に必要な資材の発注や職人の手配なども進めてまいります。
準備が整ったら実際に着工となります。
フルリノベーションの工事は約1ヶ月半~2ヶ月。
その期間中は現場監督が工事の状況やしあがりを確認しながら素敵な家を作り上げていきます。
・完成・引き渡し
リノベーション工事が終了し、最後に工事内容や仕上がりをご確認いただいたら完成・引き渡しとなります。
工事保証書や設備の取扱説明書も一緒にお渡しし、引き渡し前の確認なども行います。
引き渡し後もメンテナンスのご依頼や気になる点があればいつでもお気軽にご連絡ください。
■ 見積もりにかかる期間
リノベーションをするにあたって費用や見積もりは気になるポイントですよね。
リノベーションの見積もりを作成するまでにかかる期間は早くて5日間、大掛かりなフルリノベーションであれば長くて約1ヶ月ほどかかることも。
ご相談いただいてからプランや見積もりをご提案するまでに詳細が決まっていない方が早く見積もりを出すことはできますが、あくまでも概算なので後々変わることがあります。
要望やイメージが細かく決まっていた方が見積もりを出すまでの日数がかかってしまいますが、その分実際の支払いとの差が少ないといえます。
またリノベーションは建築基準法などの確認申請が必要になることもあるため、部分的なリフォームよりも見積もりを出すまでの期間が長いことが多いことも頭に入れておきましょう。
■ 見積もり時の注意点
事例を見る:Case78「COLORFUL × STYLISH」
業者を決める際にはいくつかの業者から相見積もりを取るのが一般的ですが、むやみに見積もりをたくさん出してもらえば良いというわけではありません。
業者選びの基準とするためにも、見積もり時の注意点を頭に入れておきましょう。
・目的や要望を明確にする
見積もりを出してもらう際というよりは、プランを作成してもらう前の段階のポイントです。
リノベーションの目的や家族それぞれの要望を明確にし、共有しておくことで打ち合わせをスムーズに進めることができます。
家族全体でのイメージも固まるため、共有しておくというのもポイント。
まとめた目的や要望をプランナーに伝えたときに、イメージが固まっていると担当者もニュアンスを受け取りやすくなるため、理想に近い家に仕上がります。
・予算を決めておく
プランや見積もりの作成に至る前に、ある程度の予算を決めておくことをおすすめします。
リノベーションのプランを出してもらうと、魅力的な設計だったときに費用が高くてもそのプランでお願いしたくなってしまうこともあるかもしれません。
良い設備や良い機能、素敵なデザインを選んでいくと、どんどん費用が跳ね上がっていきます。
一度良いものを見ると理想を下げることが難しくなってしまうことに注意が必要です。
理想通りの家に仕上がるということはもちろん大切ですが、その後ローンを返済することを考えると費用面も考慮するようにしましょう。
・相見積もりを取ること
見積もりを出してもらう際には、複数の業者から相見積もりを取ることもポイントです。
プランの良さと見積書によって業者を選ぶ人がほとんどだと思います。
1つの業者にしかプランや見積もりを出してもらわなければ、相場を知ることも比較することもできません。
エリアやサイトを見た印象などでいくつかの業者に絞ったら、それぞれにプランを作成してもらった上で相見積もりを取るようにしましょう。
金額だけで業者を選定してしまうと、契約したあとに後悔することもあります。施工体制や引渡し後のアフターサービスなども事前に確認しておきましょう。
安心して任せられる担当者かどうかも大切です。
・見積書の内容を確認する
当然ともいえることですが、見積もりを出してもらったときには見積書の内容をしっかり確認することが大切です。
見積書には工事の工程や使用する資材などさまざまな項目がありますが、一つ一つの価格設定が適切であるかどうかを見極めるようにしましょう。
このときも1つの業者にしか見積もりを出してもらっていなければ適切かどうかが分かりませんよね。必ず同じ条件で見積もりを出してもらい、複数の業者の見積書を見比べるようにしましょう。
■ 実際のリノベーション事例①Dog First
こちらの事例は、海外や山口県での暮らしを経たのち横浜での新生活のために築53年の中古住宅をリノベーション。
家族構成はご夫婦とワンちゃん3匹で、暮らしの中心にワンちゃんたちを据えた家づくりを行いました。
走り回っても滑らず汚れも気になりにくい足場板を使い、ワンちゃんたちがくつろげるようなテラスを作りました。
断熱性能を高めることでご夫婦にとっても快適な家に仕上がっています。
弊社の施工事例を見て「うちにも!」と希望されたアイアンの建具を採用し、おしゃれな空間になっています。
■ 実際のリノベーション事例②味わい深い家
築24年の中古住宅を購入して、戸建てのリノベーションを行いました。
ご夫婦とお子様1人の家族構成で、工期は60日、費用は約700万円でのリノベーション。
1階はリビングとダイニングキッチンの間の壁を取り払ってL字型のLDKに。
ヘリンボーンの床やネイビーのクロスを選ぶことで、深みのある落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
壁紙で遊びたいとのご要望がありましたので、お客様も利用するトイレにインパクトのある濃いブルーを。
天井には落ち着いたボタニカル柄を使うことでバランスの取れた空間になっています。
洗面所には奥様が選ばれたくすんだブルーを。
洗面台や棚板の木のナチュラルさとシンプルな洗面ボウルのコントラストが素敵です。
■ まとめ
リノベーションをご検討の際は見積もりについて気になっている方も多いかもしれません。
業者に相談に行く前に、まずは流れや見積もりについての知識を身に付けておきましょう。
ご相談やお問い合わせをしてからイメージや要望を伝え、それに基づいて業者がプランや見積もりを出します。
お客様はいくつかの業者から見積もりを出してもらって比較検討した上で業者を選びます。
業者が決まったら契約し、工事準備・着工、完成したら引き渡しとなります。
見積もりを出してもらうときには、見積書の内容をしっかり確認することが大切です。
SHUKEN REは、1998年創業の株式会社秀建を母体とする、リノベーションに特化した会社です。
商業施設や公共工事、不動産、造作家具など幅広く対応しているグループ会社との連携を取りながら、お客様に最適なリノベーションプランをご提案致します。
マンションと戸建て問わずリノベーションをご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。
東京の世田谷と千葉の浦安には、造作キッチンのデザインも体感いただけるショップもご用意しています。
興味のある方は、ぜひ遊びに来てください。
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