公開日:2025-09-23
造作洗面台のリノベーション費用はいくら?コストを抑えておしゃれな空間を叶える方法
おしゃれなデザインや個性、使いやすさにこだわるオリジナル洗面台をお考えなら、造作リノベーションがおすすめです。
しかし、洗面台の造作プランでは、パーツのサイズや数、グレードが自由に選べるため、費用が気になる方も少なくありません。
そこで今回は、リノベーションの予算計画を立てる際に役立つ、造作洗面台の費用相場やコストを無理なく抑える方法を解説していきます。
約25年で8,000件超の豊富な設計・施工経験があるSHUKEN Re(シュウケン・アールイー)が、「既製品では満足できない」「スペースを有効活用したい」という方向けに、予算内で理想の造作プランをご提案します♪
- ・自由設計が魅力の造作洗面台では、パーツのサイズや数、グレードなどの選択や組み合わせによって費用も変動します。
- ・フルリノベーションなら水回りや間取り全体が整えられ、洗面台のデザイン性や機能性も効率的に高められます。
- ・こだわり設計のコツや費用の節約ポイント押さえて、コストバランスがいい、おしゃれな造作洗面台を実現させましょう。
■造作洗面台の費用はいくら?
洗面台の造作リノベーション事例を見る:Case210「Natural Wood」
中古物件を購入して住み替えをお考えの場合や、洗面所など水回り設備の老朽化、使い勝手の悪さが気になり始めたら、リノベーションを検討するのにちょうどいいタイミングです。
特に近年では、ライフスタイルの変化やご家族のお好みに合わせて、ゼロからこだわる洗面台の造作リノベーションが人気です。
まずは、既製品にはない自由なデザインや収納プランが叶えられる、造作洗面台の特徴や費用相場について紹介します。
造作洗面台は既製品より高い?
既製品の洗面台は、洗面ボウルや水栓、二面鏡・三面鏡、照明、収納のセットがユニットになったスタイルが定番です。
メーカーによって決められた規格の中から、サイズや色、パーツを選ぶ仕組みで、価格帯に応じて仕様やグレードが変化します。
造作洗面台は、洗面カウンターやボウル、水栓、ミラーなどのパーツを1つずつオーダーメイドでカスタマイズするため、材料費や施工費が既製品より高くなる傾向にあります。
例えば、パーツの素材や品質、デザインへのこだわりによっては、追加費用が発生しやすい場合がある一方、シンプルな設計を選ぶ場合はコスト調整がしやすいのも特徴です。
造作洗面台の規模別費用相場
造作洗面台のリノベーション費用は、選ぶパーツの価格や工事の規模によって変動します。
- シンプルなシングルボウルの洗面台:20〜30万円程度
- オリジナルでタイルやミラー、照明、収納をカスタマイズする場合:30〜50万円程度
- 素材の品質やパーツの大きさ・数、装飾デザインを重視する場合:50~60万以上
シンプルな設計を選ぶ場合は比較的リーズナブルに仕上がりますが、収納やデザイン性・機能性にこだわって高額なパーツを組み合わせる場合は、トータル費用もはね上がります。
あらかじめ、理想とするスタイルやイメージをプランナーとも共有して、必要最低限の設計プランとの差額を把握しておくことで、予算計画や費用調整もしやすくなります。
フルリノベーションで造作する場合の相場
フルリノベーションでは、洗面台の造作工事もトータルプランの一部として予算に組み込みます。
そのため、既存の間取りや配管状況に応じて、必要な工事の規模や内容も変わるためトータルコストも変動します。
水回りや間取り全体のデザイン性や機能性を高めるSHUKEN Reフルリノベーションの場合、16~21万円/㎡が相場で、広さ60㎡のマンションでは960~1,260万円かかるのが目安です。
ホテルライクな洗面空間など、高級なパーツや素材を取り入れる場合は、追加費用が必要になるケースもあります。
ただし、フルリノベーションの場合は、水回り設備の移動や配管の点検・交換など、部分的な工事では不可能な根本改善や費用のトータルコーディネートがしやすいのがメリットです。
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東京・千葉・神奈川エリアで約25年にわたり、8,000件超の施工実績があるSHUKEN Reでは、洗面台の造作プランや水回りリノベーションに関するご相談を受け付けています。
■造作洗面台の費用が変わりやすいポイント
洗面台の造作リノベーション事例を見る:Case191「Planner’s Home」
造作で洗面台をリノベーションする場合、どんなところで費用の変動が生まれやすいのでしょうか?
ここでは、予算設計や費用調整の際に役立つ、トータルコストに影響するポイントを紹介します。
既存の洗面台の使用年数や状態
築年数が経った物件の場合、洗面台の老朽化はもちろん、水漏れや湿気による床や壁の腐食・シミ・ひび割れなどの問題が起きている可能性があります。
洗面空間の使用年数が長く劣化が進んだ状態であれば、空間全体のリノベーション費用にも影響します。
また設備だけでなく、床や壁内部の配管の劣化がある場合は、修理や交換にかかる追加費用も必要です。
そのため、中古物件を購入してリノベーションをお考えの場合は、特に水回りの老朽化や内部の劣化具合を確認しておくことで、計画的なプランが立てられ予算オーバーも防げます。
パーツの素材やグレード選び
洗面台を造作する場合、カウンターやボウルの素材、水栓やミラー、照明の種類、壁面の仕様、収納の大きさなどによって費用が異なります。
例えば、洗面カウンターやボウルなら、陶器・人工大理石・天然大理石・ホーロー・ガラスなど、選ぶ素材によって費用はもちろん、見た目や耐久性、お手入れ・掃除のしやすさが違ってきます。
また高級素材の洗面台だけでなく、ハイブランドのミラーや照明、高級タイルで仕上げる壁面、収納力・デザイン性に優れたキャビネットなどは、こだわりと価格のトータルバランスに注意して取り入れることが大切です。
間取り変更や配管移設の有無
洗面台の造作を含めたフルリノベーションで、間取りや水回りの移動をともなう場合、配管の移設や床・壁の工事が必要です。
リノベーションの規模が拡大すれば、工事に必要な材料や作業時間も増えるため、最終的なコストも増額されます。
フルリノベーションでは、間取り変更や配管の交換、移設の必要性も視野に入れたトータルプランニングで、想定外の追加費用の発生を防ぐことが大切です。
なお、マンションで間取り変更や配管移設を計画している場合は、あらかじめ施工会社に相談し、管理規約を確認しておく必要があります。
デザインや収納プランの自由度
自由の高さが魅力の造作リノベーションでは、洗面台本体以外にも空間デザインへのこだわりや収納量など、理想を詰め込み過ぎることによる予算オーバーに注意が必要です。
既製品ではなく造作の強みを活かすなら、既存の間取りやご家族の使い勝手に合わせたオリジナル設計で、デザイン性や機能性を高めるための工夫を施してみましょう。
例えば、将来の暮らしや介護に役立つバリアフリー設計(ユニバーサルデザイン)は、開放的な空間デザインや便利な収納の実現につながるため、コストをかける価値が高まる場合もあります。
■造作費用を抑えておしゃれに仕上げるコツ
造作費用を抑えつつ、おしゃれで理想的な洗面台を実現させるためには、プラン内訳の見直しや補助金の活用などがおすすめです。
SHUKEN Reのフルリノベーションでは、こだわりのパーツを主役にしたシンプル仕上げや、バランスのいい既製品との組み合わせなど、自由でスタイリッシュな設計・施工をご提案しています♪
シンプルな設計・デザインを選ぶ
洗面台の造作リノベーション事例を見る:Case187「Visions」
洗面ボウルや水栓の味わいや、ミラーや照明のデザインなど、パーツや素材の個性を活かしたシンプルなコーディネートで、費用を抑えつつ上質な洗面空間に仕上げたおしゃれな実例。
すっきりとしたデザインは、お手入れや掃除のしやすさにもつながり、長く飽きがこないのも魅力です。
お好みのパーツを主役にした洗面台は、アートや植物を飾るのにも最適です。
エリア | 東京都 |
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築年数 | 28年 |
広さ・間取り | 65㎡・2LDK |
フルリノベーション費用 | 約870万円 |
既製品と組み合わせる
洗面台の造作リノベーション事例を見る:Case196「Partnership」
既製品のキャビネットや収納付き三面鏡に、造作で洗面カウンターとボウル、水栓を設置した実例。
大量生産でリーズナブルな既製品は、安定の耐久性や機能性を備えたメリットを活かして、造作パーツと組み合わせることで、予算内でおしゃれと実用性の両立を叶えたプランが実現しやすくなります。
近年では、造作デザインとのコーディネートがしやすい既製品のバリエーションも増えてきています。
エリア | 千葉県柏市 |
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築年数 | 18年 |
広さ・間取り | 82㎡・2LDK |
フルリノベーション費用 | 約1,400万円 |
フルリノベーションでトータル費用を調整
洗面台の造作リノベーション事例を見る:Case147「Simple×Relaxing」
造作洗面台単体では、ライフスタイルに合わせた間取り変更や、水回りの改善にともなう配管の移設が難しいケースでも、フルリノベーションなら工事の規模や予算に応じた調整が可能です。
そのため、洗面所だけの個別工事よりも効率的に、造作洗面台のアップグレードが実現します。
洗面台の造作リノベーション事例を見る:Case147「Simple×Relaxing」
リゾートライクなデザインと開放的な間取りのつながりを意識した、こちらの実例では、キッチンとウォークインクローゼットの間に、ガラスで仕切られた洗面スペースを造作。
統一感のある素材選びとシンプルな予算配分で、高級感あふれるホテルライクな空間デザインに仕上げました。
エリア | 東京都 |
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築年数 | 16年 |
広さ・間取り | 58.2㎡・1LDK+WIC+ワークスペース |
フルリノベーション費用 | 約1,400万円 |
リノベーション補助金を活用する
洗面台の造作リノベーション事例を見る:Case145「Black & Airy」
国や自治体が実施する、バリアフリー改修や省エネ設備の導入に関する補助金・助成金制度を利用することで、リノベーションの費用負担が軽減されます。
また、グレードの高いパーツを選びたい場合や収納を増やしたい場合など、補助金制度を活用することで、予算の割り振りもしやすくなります。
補助金を受けるためには、条件や申請に関する情報を集めて、期限内に手続きを済ませる必要があります。
なお、予算が上限に達した場合、期限前に申請受付が終了する可能性もあるため、補助金活用をご希望の場合は、フルリノベーションの打ち合わせ段階から、施工会社に相談しておくのがおすすめです。
エリア | 千葉県浦安市 |
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築年数 | 16年 |
広さ・間取り | 109㎡・2LDK+WIC+SIC |
フルリノベーション費用 | 約1,800万円 |
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洗面台の造作リノベーション事例を見る:Case204「comfort×industrial」
最後に、東京・千葉・神奈川エリアで約25年にわたり8,000件超のリノベーション設計・施工実績があるSHUKEN Reが、造作洗面台のリノベーションプランで「よくある疑問」にお答えします。
Q.見積りの内訳でチェックすべきポイントは?
A.見積りを受け取ったら、材料費・施工費・配管工事費・その他追加工事が必要な部分について確認しておきましょう。
特に、オーダーメイドで仕上げる造作洗面台の場合は、パーツや素材の選定、配管工事の有無などによって工事の規模や工期、価格が変動しやすいため、内訳を詳しくチェックすることで、計画的な資金確保のスケジュールも立てやすくなります。
Q.リゾートライクな仕様にするとコストがかかる?
A.素材のグレードやパーツのデザインにこだわるほど、洗面台の造作費用は高額になります。
例えば、リゾートライク・ホテルライクな空間に仕上げるための大理石や天然木の洗面カウンター、特注のボウル、高級タイルを施した壁面、デザイン性が高いミラーや照明などを取り入れたプランでは、最終的にコストが高額になりやすい傾向です。
間取りやインテリアまでトータル設計が可能なフルリノベーションで、設備だけでなく空間全体のデザイン性を考えた効率的なプランニングで、コストバランスのいい設計を心掛けましょう。
Q.パーツや素材のグレードを上げたい場合、どんな調整方法がおすすめ?
A.洗面カウンターやボウル、ミラーを主役にするなど、優先順位を決めたパーツ選びがおすすめです。
設備全体を高級素材でそろえるよりも、メインとなるパーツに予算をかけてまわりはシンプルに仕上げる方が、おしゃれで印象的な洗面空間が実現し、費用調整もしやすくなります。
なお、SHUKEN Reでは、施主支給(材料持ち込み)プランも可能ですので、お気軽にご相談ください。
Q.追加費用を出さないプランニングのコツは?
A.ご家族のご希望やイメージをプランナーと具体的に共有し、設計段階から工事の規模や内訳、トータルコストを把握しておきましょう。
予算内で理想の洗面空間を実現させるためには、ご家族が理想とするデザインや機能を明確に施工会社に伝えて、見積りの詳細を1つずつ一緒に確認することが大切です。
物件の築年数や状態に合わせた修復・修繕工事や、間取り変更、配管の移設などを含むフルリノベーションなら、造作洗面台にかかる費用もまとめて調整できるため、追加費用の発生も抑えられます。
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■まとめ
オーダーメイドで仕上げるおしゃれで実用的な造作洗面台は、ご家族の快適な暮らしと、こだわりを反映させた上質なインテリアが楽しめるオリジナルプランです。
洗面台の単体工事では実現しづらい、間取りのつながりやコストバランスも調整できるフルリノベーションなら、デザイン性と機能性の効率的なグレードアップも狙えます。
SHUKEN Reでは、リノベーションに精通したスタッフが、ご家族のライフスタイルや希望予算に合わせて設計から施工まで自社一貫体制で、こだわりの空間づくりをサポートしています♪
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