公開日:2025-03-09
ブルックリンスタイルのマンションリノベーション事例5選|費用相場やインテリア・内装のコツも解説
この記事では、さまざまなブルックリンスタイルのマンションリノベーション事例をご紹介します。
かわいらしいカフェ風、無骨な男前テイストなど、さまざまなブルックリンスタイルのマンションは、インテリアやリノベーションの参考になりますよ。
素材・照明・キッチン・インテリアなど、ブルックリンスタイルのお部屋づくりのポイントも分かりやすく解説します。
・ブルックリンスタイルのおしゃれなマンションリノベーション事例と、築年数・広さ・かかった費用などのデータを紹介します。
・壁・床・キッチン・リビングなど、ブルックリンスタイルの部屋をつくるポイントを解説します。
・素材や間取りにこだわるブルックリンスタイルのリノベーションは、一般的な相場より多めに費用がかかる傾向があります。
目次
■ブルックリンスタイルとは?
おしゃれなリノベーション事例やインテリアのポイントを掘り下げる前に、ブルックリンスタイルの基本的な特徴をチェックしておきましょう。
アメリカニューヨークの住宅がモチーフ
ブルックリンスタイルは、アメリカのニューヨーク市ブルックリン区の住宅がモチーフになっています。
ブルックリンは20世紀初頭から工場や倉庫が立ち並び、産業の中心地として発展したエリアです。
1990年代に入ると、家賃相場が低いブルックリンへ若者やアーティストが移り住み、工場や倉庫を住宅やスタジオなどにリノベーションするようになりました。
工場や倉庫の構造を活かしてリノベーションした結果、コンクリートやレンガ、配管がむき出しのインダストリアルな内装の建物が増え、ブルックリンスタイルと呼ばれるようになったのです。
ブルックリンスタイルの特徴
おしゃれなブルックリンスタイルの部屋には、主に次のような特徴があります。
- レンガ・タイル・アイアンなどの素材
- 無骨なコンクリート打ちっぱなしの内装
- ヴィンテージ感のある木目
- 重厚感のあるダークカラー
- 開放感のある広い間取り
アメリカの倉庫や工場がベースのブルックリンスタイルは、レンガ・タイル・アイアンなどの素材感を活かした内装デザインが特徴です。
また、マンションリノベーションで取り入れる場合、建物の構造を活かしたコンクリート打ちっぱなしの壁や天井仕上げも人気です。
床や建具には、現代的な新品のフローリングより、木目を活かしたヴィンテージ感のある無垢材などが使われます。
また、ブラックやネイビーなど重厚感のあるカラーや、倉庫のような広く開放的な間取りもブルックリンスタイルならではの特徴です。
■ブルックリンスタイルのマンションリノベーション事例
さっそく、ご自宅や中古マンションをブルックリンスタイルにリノベーションした施工事例をチェックしてみましょう。
間取りやデザインにくわえて、築年数や広さ、かかった費用などのデータもリノベーション計画の参考にしてみてください。
ブルックリンスタイルのマンションリノベーション事例①
BEFORE
AFTER
築年数 |
49年 |
広さ |
55㎡ |
費用 |
約1,200万円 |
工期 |
90日 |
2LDKのマンションを1LDKに間取り変更し、天井をコンクリートや配管むき出しにしてブルックリンスタイルのマンションにリノベーション。
ステンレスキッチンとサブウェイタイルの組み合わせ、モルタル風の壁仕上げなど、全体の統一感で本格的なブルックリンスタイルを再現しています。
ブルックリンスタイルのマンションリノベーション事例②
BFORE
AFTER
築年数 |
45年 |
広さ |
43㎡ |
費用 |
約900万円 |
工期 |
60日 |
1LDKの中古マンションを購入し、ワンルームに変更してリビングの開放感を高め、コンクリートや木目の質感が魅力的なブルックリンスタイルの空間に。
ヴィンテージ感のある時計や雑貨など、細かい部分までのトータルコーディネートがリノベーションのクオリティを高めています。
ブルックリンスタイルのマンションリノベーション事例③
BFORE
AFTER
築年数 |
22年 |
広さ |
71㎡ |
費用 |
約1,800万円 |
工期 |
80日 |
事例を見る:Case165「INDUSTRIAL+PLANTS」
大幅な間取り変更でリビングを広げて、古材フローリングやコンクリートあらわしの天井で、インダストリアルな雰囲気たっぷりのブルックリンスタイルに。
事例を見る:Case165「INDUSTRIAL+PLANTS」
全面をコンクリートにするのではなく、クロスやタイルなども組み合わせることで、キレイ目な雰囲気とブルックリンスタイルをバランス良く両立しています。
ブルックリンスタイルのマンションリノベーション事例④
BFORE
AFTER
築年数 |
40年 |
広さ |
61㎡ |
費用 |
約2,000万円 |
工期 |
70日 |
ブルックリンスタイルと、イギリスの住宅デザインをミックスしたおしゃれなリノベーション事例です。
天井あらわしやヘリンボーンフローリングなど、ヴィンテージ感のある素材を活かし、本物の海外のようなリビングに仕上がっています。
ブルックリンスタイルのマンションリノベーション事例⑤
BEFORE
AFTER
築年数 |
16年 |
広さ |
70.1㎡ |
費用 |
– |
工期 |
60日 |
LDKはコンクリート・無垢材・アイアンなどの素材感を活かし、革製のヴィンテージ感あふれるソファなど、インテリアもブルックリンスタイルにトータルコーディネート。
リビングのソファ正面はレンガ壁で仕上げ、クオリティの高いブルックリンスタイルに仕上がっています。
■ブルックリンスタイルのマンションづくりのポイント
実際にリノベーションやインテリアコーディネートでブルックリンスタイルのマンションをつくる際は、次のポイントにこだわりましょう。
壁はタイル・レンガ・コンクリートなど素材を活かす
マンションでブルックリンスタイルを再現するには、壁は一般的なビニールクロス仕上げではなく、タイル・レンガ・コンクリートなどの素材を活かしましょう。
タイルやレンガはリフォーム・リノベーション用の薄い建材があるため、マンションでも比較的取り入れやすいです。
鉄筋コンクリート造のマンションは、壁の石膏ボード下地をはがせば、本物のコンクリート打ちっぱなしの内装も再現できます。
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質感は若干劣りますが、タイル・レンガ・コンクリート調のクロスを貼ってブルックリンスタイルを再現するのも1つのアイデア。
キッチンの壁は、アメリカの地下鉄で使われていた白いサブウェイタイルを貼るのが定番です。
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床はヴィンテージ感を強調する
マンションを本格的なブルックリンスタイルにリノベーションするなら、床材は木目のあるものをチョイスしてヴィンテージ感を演出しましょう。
オークやブラックチェリーなど深みのある床材や、古材を活用するのもおすすめです。
水回りなど耐水性が求められる場所は、コンクリートやタイル仕上げでヴィンテージ感を強調する方法もあります。
床面はお部屋の印象が大きく変わるため、参考にするブルックリンスタイルに合わせて仕上げ方法を選びましょう。
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建具もアンティーク調がおすすめ
ブルックリンスタイルのマンションづくりでは、建具にもこだわり、アンティーク調に仕上げるのがおすすめです。
框や明り取りなどの装飾を付けて、塗装で仕上げるとブルックリンスタイルにマッチするアンティーク調の建具になります。
ドアノブやストッパーなどの金属パーツも、アンティーク調のもので統一するとさらにおしゃれな印象に。
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照明も素材感やインダストリアルな雰囲気を
インテリアの印象を左右する照明器具のチョイスや配置も、ブルックリンスタイルのマンションづくりでこだわりたいポイントです。
吊り下げタイプのペンダントライトやスポットライト、裸電球など、インダストリアル(工業的)な照明器具を選ぶと雰囲気にマッチしやすいです。
また、照明器具につながる配線やスイッチも、あえて露出させるなど、無骨な印象に仕上げるのも定番のテクニックです。
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リビングは開放感を意識
ブルックリンスタイルのリビングづくりでは、ひろびろとした開放感を意識するのがおしゃれに仕上げるポイントです。
昔ながらの独立キッチンなどの間取りの場合、間取り変更で一体型のLDKに変更することで、開放的なブルックリンスタイルを再現できます。
リビングの隣の和室や洋室を一体化して、開放的な空間をつくるのも1つのアイデアです。
マンションの間取りによってどのようなリビング配置がマッチするかは変わるため、開放感を意識しつつ暮らしやすい配置を考えてみましょう。
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キッチンはステンレスや重厚感のあるカラーを選ぶ
リノベーションで本格的なブルックリンスタイルを再現するなら、キッチンは金属の質感が魅力のステンレスや、ネイビー・ブラックなど重厚感のあるカラーを選びましょう。
特に、ステンレスキッチンはインダストリアルテイストにマッチし、LDK全体の統一感も高めてくれるためおすすめです。
予算やメーカーの関係でステンレスキッチンを選ぶのが難しい場合は、なるべく重厚感がありブルックリンスタイルにマッチする扉カラーを選びましょう。
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インテリアもトータルコーディネート
間取りや内装に合わせて、家具や雑貨などのインテリアもブルックリンスタイルでトータルコーディネートすると、さらにおしゃれな空間に仕上がります。
家具は無垢材やアイアン、革などの素材にこだわり、アンティーク調でブルックリンスタイルにマッチする物を選びましょう。
間取りや内装が完成してから家具を選ぶのではなく、同時進行でそれぞれの魅力を高める組み合わせを考えるのがおしゃれに仕上げるポイントです。
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■ブルックリンスタイルのマンションリノベーション費用相場は?
ご自宅や中古マンションをブルックリンスタイルにリノベーションする際、どれくらいの費用がかかるのかも気になるポイントです。
一般的なマンションフルリノベーションの費用相場は、1㎡あたり15~20万円が相場です。
仮に70㎡のマンションをフルリノベーションする場合、1,050~1,400万円が相場になります。
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ただし、本格的なブルックリンスタイルを再現するためには、キッチンや素材などにこだわる必要があるため、一般的なリノベーションより費用相場が高くなる傾向があります。
事例 |
費用/広さ |
㎡単価 |
約1,200万円/55㎡ |
21.81万円 |
|
約900万円/43㎡ |
20.93万円 |
|
約1,800万円/71㎡ |
25.35万円 |
|
約2,000万円/61㎡ |
32.78万円 |
先ほどご紹介した、4つのブルックリンスタイルのマンションリノベーション事例の費用をまとめました。
㎡単価を見ると20~30万円前後になっており、一般的な相場より高めですね。
マンションリノベーションでブルックリンスタイルを再現する際は、少し費用を多めに用意しておきましょう。
■まとめ
素材、インテリア、間取りなどに工夫するのが、おしゃれなブルックリンスタイルのマンションリノベーションのポイントです。
おしゃれな施工事例を参考にしつつ、理想のブルックリンスタイルを見つけてみましょう。
ブルックリンスタイルのマンションリノベーションは、私たちSHUKEN Reにご相談下さい。
多くのマンションリノベーションをお手伝いしたプロのスタッフが、お客様のご要望をお伺いし、理想のプランをご提案いたします。