公開日:2025-02-11
夫婦2人暮らしのマンションリノベーションの施工事例集|成功させるポイントや注意点も解説
「夫婦2人暮らしにちょうどいいマンションリノベーションのプランが知りたい」とお考えの方も多いでしょう。
夫婦2人暮らしのマンションリノベーションを進める際には、まず理想の住宅のイメージを膨らませることが大切です。
そこで今回は、夫婦2人暮らしのマンションリノベーションの施工事例をご紹介します。
ゆとりある老後のライフスタイルを見据えて優先順位の高いリノベーションや注意点も解説するので、ぜひ参考にしてくださいね♪
- ・夫婦2人暮らしのマンションリノベーションの施工事例をご紹介します。
- ・夫婦2人暮らしのマンションリノベーションを成功させるポイントを解説します。
- ・夫婦2人暮らしのゆとりある老後に向けて優先順位の高いリノベーションや注意点をお伝えします。
目次
■夫婦2人暮らしのマンションリノベーションの施工事例集
ここでは、SHUKEN Reが手がけた夫婦2人暮らしのマンションリノベーションの施工事例をご紹介します。
夫婦2人暮らしのマンションリノベーションについて「自分たちにちょうどいいプランをイメージしたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
「すっきり暮らしたい」をテーマに収納を充実させた事例
こちらの住宅は「すっきり暮らしたい」をテーマに、キッチンに吊り戸棚やウォークインクローゼットなどを設けて収納を充実させた事例です。
ウォークインクローゼットは寝室と玄関近くに配置しており、身支度の動線がコンパクトにまとまります。
寝室の一角にはワークスペースを設置しており、在宅勤務の場合にも集中して作業できる環境を整えました。
家事・生活がしやすい回遊型の間取りを取り入れた事例
こちらはキッチン・洗面室・リビング・ダイニングを回遊できる間取りを採用している事例で、行き止まりがないため効率よく家事・生活ができるのが特徴です。
また、キッチンの壁を撤去したり、LDK内のワークスペースはガラスのパーテーションで区切ったりしているので、空間に広がりを感じられます。
家事のしやすさと開放感を兼ね備えた間取りを実現した事例
こちらの住宅は壁を撤去してリビング・ダイニングと寝室をつなげることで、家事のしやすさと開放感を兼ね備えた間取りを実現した事例です。
また、キッチンカウンターの壁も取り除いているため、リビング・ダイニングとの一体感が生まれています。
内装の配色はホワイトとブラックのモノトーンでまとめており、ホテルのように洗練された明るい空間に仕上がっているのも特徴です。
ペットの暮らしやすさにもこだわった事例
こちらの住宅にはご夫婦と猫ちゃん2匹がお住まいで、ペットの暮らしやすさにもこだわってリノベーションした事例です。
たとえば、リビングや寝室に専用のトンネルを設置し、トイレ周りには手入れしやすいタイル仕上げを採用するなどしています。
キッチン横には大容量のパントリーを設置しており、料理の動線をコンパクトにまとめられるのもメリットです。
ヌック仕立てのサンルームを取り入れた事例
こちらはリビング奥にヌック仕立てのサンルームを取り入れた事例で、ベンチやシェルフを造作して日向ぼっこや読書を楽しめるような場所にしています。
また、もともと床に段差のある構造を活用してスキップフロアを設けており、空間にメリハリが生まれているのもポイントです。
ゆとりある広さのペニンシュラ型キッチンを採用するなど、水回り設備はご夫婦が同時に利用できるように工夫しています。
仕切りの少ないワンルームのような空間を目指した事例
事例を見る:Case202「Like a one-room」
こちらは中古マンションを購入してフルリノベーションした事例で、ワンルームのような空間を目指して、部屋と部屋を完全に仕切らない間取りを採用しています。
完全に仕切らないことで広さを感じやすいのはもちろん、風通しが改善されているのも魅力です。
事例を見る:Case202「Like a one-room」
クローゼットはウォークスルー型を採用しており、スペースをフル活用しながら湿気がこもりにくい間取りとなっています。
リビングを広げて開放感のある空間に仕上げた事例
こちらは、寝室だったスペースを取り込んでリビングを開放的に仕上げた事例です。
リビングの一角を小上がりにすることで空間に立体感が生まれており、奥行きを感じられます。
また、新設した土間収納に自転車やゴルフバッグなどを保管でき、玄関まわりを整理整頓しやすいのが魅力です。
「ゆとり」の感じられる大人の住まいを実現した事例
こちらの住宅は、お子さまの大学進学をきっかけに不要になった個室をLDKに取り込み、「ゆとり」の感じられる大人の住まいを実現した事例です。
なるべく仕切りを設けないオープンなつくりを多用することで、風通しの悪さも改善しています。
また、キッチン背面の冷蔵庫や棚は扉によって隠せるため、生活感が出にくいのがメリットです。
マンションのリノベーション事例を、こちらのコラムで詳しくご紹介しています。
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■夫婦2人暮らしのマンションリノベーションを成功させるポイント
続いて、夫婦2人暮らしのマンションリノベーションを成功させるポイントを解説します。
ご自身のライフスタイルと照らし合わせながら、それぞれのポイントをチェックしていきましょう。
リビングを広げる
リノベーションでリビングを広げると、ご夫婦でゆったりとした時間を過ごしやすくなります。
和室などリビング横のスペースを利用する頻度が少ない場合には、ぜひリビングの拡張を考えてみてください。
また、ご自宅で快適な時間を過ごすためにも、LDKの内装デザインや素材にこだわってリノベーションを進めましょう。
マンションのリビング空間づくりについては、こちらのコラムで詳しく解説しています。
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子ども部屋の使い道を検討する
お子さまの独立後に夫婦2人暮らしのマンションリノベーションをお考えの場合には、子ども部屋の使い道を検討しましょう。
子ども部屋の使い道の例は、以下のとおりです。
子ども部屋の使い道
- ・リビングとつなげて空間を広げる
- ・趣味や収納スペースとして利用する
- ・書斎やワークスペースにする
- ・ゲストルームとして使う
- ・夫婦の寝室を分ける など
使い道によってリノベーション内容が異なり、たとえばリビングとつなげて空間を広げる際は、壁の撤去や床・壁・天井の補修が必要になります。
ご夫婦で今後のライフスタイルを話し合い、子ども部屋の使い道を決めましょう。
可変性のある間取りにする
可変性のある間取りにすると必要に応じて空間を区切れるため、お子さまやお客さまが宿泊する際にも泊まるスペースを確保しやすくなります。
たとえば、リビングの空間を広げる場合は、ロールスクリーンや引き戸によって適宜区切れるようにしておくのがおすすめです。
可変性のある間取りは今後ご夫婦のライフスタイルが変化した場合にも対応しやすく、フレキシブルに間取りを変更できます。
趣味のスペースを充実させる
「好きなものをとことん楽しみたい」とお考えの方は、趣味や収納のスペースを充実させましょう。
たとえば、音楽や楽器が趣味の場合やホームシアターを設けて大きな音で映画を満喫したい場合には、防音性に優れた部屋の設置が向いています。
趣味を充実させるのに導入したい設備や欲しい性能をあらかじめリストアップし、リノベーション業者に相談するとスムーズです。
ライフスタイルに合わせて収納量や収納場所を変更する
すっきりとした空間で生活するためにも、ライフスタイルに合わせて収納量や収納場所を変更しましょう。
夫婦2人暮らしのケースではクローゼットの収納量は2畳程度が目安とされていますが、ファッションにこだわりのある方は収納量が足りない場合もあり、実際の収納量に合わせて検討することが大切です。
また、収納場所は動線上に配置するなど、スムーズに出し入れできるポイントに変更すると効率よく生活しやすくなります。
収納リフォームのアイディアや実例を、こちらのコラムでご紹介しています。
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■夫婦2人暮らしのゆとりある老後に向けて優先順位の高いマンションリノベーション
ここでは、夫婦2人暮らしのゆとりある老後に向けて優先順位の高いマンションリノベーションをご紹介します。
リノベーションを実施して、住宅の安全性・快適性を高めましょう。
バリアフリー化
転倒によるケガを防止するためにも、マンションリノベーションのプランにはバリアフリー化を含めましょう。
住宅のバリアフリー化では、以下のようなリノベーションを実施します。
バリアフリー化で実施するリノベーション
- ・段差をなくす
- ・手すりを設置する
- ・床材をすべりにくいタイプにする など
また、通路幅の拡張や引き戸への変更をしておくと、車椅子を利用する場合があってもスムーズです。
断熱性の向上
マンションの壁・窓などの断熱性を向上させると熱の出入りする量が減るため、夏は涼しく冬は暖かい快適な住宅を目指せます。
住宅全体の断熱性を高めれば、部屋と部屋の温度差が小さくなり、ヒートショックを予防できるのもメリットです。
加えて、断熱性アップによって空調効率が高まると、光熱費の削減につながるのも大きなメリットだといえます。
断熱リフォームの必要性や施工内容については、こちらのコラムで詳しく解説しています。
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間取りの変更
マンションで快適な老後を過ごすには、移動の負担を減らす以下のような間取り変更のリノベーションを実施することが大切です。
間取りの変更アイディア
- ・回遊型の間取りにして、行き止まりをなくす
- ・トイレ近くに寝室を配置して、夜間にトイレに移動しやすくする
- ・キッチン・ランドリールーム・クローゼットを近くに配置して家事効率を高める
生活・家事の動線が長いとストレスになるのはもちろん、転倒のリスクも高まるので、安全性の面からも間取りを変更しましょう。
水回り設備の交換
毎日使用する水回りの設備を使い勝手がよく安全性の高い製品に交換すると、快適な老後を実現しやすくなります。
取り入れたい水回り設備の例
- ・掃除しやすいキッチンやレンジフード
- ・すべりにくい床材を使用した浴室
- ・家事の負担を減らしやすい食器洗い乾燥機 など
水回り設備を選ぶ際には使いやすさと安全性のほかにも、「手入れはしやすいか」「少ない力で操作できるか」などもチェックしておくとミスマッチを回避しやすくなります。
■夫婦2人暮らしのマンションリノベーションの注意点
最後に、夫婦2人暮らしのマンションリノベーションの注意点をご紹介します。
理想の間取りを実現できるとは限らない
マンションでは以下のような箇所にリノベーションの制限を設けられているケースが多く、理想の間取りを実現できない場合もあるので注意しましょう。
マンションで制限が設けられているリノベーションの例
- ・水回り設備の移動
- ・壁や柱の撤去
- ・床材の変更 など
加えて、窓や玄関ドアなど共用部分に該当する箇所は、個人の意思で勝手にリノベーションできないのが一般的です。
リノベーションの制限箇所や共用部分については、マンションの管理規約から把握できるので早い段階でチェックしましょう。
ペットを飼う場合はキズや臭い対策を徹底する
「夫婦2人暮らしでペットを飼い始めたい」とお考えの場合は、リノベーションで以下のような対策を徹底しましょう。
ペットを飼う場合の対策
- ・臭い対策:脱臭機の設置や消臭効果のある壁紙への張り替え
- ・キズ対策:ペット対応の壁紙や床材への張り替え
- ・事故対策:脱走柵やゲートの設置
- ・運動不足解消の対策:キャットウォークの設置
マンションリノベーション後に「ペットのために環境を整えたい」と考えると、導入する設備が内装とマッチしない場合もあるので、まとめてリノベーションすることをおすすめします。
ペットと暮らす家のリフォーム・リノベーションは、こちらのコラムで詳しく解説しています。
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■まとめ
夫婦2人暮らしのマンションリノベーションを実施する際には、リビングを広げたり、趣味のスペースを充実させたりすると、ゆったりと気持ちよく生活できます。
「快適に老後を過ごしたい」とお考えの場合には、バリアフリー化や断熱性の向上などのリノベーションもあわせて実施するのがおすすめです。
ご夫婦の将来的なライフスタイルを踏まえて住みやすい住宅を実現するためにも、技術力が高く実績が豊富なリノベーション業者へ相談しましょう。
SHUKEN Reは、東京・千葉・神奈川で中古マンション・戸建てリノベーションを手がける専門会社です。
8,000件を超えるマンション・戸建住宅リノベーションの実績をもとに、お客さまに最適なプランをご提案いたしますので、気軽にお問い合わせください。