公開日:2025-02-02 

「マンションでも寒い」って本当?原因と対策方法、費用目安や補助金情報を徹底解説

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マンションはなぜ寒い?原因と築年数・方角別対策方法を解説|費用目安や補助金情報も  

「一戸建て住宅よりもマンションの方が寒くない」と思う方も多いでしょう。

 

しかし、いざマンションへ住んでみてみると、エアコンなどをつけても寒さを感じる物件もあります。

 

マンションの寒さには明確な理由があり、物件選びのポイントを押さえて断熱リノベーションすれば対策できるケースは珍しくありません。

 

そこで今回は「マンションが寒い」原因と寒さがもたらすデメリットや対策方法、物件選びのポイントを紹介します。

 

マンションリノベーションの費用目安やお得な補助金・減税制度についてもお話ししますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

この記事のポイント
  • ・マンションの寒さの原因は、物件の築年数・構造・立地条件・設備などによって異なります。
  • ・マンションの寒さ対策は、物件選び・設備交換・断熱リフォームなど複合的対策が有効です。
  • ・マンションのリノベーションなら断熱・デザイン・資金調達も相談できるSHUKEN Reにご相談ください。

 

 

 

■マンションが寒い原因

 

マンションが寒い原因

 

マンションが寒い理由は、主に4つのポイントにあります。

 

  • 「構造の特質・日当たり(方角)」
  • 「部屋の位置」
  • 「築年数(住宅性能)」
  • 「設備機器のグレード」

 

まずはこれらの視点からマンションが寒くなる原因を知ることで、後悔のない物件選びやリノベーションを実現できます。

 

 

コンクリートは熱を伝えやすい

 

日本で一般的な木造戸建住宅と比べて、鉄筋コンクリート(RC)造や鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC)造は外気温の影響を受けやすい特性を持ちます。

 

主要な建築材料の熱伝導率(※)を比較すると以下のようになります。

 

材料 熱伝導率
W/mK
コンクリート 1.6
鋼材 53
天然木材 0.12〜0.19
木質合板 0.16

 

※熱伝導率:熱の伝えやすさを表す指標で、数字が小さいほど断熱性能が高く大きいほど低い。

 

コンクリートや鉄筋・鉄骨の原料である鋼材は、木材と比べると段違いに熱伝導率が高いため、外気温が低い時は建物がすぐに冷え、暖房の熱も逃げやすい特性を持ちます。

 

新しいマンションはその欠点を解消するために十分な断熱材を壁内などに入れていますが、築年数によってはそれが不十分で室内が寒いと感じてしまうのです。

 

 

築年数が古く断熱性能が低い

 

現在では建物の断熱化は省エネに欠かせない要素ですが、断熱性能が重要視され始めたのはそれほど古い話ではありません。

 

1979(昭和54)年 住宅金融公庫仕様書に初めて「断熱工事」の項目が記載される
1980(昭和55)年 旧省エネ基準(=断熱等性能等級2程度)が制定される
1992(平成4)年 新省エネ基準(=断熱等性能等級3程度)が制定される
1999(平成11)年 次世代省エネ基準(=断熱等性能等級4程度)が制定される
2013(平成25)年 平成25年省エネ基準(=断熱等性能等級4程度)が制定される
2016(平成28)年 平成28年省エネ基準(=断熱等性能等級4程度)が制定される
2021(令和3)年 2025年からの省エネ基準適合(=断熱等性能等級4程度)義務化が決定する

 

これらの変遷を経ていく過程でマンションの平均的な断熱性能も高まっていったのです。

 

そのため、築年数が古いマンションほど床下や壁内、天井に入れられている断熱材の量が少なく、寒さを感じやすい傾向にあります。

 

築30年を超える1992年以前に建てられたマンションと新築マンションを比較すると、UA値(※)に2.5倍以上もの差がある可能性も考えられます。

 

※UA値:建物の断熱性能を表す指標で、内部から外部へ逃げる熱量を外皮(外気と触れる外壁や屋根、床など)の総面積で割った値。1992年のスタンダードである断熱等性能等級3は「1.67」、最近のスタンダードである断熱等級性能5は「0.6」が基準。

 

 

日当たり(方角)が悪い

 

室温は建物の断熱性能に加えて窓から取り入れる日射熱にも左右されるため、マンションの部屋がどちらの方角に開いているかによって部屋の寒さは異なります。

 

東向き 午前中は日当たりが良いものの、正午以降は日が入りにくい
西向き 午前中は日が入りにくいものの、午後は日当たりが良い
南向き 1日を通して比較的日当たりは良い
北向き 1日を通して比較的日が入りにくい

 

日中在宅する時間が多く日射熱で室内を温めたい方は「南向き・西向き」がおすすめです。

 

ただし、隣り合う建物の高さによっては西向き・南向きでも長時間日陰になる可能性もあるため、マンションを選ぶ際には間取り図だけでは判断せずに必ず現地を訪れて周囲の様子も確認しましょう。

 

 

角部屋・1階もしくは最上階の部屋

 

角部屋はプライベート性が高く3面に窓があるため人気の物件ですが、寒さの観点では少々注意が必要です。

 

窓が多く外壁面積が大きいため、築年数が古く断熱性能の低いマンションでは中間にある部屋よりも外気温の影響を受けてしまいます。

 

また、地面からの冷気を受けやすい1階の部屋や放熱しやすい最上階の部屋も注意が必要です。

 

最上階の部屋に至っては、夏に太陽熱の影響で室内が暑くなるリスクも考えられます。

 

上下左右を他の部屋に囲まれている物件は外気温の影響を受けにくいのが原則です。

 

 

24時間換気システムから隙間風が入る

 

シックハウス症候群による健康被害への対策として、2003年以降に建築されたマンションには専有部分においても24時間換気が義務付けられています。

 

一般的なマンションの専有部分には第三種換気(給気=自然給気口+排気=ファンなどの機械排気)が採用されており、壁に設置された自然給気口から吹き込む隙間風が寒いと感じる方も少なくありません。

 

古いマンションは換気量(風量)を調節できないようになっているため注意しましょう。

 
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■「我慢は“禁物”」マンションの寒さがもたらすデメリット

 

「我慢は“禁物”」マンションの寒さがもたらすデメリット

 

マンションの寒さは生活の快適性を下げるだけにとどまらず、住む人の健康や内装材・家具の寿命にも影響をおよぼします。

 

 

健康被害のリスクが高まる

 

寒いマンションはリビングなどエアコンのある居室と廊下やトイレ、洗面脱衣室などその他の空間とで室温差が大きくなり、ヒートショック(※)を起こす可能性が高まります。

 

※ヒートショック:温度差が10度以上ある場所を移動する際に、血圧が急激に上昇・下降してめまいや心筋梗塞を引き起こす症状。

 

そのほかにも、日常的な寒さは自律神経の乱れや寒暖差疲労につながるため、暖房機器をつけるなどの一時的な解決方法ではなく根本的な対策が必要です。

 

 

結露によってカビ・シミが発生する

 

室温と外気温の差が大きくなると、窓ガラスなどに結露が発生します。

 

ガラスやサッシ枠が濡れるだけではなく、その水分が壁を伝って家具やビニールクロスなどにシミやカビがつくケースは珍しくありません。

 

カビは内装の美観を損ねるだけではなくアレルギーや喘息の原因となるリスクもあるため注意しましょう。

 

ポイント
マンションの寒さは物件を選ぶポイントを押さえ、さらに原因をリノベーションで解決することで軽減できます。

 

▶︎物件探しから始める「ワンストップリノベ」

 

 

■マンションの寒さ対策と費用目安

 

マンションの寒さ対策|メリットと費用目安

 

今お住まいのマンションやこれから購入されるマンションの寒さを軽減する方法はいくつかあります。

 

それぞれメリット・デメリットや費用目安が異なりますので、詳しく紹介します。

 

自然給気口の取り替え

 

マンションの専有部分において外壁に設置されている自然給気口を交換すると、冬の隙間風を軽減できる可能性があります。

 

季節や時間帯に応じて通気量を調節できるタイプや、正面にパネルが付いていて上下左右に風が抜けるタイプがおすすめです。

 

メリット

・コストが安い

・短時間で交換できる

・附帯工事は発生しない

デメリット

・交換するためには管理組合の許可が必要(共用部のため)

・隙間風の対策にしかならない

・完全に外気を遮断できない(塞ぐと換気不足で室内の空気汚染を招く)

費用目安 「2〜4万円/ヶ所程度」

 

自然給気口は構造躯体である外壁へ固定されているため、専有部の範囲内であっても共用部に該当します。

 

そのため、交換する際には管理組合への事前申請が欠かせません。

 

※詳しくは■マンションで断熱リノベする際の注意点と物件選びのポイントの章をご覧ください。

 

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“24時間換気システム”とは?リノベーションで後付けできる?メリットから気になる注意点まで解説

 

 

壁・床の断熱改修

 

外壁の内側や床下に断熱材を追加すると、外気の影響を受けにくくなります。

 

「乾式断熱工法」と「湿式断熱工法」がありますので、リノベーションプランに応じて適切な方法を選びましょう。

 

乾式断熱工法

スタイロフォーム(発泡スチロール状の断熱板)を壁内や床下にはめ込む工法です。

部屋ごとの施工やマンションの高層階でも施工できる汎用性の高い方法として多くの現場で用いられています。

 

湿式断熱工法

泡沫状の断熱材をコンクリート躯体へ直接吹き付ける工法で、凸凹のある場所や窓周りなど複雑な部分も隙間なく施工できます。

ただし、構造躯体全体が露出している状態にする必要があるため、フルスケルトンリノベーションと同時施工が原則です。

また、断熱材の吹付けには大型のコンプレッサーを使うため、物件によっては施工できない可能性があります。

 

メリット

・断熱効果が高い

・補助金を利用できる可能性がある

デメリット

・附帯工事が発生する(湿式は全面改修が原則)

・工期とコストがかかる

費用目安

・乾式断熱工法「1,000〜5,000円/㎡程度」

・湿式断熱工法「4,000〜6,000円/㎡程度」

※それぞれ附帯工事は別途

 

 

断熱フローリングへの張り替え・床暖房の設置

 
足元の冷えが気になる場合は、断熱効果や暖房機能のある床へ張り替える方法もおすすめです。
 
 
メリット

・合わせて床のデザインを変えられる

デメリット

・附帯工事が発生する(内装補修など)

・工期とコストがかかる

費用目安

・既存床へのフローリング上貼り「2.5万円/帖〜」

・既存床撤去及び断熱シート・新規フローリング施工「4万円/帖〜」

・床暖房の設置「5万円/帖〜」

※それぞれ附帯工事は別途

※床材の仕様によって価格は変動

※ガス式床暖房を設置する場合は給湯器の取り替えも必要

 

 

窓の断熱改修

 

窓は外皮(建物の外気に触れる部分)でも特に熱の出入りが多い場所です。

 

窓からの熱の出入り

(引用:環境省|窓の断熱リフォームから、暮らしの脱炭素を始めよう

 

そのため、窓を断熱リフォームすると室内の寒さは大幅に軽減されます。

 

具体的な方法は「ガラス交換・内窓設置・外窓交換」の3種類です。

 

ガラス交換

窓のガラス部分だけ高断熱ガラスへ取り替えます。

2枚のガラスに特殊金属コーティングを施したLow- E複層ガラスがおすすめです。

ただし古いサッシ枠は残るため、枠の結露や冷気は改善されません。

 

内窓設置

既存窓はそのままで、その内側にもう1組の窓を取り付けます。

内窓と外窓の間に大きな空気層ができるため、断熱効果を発揮し寒さや結露対策になります。

ただし、窓の開閉や掃除が二度手間になる点には注意しましょう。

 

外窓交換

既存窓を交換する方法で、最近はサッシ枠を残してその上に新たな枠を被せる「カバー工法」が主流です。

サッシ枠とガラスの両方が一新するため、新築マンションと同様の断熱性能をもつ窓になります。

 
 
メリット

・低コストと短工期で断熱性が高まる(コストパフォーマンスが良い)

・附帯工事は発生しない

・補助金を利用できる可能性がある

デメリット

・交換するためには管理組合の許可が必要(共用部のため)

・角部屋などは窓改修だけでは不十分な可能性がある

費用目安

・高断熱ガラスへの交換「3万円/帖〜」

・内窓設置「4万円/帖〜」

・外窓交換「20万円/ヶ所〜」

※腰窓サイズ

※ガラスの仕様によって価格は変動

 

※共用部に該当する窓や窓ガラスの交換については、■マンションで断熱リノベする際の注意点と物件選びのポイントの章も併せてご覧ください。

 

 

玄関ドアの断熱改修

 

築年数の古いマンションでは、ドア本体の断熱性能が低かったり経年劣化によって気密性能が低下して隙間風が入ったりする可能性は決して低くありません。

 

窓と同様に玄関ドアも熱が出入りしやすい場所なので、ドア本体の交換もしくは室内ドアの設置を検討しましょう。

 

交換の際には、既存ドア枠周りを解体しない「カバー工法」が用いられます。

 

 
メリット

・短工期で断熱性が高まる(コストパフォーマンスが良い)

・附帯工事は発生しない

・補助金を利用できる可能性がある

デメリット

・交換するためには管理組合の許可が必要(共用部のため)

・室内ドアを設置すると、開閉が二度手間になる

費用目安

・玄関ドアの交換「30万円/ヶ所〜」

・室内ドアの設置「10万円/帖〜」

 

玄関ドアは共用部に該当するため、大規模修繕工事で一斉に交換するケースが大半です。

 

しかし、次の大規模修繕工事まで期間が空いている場合や深刻な寒さや結露で困っている場合は、一度管理組合へ交換したい旨を相談しましょう。

 

窓や玄関ドアの防犯・省エネ・断熱を目的としたリノベーションであれば、管理組合へ申請して許可されると個別に交換できる可能性があります。

 

※管理組合への申請に関する注意点は■マンションで断熱リノベする際の注意点と物件選びのポイントの章で紹介します。

 

ポイント
マンションの断熱リノベーションは、寒さや結露対策だけではなく光熱費削減ももたらします。
ただし、共用部のリノベーションには管理組合の許可が必須となるため、事前にポイントや注意点を把握しておきましょう。

 

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リノベーションで窓の断熱性を最適化|快適な環境をつくるフルリノベーションの魅力を探る

マンションでできる断熱リフォームの内容と費用相場|工事前に確認すべきポイントと補助金制度の種類

 

 

 

 

■マンションで断熱リノベする際の注意点と物件選びのポイント

 

マンションで寒さ対策リノベする際の注意点と物件選びポイント

 

マンションは戸建て住宅の場合と異なり、断熱リノベーションする際や購入する物件を選ぶ際に押さえるべきポイントがあります。

 

 

専有部・共用部の範囲を知る

 

分譲マンションの区分所有範囲であっても専有部分と共用部分があり、それぞれリノベーションの可否が分かれます。

 

専有部分=「区分所有者で管理できる範囲」

共用部分=「建物全体の機能・美観・価値を維持するために区分所有者全員で共同管理する範囲」

 
矢印
 
専有部分の例 共用部分の例

・部屋の間仕切壁(築古マンションでは共用部分に該当物件も)

・部屋の天井・床組(築古マンションでは共用部分に該当物件も)

・内装仕上げ

・設備機器

・部屋内の給排水・ガス管

・玄関ドアの錠前

・窓や玄関ドア周りの木枠

・戸境壁

・コンクリートの床や梁、柱

・メーターボックス内の配管や配線、メーターなど

・PS(パイプシャフト)周りの壁

・ベランダやバルコニー

・窓サッシ(部品含む)

・窓ガラス

・玄関ドア本体

・壁に取り付いている自然給気口

 

共用部分はたとえ軽微なリノベーションであっても、区分所有者個人での工事は認められません。

 

ただし、窓や玄関ドアの防犯・省エネ・断熱を目的としたリノベーションは管理組合へ申請して許可されれば更新できる可能性があります。(参考:国土交通省|マンション標準管理規約(単棟型)「第22条窓ガラス等の改良」

 

共用部分に該当する外壁へ設置されている自然給気口も同様にです。

 

 

ポイント
老朽化したマンションでは、窓や玄関ドアの断熱リノベーションを全戸一斉に実施するところも多いため、寒さが気になる方はまず管理組合へ相談しましょう。

 

 

マンションの管理規約を確認する

 

内窓の設置や壁や床、天井の断熱リノベーションは専有部分内の工事ですが、マンションによっては管理規約によって施工範囲や使用できる材料を制限しているところもあるので注意しましょう。

 

【管理規約によるリノベーションに関する制限の例】

・施工できるフローリングの仕様が決められている

・間取り変更を制限している

・工事できる曜日や時間帯を制限している

 

 

ポイント
マンションの管理規約にはリノベーションの制限だけではなく、日常生活やペットに関するルールも記載されているため、これからマンションを購入する方は内容を十分確認しましょう。

 

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リノベーション用中古マンションの選び方|物件の条件や注意点、工事費用の目安、施工事例を紹介

 

 

築年数に合うリフォーム内容を検討する

 

2024年7〜9月に売買が成立した中古マンションの平均築年数は「25.01年」で、内装リフォームなどの表層的な工事だけではなく設備機器の取り替えや給排水管・ガス管・電気配線の更新も必要な年数に差し掛かっています。(参考:レインズデータライブラリー|マーケットデータ|2024年

 

また売り出し中の中古マンションは、窓や玄関ドア、壁・床・天井の断熱性能も新しいマンションと比べると低いのが通常です。

 

ポイント
築10年以内の新しいマンションは壁・床などの断熱工事が必要ない可能性もありますが、築30年を超える物件はスケルトンリノベーションを踏まえた総合的な断熱改修をおすすめします。
玄関ドアや窓サッシの寿命は20〜30年程度なので、既にその期間を超えている場合は管理組合へ一斉交換の計画について確認しましょう。

 

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これからマンション購入する場合はトータル予算を把握する

 

これから中古マンションを購入する方は、物件購入費用とリノベーション費用を合わせたトータル予算を把握する必要があります。

 

ただし、物件によってリノベーション工事の内容は異なり、理想の間取りやデザインによっても費用は変わります。

 

ポイント
予算内でマンション購入とリノベーションの両方を実現させるために、物件探しと並行してリノベーション計画を進めましょう。
SHUKEN Reは東京・千葉・神奈川エリアで約20年にわたり8,000件超のリノベーション施工実績がある専門会社です。
マンションの物件探しからリノベーションまでワンストップでサポートしておりますので、お気軽にご相談ください。

 

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■【2025年】マンションの断熱リフォームで使える補助金・減税制度

 

【2025年】マンションの断熱リフォームで使える補助金・減税制度

 

2024年11月29日に「住宅の省エネ化の支援強化に関する予算案」が採択され、その中で既存建物の断熱改修に関する補助金の実施が決定しました。

 

また併せて2025年も2024年よりいくつかの減税特例(税控除)が継続されます。

 

 

補助金

 

【子育てグリーン住宅支援事業】

既存マンションを断熱リフォームすると、最高で「60万円」の補助金を受け取れます。

以下のうち、2種類もしくは全種類の工事を実施することが対象要件です。

  • ①開口部(窓や玄関ドアなど)の断熱改修
  • ②躯体(壁・床・天井)の断熱改修
  • ③エコ住宅設備(太陽熱利用設備など)の設置

マンションでは③の工事をすることは実質難しいため、①②の両方を実施する必要があります。

※その他の要件は国土交通省|子育てグリーン住宅支援事業についてをご確認ください。

 

【先進的窓リノベ事業2025】

ガラス交換・内窓設置・外窓交換をすると、1世帯あたり最高で「200万円」の補助金を受け取れます。(窓の断熱改修と同時契約の玄関ドア交換も対象)

ただし、マンションは建築基準法上の特殊建築物(建築基準法第2条の2)に該当し防火規定による仕様制限も受けるため、補助金の対象となる製品が限られます。

そのため、補助金を利用して窓やドアを断熱リノベーションしたい方は、リフォーム会社へ詳細をご確認ください。

 

 

 

減税特例(税控除)

 

【住宅ローン減税】

ローンを利用してマンション購入及び断熱(省エネ)リノベーションをすると、入居後最長10年間、毎年のローン残高0.7%分が所得税から控除されます。(参考:国土交通省|住宅ローン減税

 

【住宅リフォーム減税】

断熱(省エネ)リノベーションをすると、ローンを利用しなくても「所得税の税額控除」と「固定資産税の減額措置」の対象となる可能性があります。(参考:国土交通省|住宅リフォームにおける減税制度について

 

  • 所得税:断熱改修工事にかかった「標準的な工事費用相当額」の10%分(130万円まで)が控除されます。
  • 固定資産税:断熱改修工事にかかった費用の1/3が、翌年度の固定資産税から減額されます。(工事金額が税込60万円以上が対象)

 

 

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中古マンション購入時の住宅ローン|注意点と初期費用、年収シミュレーション、控除・補助金について解説

 

▶︎中古マンション購入・リノベーションに関するFP相談

 

 

■まとめ

 

今お住まいのマンションが寒いとお悩みの方はもちろん、これから中古マンションを購入する方は、間取りやデザインの変更と合わせて、補助金を活用した断熱リノベーションがおすすめです

 

物件選びとリノベーションのポイントを押さえれば、古いマンションでも寒さをあまり感じずに日々快適に生活できます。

 

物件購入とリノベーションをご予算内で実現させたい方は、SHUKEN Reのワンストップリノベーションがおすすめです。

 

SHUKEN Reは東京・千葉・神奈川エリアで約20年にわたり8,000件超のリノベーション施工実績がある専門会社なので、安心して皆様のマイホーム計画をお任せいただけます。

 

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