公開日:2023-12-06 更新日:2024-07-04
〈中古マンション〉“ペット可”物件の選び方|ペット不可でも交渉できる?
「ペットと快適に過ごせる中古マンションが見つからない」
「気に入った物件を見つけたが、ペット不可なのでどうにかならないか」
そうお考えの方もいるでしょう。
そこで、ペット可・不可のマンションについてや、ペットと暮らすのに適した中古マンションの選び方を紹介します。
マイホーム購入を検討している方や、今お住まいのマンションをさらにペットフレンドリーにしたい方は、ぜひ参考にしてください。
・中古マンションでペットと暮らしたい方は、必ず“ペット可”の物件から選びましょう。
・ペットも飼い主も快適なマンション暮らしを実現させたい方は、リノベーション前提で中古マンションを探すのがおすすめです。
・“SHUKEN Re”では、ペットと暮らしやすいマンションリノベーション事例が多数あり、物件探しからリノベーションまでプロがサポートする「ワンストップリノベーション」もご用意しています。
目次
■ マンションで“ペット可”物件はどのくらいある?
ペットと暮らすマンション事例を見る:Case158「Meow!」
内閣府の調査によると、ペットを飼っている人の割合は「36.7%」です。(参考:内閣府|世論調査)
その割合は、10年前からあまり変わっていません。(参考:一般社団法人 ペットフード|2022年(令和4年)全国犬猫飼育実態調査 結果 )
しかし、都市部を中心にマンションに暮らす人は急増しており、全国の世帯数に占める分譲マンション戸数の割合を表す「マンション化率」は、全国平均で12.9%、東京都内に限ると、28.0%にも及びます。(参考:国土交通省|平成30年度マンション総合調査)
つまり、それだけマンションでペットを飼う人が増えていることになります。
ここで、国土交通省の行った調査結果を見てみましょう。
全国のマンション管理組合や区分所有者に行ったアンケートによると、“ペット可(ペット関連の規則なし物件含む)”は、全体の「57.3%」です。
(出所:国土交通省|平成30年度マンション総合調査に基づき弊社作成)
全面的にペットの飼育を認めている物件は4.1%とごくわずかですが、種類やサイズ、頭数などを限定した上でペット可としている物件は多くを占めます。
ただし、ここで注意しなくてはいけないのが、「古いマンションほどペット不可にしている物件が多い」という点です。
築20年程度の築浅マンションでペット不可にしているマンションはあまりありませんが、築40年を超えるマンションでは、60%以上がペット不可であるというデータもあります。
築年数が古いマンションほど、ペット不可の確率が高まります。
ただし、世間のニーズに合わせて、管理規約をペット不可からペット可へ変更しているところもありますので、ペット連れでマンションを購入する際は、必ず管理規約の内容も確認してください。
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■ 不可でも交渉できるって本当?
ペットと暮らすマンション事例を見る:Case106「Happy Family Home」
ペット不可の物件でも、住民からの要望によって、ペット可へルール変更するマンションは決して少なくありません。
そのため、「今ペット不可でもペットを飼えるように交渉できる」という情報も出回っています。
結論から言うと、ペット不可のマンションでペットを飼えるように交渉はできますが、許可される可能性は低いでしょう。
ペット飼育の可否はマンション管理規約によって定められており、“例外”はありませんので、もしあなたがペット不可のマンションでペットを飼いたい場合は、その旨を議題に出して規約内容を変えるしか方法はないのです。
管理規約の内容を変更するためには、総会にて「区分所有者および議決権の3/4以上」の賛成が必要となります。
そのため、一世帯の都合でルールを変えたり交渉することは、ほぼ不可能なのです。
全ての要望・条件に合い、さらにペットが飼える中古マンションを探すことは簡単ではありません。
さらに、リノベーション前提となると、建築的知識も必要です。
「ワンストップリノベーション」の実績豊富な会社を選んで、ペットも飼い主も快適に住めるマイホームを手に入れましょう。
▶︎ペットフレンドリーなマンションリノベーションをしたい方はこちらから
■ ペットと暮らしやすい中古マンションの選び方
ペットと暮らすマンション事例を見る:Case68「カラフルにのびのびと」
数ある中古マンションの中から、条件に合い、さらにペットも暮らしやすい物件を選びたい方は、ポイントを押さえて物件探しをしてください。
では、主なチェックポイントを紹介します。
【管理規約・共用部に関するチェックポイント】
“ペット可”のマンションが必ずしもペットフレンドリーであるとは限りません。
そのため、飼っているペットの特性と管理規約の内容が合うかどうかを確認しましょう。
例えば、共用部ではペットに必ずリードを付けなくてはいけないルールがあるにもかかわらず、リードを嫌がるワンちゃんでは、ペットも飼い主も外出のたびにストレスが溜まってしまいますよね。
このように、ペット可だからと言って安心せず、必ずルールの詳細まで確認しましょう。
【専有部に関するチェックポイント】
ペットだけで留守番させるお宅も多いですが、その間もペットが自分の意思でくつろぐ場所を移動できたり、運動できたりすることが重要です。
また、アレルゲン物質でもある動物の抜け毛やフケをこまめに掃除できるかもポイントになります。
【周辺環境に関するチェックポイント】
毎日ペットと散歩する人は、ぜひお散歩ルートも事前にイメージしてみましょう。
駅近物件は不動産価値が高く飼い主にとっては便利かもしれませんが、一日中ガヤガヤとしていれば、ペットにとっては快適とは言えませんし、お散歩するのも一苦労です。
万が一の際に動物病院へアクセスしやすく、ペットフードなどの重い買い物も近くでできるかどうかもぜひチェックしてください。
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共用部・専有部・周辺環境全てにおいて、条件が揃っている物件はそれほどありません。
特に、間取りや設備、内装は、飼い主にとって快適でも、ペットにまで配慮されたマンションと出会える確率は低いでしょう。
そのため、ペットと快適に暮らせるマンションにしたい方は、リノベーション前提で物件探しをしてください。
“SHUKEN Re”では、機能だけではなくデザインにまでとことんこだわり抜いたペットフレンドリーなマンションリノベーションを多数実現しています。
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私たち“SHUKEN Re”では、東京・千葉・神奈川でデザイン豊富なマンションリノベーションを手がけてきた実績があります。
その中から、ペットも快適に暮らせるマンションリノベ事例を紹介しますので、ぜひ、間取り・インテリアデザインの参考にしてください。
猫ちゃんの事例①「おしゃれさとペットフレンドリーの融合」
工期 | 60日 |
---|---|
家族構成 | ご夫婦+猫ちゃん1匹 |
エリア | 神奈川県横浜市 |
年代 | 40代 |
物件種別 | マンション |
築年数 | 37年 |
間取り | 1LDK |
広さ | 54.83㎡ |
リノベ費用 | 1,200万円 |
こちらは、ペットに優しく、おしゃれさも兼ね備えた事例です。
「ペット優先にするためにデザインは二の次」と考える必要はありません!
シンプルながらもディテールにまでこだわり抜いた間取りやインテリアデザインにすることで、掃除しやすく衛生的な部屋を保てます。
キッチンには、たっぷりの収納スペースを設け、猫ちゃんがイタズラしないように工夫しました。
また、ステンレスキッチンにして、丸ごと水拭きできるようにした点もお掃除ポイントです。
寝室と玄関の間仕切壁には、猫ちゃん専用の出入り口を。
こちらの事例は、寝室・洗面脱衣室・トイレ以外にドアがないため、猫ちゃんが自由に家の中を行き来できます。
猫ちゃんの事例②「猫ちゃんの落ち着ける隠れ家がポイント」
猫と暮らす家の事例を見る:Case138「ビールがおいしい大空間」
工期 | 90日 |
---|---|
家族構成 | ご夫婦+お子様2人+猫ちゃん2匹 |
エリア | 浦安市 |
物件種別 | マンション |
築年数 | 36年 |
間取り | 3LDK + WIC + SIC + グルニエ + ワークスペース |
広さ | 96㎡ |
リノベ費用 | 1,500万円 |
こちらは、メゾネットタイプの物件をフルリノベーションした事例で、階段下に小さな穴から入る猫ちゃんの隠れ家を作りました。
中には猫用トイレも設置でき、掃除する際は、横の扉を開けて作業できます。
そのため、扉を閉め切れば、完全に猫ちゃんのプライベート空間になるのです。
猫暮らす家の事例を見る:Case138「ビールがおいしい大空間」
LDKが主流な中、こちらは敢えて独立型キッチンに。
簡易的なゲートを付ければ、料理中に猫ちゃんが入ってきてヒヤッとすることもありません。
猫と暮らす家の事例を見る:Case138「ビールがおいしい大空間」
ワンちゃんの事例①「ペットスペースは床の仕様を変えてひんやり&ぽかぽかに」
事例を見る:Case106「Happy Family Home」
工期 | 60日 |
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家族構成 | ご夫婦+お子様+ワンちゃん |
エリア | 神奈川県 |
物件種別 | マンション |
築年数 | 20年 |
間取り | 2LDK |
広さ | 62.0㎡ |
マンションのリノベーションで難しいのが、ペットの居場所づくりです。
日当たりが良くて暑くなりすぎない場所を用意してあげなくてはいけません。
こちらの事例では、リビング西面の出っ張った部分に、ワンちゃんスペースを配置しました。
大きな窓が付いていて、心地よい日差しが差し込みます。
犬と暮らす家の事例を見る:Case106「Happy Family Home」
ペットスペースの日当たりがいい場合には、暑すぎないかも注意してください。
こちらの事例では、床をコンクリートにして、日中でも寝転がるとひんやり気持ち良い仕上げにしました。
これでしたら、ワンちゃんの抜け毛なども掃除しやすいですし、気兼ねなく水拭きできますよね。
犬と暮らす家の事例を見る:Case106「Happy Family Home」
玄関土間も少し広めにして、ワンちゃんのお手入れをできるようにした点もポイントです。
ワンちゃんに入って欲しくない部屋にはしっかりドアを設置して、その代わりに、玄関からLDK一帯を自由に歩き回れる間取りにしました。
ワンちゃんの事例②「キズや汚れがついても目立たないラスティックなデザイン」
犬と暮らす家の事例を見る:Case80「Dogs First」
工期 | 60日 |
---|---|
家族構成 | ご夫婦+ワンちゃん3匹(1匹は預かり中) |
エリア | 神奈川県横浜市 |
年代 | 50代 |
物件種別 | マンション |
築年数 | 53年 |
間取り | 2LDK + WIC + ワークスペース |
広さ | 95㎡ |
築53年の団地をワンちゃん中心の間取りにフルリノベーションしました。
まるでサンルームのように光に包まれる“一等地”をワンちゃんスペースに。
拭き掃除しやすいようにフロアタイル仕上げにしました。
リビングとの間にガラス戸を設けて、シーンに合わせて区切れるようにした点もポイントです。
犬と暮らす家の事例を見る:Case80「Dogs First」
フローリング材には、滑りにくくペットにも優しい足場板を採用、壁はラフなテクスチャーの塗装仕上げにしました。
ラスティックな雰囲気でスタイリッシュなだけではなく、キズや汚れがついても目立ちにくい点がポイントです。
断熱リノベーションも施し、築50年を超えた物件とは思えないほど、おしゃれ&快適に生まれ変わりました。
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「愛犬・愛猫と暮らしやすいマンションを見つけたいが、なかなか条件が揃わない」
「立地や間取り、価格の条件はいいが、ペットフレンドリーではない」
中古マンションを探すと、そのようなケースがほとんどです。
ただし、専有部の気になる点は、リノベーションで解消できます。
ペットとの快適なマンション暮らしを実現させたい方は、リノベーション前提で物件探しをしてください。
ペットリノベーションの実績が豊富な会社へ、物件探しからリノベーションの設計施工まで相談するのがおすすめです。
“SHUKEN Re”は、東京・千葉・神奈川で、住宅や商業施設の物件探しや設計施工、アフターメンテナンス、造作家具の製作、スマートエネルギーの導入に至るまで、全てを手がける「秀建グループ」の住宅リノベーション部門となる専門会社です。
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スタッフ一同お待ちしております。
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■ まとめ:ペットも飼い主も快適なマンション暮らしは「中古物件+リノベ」がおすすめ
ペットと飼い主両方がストレスなく生活するためには、ペット可で、さらに共用部・専有部・周辺環境が整った物件を選ばなくてはいけません。
しかし、数ある中から要望や条件に合うマンションを選ぶのは至難の業です。
そこでおすすめなのが、物件選びからリノベーションまでトータルでサポートできる会社を選ぶことです。
私たちSHUKEN Reは、ペットリノベーションの実績が豊富なだけではなく、物件探し・資金計画・リノベーションをトータルでお手伝いする「ワンストップリノベーション」を展開しています。
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