中古住宅の効率的な探し方とコツ|購入の流れと予算や条件の注意ポイント
中古住宅は、新築よりもリーズナブルな価格でより多くの選択肢から物件を選ぶことができます。
また物件購入時にリノベーションをすれば、入居後すぐに理想の暮らしを手に入れることも可能です。
とは言え、どのような方法でまたどんな条件で目的の中古物件を探せばいいのか分からない、という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、優良中古物件探しの基本ポイントや購入の流れ、押さえておきたい条件などを解説します。
中古物件購入予算を決める際の注意ポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
・中古住宅購入の基本ポイントと理想的な探し方を知ることができます。
・中古住宅購入の流れや押さえておくべき条件について解説します。
・予算決めや中古住宅購入の注意ポイントも見ておきましょう。
Contents
■中古住宅探しの基本ポイント
事例を見る:Case17「NATURAL INDUSTRIAL」
中古住宅は、新築住宅と比べて価格も条件も異なるため、理想の中古物件を探す時には購入の目的と新しい暮らしに求めるものを明確にしておくことが大切です。
まずは、チェックしておきたい中古物件探しの基本ポイントを見ていきましょう。
中古住宅に求める内容をまとめる
新築住宅の場合、立地や物件が限られますが、中古住宅であれば物件数が多く、立地も複数選択できます。リノベーション向きの物件であれば、新築同様の自由度の高い空間デザインが可能です。
そのためには、事前に家族での話し合いを重ね、探し出すべき物件のイメージや憧れの暮らし方を書き出して共有しておくと良いでしょう。
要望が多過ぎるとなかなか条件に合う物件に出会えない可能性があるので、ランキング形式で優先順位を付けたまとめ方もおすすめです。
複数の媒体から物件を探し出す
売り出し中の中古住宅は、
- ・不動産ポータルサイト
- ・チラシ・広告
- ・住宅情報誌
- ・不動産仲介会社
などの媒体で探せます。
まずは、手軽に物件情報が得られる「不動産ポータルサイト」を活用してみるといいでしょう。
エリアや物件の築年数・面積・販売価格など、希望する条件を絞り込んで検索できるのが便利です。
howzlifeでは、主要な各ポータイルサイトの物件情報をGoogle map上でまとめて見られる、簡単便利なシステムをご用意しております。
ご希望条件に合った新着情報をタイムリーで閲覧できます。
不動産会社に相談する
不動産ポータルサイトなどの媒体で気になる物件があれば、さらにその中古住宅の詳細を聞いたり、内覧を申し込んだりするために、その物件の販売を仲介・委託されている「不動産会社」に相談します。
不動産会社では、ポータルサイトに掲載されていない最新の物件を紹介してもらえることもあります。
リノベーションを前提とした中古住宅探しをする場合は、「リノベーション専門の不動産会社」、東京や千葉など希望エリアがある場合は、「地域に強い不動産会社」、地域にこだわりがない場合は全国エリアの「大手不動産会社」などの選択肢があります。
それぞれ自分にあった探し方を提案してくれる不動産会社を選んでいきましょう。
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次に理想の中古住宅探しのコツと購入の流れを解説します。
理想の「中古住宅」探しのコツ
希望条件に合う物件が見付かっても、いざ内覧してみたら「思っていたのと違う」なんてこともあり得ます。
ここでは、不動産ポータルサイトでピックアップしたいくつかの中古住宅の中から、より理想に合う優良物件を選ぶコツをご紹介します。
・リノベ前提の物件探しはリノベーション専門不動産会社に相談
リノベ専門の不動産会社は、数多くの中古物件の中からリノベーション向き物件の目利きができます。
自分の好みに合ったリノベーションがしやすい物件をプロの目線で選んでもらえるので安心です。
・現地に赴く
中古住宅は、新築と違ってすでに存在しているので住まいの間取りや状態を見学することができます。
気になる物件があれば、不動産会社に内覧を依頼して住宅そのものの他、周辺環境もよく確認しておきましょう。
時間帯による日当たりや車通りなども重要なポイントになるので、時間を変えて複数回現地に足を運んでおくと安心です。
・耐震診断の依頼
「ホームインスペクション」では、築年数を重ねた建物構造の経年劣化や欠陥の有無などの調査、「耐震診断」では、現在の新耐震基準に合わせた診断を受けることができます。
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中古住宅購入の流れ
理想の中古住宅が決まれば、その後の購入の流れも把握しておきましょう。
- ①購入の申し込み: 内覧を済ませて購入が決まれば不動産会社経由で売主に購入の申込書を提出します。
- ②リノベの見積もり作成: リノベーション費用を含めた住宅ローンの借入が可能かどうか確認します。
- ③住宅ローン事前審査: 住宅ローンを利用する場合、融資の事前審査を受けます。
- ④重要事項説明・不動産売買契約: 宅地建物取引士による物件の詳細や売買条件に関する「重要事項説明」を受けた上で、売買契約を結びます。
- ⑤残代金決済・引渡し: 契約後は住宅ローンの本審査を受け、融資実行・残金の振込・登記申請を進め、売主から買主に物件のカギが渡されて引渡し完了です。
- ⑥リノベ着工・工事検査: 中古物件の所有権を得たら、いよいよリノベーションの着工準備に入ります。
- ⑦完成・アフターメンテナンス: 完了検査を経て工事保証書と共に引渡しです。その後、お困りごとがあればアフターメンテナンスでの対応となります。
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■中古住宅購入の注意ポイント
「諸費用」を含めた予算決め
中古住宅の購入費用には、物件代金に加えさまざまな手数料や税金を含めた「諸費用」が必要です。
また、ホームインスペクションや耐震診断後の修繕費用やリフォーム・リノベーションを見越した予算決めが大切です。
住宅ローンが組めないケース
金融機関によっては、中古住宅の築年数に上限を設けて審査する場合があります。
また、中古物件の担保評価額が低い場合、希望どおりの借入ができないこともあるので注意が必要です。
住宅ローン控除が受けられないケースに注意
中古住宅の購入で住宅ローン控除を受けるには、
- ・築年数20年以下(マンションなど耐火建築物の場合は25年以下)
- ・耐震基準適合証明書の取得
- ・建設住宅性能評価書(耐震等級1級以上)の取得
- ・既存住宅売買瑕疵保険契約の締結
上記の条件を満たしている必要があります。
また、「生計を共にする親族や特別な関係者からの取得でない」ことや「贈与による取得でない」ことなどが条件です。
事故物件・再建築不可能物件に注意
中古住宅の中には、
- ・建て替えや増改築ができない
- ・現状より小さい範囲でしか建て替えできない
といった「再建築不可能物件」や
- ・過去に火災があった物件
- ・周辺で事故・事件があった物件
- ・騒音や悪臭のある物件
- ・大気・土壌汚染などの発生が考えられる物件
- ・宗教団体や暴力団施設が近くにある物件
などの「事故物件」に注意が必要です。
不動産売買は、注意すべき点や、しっかり確認しなくてはいけない点がたくさんあります。
安心して中古住宅の売却・購入をしたい方は、資金計画から相談できる信頼できる不動産仲介会社を選ぶことが重要です。
■まとめ:理想的な中古住宅購入計画を立てる
中古住宅探しでは、ご家族のこだわりや譲れないポイントをよく話し合った上で、希望のエリアに強い不動産会社に相談しましょう。
リノベーション前提で物件探しをする場合、不動産会社にその旨を事前に相談しておけば、理想的な物件情報や資金計画のアドバイスを得やすくなるのでおすすめです。
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