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コラム

東京の中古住宅価格最新動向|23区・多摩で人気エリアの中古一戸建て相場を紹介

公開日:2023/02/28  更新日:2023/03/14

東京エリアの中古住宅リノベーション事例

 

中古住宅(一戸建て・マンション)の需要が高まっている今、中古住宅市場全体で価格相場が上昇傾向にあることが注目されています。



今回は、東京23区&多摩エリアの中古一戸建てがどれくらいの価格で取引されているのか、直近データを使って市区ごとにまとめてみました。



東京23区&多摩エリアで中古一戸建ての価格相場が安い市区や、前年比の値上がり幅が少ない市区のランキングも紹介しますので、今後、東京で中古住宅の購入を検討中の方はぜひ参考にしてくださいね。

 

このコラムのポイント

・東京都の2022年12月の中古一戸建ての成約価格は、東京23区が6,804万円、多摩地区が4,111万円。前年比で上昇傾向が続いています。

・23区&多摩エリアの中古一戸建ての価格相場は市区やエリアごとに傾向が異なり、価格変動がマイナス~微増となったエリアもあります。

・2023年も引き続き中古住宅市場の動向に注目しながら、検討している物件の価値を正しく見極めて判断していくことが重要です。

 

 

東京の中古住宅(一戸建て)は価格相場が上昇、供給も増加

 

中古住宅の価格上昇傾向

 


東日本不動産流通機構(レインズ)の、首都圏中古住宅流通の最新レポートによると、

 

東京都の2022年12月の中古一戸建ての成約価格は、東京23区が6,804万円と前年比で9.9%上昇し、12カ月連続で前年同月を上回りました。

 

また、多摩地区の中古一戸建ての成約価格は4,111万円で、前年比プラス19.1%の2ケタ上昇となり、4カ月連続で前年同月を上回りました。

 

一方で、首都圏の中古一戸建て成約件数は、12カ月連続で前年同月を下回っていて、成約件数自体は減少傾向にあります。

 

首都圏の中古一戸建て在庫件数は2022年9月から4カ月連続増加していて、需要に対して供給が増えつつある状況です。

(参考)東日本不動産流通機構(レインズ)「月例速報マーケットウオッチ

 

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東京のエリア別中古住宅(一戸建て)価格相場の推移

 

東京の中古一戸建てリノベーション事例

 

次に、東京都内(23区と多摩エリア)の直近1年間の中古一戸建て平均成約価格を紹介します。

 

都内で人気のエリア別に、中古一戸建ての価格相場に加えて、前年同時期と比べて値上がりしているか、値下がりしているかも調べてみました。

 

東京都内の中古住宅探しの参考にしてくださいね。

 

※今回のエリア分けの都合上、複数のエリアにまたがる区はそれぞれのエリアに相場を掲載していますのでご了承ください(金額は同一です)。

 

 

湾岸エリアの価格相場

 

港区の上空

 

港区や中央区、江東区などの湾岸エリアは、都心へのアクセスしやすさ、生活環境や街の景観・眺望の良さなどから、都内でも「住みたいエリア」として人気の高いエリアです。

 

洗練された都会の街でスタイリッシュなライフスタイルを求める、一人暮らしや二人暮らしの世帯におすすめです。

 

そんな湾岸エリアの中古一戸建ての価格相場は以下のようになっています。

 

表:中古一戸建て平均成約価格(湾岸エリア)

 

 

2021年10月〜2022年9月

前年同時期

前年比増加率

品川区

8,928万円

6,801万円

31.3%

港区

8,928万円

6,801万円

31.3%

中央区

1億2,886万円

1億870万円

18.5%

江東区

6,300万円

4,849万円

30.0%

江戸川区

3,913万円

4,074万円

▲4%

大田区

6,855万円

6,679万円

2.6%

(出典)国土交通省「土地情報総合システム」を基に弊社で作成
※各種数値は、「宅地(土地と建物)」取引のうち、「用途:住宅/築年数1年以上」の取引を抜粋して算出しました。

 

湾岸エリアは都内でも中古住宅の価格相場が高めです。

 

また、前年比で値上がりしているエリアが多く、需要が高まっていることも予測できます。

 

▶︎東京湾岸エリアで中古住宅を探す

 

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山の手エリアの価格相場

 

世田谷区

 

山の手は、23区の中心から西部にかけてのエリアです。

 

閑静な住宅街や街並みも多く、通勤や通学にも便利な立地のため、落ち着いた環境で生活したい二~三人暮らしのファミリー層におすすめのエリアです。

 

そんな山の手エリアの中古一戸建ての価格相場は以下のようになっています。

 

表:中古一戸建て平均成約価格(山の手エリア)

 

 

2021年10月〜2022年9月

前年同時期

前年比増加率

千代田区

1億9,000万円

中央区

1億2,886万円

1億870万円

18.5%

港区

4億1,819万円

1億3,794万円

203.2%

新宿区

7,856万円

9,224万円

▲14.8%

文京区

1億496万円

9,181万円

14.3%

目黒区

1億3,857万円

1億463万円

32.4%

渋谷区

2億3,306万円

1億4,109万円

65.2%

豊島区

7,642万円

5,792万円

31.9%

世田谷区

9,565万円

8,439万円

13.3%

杉並区

8,863万円

7,624万円

16.3%

中野区

6,289万円

6,095万円

3.2%

練馬区

6,221万円

5,129万円

21.3%

板橋区

4,844万円

4,594万円

5.4%

北区

4,405万円

4,429万円

▲0.5%

(出典)国土交通省「土地情報総合システム」を基に弊社で作成
※各種数値は、「宅地(土地と建物)」取引のうち、「用途:住宅/築年数1年以上」の取引を抜粋して算出しました。

 

山の手エリアは、都心に近い区やエリアほど中古一戸建ての価格相場が高くなります。

 

逆に、世田谷区や杉並区のある23区の北部、西部になると比較的相場が安くなります。

 

23区北西部は、治安が良く静かな環境で、ゆとりある大人の二人暮らしをしたい人に特におすすめですよ。

 

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都心エリアの価格相場

 

東京駅(千代田区)

 

都心エリアは、都心3区(千代田区・中央区・港区)と副都心4区(渋谷・新宿・豊島区・文京区)から成るエリアです。

 

23区外や、郊外から都心エリアに通勤する人も多く、日本国内の様々なビジネスの中心地となっています。

 

公共交通機関や車の利用など、各種交通の利便性も非常に高く、不動産投資の視点で見ても優位なエリアと言えます。

 

また、商業施設はもちろん、アートや音楽などの芸術関連の施設も多数集まっているのも魅力で、情報感度が高く、フットワーク軽く暮らしたい一人暮らし~二人暮らし世帯に最適です。

 

そんな都心エリアの中古一戸建ての価格相場は以下のようになっています。

 

表:中古一戸建て平均成約価格(都心エリア)

 

 

2021年10月〜2022年9月

前年同時期

前年比増加率

千代田区

1億9,000万円

中央区

1億2,886万円

1億870万円

18.5%

港区

4億1,819万円

1億3,794万円

203.2%

渋谷区

2億3,306万円

1億4,109万円

65.2%

新宿区

7,856万円

9,224万円

▲14.8%

豊島区

7,642万円

5,792万円

31.9%

文京区

1億496万円

9,181万円

14.3%

(出典)国土交通省「土地情報総合システム」を基に弊社で作成
※各種数値は、「宅地(土地と建物)」取引のうち、「用途:住宅/築年数1年以上」の取引を抜粋して算出しました。

 

都心エリアは、中古一戸建ての価格相場が1億円を超えるエリアや区が多くなります。

 

副都心エリアの豊島区が唯一7,000万円台となっていますが、前年比で30%以上のプラスとなっているので、今後の価格動向が注目されるエリアです。

 

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下町エリアの価格相場

 

隅田公園

(画像引用元)一般社団法人 墨田区観光協会

 

浅草や深川など、江戸~昭和の情緒あふれる街並みも多く残る下町エリアは、親しみやすい雰囲気で子育てファミリー世代はもちろん、幅広い世代に住みやすいエリアです。

 

23区の中では住宅の価格相場や物価が比較的安く、都心に近い場所でもコストを抑えて暮らしやすい点も人気の理由です。

 

そんな下町エリアの中古一戸建ての価格相場は以下のようになっています。

 

表:中古一戸建て平均成約価格(下町エリア)

 

 

2021年10月〜2022年9月

前年同時期

前年比増加率

足立区

3,816万円

3,615万円

5.6%

葛飾区

3,479万円

3,335万円

4.3%

荒川区

4,531万円

4,158万円

9.0%

台東区

6,657万円

7,446万円

▲10.6%

墨田区

5,533万円

4,031万円

37.3%

江東区

6,300万円

4,849万円

30.0%

江戸川区

3,913万円

4,074万円

▲4%

(出典)国土交通省「土地情報総合システム」を基に弊社で作成
※各種数値は、「宅地(土地と建物)」取引のうち、「用途:住宅/築年数1年以上」の取引を抜粋して算出しました。

 

下町エリアに分類した7つの区の中古一戸建て平均価格相場は4,890万円と、23区の中では5,000万円を切る最も安い相場となっています。

 

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多摩エリアの価格相場

 

三鷹市井の頭恩賜公園

 

多摩エリアは、東京23区にほど近く、交通アクセスも便利な立地でありながら、自然豊かな住環境で暮らせるエリアです。

 

のびのびと子育てをしたい二人~四人暮らしのファミリーにおすすめ。

 

子育て世帯が多いので、教育施設や子育て支援が充実している自治体が多いのも魅力です。

 

表:中古一戸建て平均成約価格(多摩エリア)

 

 

2021年10月〜2022年9月

前年同時期

前年比増加率

多摩地域平均

3,916万円

3,778万円

3.7%

武蔵野市

7,722万円

7,461万円

3.5%

三鷹市

5,721万円

5,496万円

4.1%

府中市

4,707万円

4,177万円

12.7%

調布市

5,040万円

5,203万円

▲3.1%

小金井市

5,111万円

5,375万円

▲4.9%

狛江市

5,517万円

4,820万円

14.5%

国立市

5,557万円

4,596万円

20.9%

国分寺市

5,564万円

4,567万円

21.8%

西東京市

4,312万円

4,331万円

▲0.4%

(出典)国土交通省「土地情報総合システムを基に弊社で作成
※各種数値は、「宅地(土地と建物)」取引のうち、「用途:住宅/築年数1年以上」の取引を抜粋して算出しました。

 

多摩地区全体の直近1年間の中古一戸建て平均価格相場は3,916万円となっていて、23区よりも価格相場は安めです。

 

市によって価格相場が異なり、北多摩エリアの武蔵野市や三鷹市は価格相場が比較的高めになっています。

 

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東京23区&北多摩エリアの中古一戸建ておすすめエリアランキング

 

首都圏の中古一戸建てリノベーション事例

 

最後に、東京23区&北多摩エリアで、中古一戸建ての価格が安いエリアと、価格上昇(値上がり)が少ない順にランキングした結果を紹介します。

 

価格相場が安いエリアランキング

 

順位

市区名

平均成約価格

1位

葛飾区

3,479万円

2位

足立区

3,816万円

3位

江戸川区

3,913万円

4位

西東京市

4,312万円

5位

北区

4,405万円

6位

荒川区

4,531万円

7位

府中市

4,707万円

8位

板橋区

4,844万円

9位

調布市

5,040万円

10位

小金井市

5,111万円

(出典)国土交通省「土地情報総合システム」を基に弊社で作成

 

 

前年比で価格上昇(値上がり)が少ないエリアランキング

 

順位

市区名

前年比増加率

1位

新宿区

▲14.8%

2位

台東区

▲10.6%

3位

小金井市

▲4.9%

4位

江戸川区

▲4%

5位

調布市

▲3.1%

6位

北区

▲0.5%

7位

西東京市

▲0.4%

8位

大田区

2.6%

9位

中野区

3.2%

10位

武蔵野市

3.5%

(出典)国土交通省「土地情報総合システム」を基に弊社で作成

 

両方のランキングにランクインしているのは、23区内では江戸川区と北区、北多摩エリアでは西東京市、小金井市、調布市でした。

 

これらのエリアは、中古一戸建てが比較的安い価格相場で購入でき、なおかつ前年比で平均価格がマイナスまたは微増と値上がりが少ないことが特徴で、2023年の動向に注目すべきおすすめエリアと言えます。

 

 

まとめ|東京中古一戸建ては値上がり傾向、人気エリアにも穴場はある

 

今回は、直近2年間の東京23区&多摩エリアの中古一戸建ての価格相場の動向を紹介しました。

 

直近の中古一戸建て取引実績のデータでは、東京23区、多摩エリア全体の平均成約価格は前年よりも上昇し、値上がり傾向にあります。

 

ただし、市区ごと分けて見ると前年よりも価格相場が値下がりしているエリアや、値上がり幅が少ないエリアもあり、すべての物件が値上がりしているわけではありません。

 

今年以降、東京都内でマイホーム購入を検討している方にとっては、2023も引き続き中古住宅市場の動向に注目しながら、検討している物件の価値を正しく見極めて判断していくことが重要になってくると言えるでしょう。

 

 

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