公開日:2021-01-21 更新日:2024-07-04
東京で予算を抑えて自分らしい暮らし|団地リノベーションの魅力を再発掘
古い物件を自分仕様にフルリフォームして、より便利で快適な暮らしを実現する中古マンションのリノベーション。
自分らしい暮らしをより費用を抑えて入手できることから、年代や家族構成、男女を問わず「賢い持ち家入手法」として認知され、実績も増え続けています。
リフォーム、リノベーション業界は、住宅業界の中でも新しい業界ですが、空家利用の促進など国が主導となって「中古住宅流通の活性化」「リフォーム市場の拡大」が推し進められています。
そのため、業界全体の進歩速度も速く、「時代時代に合わせて、様々なライフスタイルや住宅取得の形に対応できる」のがリフォーム、リノベーションを選ぶメリットでもあります。
今回は、以前も特集した「団地リノベ」について、改めてその魅力・メリットと、日本のリノベーション業界の進歩や社会の変化がもたらした新しい暮らし方について解説したいと思います。
■ 団地住まいは「古い」から「かっこいいへ」
昭和30年以降の高度経済成長期に、住宅不足を解消するため盛んに建てられた団地。
実はマンションとの明確な区別はなく、建てられた時期が昭和30年~50年頃で、日本住宅公団が供給した「公団住宅」、都道府県や市町村が供給する「公営住宅」のことを一般的に団地と呼んでいます。
一見古いというイメージの団地に住むことがが今、「おしゃれ」「かっこいい」というイメージに変わってきています。
無印良品の供給しているUR団地のリノベーションはその最たる例ですよね。
リノベーションという言葉が一般に認知されてきたのは今から10年前位からです。
住宅の改築や修理は「リフォーム」と呼ぶのが一般的でした。
実際に、法律などで明確な区別がされているわけではありません。
リノベーションは、マンションや戸建てなどを大規模に変更、更新し、「劣化した部分の更新にとどまらず、今以上の機能向上や住む人に合わせた工夫」を行う工事のことを指しています。
そして、ここ10年でリノベーションという言葉とともに価値が認識されるようになり、量産型の住居ではなく、自分に合わせたつくりをした家に住みたいという需要が高まってきました。
「住まいに暮らしを合わせる」のではなく、「暮らしに住まいを合わせる」ように住宅を建てる。
中古住宅に住む時も、自分らしい変更を加えて住み替えることができる。
そんな個性と可変性のある住宅がこれからも増えていくと思います。
■ 立地条件の良さでも団地が見直されている
集合住宅住まいを求める人は、物件は広さよりも立地(利便性や日当たりなど環境の快適性)や物件の資産価値(将来性)を重視する人も多いと思います。
団地は連続して複数の棟がありそもそも多くの人が集まって住むことを想定としています。
そのため近隣に生活施設や医療機関、教育機関などが充実している、公園や緑地が近いなど周辺環境が良いというメリットがあります。
また、民間のマンションに比べて敷地に余裕があり、1部屋あたりの面積も広い傾向があります。
ただし、団地によっては住戸数確保のために一戸一戸が狭め(50㎡以下など)のものもあるので、物件を見るときに確認しておきましょう。
このような環境の良さも、団地の建物自体の資産価値を上げている要因となっています。
集合住宅の中でも団地は耐用年数が高い
団地ならではのメリットとして、もともと建物の耐用年数が高くつくられているため安心度が高いということが挙げられます。
団地は鉄筋コンクリート造(RC造)であり、「ラーメン構造」「壁式構造」の建物が多いです。
特に、壁式構造(柱・梁が無く、壁により支えられている構造)は、現行の建築基準法の耐震基準が定められる以前(1981年の法改正以前)の団地であっても、現行の耐震基準をほぼ満たしており、ほとんどのケースで耐震性能が確保されていることが確認されています。
参考HP:大阪府住宅供給公社
ただし、壁で構造を支えているため、リノベーション時には、各住宅内の間仕切り壁を自由に移動、取り除くことができない場合がある点は注意が必要です。
ラーメン構造(柱と梁により構成されている構造)の場合は、リノベーション時に部屋の中の壁を減らしたり移動したりできるため広い空間を確保しやすいことがメリットですが、先ほどの大阪府住宅供給公社が自社の団地を対象に行った調査では、一部の物件で現行の耐震基準を満たさないものがあることがわかりました(現在は基準に満たないラーメン構造の建物も耐震改修工事が完了しているとのこと)。
そのため、ラーメン構造の団地の場合は、耐震改修が行われているかがポイントになります。
価格が民間住宅よりも安い
団地は、購入するときの価格や借りるときの家賃が、民間住宅よりも安いことも大きなメリットです。
広さに余裕があり、リノベーション可能な団地であれば、費用対効果はかなり大きくなります。
■個人での団地リノベは「購入」か「賃貸」の2通り
団地をリノベして住む場合は、購入か賃貸かのどちらかを選ぶことになります。
団地で購入可能な物件は、東日本住宅UR(公団)・公社マンションサイトや、民間の不動産情報サイトなどで探すことができます。
賃貸の場合は、UR賃貸住宅のサイトで探したり、購入の場合と同じく不動産ポータルサイトや民間不動産会社の窓口に相談したりする方法があります。
ただし、賃貸の場合は個人で自由なリノベーションが可能な物件は少なく、あらかじめリノベーションしてある物件がほとんどになります。
また、UR賃貸住宅では、DIY住宅と呼ばれる個人で数ヶ月間家賃無料でDIYを行ってから住むことができる物件も登場しています。
■ 団地リノベの実例
お子様が3人になったところで、同じ団地の広い部屋に住み替えて、さらに暮らしやすくリノベーションを行ったご家族の事例です。
狭さと閉塞感が気になっていたキッチンを対面式に変更し、リビングダイニングとの一体感のある設計にすることで、広がりのある空間でご家族の様子を見ながら料理をすることができるようになりました。
それにともなって、キッチンに隣接していた個室をなくし、窓に面したリビングダイニングに変更もしました。
家族が集まる場所の日当たりがよくなったことで更に快適に住めるようになっています。
他にも、それぞれの寝室を少しづつ小さくすることで、収納を増やすなど、動線や快適性を高める工夫が随所に施された団地リノベーションです。
■ まとめ
団地は「古臭い」というイメージから、「自分に合ったサイズ感で、好きな間取りを実現できる」賢い選択というイメージに変わっています。
新築マンションや一般的な民間中古物件よりも安く、立地の良さや耐震性についても安心な建物が多いことも魅力です。
そして、リノベーションによって機能だけでなくお部屋のテイストやデザインも自分好みの空間がつくれます。
東京都内でも、中古マンションと比較しても価格相場が安い中古団地はたくさんあります。
都内で予算を抑えて自分らしい暮らしを手に入れたい方は、ぜひ検討してみてくださいね。
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東京の世田谷と千葉の浦安には、リノベーションのデザインイメージを体感いただけるショップもご用意しています。
興味のある方は、ぜひ遊びに来てくださいね♪
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