公開日:2025-06-11
リビングとキッチンが一緒のレイアウト実例10選|人気のLDK一体化リノベーションのポイントも解説
「料理をしながら子どもの様子が見えたらいいのに…」
「もう少し開放的なキッチンにしたいな」
そんな風に思ったことはありませんか?
実は、リビングとキッチンを一体化するリノベーションで、その悩みを一気に解決できます。
家事がラクになって、家族との時間も増える。
そんな理想の暮らしを叶えるLDK一体化のコツを、この記事で詳しくお伝えします。
- ・リビングとキッチンを一体化したレイアウトには、対面キッチン型・アイランドキッチン型・ペニンシュラキッチン型・壁付けキッチン型の4種類があります。
- ・LDK一体化リノベーションで後悔しないためには、動線や収納の工夫など、6つのポイントを押さえておくことが重要です。
- ・実際にSHUKEN Reが手がけたLDK一体化リノベーションの施工事例を10例ご紹介します。
目次
■リビングとキッチンを一緒にするレイアウトとは?
最初の項目では、リビングとキッチンを一緒にするレイアウトにはどんな種類があるのか、リビングとキッチンを一緒にするメリットやデメリットは何かを解説します。
LDK一体化リノベーションの基礎となるポイントを押さえておきましょう。
リビングとキッチンを一緒にするレイアウトにはどんな間取りがある?
リビングとキッチンを一体化したレイアウトには、下記3つのタイプがあります。
・対面キッチン型
・アイランドキッチン型
・ペニンシュラキッチン型
・壁付けキッチン型
対面キッチン型は、キッチンがリビング・ダイニング側を向いている最もポピュラーなスタイルです。
料理をしながら家族とコミュニケーションが取れ、配膳もスムーズに行えます。
アイランドキッチン型は、キッチンが独立した島のように配置されたデザイン性の高いレイアウトです。
家族で料理を楽しんだりホームパーティーを楽しんだりと、さまざまな活用方法があります。
ペニンシュラキッチン型は、片側が壁に接続したアイランドキッチンです。
スペースを有効活用しながらも開放感を実現できます。
壁付けキッチン型は、空間を有効活用しやすいため、近年、人気が高まっています。
LDK一体化のリノベーションでも採用されるケースが増えています。
リビングとキッチンを一緒にするメリット・デメリット
リビングとキッチンを一緒にするメリットは、家族とのコミュニケーションが格段に向上することです。
料理中でも子どもの様子が見守れるため、子育て世帯には大きな魅力です。
また、配膳や片付けの動線が短縮され、家事効率が大幅にアップします。
日常の中に、快適なリゾートライフのようなゆったりとした空間をづくりを取り入れることで、QOL(生活の質)の向上にもつながります。
一方でデメリットもあります。
キッチンの音やにおいがリビングに広がりやすく、来客時にキッチンの状態が見えてしまうのが課題です。
しかし、これらは適切な設計で解決できます。
とくに、東京・千葉・神奈川のベイエリアのマンションリノベーションでは、リゾートホテルやコンドミニアムのようにリビングとキッチンが一緒の開放的な空間づくりを意識するのがポイントです。
海の見える景色と一体感のある空間は、日常を特別な時間に変えてくれます。
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■後悔しないために押さえておきたいポイント
LDK一体化リノベーションで後悔しないためには、下記6つのポイントを押さえておきましょう。
・動線
・収納の工夫
・におい
・音
・視線対策
・家族構成やライフスタイルに合うか
順番に解説します。
動線(料理・配膳・ゴミ出し)
LDK一体化リノベーションでは、効率的な動線設計が成功の鍵です。
冷蔵庫→シンク→コンロの作業三角形を意識し、移動距離を最小限に抑えましょう。
また、配膳時はキッチンからダイニングテーブルまで最短ルートを確保し、ゴミ出しも玄関への動線を考慮した配置が重要です。
収納の工夫(パントリー・見せない収納)
リビングとキッチンが一緒のレイアウト作りでは、「見せない収納」が美しさを保つ秘訣です。
パントリーや吊り戸棚を活用して、調理器具や食材を隠しましょう。
見せる収納と隠す収納のバランスが、おしゃれで機能的なキッチンを作ります。
におい
調理のにおいがリビングに広がるのを防ぐために、高性能なレンジフードを設置しましょう。
また、キッチンとリビングの間に腰壁や天井の段差を設ければ、においの拡散が抑制できます。
音
ミキサーや食洗機の音が生活の妨げにならないようにするためには、防音性の高い機器選びと設置位置の工夫が大切です。
夜間の使用を考慮した音対策を検討しましょう。
視線対策
来客時にキッチンが丸見えになることを避けるため、腰壁やカウンターを設けて手元を隠す設計がおすすめです。
また、玄関からキッチンが直接見えない角度に配置することも意識しましょう。
家族構成やライフスタイルに合うか
子育て世帯なら子どもの様子を見守れる対面型、夫婦でよく料理をするならアイランド型など、家族の暮らし方に合わせた選択が大切です。
将来のライフスタイルの変化も見据えて計画しましょう。
■実例紹介|おしゃれで使いやすいリビング+キッチンのレイアウト
ここでは、SHUKEN Reが手がけたリビング+キッチンの事例をご紹介します。
実際のリノベーション事例を見て、イメージを膨らませましょう。
ナチュラルな色合いで統一された対面キッチン
ナチュラルな色合いで統一されたキッチンは、清潔感と温もりが同居する心地よい空間です。
キッチンを中心に木の風合いが優しく広がり、明るい陽光が差し込む窓際のダイニングスペースが暮らしにゆとりを添えています。
シンプルながらも洗練されたデザインが魅力です。
落ち着いた雰囲気の対面キッチン
グレーと木目を基調に洗練されたリビング+キッチンは、落ち着きとモダンさを両立しています。
大きな窓から差し込む自然光が室内を明るく照らし、観葉植物がアクセントとなって心地よい癒しを演出しています。
スタイリッシュながらも居心地のよさを感じる空間構成が魅力です。
ホテルのような洗練された対面キッチン
白を基調とした部屋に黒のアクセントを効かせた、スタイリッシュで洗練された対面キッチンです。
大理石調の床やガラスパーテーションが高級感を演出し、開放感あふれる間取りが光と風をたっぷりと取り込みます。
モダンで上質な、ホテル暮らしを感じさせる空間が魅力です。
デザイン性と動線を同時に実現した壁付けキッチン
SHUKEN Reの公式サイトに掲載されている「お客様インタビュー case159:Theme park」は、リノベーション・オブザイヤーのウェブサイトにも掲載された事例です。
築42年のビルの一室を、施主様のこだわりとセンスで多彩な空間に仕上げています。
リビングダイニングは、「イギリス人がアメリカの開拓をしていた頃のデザイナーの家」というテーマで、ホワイトのモールディング腰壁、躯体現しの天井、ヘリンボーンの床、個性的なタイルが施されたキッチンが特徴です。
キッチンは、施主様が選んだクチーナ製で、アンティーク調のタイルや乱形のタイルが使われ、限られたスペースながらも存在感のある空間に仕上がっています。
レンガと木の温もりに包まれる、やさしいキッチン空間
事例を見る:Case26「suumo×cookpadから生まれた理想のキッチン」
淡い色使いと自然素材が心地よく調和したアイランドキッチンです。
レンガ調の柱やヘリンボーンの床が空間にリズムを生み出し、アンティーク調の照明や家具が温かみを添えています。
広々とした間取りと光あふれる窓が、優しく穏やかな雰囲気や、ゆったりとした暮らしを感じさます。
素材感を活かした武骨でスタイリッシュなアイランドキッチン
事例を見る:Case25「躯体現し+ステンレスキッチン=ザッツハード!」
無骨なコンクリート壁とステンレスのアイランドキッチンが際立つ、インダストリアルな雰囲気が魅力の空間です。
木製のブラインドから差し込む柔らかな光が、荒々しい質感に温かみを添えています。
黒を基調とした天井や家具が空間を引き締め、洗練された大人の住まいを演出しているのも魅力です。
シンプルながらも上品さが感じられる洗練されたアイランドキッチン
事例を見る:Case9「白いアイランドキッチンが主役の大人の家」
白を基調とした空間に黒天板のアイランドキッチンが映えます。
ゴールドの取っ手やカーテンが上品さをプラスし、自然光が差し込む明るく清潔感あふれる雰囲気に仕上がっています。
シンプルながらも、スタイリッシュさや上質な雰囲気を感じられるのが魅力です。
やわらかな雰囲気と高い回遊性を同時に実現したペニンシュラキッチン
木の温もりと自然光が心地よく調和した、ナチュラルで落ち着いたキッチン空間です。
ペニンシュラ型のカウンターは動線もスムーズで、日常の料理や家族との会話を快適にしてくれます。
観葉植物が彩りを添え、機能性と癒しを兼ね備えた居心地のよい空間が魅力です。
落ち着きと機能美が調和する上質なペニンシュラキッチン
ダークブラウンのキャビネットとベージュのタイルが織りなす、落ち着きと上品さが漂う空間です。
片側が壁付けになているペニンシュラタイプで作業に集中しやすく、照明が手元を明るく照らしてくれます。
奥に見えるダイニングとつながる導線も美しく、料理と暮らしのリズムを整えてくれるレイアウトが魅力です。
タイルカウンターが主役の明るく開放的なキッチン空間
白いタイルが印象的なキッチンカウンターを中心に、空間全体が心地よく広がるLDKです。
ナチュラルな木の床との組み合わせが、やわらかな雰囲気を演出します。
背面には収納と家電が機能的に配置され、すっきりとした動線を確保しています。
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■プロが教える間取りレイアウトのアイデアと工夫
ここでは、リビングとキッチンが一緒のレイアウトのアイデアと工夫をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
天井高や照明の使い分け
天井高の違いでキッチンとリビングを緩やかに分ける手法が効果的です。
キッチンエリアにペンダントライトを取り入れ、ダウンライトでリビングに落ち着いた雰囲気を作ることで、一体感を保ちながらも機能的なゾーニングが実現できます。
キッチンからの目線設計
料理をしながら家族の様子を見守れる視線設計も重要です。
特に小さな子どもがいる家庭では、リビングでの遊びやダイニングでの宿題を見渡せる角度にキッチンを配置しましょう。
家具配置でゾーニングする方法
ソファの背面をキッチン側に向けたり、ダイニングテーブルを境界線として活用したりすることで、自然な空間の使い分けができます。
また、観葉植物やオープンシェルフを間仕切りとして使う方法もおすすめです。
■よくある質問(FAQ)
最後に、LDK一体化リノベーションでよくある質問をご紹介します。
LDK一体化リノベーションを行う前に疑問を解消しましょう。
キッチンとリビングが一緒だと散らかって見える?
適切な空間設計(見せない収納、目隠しとなる仕切りや腰壁の設置、色を統一して空間を整えるなど)と、整理整頓(物の居場所を決める、使ったら戻すなど)の習慣づくりで解決可能です。
整理整頓ルールを家族で共有し、見せる場所と隠す場所のメリハリをつけることで、常に美しい空間を保てます。
対面・アイランド・ペニンシュラ、どれが使いやすい?
家族構成と空間の広さで使いやすさが異なります。
子育て世帯には見守りやすい対面型、料理好きの夫婦にはアイランド型、スペースを有効活用したいならペニンシュラ型がおすすめです。
音やにおいの対策には何が有効?
高性能レンジフードの設置やIHコンロの採用、防音性の高い食洗機の選択が効果的です。
また、キッチンとリビングの間に段差天井や腰壁を設けるのもおすすめです。
■まとめ:LDK一体化の間取り変更リノベーションならSHUKEN Re
リビングとキッチンの一体化は家族の絆を深め、家事効率を向上させる理想的な住空間を実現します。
LDK一体化の間取り変更は、老朽化した水回りのスケルトンリフォームと住まい全体の動線設計がポイントになるため、リフォーム会社より間取り変更の施工実績が豊富なリノベーション会社がおすすめです。
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