公開日:2024-01-24 更新日:2024-07-04
シェアハウス投資は中古一棟売り+リノベーションが狙い目|メリットや経営アイデアを紹介
近年、不動産投資の一種として注目度が高まっているシェアハウス投資。
シェアハウスは一般的な賃貸より利回りや収益性が高く、大きなビジネスチャンスがある業界として注目されています。
ここ数年は「ソーシャル型」「コンセプト型」などのシェアハウスが人気を集めており、戸建て物件から一棟物件にシフトしている傾向があります。
そこでおすすめなのが、中古の一棟売り物件を購入して、リノベーションで収益性の高いシェアハウスをつくる方法です。
今回は、中古一棟売り+リノベーションシェアハウスのメリットや、具体的な経営アイデアをご紹介します。
・中古一棟売り物件のリノベーションは、初期費用や収益性をコントロールしやすく、集客力の高いシェアハウスをつくれる可能性が高いです。
・どのようなシェアハウスが人気を集めているのか、トレンドの傾向を押さえておきましょう。
目次
■シェアハウス投資のビジネスチャンスは?
外国人ユーザーも多いシェアハウス業界はコロナ過で大きな影響を受けましたが、2022年以降は回復基調にあります。
シェアハウス全体の稼働率が回復し、物件数も増加していることから、投資のチャンスも大きい状態と言えそうです。
参照:全国賃貸住宅新聞
シェアハウスのタイプ | 特徴 |
ソーシャル型・交流型シェアハウス | リビングやダイニングなどの共用部が充実。個室のプライバシー性と交流のバランスを取りやすい。 |
コスパ型シェアハウス | 賃料と部屋の広さやクオリティのバランスが良い。 |
目的重視型シェアハウス | モノづくり・楽器演奏・ペット可・スポーツなど、特定の属性や目的に特化した造りや入居者属性に限定する。 |
シェアハウスの物件数増加に伴い、上記のようにバリエーションも広がっています。
アパートやマンションよりコンセプトのバリエーションが多く、競合とうまく差別化できれば大きなビジネスチャンスがあるかもしれません。
エリアとしては東京・大阪など大都市圏が中心ですが、認知度や需要が高まれば今後ほかのエリアに広がっていく可能性も考えられます。
■一棟タイプのシェアハウスが人気
一昔前までのシェアハウスは、3~4LDKの戸建てで割安な賃料設定の物件が中心でした。
しかし、ここ数年はテレビ番組などでシェアハウスの知名度が高まり、一棟タイプの物件が主流になりつつあります。
例えば、ソーシャル型と呼ばれる入居者同士の交流を重視するシェアハウスは、一棟アパートやマンション、社宅などを改装し、充実した共用部を備えていることが多いです。
また、特定の職業や趣味を持つ方を対象としたコンセプト型、バリアフリー対応で共同生活の安心感があるシニア型など、シェアハウスの需要も多様化しています。
中古の戸建て物件をとりあえず共同生活仕様に改装するのではなく、1つのコンセプトに沿ったシェアハウスが主流になっているのです。
■中古シェアハウス一棟売り+リノベーションのメリット
多様化しつつあるシェアハウス需要をキャッチするためには、中古の一棟売り物件をリノベーションするのがおすすめです。
リーズナブルな価格の中古物件とリノベーションは相性が良く、シェアハウスの収益性を高めることができます。
物件の選択肢が広がる
更地や新築物件より、中古一棟売りの方が選択肢が多く、シェアハウス投資に向いている物件を見つけやすいのが大きなメリット。
一般的な賃貸物件はもちろん、店舗やオフィスなどの建物をシェアハウスにコンバージョンするのも1つの選択肢です。
立地条件の良い店舗やオフィスを用途変更すれば、集客力のあるシェアハウスをつくれる可能性が高いです。
元々共同生活を目的としている会社寮も、シェアハウスづくりに適した物件と言えるでしょう。
シェアハウス投資を検討する際は、ぜひ賃貸物件だけでなく、ほかの用途に使われていた建物も視野に入れてみてください。
〈関連コラム〉
新築より初期投資を抑えられる
中古一棟売り+リノベーションで新築より初期費用を抑えることで、資金計画に余裕が生まれ、より収益性の高いシェアハウスをつくりやすくなります。
価格が下げ止まりした中古マンションやアパートなら、シェアハウスにリノベーションしても新築より初期費用を抑えられる可能性が高いです。
投資額を早期回収できるため黒字化しやすく、売却や買い替えといった出口戦略も立てやすくなります。
一時的にシェアハウスの稼働率が低下した際の赤字リスクも抑えられ、対策を立てやすくなるのも大きなメリット。
〈関連コラム〉
中古マンションを買うなら築何年が狙い目?リノベーション前提の物件選び
ニーズに合わせて収益性を高められる
コストパフォーマンスと自由度に優れる中古物件+リノベーションなら、ニーズに合わせた収益性の高いシェアハウスをつくれるのもメリットです。
前述したように新築より費用を抑えられるため、共用部を充実させたり、人気のサウナを併設したり、魅力的なシェアハウスづくりの選択肢が広がります。
著名なデザイナーに依頼してアーティスト向けシェアハウスをつくるなど、新築だと多額の費用がかかるアイデアも実現しやすくなるかもしれません。
■シェアハウスの人気経営アイデア
中古一棟売り物件を収益性の高いシェアハウスにつくりかえるためには、表面的な利回りだけチェックするのではなく、トレンドを採り入れて魅力的な施設・サービスをつくることが重要です。
ユーザーからの注目度が高い人気の経営アイデアを採り入れて、満室稼働のシェアハウスを目指しましょう。
特定の入居者に特化する
あえて入居者の属性を絞り込み、ライフスタイルに合わせた設備やレイアウトに特化するシェアハウスも増えています。
※入居者限定シェアハウスの例
- 女性限定
- エンジニア限定
- アーティスト限定
- クリエイター限定
女性に人気の高いエリアや学校の周辺なら、男性の居ない限定シェアハウスの需要が高いでしょう。
エンジニア・アーティスト・クリエイターなど特定の入居者を集めることで意見交換や交流が活発化し、さらに同じ属性の人が集まる相乗効果も期待できます。
エンジニア限定ならストレスのないネットワーク環境やデスク、アーティストやクリエイター限定ならアトリエなど、入居者の属性に合わせたシェアハウスづくりをしましょう。
国際交流を促す
外国人を積極的に受け入れることで、国際交流を活発化させるのも人気の高いシェアハウス経営アイデア。
日本人と交流したい外国人、外国語や文化を覚えたい日本人両方の需要が期待できるのが、国際交流シェアハウスのメリットです。
共用スペースを充実させ、パーティーやスポーツなど定期的なアクティビティを開催して入居者同士の交流を促進するケースも多いです。
ペット入居可
ペットと一緒に入居できるシェアハウスも、動物好きのユーザーからの人気が高いアイデアです。
シェアハウスなら共用スペースにシャンプーシンクや遊び場などを設けやすく、ペット可の賃貸アパートやマンションと差別化できます。
同じペットを飼う入居者同士のコミュニティもつくりやすく、長期入居や口コミによる集客も期待できるでしょう。
共用部のサウナ設置
近年人気の高いサウナを共用部に設置するシェアハウスも増えています。
シェアハウスのサウナは公衆浴場法の対象とならないため設置ハードルが低く、入居者の注目度や満足度も高いのが特徴です。
比較的省スペースで設置でき、男女問わず集客力アップが期待できる経営アイデアです。
DIY・セルフリノベーション可物件
入居者が、共用部や自室を自由にDIY・セルフリノベーションできるシェアハウスも注目を集めています。
入居者同士でアイデアを出し合ったり、地域と連携して廃材を活用したり、さまざまな展開が期待できるアイデアです。
■シェアハウスづくりはリノベーション実績が豊富な会社に相談
トレンドの経営アイデアを採り入れて収益性の高いシェアハウスをつくるためには、リノベーション実績が豊富な会社に相談することが大切です。
都市部を中心にシェアハウスの物件数は増加しており、ユーザーの目も肥えてきています。
ただトレンドのアイデアを採り入れるだけでなく、デザイン性・利便性までこだわり、ユーザーに選ばれるシェアハウスをつくることが重要なのです。
私たちSHUKEN Reは、多くの住宅改修で培ったノウハウを活かし、お客様の経営方針に合わせたシェアハウスづくりをお手伝いいたします。
物件探し、リノベーションプランづくり、施工までワンストップ体制でサポートいたしますので、どんなこともお気軽にご相談ください。