公開日:2020-11-17 更新日:2024-07-04
マンションの狭いリビングをリノベーションで解消♪横長・縦長レイアウト事例【東京・千葉】
マンションの間取りの悩みで上位に挙がることが多い、リビングの狭さ問題。
テレワークやリモート学習などリビングで過ごす時間が増えている現代では、広いリビングの需要も増えつつあります。
そこで今回は、リノベーションでつくった広いリビングの事例を見ながら、間取りづくりのコツを解説します。
縦長・横長・正方形とレイアウト別にご紹介しますので、いまのリビングと比較してみましょう。
■ 狭いリビングのリノベが増えているワケ
リノベーションでリビングの狭さを解消して快適な空間づくりに取り組む人が増えている理由を解説します。
ご自身の環境や状況とも照らし合わせて、いまのお住まいについて考えてみてください。
・在宅ワークが普及した
インターネット環境が整ったことにより、在宅ワークスタイルの方が増えたことも広いリビングの需要増加の一因です。
一般的な住宅の間取りでは専用のデスクスペースを設けるのが難しく、ダイニングテーブルで在宅勤務する人が少なくありません。
食事用のデスクとチェアは長時間座ることを想定していないため体の負担が大きく、仕事モードに切り替えて集中するのも難しいです。
在宅ワークの負担軽減のために、リビングを広くしてワークスペースの設置を考える人が増えているわけです。
今後在宅ワークに切り替わる可能性のある職種の方は、リノベーションの際にデスクスペースも一緒に考えましょう。
・おうち時間が増えた
2020年の新型コロナウイルス流行による影響で、自宅で過ごす時間が増えたことも広いリビングを求める動きにつながっています。
休みの日に外出を控えて家族みんながおうちにいると、プライベートスペースを確保するのが難しいですよね。
自分の部屋に一日中居るのはちょっと苦痛ですが、リビングが狭いと家族みんなで過ごすのは難しいです。
広いリビングに家族のプライベートスペースをつくり、コミュニケーションをとりつつお互いの時間を過ごせる間取りが求められています。
・「1部屋にテレビ1台」時代が終わった
一昔前は、夫婦の寝室や子供部屋すべてにテレビを1台置くのが当たり前でした。
最近はスマートフォンやタブレットで手軽にYouTube動画や映画を楽しめるようになったため、テレビを個室に置くことが少なくなっています。
テレビ台がなくなり、テレビとの距離を取る必要もなくなったことで、寝室のコンパクト化が進んでいます。
広い寝室が不要になったことで、余った床面積を広いリビング空間に回すリノベーションが増えているのです。
・家族のコミュニケーションが欲しい
SNSやオンラインゲームなどでいつでも友達とつながれる現代では、家族同士のコミュニケーションを強化したいという要望も少なくありません。
家族それぞれがお互いの時間を過ごしながらも、同じ空間を共有できる広いリビングの需要が増えています。
リビングが狭いと居場所がないため自室に引きこもりがちですが、居心地の良い広いリビングなら自然に家族が集まる空間に仕上げられます。
■ 【レイアウト別】おしゃれなリビングリノベーション事例
実際のリノベーションでつくったリビングの間取りを、縦長・横長・正方形の3つのパターンに分けてご紹介します。
おしゃれなデザインと収納力などにも注目してみましょう。
・縦長レイアウト①
キッチンの正面にリビングと掃き出し窓が見える縦長レイアウトは、移動できない躯体壁を利用してテレビを壁掛け設置。
テレビ台が不要になったことでリビング空間がかなりスッキリして広く見えるようになりました。
隣の部屋との間に間仕切りを設けず、次の空間とのつながりを見せているのも広く見せるテクニックの一つ。
・縦長レイアウト②
天井・壁・建具をホワイトに統一し、テレビ台やテーブルなども合わせてスッキリ開放的に見せています。
家電やキッチンまでホワイトに統一していて、広く見えるだけでなく上品な印象もプラス。
デスクスペースとの間仕切りを無くし、実際の床面積を広げながら、たくさんの窓から自然光もたっぷり入る明るいリビングになりました。
・横長レイアウト①
大きな窓からたっぷり光が入る横長のリビングは、天井を高くして解放感をプラス。
コンクリートむき出しの仕上げも、シンプルな内装と組み合わさってオシャレな印象になっています。
キッチンの壁をフローリングと統一しているのも、リビングの圧迫感を無くすアイデアの一つ。
吊戸棚の無い対面キッチンは、一つなぎのLDKをひろびろ見せてくれます。
・横長レイアウト②
横長のリビングに隣接する和室はあえて間仕切りを設けず、リビングの広さを強調しています。
段差をつけた小上がりにすることで床下を収納にして、リビングの収納力もアップ。
オープンキッチンからダイニング・リビングへの動線も効率的です。
・正方形レイアウト①
元の縦長リビングに1部屋分の広さをプラスして、縦横両方に開放感のある空間に仕上げました。
南向きの大きな掃き出し窓が2つになり、日中はとても明るくひろびろしたリビングになっています。
・正方形レイアウト②
一般的な縦長レイアウトの幅を広げて、大きな正方形のLDKにしたマンションです。
ソファの周囲にあえて物を置かないスペースが生まれたことで、床が広く見える効果が出ています。
テレビを見ている人の前を横切らずにベランダに出られるのもいいですね。
■ リビングの狭さをなくす間取りのコツ
床面積を増やすことが難しい場合も、間取りやデザインの工夫で感覚的な狭さを解消することができます。
ちょっとしたコツでひろびろとした快適なリビングを作れますので、ぜひ採り入れてみてください。
・膨張色を選ぶ
リビングを拡張することが難しい場合も、ホワイトやベージュなど「膨張色」を選ぶことでお部屋を広く見せることができます。
ブラックやブラウンなどのダークカラーは高級感がありカッコ良い印象ですが、狭い部屋に使うと圧迫感が出てしまいます。
フローリングと壁・天井のベースカラーは明るめをチョイスすることで、膨張効果によって実際の床面積より解放感が出るのです。
ホワイトやベージュはナチュラルな印象が強いですが、インテリアのチョイスでスタイリッシュに仕上げることもできます。
狭さを解消したいなら、まずはベースカラーに明るい膨張色を選びましょう。
・自然光を採り入れる
自然光をたくさん採り入れて明るいリビングにするのも、広く見せるコツです。
リビングの窓から十分な光量が確保できないときは、室内窓を活用するのもおすすめ。
隣の部屋のプライバシーを保ちつつ、光を届けることで明るい空間になります。
・床面を多く見せる
余計なアイテムを置かずになるべく多くの床面を見せるのも、スッキリ解放感のある印象づくりにつながります。
なるべく必要最小限の家具配置にして、明るいカラーのフローリングを広めに見せましょう。
ソファは足つきの物を選ぶと、さらに軽快な印象を出すことができます。
新しいお部屋の家具を選ぶときはつい色々買い足してしまいますが、引き算して必要な物だけにとどめましょう。
・収納を充実させる
上で説明した広い床面の確保にもつながりますが、十分なリビングの収納をつくることも広く見せるコツです。
いろいろなアイテムがあるリビングは、気を抜くと物が散らかって狭い印象になりがち。
使いやすい収納が必要な場所にあれば、物の少ないスッキリ空間を保てるため広いリビングになります。
収納の考え方はこちらのコラムでも解説しています。
・ダウンライトを使う
お部屋の天井に設置する照明器具は、本体が見えない埋め込みのダウンライトにするとスッキリして広く見せやすいです。
一般的なシーリングライトの厚みは数センチですが、まっ平にすることで意外と印象が変わります。
光の広がり方や配置を工夫することで、スタイリッシュなイメージからリラックスしやすい雰囲気までつくることもできます。
ダウンライトを含めた照明計画の考え方はこちらもどうぞ。
・天井を高くする
マンションの構造によっては、天井を高くして解放感を出すテクニックも使えます。
一般的なマンションの天井は石膏ボードの下地にビニールクロスを貼って仕上げていますが、解体することで数十センチ高くなることも。
コンクリートをむき出しにするデザインはオシャレテクニックとしても定番で、オリジナリティの高い仕上がりになるのもメリットです。
床面積を広げなくてもかなり解放感をプラスできるテクニックですので、間取りが厳しいときは積極的に検討してみましょう。
・廊下をなくす
リビング・お部屋どちらの床面積も削れないときは、廊下を省略してみるのも一つの手です。
リビングを回廊のように使えば、廊下の床面積分拡張することができます。
間仕切りが減ることで開放感もアップしますし、効率の良い家事動線も作りやすいです。
デメリットもありますが、しっかり対策すれば十分暮らしやすく広いリビングを作れますよ♪
■ まとめ:狭いリビングもリノベーションで理想の空間に変身♪
在宅勤務などでおうち時間が増えている現代の暮らしでは、リビングの狭さを解消して快適に暮らすメリットは大きいです。
リビングが狭くて暮らしにくいと感じている方は、自由なリノベーションで理想の間取りに作り変えてみませんか?
SHUKEN Reはたくさんのリノベーションをお手伝いした実績をもとに、お客様に合わせたオーダーリビングをご提案します。
ワークスペースや子育てにピッタリのレイアウトなど、どんなご要望もお聞かせください。
東京都世田谷区のリノベショップと千葉県浦安市の本店では、間取りのアイデアをご覧いただきながらお話をお伺いしています。
現場見学会などと合わせて、お気軽にご相談ください。
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