公開日:2023-02-14 更新日:2024-07-04
リノベーションモニター募集のメリット・デメリット|応募するときの注意点も
リノベーションの情報を集めていると、モニター募集している会社を目にするケースがあります。
モニター募集はリーズナブルな価格でリノベーションするチャンスですが、デメリットもあるので要注意。
今回はリノベーションモニター募集のメリット・デメリットや、応募する際の注意点などを詳しく解説します。
・悪徳リノベーション業者によるモニター商法の事例もあり、信頼できるリノベ会社を選ぶようにしましょう。
■リノベーションモニターとは?
リノベーションモニターは、アンケートや写真撮影などの販売促進に協力する替わりに、割引や特典を得られる仕組みのことです。
モニターを募集する施工会社は、事例写真をつくったり完成見学会を開催したりすることで、次の販売促進につなげることができます。
このようにお客様・施工会社両方にメリットがあるモニター募集ですが、デメリットや注意すべきポイントも存在します。
リーズナブルな価格や特典だけを見てモニターに応募すると、失敗や大きな後悔につながる恐れも・・・。
また非常に残念なことですが悪質なモニター商法の事例も報告されており、申し込みの前に慎重に吟味する必要があります。
メリット・デメリットを両方把握して、モニターに応募すべきかどうかよく検討してみてください。
■リノベーションモニターに応募するメリット
モニター価格でリノベーションできる
写真撮影やアンケートなどに協力する替わりに、モニター価格でリーズナブルにリノベーションできるのが大きなメリットです。
設備や建材の割引率アップ、工事完了後に施工事例として公開すればキャッシュバックなど、モニター価格のバリエーションはさまざま。
モニター価格なら製品のグレードを落とさずコストカットできるので、満足度の高いリノベーションにつながります。
割引やキャッシュバックの大きいモニター募集を見つけられれば、おトクにリノベーションできるでしょう。
特典をもらえるモニター募集も
モニター募集する会社によっては、割引のほかに設備のグレードアップ、家具やインテリアのプレゼントといった特典を用意しているケースも。
ユニットバスやキッチンのオプション特典がもらえれば、同じリノベーション価格でより満足度の高いマイホームをつくれるかもしれません。
一定金額までのオプションや家具などを選べるケースもあり、付帯費用の節約効果も期待できます。
■リノベーションモニターのデメリット
施工会社の選択肢が狭まる
リノベーションモニターを開催している施工会社は限られるため、選択肢が狭くなってしまうのは大きなデメリットです。
モニター募集は期間や件数を限定していることがほとんどなので、ちょうど良いタイミングで見つからないことも多いです。
そもそもリノベーション会社選び自体の難易度が高く、悩んだり失敗したりする方は少なくありません。
モニター募集ありきで選ぶとさらにハードルが上がってしまい、会社選びによる失敗リスクが高くなります。
アンケートなどの手間がかかる
リノベーションのモニターはアンケートや完成写真撮影などへの協力が条件なので、完成後の手間がかかる点もデメリットです。
撮影やインタビューは予定を調整して立ち会う必要がありますし、後述する完成見学会は長い期間が設定されるケースも。
どれくらいの手間がかかるかはモニター募集の条件によって変わりますが、応募する前にしっかり確認すべきポイントです。
個人情報を公開する必要がある
一般的なリノベーションモニターでは、施工事例やアンケートとして個人情報をホームページやパンフレットで公開する必要があります。
氏名・住所など具体的な個人情報は公開されませんが、プライバシーが気になる方にとってはデメリットと言えるでしょう。
モニター情報から自宅や個人が特定されるリスクは低いですが、ホームページを通じて多くの人に広がります。
応募するモニターによって公開される情報は異なるため、申し込み前にしっかりチェックする必要があります。
施工金額・大まかな居住地・顔出し写真の有無など、公開しても問題ない情報かどうかチェックしてください。
商品やプラン内容の指定がある
モニター工事では使用する設備のメーカーや商品、プランについて指定されているケースも多いです。
当初の希望より高額な設備が指定されていると、モニター価格でも割高になってしまう可能性もあります。
また「〇〇万円以上の工事限定」のような指定がある場合、プラン内容の調整でコストダウンもできません。
指定内容によっては不要な工事が含まれることもあるため、自分たちに必要なリノベーション内容になっているかしっかり検討すべきです。
完成見学会が必須なケースも
モニターの条件によっては完成見学会が必須となっている場合もあり、お施主様にとってはデメリットとなる可能性があります。
まず完成見学会を開催する期間分引き渡しが遅れるため、引っ越しまでの期間が伸びてしまいます。
また複数の方がお部屋を見学するため、汚れやキズが付いてしまうリスクもゼロではありません。
ただしノウハウのある施工会社なら完全予約制で参加人数を絞るなど、しっかり管理してリスクを軽減することはできます。
完成見学会はリノベーションの検討に大変役立つイベントなので、次の人のことを考えると協力してあげたいところです。
モニター条件に完成見学会が含まれている場合、開催期間や運用方法などを確認してみてください。
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悪質なモニター商法の可能性がある
非常に残念なことですが、モニター特典として大幅な値引きを設定し、強引に契約を迫るなどの悪徳商法も報告されています。
万が一悪徳モニター商法の業者に当たってしまうと、約束を破られたり相場より高い金額で契約させられたりする恐れも・・・。
例えば元の値段を相場より高く設定しておいて、モニター価格の割引率を大きくして安く見せるケースがあります。
キャッシュバックに分かりにくい条件を付けておいて、契約後に約束を守らないこともあるようです。
施工会社の信頼性はリノベーションのクオリティや満足度にも影響しますので、しっかり見極めてください。
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■リノベーションモニター応募の注意点3つ
ここまでご紹介したメリット・デメリットを踏まえて、モニター応募の注意点を3つにまとめました。
①応募条件は問題ない?
まずはモニター価格でリノベーションするための応募条件を一つずつ確認しましょう。
- 対象となる工事範囲と金額
- アンケートや完成見学会などの協力条件
- 申し込み期限と工事期間
上記のように応募条件が定められていることが多いので、もれなくチェックしましょう。
例えば予算1,000万円で考えているのに、工事金額1,500万円以上が対象だと申し込みできません。
顔出しインタビュー、完成見学会などが必須条件の場合もあるので、対応できない条件がないか確認してください。
②本当におトクになるのか?
応募条件をクリアできたら、自分たちにとって本当におトクな割引・特典内容になっているかチェックしましょう。
例えばキッチン・ユニットバスに豪華オプション特典が付いていても、必要ない装備だったらおトクにはなりません。
前述したように元値を高く設定して割引率を大きく見せる手法もあるので、リノベーション相場も踏まえて検討する必要があります。
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③信頼できるリノベーション業者か?
どんなにおトクなモニター工事でも、提案力が低く対応の悪いリノベーション業者では意味がありません。
モニターに応募する前に、必ずリノベーション業者の信頼性もチェックしてください。
リノベーションを成功させるためには、ライフスタイルに合ったプランを親身に提案できる会社に相談することが基本となります。
会社選びのポイントはここでは説明しきれないほどたくさんありますので、こちらのコラムで詳しくチェックしてみてください。
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■まとめ
リノベーションのモニター募集は、リーズナブルな価格で理想のマイホームを手に入れる大きなチャンスです。
しかし手間や個人情報の開示などデメリットもあるため、良い面・悪い面を両方把握して検討することが大切です。
モニター募集ありきで会社を探して、マイホームに不満が残ってしまっては本末転倒。
信頼できる会社選びを第一優先に、モニター募集していたらラッキー♪ぐらいに考えるのが良いかもしれません。
東京・神奈川・千葉でリノベーションをご検討の際は、私たちSHUKEN Reにもぜひご相談ください。
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