公開日:2022-12-06 更新日:2024-07-04
犬と暮らす家のリフォームアイデア♪おしゃれな間取り実例も紹介
ワンちゃんと一緒に暮らすご家族は多いですが、初めて飼う方は「今の家のままで大丈夫かな?」と心配もありますよね。
今回は私たち人間とワンちゃんが一緒に楽しく暮らすためのリフォームアイデアをたくさん紹介します。
後半では犬と暮らす家のリフォーム事例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
・マンションを犬と暮らす家にリフォームするポイントも解説します。
■人も犬も過ごしやすい家を作ろう♪
最近はワンちゃんもお家の中で一緒に暮らすのが当たり前になりましたが、私たち人間と犬では過ごしやすい環境が違います。
犬と暮らす家を考える前に、まずはワンちゃんの好きなことや苦手なことを知っておきましょう。
- 運動やお散歩
- モノを集めてしまっておく
- 落ち着ける暗くて狭い場所
大型犬から小型犬まで、ワンちゃんは基本的に走り回ったりお散歩したりするのが大好き♪
いろいろなモノに興味を持ち、拾って自分のテリトリーに持って帰ることも多いです。
オオカミにルーツを持つワンちゃんは、巣穴のような暗くて狭い場所でリラックスするのも特徴。
- 大きな音や光の変化
- 香水やタバコなど人工的なニオイ
- 蒸し暑い場所
- 一人での留守番
昔から人間と近い距離で暮らしてきたワンちゃんですが、自然界にない大きな音や光、人工的な強いニオイは苦手です。
また犬は体温調整が得意ではないので、夏の蒸し暑い環境だと熱中症になってしまうことも。
群れで暮らす習性があるので、一人で留守番すると寂しがる子も多いようです。
こうしたワンちゃんの好きなこと・苦手なことは、犬と暮らす家を作るための大切なヒントになります。
犬種によって性格が違うこともあるので、これから迎える予定のワンちゃんについて調べてみるのもおすすめです。
■犬と暮らす家のリフォームアイデア
滑りにくい床材に変える
住まいの大部分を占めるフローリングは、ワンちゃんが滑りにくい素材やコーティングのものに変えましょう。
犬は本来地面に爪を立てて走ったり歩いたりするため、ツルツルしたフローリングではうまく歩けません。
フローリングが滑ると体に負担がかかり、股関節の脱臼や椎間板ヘルニアなどの原因となることがあります。
犬用のフローリングは、滑りにくいコーティングや耐水・防キズ機能などもセットで備えています。
またパインやヒノキといった柔らかい無垢材を、無塗装で使うのも滑りにくくワンちゃんに優しいアイデア。
外からの情報をコントロール
聴力が高いワンちゃんは外からの情報に敏感なため、音と視界をコントロールするのも大切なポイント。
電車や車など人工的な音がうるさい環境なら、ペアガラスや二重サッシで静かな環境を作ってあげましょう。
外を人やほかのワンちゃんが通るような状況なら、外の様子を観察できる窓があるとストレスを緩和しやすいです。
窓の外の変化を見せてあげると退屈しにくくなるので、お留守番が多いご家庭にもおすすめのアイデアです。
ひとりになれるスペースを確保
群れで過ごす習性のあるワンちゃんですが、落ち着いてひとりになれる自分のテリトリーも確保してあげましょう。
ワンちゃんは暗くて狭い場所が好きなので、収納の間や壁に囲まれた場所を隠れ家にするのがおすすめです。
夏場でもひんやり涼める玄関タイルや土間にワンちゃんスペースをつくるのも良いですね。
リビングや廊下など人が行き来する場所から少し離れた環境に、専用スペースをつくってあげてください。
好きな場所に行ける動線づくり
リビングで家族みんなと過ごしたり、隠れ家でひとり落ち着いたり、ワンちゃんが自分で好きな場所に行ける動線も採り入れたいアイデアです。
移動範囲が広がると運動不足解消にもなり、ストレス予防効果も期待できます。
お部屋の間にドアがあって分断される場合は、ワンちゃん用の出入り口を付ければ自由に行き来できるようになります。
ただしサイズが合わないと挟まったり怪我をしたりする恐れがあるので、犬種や体格に合わせて選びましょう。
危険な場所は入れないようにする
自由に移動できる動線を作りつつ、犬にとって危ない場所は入れないようにすることも大切です。
刃物や食べてはいけないモノがあるキッチン、おぼれる可能性がある浴室などは、自分で入れないようにしましょう。
階段の上り下りでケガをすることもあるので、ペットゲートなども活用して移動範囲を制限してください。
運動できるスペースづくり
中型~大型犬と一緒に暮らす場合は、屋内でも思いきり運動できるスペースも検討しましょう。
体が大きいワンちゃんは必要な運動量も多くなるので、お散歩だけだとストレスが溜まってしまうこともあります。
外に出る心配がない中庭やフェンスの内側にドッグランがあると、お家でもたっぷり運動することができます。
ドッグランが難しい場合は、回遊動線を作ってお家の中をぐるぐる走れるようにするのも一つのアイデア。
スムーズにお手入れできる場所
お散歩から帰ってきて足を洗ったり、グルーミングをしたりする場所を用意しておくのもおすすめのワンちゃんリフォームです。
玄関の近くに水栓があると、お散歩で泥だらけになってもそのまま足を洗えて効率的♪
外の水場が難しい場合、玄関から洗面所に直行できる動線があると便利です。
ニオイや汚れが付きにくい内装を選ぶ
ワンちゃんと一緒に生活していると、ニオイや汚れが気になることもあるので内装材で対策しましょう。
フローリングは前述したようなワンちゃん用のものを選ぶと、汚れやオシッコが染みこみにくくニオイの対策にもなります。
ワンちゃんは壁に寄りかかって過ごすことが多いので、汚れ防止コーティングされたクロスを選ぶのがおすすめです。
消臭作用のあるクロスや珪藻土を内装に使うのも人気のアイデアです。
断熱リフォームで人も犬も快適に
前述したようにワンちゃんは暑さに弱く、エアコンの効いた環境に慣れると寒さで風邪を引いてしまうことも少なくありません。
窓や壁の断熱リフォームを行うと、外気の影響を受けにくくワンちゃんも私たち人間も快適な環境を作れます。
冷暖房効率が良くなり光熱費節約にもつながるので、ワンちゃんがお留守番することが多いご家庭には特におすすめです。
断熱リフォームはこちらのコラムで詳しく解説しています。
抜け毛のお掃除をしやすい間取りに
犬種によっては季節の変わり目に抜け毛がたくさん出ることもあるので、お掃除のことも考えた間取りを採り入れましょう。
例えば段差がない広い間取りにすれば、ロボット掃除機にお掃除を任せることができます。
カーペットは毛が絡んでお掃除が大変なので、フローリングにした方が負担は軽減しやすいです。
収納をしっかり作って床面にモノを置かないようにして、抜け毛が溜まらないようにするのもおすすめです。
■マンションでも犬と暮らす家は作れる?
庭が無く増築もできないマンションはハードルが高そうですが、工夫次第で犬と快適に暮らす家は作れます。
これから中古マンションを購入する予定の方は、管理規約でペットが禁止されていないかチェックしてから選びましょう。
また間取り変更しやすい構造のマンションを選ぶことで、リフォームの自由度がアップし今回ご紹介したアイデアを採り入れやすくなります。
リフォーム会社と一緒にマンションを探す「ワンストップリノベーション」を活用すると、犬と暮らす家を実現しやすいのでおすすめです。
SHUKEN Reではワンちゃんとの生活を見据えたマンション選び、リフォームプランのご提案もお手伝いしています。
■犬と暮らす家の間取り実例
実例①
犬と暮らす家の実例を見る:Case113「家族もペットもHAPPY」
2匹のフレンチブルドッグと暮らすご自宅マンションを、みんなが過ごしやすい住まいにリノベーション。
犬と暮らす家の実例を見る:Case113「家族もペットもHAPPY」
キッチンは引き出しキャビネットとカップボードで収納量を確保し、ワンちゃんにとって危険な食べ物や器具をきちんとしまえます。
犬と暮らす家の実例を見る:Case113「家族もペットもHAPPY」
風通しの良い場所にワンちゃん専用のスペースも確保し、程よい距離感で生活できるように工夫しています。
実例②
犬と暮らす家の実例を見る:Case80「Dogs First」
3匹のワンちゃんと暮らすためのマンションを、文字通り「Dogs First」にリノベーション。
犬と暮らす家の実例を見る:Case80「Dogs First」
床材には滑りにくく汚れが目立たない足場板をチョイスし、ワンちゃんが思いきり走り回れる空間に。
犬と暮らす家の実例を見る:Case80「Dogs First」
窓も断熱リフォームし、自然光たっぷりの窓際で気持ちよくお昼寝できる場所になりました。
■まとめ
今ワンちゃんと暮らしている方、これから迎える方は、楽しく快適に犬と暮らすためのリフォームを検討してみてください。
ワンちゃんのための環境を整えることで、家族としての絆が深まりさらに楽しい生活につながりますよ♪
東京・神奈川・千葉エリアで犬と暮らす家づくりをご検討の際は、私たちSHUKEN Reにご相談ください。
ワンちゃんとの家づくりをお手伝いした豊富なノウハウがありますので、どんなご要望にもしっかりお応えします。