公開日:2022-09-19 更新日:2024-07-04
あると便利なコンセントの位置と使い勝手をチェック|理想の暮らしに寄り添うリノベ
家事や生活で毎日使う電化製品、意外と日頃は気にしていませんが「コンセント」は現代生活に不可欠な設備です。
そんなコンセントでも、取り付ける位置や数が違うと大きく使い勝手が変わってきます。
リノベーションで間取りごと変更する場合は、特に家族の動線や使いやすさに考慮した、配置や個数の検討が大切です。
そこで今回は、理想の配置シュミレーションに役立つ全10か所のおすすめな場所のご案内とコンセントの増築に関わる注意ポイントをご紹介します。
ぜひ、おしゃれなリノベーション間取りと内装の実例も参考にしてみてくださいね♪
・おすすめの配置から見落としがちな場所まで全10か所をご案内します。
・間取り変更やコンセントの増設にかかる注意ポイントも押さえておきましょう。
■リノベーションでこだわるべきコンセントの位置
家事の効率や生活の動線に伴う「コンセント」だからこそ、住み始めてから「ここにあれば良かったのに」「もっと高さと数を考えておけば良かった」という、後悔が見えてくるものです。
基本的なコンセントの位置は、施工会社が提案してくれるかもしれませんが、ご家族のライフスタイルや人数、使い勝手に合わせた配置、個数は、そのご家族にしか分からない場合も多々あります。
今回は、一般的な配置場所も含めて、見落としがちな場所やあると便利な場所をご紹介していきます。
ちょっとした位置やデザインの工夫、実例のこだわりポイントも、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
■【間取り別】おすすめのコンセント配置10選
それでは、おしゃれなリノベーション間取りと内装実例をご覧いただきながら、おすすめのコンセント配置10選をご紹介します。
①玄関×シューズクロークにもあると便利
玄関ホールやシューズクロークにコンセントがあれば、電源が必要な掃除機やインテリア照明、趣味の作業に必要な電気機器を使うのに便利です。
目立ち過ぎない、シューズクロークの棚下やインテリアで隠れる位置に取り付けるのをおすすめします。
②キッチンの収納スペースも忘れがち
事例を見る:Case64「「ホテルライクな新築風」をあえて、リノベで叶える贅沢」
基本的に、調理家電を置くキッチンの背面収納にはコンセントを設置する家が多いかもしれません。
しかし、調理や作業の効率を高めるなら、キッチン側の手元にいくつかコンセントをつくる方が便利です。
材料を切ってそのままミキサーにかけたり、スマホやタブレットを充電しながらレシピを見たりするのにも役立ちます。
③カウンターテーブルも見落とせないポイント
事例を見る:Case26「suumo×cookpadから生まれた理想のキッチン」
キッチンにカウンターをつくる場合は、カウンターで湯沸かし器やコーヒーメーカー、トースターが使える電源があるとスマートです。
ダイニング側から使うこともできるので、キッチンに立つご家族だけでなく、誰でも反対側から気軽に手伝えるシステムをつくることができます。
④ダイニングテーブルでの使い勝手をチェック
キッチンでもダイニングでも使える位置にコンセントを配置するのもおすすめです。
キッチンの腰壁やダイニング背面の壁に電源を設置することで、パソコンを繋いで調べものをしたり、音楽を流したり自由に活用できます。
また、例えばホットプレートを使う際、何度も延長コードに引っかかるという問題を避けるために、ダイニングテーブル近くにコンセントをつくっておけば、何かと重宝されることでしょう。
⑤リビングのクーラー設置場所
ご家族が集うリビングには、季節の装飾や照明、加湿器などが使いやすい位置と使いやすい数だけのコンセントが必要になります。
テレビ・AV機器やエアコンまわりのコンセントは目立ちやすいので、あらかじめテレビやエアコンの設置場所を設計士と相談した上で、電源の配置計画を進めていきましょう。
⑥壁掛けテレビの高さに合わせて
壁掛けテレビを導入する場合は、せっかくのテレビのスタイリッシュさとテレビまわりの壁をスッキリと見せるために、ちょうどいいテレビの高さを決めてから、コンセント位置を決めるようにしましょう。
テレビから電源やコードがはみ出さないよう、設計士に壁内にコードを通す隠蔽配管の相談をしてみるのもいいかもしれません。
また、テレビを見ながらスマホを充電できる、ソファ近くのコンセントも意外と便利です。
⑦寝室のベッドサイドもおすすめ
寝室のベッドまわりにもコンセントがあると安心です。
横になってからも使いやすい低い位置の取り付けは、ベッドの高さを決めてから検討するのもおすすめです。
また、ベッドサイドの照明や加湿器などに使う電源は、将来ベッドはもちろん家具を変更した時にも使える、余裕のあるプランニングが必要かもしれません。
⑧収納棚や棚下にも注目
事例を見る:Case13「大正モダン・和室でくつろぎ夫婦円満」
コンセントが目立ちにくい収納スペースや壁面収納の棚下への取り付けは、コードレス掃除機やお掃除ロボットの充電場所におすすめ。
人目に付かず、動線の邪魔にもならない、収納&充電が叶う魅力的な設計です。
壁面棚の飾りや足元灯に活用するのもおしゃれです。
⑨書斎・ワークスペースにも必要
パソコンをはじめ、コピー機やテーブル照明、加湿器、エアコンなど、小さいスペースの割に多くの電源を必要とする書斎やワークスペース。
仕事や学習、家事作業の効率を高めるためにも、デスクに座ったままでも手の届く配置や数ある電子機器に対応できる数が重要です。
この空間で使う電子機器の数や使い勝手を把握して、デスクを中心に快適に作業しやすい配置を検討してみましょう。
⑩洗面収納・ファミリークローゼットの機能を高める
基本的な洗面脱衣所にコンセントを設置する他、隣接する洗面収納やファミリークローゼットにもコンセントがあると便利です。
例えば、収納場所やファミリークローゼット内で着替えを済ませる際の扇風機や電気ヒーターなどの冷暖房器具、洗濯家事をその場で済ませるためにアイロンや乾燥機などの家電を使用するのに役立ちます。
■コンセントを増設する際の注意ポイント
リノベーションで、コンセントを増設する際の注意ポイントも押さえておきましょう。
・家電製品と使用頻度の増加
近年は、テレワークや便利な家電製品の増加で、以前よりご家庭で使う一人一人のアイテムも増えてきています。
リノベーション前の住まいでは、延長コードやタコ足配線を使わざるを得なかった、というご家庭は特にコンセントの増築もふまえた検討が必要になります。
・リフォーム・リノベーション後の電気使用量
しかし、一方でコンセントの数を増やしても使える電気使用量が限られているので、増設によって数を増やしたことによる「ブレーカーの落ちやすさ」にも注意が必要です。
ご家族の暮らしを見直して、コンセントがあってもあまり使っていない場所や2部屋兼用で使える場所を探して、無駄のない効率的な分配を検討してみましょう。
・配線の見直しが重要
ブレーカーが落ちない効果的な分配ポイントは、1つの回路に消費電力が集中し過ぎないよう、配線を見直す、あるいは施工会社に見直してもらうことです。
分電盤の容量を上げる方法もありますが、マンションの場合は、容量に上限があったり、基本料金が上がったりすることがあるので確認が必要です。
■まとめ:便利で効率的なコンセントの位置を再検討
一般的なコンセントの高さは床から約25㎝ですが、今回紹介したように使用する場所や使い勝手によって、その指標が変わってきます。
また、家庭によって人数やライフスタイルが異なるように必要とされる電源の数も違ってきます。
ぜひ、自由で快適なリノベーションの実現に向けて、日々の生活や家事の動きをシミュレーションした上で、暮らしに合ったコンセント設計をじっくりと検討してみてくださいね♪
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