公開日:2022-08-25 更新日:2024-07-04
ダイニングの広さと家具配置の設計ポイント|テーブルが主役のレイアウト実例
近年のダイニングは、オーソドックスなゆったりスタイルから、キッチン一体型の「カウンターダイニング」、リビング兼用の「リラクゼーションダイニング」まで、さまざまなテーブル配置の自由なスタイルで楽しまれています。
ダイニングは、テーブルとイスがセットになっているので、テーブルまわりの十分なスペースにも配慮した空間デザインを検討しなくてはいけません。
今回は、ダイニングのレイアウトづくりに重要なテーブル選びや配置のポイント、家族構成やライフスタイル別空間シミュレーションをご紹介します。
おしゃれで機能的なダイニングリノベーションの実例もご覧いただけますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
・理想のダイニングの広さと家具の配置を検討してみましょう。
・家族構成やテーブルの大きさに合わせた置き方をシミュレーションしてみましょう。
・見栄えや使い勝手が変わるダイニングのレイアウトやおすすめの実例を見てみましょう。
目次
■ダイニング家具の配置を考える
まずは、ダイニング全体の間取りから、テーブルの配置やテーブルまわりの動線について見ていきましょう。
・ダイニング空間の広さ
ダイニングの広さやレイアウトを決めるポイントとして、ダイニングテーブルの大きさや配置が決まっている場合、それを基準にテーブルまわりの動線を確保して、ダイニング全体のサイズを検討する方法があります。
また、1からダイニングを検討する場合でも、以下の基本ポイントを押さえて、デザイン性や機能性を検討しながら空間づくりを進めていきましょう。
・ダイニングテーブルの配置
ダイニングテーブルの配置は「キッチンからの配膳動線」「イスを引いても邪魔にならない程度のゆとり」を検討した上で、テーブルの大きさや形を決めるのがおすすめです。
また、席についた時のダイニングからの視線も重要です。食事中のキッチンやリビングの見え方にも注意してみましょう。
・テーブルまわりの動線設計
それでは具体的に、どれくらいのスペースが動線に必要でしょうか?
■イスに座る・立つ時: テーブルから壁までの距離、約60~75㎝
■イスに座っている家族の後ろを通る時: テーブルから壁までの距離、約1m以上
を目安に、テーブルの大きさや形、配置を決めて、動きやすい通路の確保を考えてみましょう。
■テーブルの大きさで変わる主役の配置
ダイニングテーブルの配置や動線の基本が分かったところで、ご家族に合ったテーブルの大きさをシミュレーションしてみましょう。
テーブルの大きさによってダイニングの広さも変わるので、大き過ぎないちょうどいいサイズを選ぶのが理想的です。
・2人家族のダイニングテーブル
一般的に、1人分に適切なテーブルのスペースは幅約60~70㎝×奥行き約40~50㎝と言われています。この寸法を参考にご家族の人数に合わせたテーブルサイズを選ぶといいでしょう。
一人暮らしや夫婦にちょうどいい2人用テーブルを置くには、約2畳半のスペース確保がおすすめです。
さらに、スペースを節約したい場合は、キッチン一体型のカウンターダイニングをつくるのもいいでしょう。
・4人家族のダイニングテーブル
親子世帯の4人掛けテーブルには、約3畳以上のスペースが必要です。
円形のテーブルを選ぶ場合、正方形や長方形のテーブルよりも多少広いスペースがあると快適です。
・6人家族のダイニングテーブル
大家族や来客の多いご家庭におすすめの6人用テーブルを置くには、約4畳以上のスペースが必要です。
「壁から離して配置する」場合と「壁付けにする」場合とでは、ダイニングの広さも使い勝手も違ってくるので、実際の配置を参考にしながら検討してみましょう。
■ダイニングの使い勝手が変わるレイアウト
ダイニングの使い勝手や印象を決める、おすすめレイアウト3つをご紹介します。
・便利なキッチン一体型ダイニング
調理と食事に関わる間取りをひとまとめにしてリビングと距離をとる、キッチン×ダイニング一体型のレイアウトです。
対面キッチンの「カウンターダイニング」や「横並びダイニング」は、近年人気のスタイルです。
・ゆったりとした独立型ダイニング
オーソドックスでも根強い人気のテーブルまわりにゆとりのあるダイニングスタイル。
テーブルのサイズが大きいご家庭や間取りに余裕のある住まいにおすすめの配置で、優雅な食事を楽しむのに最適です。
・人気のリビングダイニング
マンションや限られた間取りで注目される、リビングとダイニングをひとまとめにしたスタイルです。
リビングと兼用できるロータイプのテーブルとソファを配置して、食事の時間もくつろぎの時間も1つの空間で完結する無駄のないデザインです。
■【実例】自由で快適なダイニング空間をデザイン
最後に、おしゃれで快適なダイニング空間のリノベーション実例を見てみましょう。
・ナチュラルで上品なカフェ風ダイニング
「スマート指向」と「素材感」をテーマにしたなめらかな内装がおしゃれなLDKの実例。
ゾーニングのない空間でありながら、印象的な壁面デザインや照明で、リビング・ダイニング・キッチンそれぞれの存在感を示しています。
4人掛けテーブルの片面は、壁付けベンチを活用することで無駄なスペースの消費を防いでいます。
デザイン性のあるリビング×ダイニングで来客時も安心です。
・子育てに優しい集約ダイニング
漆喰や無垢フローリングにこだわったキッチン×ダイニングは、使い勝手のいい横並びレイアウトにすることで、食事の配膳や片付け、お子様のお世話も「楽」にできるようになりました。
黒板塗装を施した壁がおしゃれに見えるキッチンカウンターは、お茶や晩酌が気軽にできるスタイルです。
・晩酌も楽しめるおしゃれなダイニング
海外生活の長いご家族がデザインしたヴィンテージマンションのカウンターダイニング。
あえて、ダイニング空間をつくらず広いリビングを確保した自由な間取り設計の実例です。
ステンレスキッチンと黒タイル、白いモルタル壁とウッドフローリングのコーディネートが、夫婦の調理・食事時間を楽しませてくれます。
・リビング一体型ダイニングもおすすめ
「夫婦二人暮らしの将来を見据えたスマートな間取り設計」をテーマに、シックなトーンで仕上げたリビングダイニングの実例です。
壁掛けTVの下部に設けた地袋収納は、ちょっと腰かけるベンチとしても活用できます。
コンパクトな2つの空間を持つよりも、あえて1つの空間を広々と確保する無駄のないレイアウト設計。
部屋の広さを贅沢に味わえる大きなソファダイニングを置いて、テレビや映画鑑賞をしながら優雅な食事時間が楽しめます。
■まとめ:ダイニング家具やレイアウトにこだわる間取りづくり
ダイニングテーブルを主役にしたダイニングづくりのポイントや家具の配置、動線確保について解説してきました。
家族構成やライフスタイルによって、さまざまなレイアウトに対応できるダイニング空間だからこそ、ご家族の使い勝手に合わせた自由な発想でデザインすることをおすすめします。
ぜひ、ご家族らしい快適な暮らし、おしゃれで楽しい間取りをリノベーションで実現させてくださいね♪
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