公開日:2021-12-28 更新日:2024-07-04
スタディスペースはリビングが◎♪|学びの習慣づけにおすすめのマンション間取りリノベ術
マンションリノベーション・新築物件問わず今人気の、「リビングにスタディコーナー」のある間取り。
最近は子ども部屋の広さをコンパクト(4~4.5畳ほど)に抑えて、学習机をお部屋に置かないというご家族も増えています。
リビングやダイニングに併設したカウンターデスクで宿題や自習をする「リビング学習」の方が集中できる、というお子さまも多いですよね。
今回は、そんなイマドキの子育て世代のリノベーションでおすすめしたい、お子さまのリビング学習がはかどる、リビングのスタディスペースやカウンターのある間取り実例をご紹介します。
リビング内にカウンターデスクやスタディコーナーを作りたい方、スペースの広さや机のサイズ、照明や収納の選び方を知りたい方はぜひ参考にしてくださいね♪
■スタディスペースはリビングがおすすめな理由
・効率的にスペースを使った間取り
首都圏をはじめとする地価やマンションの価格が高めの地域では特に、販売物件の平均床面積が年々小さくなっています。
SHUKEN Reにお問い合わせいただくお客さまからも、限られた床面積の中でも快適な住空間を実現するために、「LDKを広くして1日の長い時間を家族みんなでリビングで過ごしたい」というご希望をよくお聞きします。
そこで、以前は子ども部屋のような個室は6畳が定番でしたが、最近は個室を4~4.5畳程に抑え、その分LDKを広くしてリビングの中にスタディコーナーをつくる間取りが増えています。
ご家族が、リビングにいるお子さまの様子を見守りながら家事ができるため、家事と育児の両立もしやすくなりますよ。
・お子さまの学びの習慣づけに最適
少し前までは、「お子さまは子ども部屋の勉強机で一人で学習するもの」という考え方が当たり前でしたが、最近は適度な物音が集中力を上げる効果があることも知られてきました。
LDKは、適度な生活音がある空間なので、お子さまの勉強の習慣づけにリビングのスタディコーナーが役立ちます。
また、特に小学校低学年くらいまでのお子さまは、子ども部屋にひとりでいると不安を感じて集中できないケースも多いですよね。
リビングのスタディコーナーは、家族にすぐに質問できたり、家族からもフォローもしやすいのもメリット。
お子さまはいつでもコミュニケーションがとれる安心を感じ、家族はお子さまの学習の様子や理解度を把握できます。
■リビングにスタディスペースをつくったマンションリノベ実例
・隣でお子さまを見守れる2人用のスタディコーナー
30代のご夫婦とお子さま1人の3人家族のマンションリノベーション実例です。
L字型のLDKのキッチンの横に、2人並んで座れるスタディコーナーをつくりました。
キッチンで作業中もカウンターの様子が見えて、必要に応じてすぐに隣でフォローできます。
壁面の造り付けの収納棚も使いやすそうです。
・スポットライトで集中力UP!
こちらも、キッチン横、ダイニングの後ろにスタディカウンターを配置した事例です。
日中は掃き出し窓からの光が差し込み明るく気持ちの良いスペース。
お子さまのリビング学習やテレワークなど多用途に使えます。
天井には専用のスポットライトを設置。
勉強や仕事に十分な明るさで集中して作業ができます。
・LDKからほどよい距離感の広々スタディスペース
二人のお子さまのために、暮らしやすい間取りを実現したマンションリノベーション実例です。
リビングのソファから見える位置に、お子さま用の造作学習机を設置しました。
リビングの音は聞こえるけれど、視界は目の前に集中できる、学習に適した適度な距離感がポイントです。
白と木目で統一された空間に、ペールグリーンのアクセントクロスが爽やかで楽しい雰囲気に。
お子さまが喜ぶかわいらしいインテリアに仕上げています。
・キッチンからも室内窓からも見える!コミュニケーションしやすいスタディコーナー
リビングの一角に設けた壁で仕切られたスタディコーナーの事例です。
使いやすい幅・高さの造作机、リビングやその向こうの外も見える室内窓がポイント。
間取り図を見るとわかりますが、キッチンのコンロ前に立つとちょうどスタディコーナーの様子が見えるように設計されています!
親と子ども、お互いの様子が分かって声かけもしやすい、真似したくなる間取りですね♪
・椅子と小上がり、2通りの座り方ができるカウンターデスク
リビングの奥の壁一面にカウンターデスクを作ったリノベ事例です。
写真をよく見ると、ソファ奥のカウンター右側の椅子が小上がり畳になっているのが分かります。
椅子に長時間座っていると、脚がむくんだり痛くなったりしますよね。
この間取りなら畳側で脚を崩して座れるのでお子さまの負担も少なくなります。
勉強だけでなく遊びにも使えるとても便利なスペースですね。
・宿題も遊びもはかどる!仕切れるキッズコーナー
最後に、カウンターデスクではありませんが、リビング学習にも使えるキッズコーナーの間取りを紹介します。
お子様が3人になったタイミングで同じ団地の広い部屋に住み替えたS様。
リビングの横に引き戸で個室にできるキッズコーナーを設けました。
家族がリビングでくつろいだりテレビを楽しみながら、お子さまの様子を見守れます。
将来的にはお子さまの寝室としても活用できる多用途なスペースです。
■リビング学習しやすいカウンター・机のポイント
次に、リビングにスタディコーナーを作る際にチェックしたい、使いやすい間取りやカウンターデスクのポイントをまとめてみます。
リノベの参考にしてくださいね♪
・机の高さ・幅・奥行きにこだわる
リビング学習やテレワークに使う机は、使う人や目的に合わせた幅や奥行き、高さを確保しましょう。
デスクトップPCや大型ノートパソコン用のデスクは、奥行き70cm×幅100~150cm×高さ70cmのサイズが一般的です。
また、子ども用の学習机は、最近は奥行き60cm×幅100cm×高さ70cmのものが主流です。
奥行きが60~70cmあれば、デスクの奥に教科書やノート、ペン立てなどを置いても手前のスペースに十分余裕があります。間取りや使い方、体格などに応じて調整しましょう。
・疲れにくい椅子を選ぶ
スタディコーナーやワークスペースで以外に忘れがちなのが椅子のこと。
座りやすく疲れにくい椅子は勉強や作業の効率を上げてくれますが、逆に自分に合わない椅子だと全く集中できず疲れるだけ…なんてこともあります。
本格的なスタディスペースをつくるなら、お子さまが良い姿勢を保てるように椅子の性能にもこだわり、椅子が問題なく納まる通路幅・机の高さを確保しておくのがおすすめです。
・造作で使いやすい収納をつくる
事例を見る:Case118「帰ってきたくなるリゾートなお家」
スタディコーナーをつくったけど、カウンターの上が物置になってしまった…という失敗談もよくお聞きします。
造作家具が得意なリノベ会社なら、スタディコーナーにピッタリサイズの収納を作ることができます。
収納する予定のアイテムや電化製品をあらかじめリストアップして伝えておけば、コンセントも適切な位置に付けられますよ。
・勉強に適した照明をつける
リビング学習のスペースには、手元が見やすいデスクライトやスポットライトを設置しましょう。
写真の事例は、ロフトの下の空間を利用して作ったスタディコーナーに、ロフトの天井を利用してライトを設置しました。
天井が低い場所なので、机の上などに場所をとらずに手元をとても明るく照らせています。
■まとめ
今回は、リビング学習がはかどるLDKのスタディコーナーの間取り実例をたくさんご紹介しました。
リビングの一角といっても、日当たりなどの条件は場所によって様々なので、集中しやすい環境づくりを意識することで、物置化しない、本当に使えるスタディコーナーがつくれます。
カウンターのサイズや収納、家族との距離感など、今回の事例も参考にして、使いやすい素敵な空間を作ってみてください♪
ここでご紹介しきれないたくさんのマンションリノベ実例も公開していますので、お時間のある時にこちらもどうぞ。
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