公開日:2021-12-12 更新日:2024-07-04
壁付けキッチンでおしゃれにリノベーションしよう|実際の事例も
キッチンのリノベーションでは、カウンターキッチンやアイランドキッチンの人気が高いイメージがあるかもしれません。
しかし壁付けキッチンでもおしゃれにリノベーションすることができます。
そこで壁付けキッチンのメリットとデメリット、実際の事例もご紹介するので、リノベーションの際の参考にしてみてください。
■壁付けキッチンとは
リノベーションを検討しているとき、キッチンの向きや形で悩んでいる方も多いかもしれません。
キッチンの向きは大きく分けて壁付けキッチンとカウンターキッチンの2種類。
壁付けキッチンとは、文字通りキッチンが壁の方を向いているタイプのキッチンのこと。
昔ながらの家で多く導入されていたため、見たことがある方も多いと思います。
カウンターキッチンはキッチンの正面がリビングやダイニングの方に向いているタイプのこと。
■壁付けキッチンのメリット
壁付けキッチンには古いイメージがある方もいるかもしれませんが、壁付けキッチンにリノベーションすることにはたくさんのメリットがあります。
・省スペース
壁付けキッチンはカウンターキッチンと比べて省スペースであることがメリットの一つ目。
壁の方を向いて料理をするため、背面部分に大きなスペースが生まれます。
カウンターキッチンだった家をリノベーションで壁付けキッチンにすると、リビングやダイニングを今までより広く使うことができます。
・収納容量を確保しやすい
壁付けキッチンは収納容量を確保しやすいというメリットも。
キッチンで収納容量を増やそうと思うと、キッチン下のキャビネットだけではなく吊り戸棚を設置したいと思われる方も多いかもしれません。
カウンターキッチンで吊り戸棚を設置すると、リビングやダイニングとの間に天井までの仕切りが生まれてしまうことになるため、圧迫感が気になることも。
とはいえ吊り戸棚がないと収納容量が足りないということもありますよね。
壁付けキッチンは壁の方を向いたキッチンなので、吊り戸棚を設置しても圧迫感が生まれることなく収納容量を増やすことができます。
・臭いが広がりにくい
壁付けキッチンのメリットとして、臭いが広がりにくいこともあげられます。
カウンターキッチンではリビングやダイニングの方を向いて近い位置で火や油を扱うため、どうしてもリビングやダイニングまで臭いが広がってしまいがち。
しかし壁付けキッチンではリビングやダイニングとは逆の向きで料理をしているため、カウンターキッチンと比べると臭いが広がりにくいといえます。
・配膳しやすい
壁付けキッチンでは、料理中に振り返った位置にダイニングテーブルがあることになりますよね。
作ったものを振り返るだけのワンアクションでテーブルに配膳できるのは大きなメリットだといえます。
カウンターキッチンだと、カウンターを回ってキッチンの向こう側まで行かなければならないのは一手間かかってしまいます。
配膳は毎日のことなので、少しでも手間が省けて楽になると嬉しいですよね。
■壁付けキッチンのデメリット
事例を見る:Case13「大正モダン・和室でくつろぎ夫婦円満」
壁付けキッチンにはたくさんのメリットがあることが分かりました。
リノベーションする際の候補に上がってきたという方もいるかもしれませんが、デメリットまでしっかり把握しておきましょう。
・キッチン内の配置が難しい
カウンターキッチンでは、リビングやダイニングの方を向いているキッチン部分と、通路を挟んで背面にある収納や冷蔵庫を置く部分とに分けられます。
しかし壁付けキッチンは壁側の一面だけしか使うことができません。
そのためキッチン横に冷蔵庫や食器棚を並べる幅がない場合、キッチン内の配置が難しくなってしまうことも。
キッチン自体は壁付けにして、カウンターキッチンやアイランドキッチンのようにキャビネットを置くと配置しやすくなるかもしれません。
・コミュニケーションが取りにくい
壁付けキッチンでは壁の方を向いているため、リビングやダイニングで過ごしている家族とのコミュニケーションを取りながら料理をするのが難しいといえます。
料理中は集中したいからむしろ壁の方を向いていたいという方もいるかもしれませんが、料理中でも家族の様子を伺いたい方にとってはデメリットとなってしまいます。
・キッチンが丸見えに
壁付けキッチンは、リビングやダイニングから作業スペースが丸見えになってしまうこともデメリットの一つ。
来客時にキッチンが丸見えになることが気になる方にとってはデメリットだといえますが、見えてしまうから片付けようというモチベーションになることも考えられます。
■おしゃれな壁付けキッチンの事例
壁付けキッチンのメリットとデメリットをそれぞれご紹介してきました。
壁付けキッチンにおしゃれなイメージがある方もない方も、リノベーション事例を見て参考にしてみてください。
・白いシンプルな壁付けキッチン
白を基調としたシンプルな壁付けキッチンです。
リノベーション前と位置を変えずにそのまま壁付けキッチンを新しく設置しました。
キッチンの位置や向きを変えないことで費用を抑えることにもつながります。
リビング側からキッチンを見るとこのようになっています。
白や木目を基調としたLDKの中に、イスやラグがアクセントカラーになっていておしゃれな空間に。
・温かみのある白のL型キッチン
壁付けキッチンは一直線に並んだI型キッチンのイメージが強い方も多いかもしれませんが、こちらは壁付け×L型キッチンにリノベーション。
奥様の憧れだったというヨーロッパのような雰囲気の白いキッチンは、動線も良く広々とした空間に仕上がりました。
円形のダイニングテーブルやその他のインテリアとの相性も良く、全体的に温かみのある雰囲気のLDKになっています。
・蒼い壁が印象的な壁付けキッチン
もともとあったキッチンと同じ位置に向きを変えて壁付けキッチンを導入。
キッチンの壁には青というよりも「蒼」という漢字がぴったりのタイルを張り付け、印象的なキッチンに仕上がりました。
キャビネットの色味との相性も良く、見せる収納がおしゃれさをアップさせてくれています。
・幅の広いスタイリッシュなキッチン
リノベーション前と同じ位置に幅の広いキッチンを導入し、グレーと木目を組み合わせたスタイリッシュな空間に仕上げました。
ダイニング側からキッチンを見るとこのようになっています。独立したキッチンは料理に集中でき、配膳の際にも横に動くだけなので楽ちん。
・独立キッチンとL字型のLDK
事例を見る:Case065「じっくり こっくり 味わい深く」
ダイニングキッチンとリビングの間にあった壁を取っ払い、L字型の広々としたLDKにリノベーション。
キッチンは壁付けでありながら、独立している形なので背面にも冷蔵庫や調理器具を並べることができます。
■まとめ
壁付けキッチンには古いイメージを持っている方もいるかもしれませんが、たくさんのメリットがあるだけではなく、工夫次第でおしゃれにリノベーションすることもできます。
LDK全体のスペースを広く使うことができ、配膳しやすく収納容量がたっぷりある壁付けキッチンをリノベーションの選択肢に入れてみてくださいね。
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