中古住宅の探し方のコツ|意外と知らない?おすすめ検索サイトや不動産会社の選び方
中古住宅は、新築と比べて価格が安く、好立地の物件も多いなど様々なメリットがあります。
でも、理想に合った中古住宅を見つけるためには「まずは何からすれば良いの?」「どこで探したらいいの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
中には、ネット上でいろいろな情報に触れすぎて、物件探しに疲れてしまった…という方もいるかもしれません。
今回は、中古住宅の探し方のコツについて詳しく解説します。
物件探しを始める前に必要な準備や、おすすめの中古住宅検索サイト、信頼できる不動産会社の見つけ方などを紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
・中古住宅を探すときは、はじめに希望する条件をリストアップして優先順位をつけておくのがおすすめです。
・不動産検索ポータルサイトやレインズなどのインターネットサービスを使って、希望エリアの物件情報を広く検索し相場感をつかみましょう。中古物件探しを効率的に進めたい方に便利な検索サポートシステムもご紹介します。
・良さそうな物件がいくつか見つかったら、信頼できる不動産会社と一緒に、チェックポイントを押さえながら内見を行いましょう。
Contents
理想の中古住宅探しの前に必要な準備
希望条件を出して優先順位をつけよう
物件探しをはじめる前に、希望の物件の条件をリストアップし、優先順位をつけておきましょう。
<物件の条件の例>
- ・予算
- ・マンション/戸建て
- ・広さ
- ・間取り
- ・立地
- ・最寄り駅からの距離や利便性
- ・周辺の生活環境(買い物や学校、病院など)
- ・築年数
- ・性能(耐震等級や断熱等級など)
- ・ペット可/不可
- ・日当たりや通風
- ・リフォーム・リノベーションの自由度
市場には膨大な数の中古住宅情報があります。エリアを絞り込んだとしても、たくさんの物件情報を1つ1つ見ていくのは現実的ではありません。
まずは、予算などはいったん考えずに、希望する立地や間取りなど、暮らしの条件を全部挙げていきましょう。
リストができたら、その中で「これだけはゆずれない条件」「できれば欲しい条件」「優先度が低めの条件」などおよそ3種類に分けておくと、物件を絞り込む際に便利です。
・中古マンションを購入する際の流れは?物件探しからリノベーションまで徹底解説
・中古マンションは何歳で買うべき?年収はどのくらい必要?マンション購入と年齢・年収の関係を解説
中古住宅の探し方①:インターネットや情報誌で情報収集
中古住宅探しの第一歩は、不動産検索ポータルサイトなどのインターネットサービスで調べてみることです。
ポータルサイトには物件情報が豊富に載っているので、エリアごとの相場を知るのにも最適です。
特に、遠隔地(現在の住まいから離れた場所)の物件購入を希望する場合は、次に紹介するようなポータルサイトやレインズなどを調べて相場感をつかむことがポイントです。
インターネット検索・情報誌のメリット
- メリット①:広い地域の物件情報を検索できる
自宅にいても全国の物件検索ができます。エリアや条件で絞り込みも簡単にできるため、遠隔地の情報収集に便利です。
- メリット②:相場感をつかみやすい
多くの物件情報を見られるので、相場感をつかみやすく、自分の予算に合った物件探しがしやすくなります。
- メリット③:好きな時間に自分のペースでできる
インターネットがあればいつでもどこでも検索できるため、自分のペースでじっくりと探しながら希望をさらに明確にしたり、条件を見極めたりできます。
ポータルサイト以外にも、中古マンションで特定のマンションデベロッパーが販売した物件が良い場合は、デベロッパーもしくは関連会社で自社の中古物件を紹介していることもありますので、会社名で検索してみると良いでしょう。
また、すでに購入を希望するエリアに住んでいるのなら、近隣の中古住宅情報が手に入る新聞の折り込みチラシや住宅情報誌なども有力な情報源になります。
中古住宅おすすめ検索サイト・サービス
・SUUMO
画像引用元:suumo
(株)リクルートが運営する、住宅・不動産購入や売買をサポートする情報サイトです。
全国のマンション、一戸建て、土地などの販売・売却情報から賃貸・リフォームまで、住まいに関するあらゆる情報を検索できます。
「築25年以上でも住宅ローン控除が使える可能性がある」「内外装が綺麗で保証もついている(直近5年以内にリフォーム・リノベーションがされており、かつ瑕疵保証が使える)」「住宅性能評価書あり」「インスペクション済み」などの条件絞り込み検索が便利です。
・HOME’S
画像引用元:LIFULL HOME’S
(株)LIFULLが運営する不動産・住宅情報の総合サービスです。物件を検索しながらエリアの特徴や住みやすさの口コミ、周辺相場との比較もできます。
また、LIFULL HOME’Sが独自に定めた基準に達した「LIFULL HOME’S 認定」物件は、価格査定の根拠となったインスペクションの結果や水回り設備の検査結果なども見られます。
・athome
画像引用元:athome
アットホーム(株)が運営する不動産情報サイトです。
中古物件の掲載数が圧倒的に多く、賃貸、マンション、一戸建てなど、住まいの物件に関する情報の他、土地、不動産の購入情報や不動産投資、不動産売却・査定などあらゆる不動産情報を検索できます。
・レインズマーケットインフォメーション
画像引用元:レインズマーケットインフォメーション
REINS(レインズ)は「Real Estate Information Network System」の略称で、国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営している不動産情報のネットワークシステムです。
レインズは、登録した不動産会社のみが利用できる、不動産会社専用の不動産情報ポータルサイトのような存在です。
現在販売中の不動産情報は、登録している不動産会社以外には公開されませんが、過去の取引情報などの情報収集ができる「レインズマーケットインフォメーション」は、誰でも閲覧できます。
気になる物件の価格が、過去の相場と比較して適正なのかを判断するなど、上手に活用することでよりスムーズに物件購入を進められます。ぜひ参考にしてみてください。
・howzlifeの物件一括検索システム
howzlifeはSUUMO、HOME’S、athomeなど不動産ポータルサイトの物件情報を一括検索できるシステムを用意しています。
<物件検索システムイメージ>
howzlifeの一括検索システムは、複数のポータルサイトの情報をまとめて見られるので、検索の手間や時間を省いて効率的に物件探しができます。
検索マップ上では、小中学校の学区や災害ハザードマップ、用途地域などの区別を表示することもできるため、条件に合った物件の絞り込みも簡単にできます。
インターネット検索・情報誌のデメリット
- デメリット①:情報掲載までにタイムラグがある
本当に良い条件の物件は情報が公開される前に直接不動産仲介会社を訪れた人に紹介されてしまいます。インターネットへの情報アップは、毎日、リアルタイムで行われているとは限らないため、どうしてもタイムラグがあります。
- デメリット②:すべての物件が掲載されているわけではない
店頭では紹介していても、インターネットに掲載していない、いわゆる「未公開物件」もあります。ポータルサイトにそのエリアの物件がすべて出ているわけではない点は理解しておきましょう。
- デメリット③:詳細が分からない物件情報もある
ポータルサイトにはとても多くの物件情報がありますが、内装の状況や間取り、住所などが明確でないものがあるケースも。
すべての物件に言えることですが、インターネットの情報だけで、本当に希望に合った物件かどうかを判断するのはとても難しいものです。
最終的に物件を決めるためには、現地でのチェック(内見)が不可欠です。そのためには、次の章で解説する「パートナーとなる不動産会社選び」がとても重要になってきます。
中古住宅の探し方②:信頼できる不動産会社を見つけよう
不動産検索ポータルサイトでエリアの物件の相場感をつかみ、良さそうな物件情報を見つけたら、そのエリアで営業している不動産仲介会社に相談してみましょう。
- 不動産会社のメリット①:希望に合った物件情報を提案してもらえる
不動産会社は、営業するエリアの物件情報が豊富にあります。希望条件を登録しておくと、条件に合った物件を不動産会社の方から提案してもらえるので、探す手間が省けます。
- 不動産会社のメリット②:良い物件情報が早く手に入る
ポータルサイトのデメリットの裏返しになります。不動産会社が売主から直接売却依頼を受けた物件の中に、買主の希望条件に合う物件があった場合、情報を一般公開する前に教えてもらえます。
- 不動産会社のメリット③:エリア内の不動産事情・周辺情報に強い
地元の不動産会社は、売出し中の中古マンションの別の住戸を扱った経験があるなど、エリア内の物件について詳しい情報を持っています。
また、エリア内の学区や開発計画といった現地情報にも詳しいため、家族のライフプランに合う物件という視点で探してもらうことも可能です。
信頼できる不動産会社の見つけ方
ある程度広いエリアで探したい場合は、広域でチェーン展開している大手不動産会社の方が何かと便利ですが、決まったエリアがあるなら、エリアの不動産情報を豊富に持つ地元密着型の不動産会社の方がおすすめです。
不動産会社を訪ねるときは、訪問前にインターネットや電話などで予約を入れ、希望の条件を伝えておくと、事前に候補の物件の情報を用意しておいてもらえます。
不動産会社を選ぶ際は、できるだけ複数の会社をまわって、候補物件のいいところだけでなく、デメリットもきちんと説明してくれ、簡略化せずに手順をきちんと踏んで進めてくれるところを見つけましょう。
信頼できる担当者のチェックポイント
- ・不動産・住宅ローンの知識が豊富か
- ・物件のデメリットも伝えてくれるか
- ・インスペクション(建物状況調査)を説明してくれるか
- ・売主との交渉力がありそうか
- ・売却優先で契約を急がせていないか
- ・質問に対して、的確に答えてくれるか
・中古物件を購入する際に知っておきたい「ホームインスペクション」とは?|“不要”“必要ない”というのは本当?メリット・費用について徹底解説
中古住宅の探し方③:物件見学(内見)に行く
事例を見る:case30「「ホテルライクな新築風」をあえて、リノベで叶える贅沢・TOKYO Residence」
候補になる物件をいくつかリストアップできたら、実際に物件を見学に行ってみましょう。
内見時は、優先順位を決めた条件リストと照らし合わせてチェックしていくとスムーズに進められます。
また、広告や周辺地図だけでは分からないポイントを、自分の目で確認することも、とても重要です。
中古住宅の内見は、「1件目、1日目で決めよう」と思わず、最低でも数件は回ってそれぞれの物件をよく比較してみましょう。
「これだけはゆずれない」という自分なりのこだわりがより明確になっていき、より理想に近い物件を選びやすくなりますよ。
戸建てとマンションそれぞれで、内見時にチェックしたいポイントをまとめておきましょう。
中古戸建ての内見チェックポイント
中古戸建ては、床下や屋根裏、配管の状態など、素人ではなかなか判断できない部分がたくさんあります。
物件の状態によっては、そのままでは住めなかったり、希望通りの間取りにリノベーションできなかったりする可能性があるため、次のような点を意識してチェックしましょう。
- ・耐震性
- ・基礎や外壁の劣化度合い
- ・間取りが理想に近いか
- ・水回りの配置が理想に近いか
- ・屋根裏の状態(雨漏りの有無)
- ・床のきしみや傾斜がないか
- ・床下の土台の状態、湿気・白アリなどの害虫被害がないか
- ・給排水管の状態
- ・庭の広さ
中古マンションの内見チェックポイント
中古マンションを内見する際は、外観や共有スペースなどの目に見える部分のチェックはもちろんのこと、安心して住めるかどうかにかかわる「長期修繕計画や過去の修繕履歴」、そしてリノベーションの自由度にかかわる「管理規約」をチェックすることが大きなポイントになります。
- ・安全性(築年数や建物の構造、耐震診断や補強の有無など)
- ・耐久性(床・壁、コンクリートのひび割れ、ライフラインなどの設備の状態)
- ・居住性(防音性、バリアフリー度、換気システム、窓の大きさ、天井の高さなど)
- ・可変性(希望の間取り・設備変更ができるか管理規約を確認)
- ・管理(清掃が行き届いているか、大規模修繕計画・管理費などは適正か)
- ・将来性(周辺環境が変化する可能性があるか)
・中古住宅購入の流れと期間|リノベーション向き物件探しやローン選びのコツも解説
・中古物件を内覧する際の注意点は?チェックポイントからコツ・マナーまで徹底解説
まとめ
事例を見る:case35「Fn Design -住まいを機能からデザインする-」
中古住宅の上手な探し方のコツは、
- ・希望条件に優先順位を付ける
- ・まずはポータルサイトやレインズで広く検索し「相場感」をつかむ
- ・信頼できる不動産会社をパートナーに選ぶ
- ・内見はポイントを押さえてチェックする
このような流れで進めていくと、スムーズに物件探しができます。
特に重要となってくるのが、信頼できる不動産会社の担当者としっかりと連携していくことです。
物件について疑問点は率直に質問し、希望する条件や必要な情報は遠慮せずに的確に伝えましょう。
自分でも情報収集した上で、担当者のアドバイスを受けながら探すことで、より理想に近い物件が見つかりやすくなりますよ。
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私たちhowzlifeは、東京23区・23区に隣接する市・横浜市・川崎市・千葉県の一部(浦安・市川・船橋・千葉)を対応エリアとした、リノベーション専門の不動産会社です。
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