公開日:2025-03-20
東向きのマンションは後悔するって本当?|メリット・デメリットや西向きとの比較を解説
マンションの購入を検討して、「東向きのマンションは後悔するって本当?」と疑問をお持ちの方も多いでしょう。
住み始めてから「イメージと違った」とミスマッチを感じないためには、あらかじめ東向きマンションのメリット・デメリットを把握しておくことが重要です。
そこで今回は、東向きのマンションで後悔を感じる理由や魅力をご紹介します。
東向きのマンションが向いている人の特徴や、後悔を回避するためのポイントも解説するので、ぜひ参考にしてくださいね♪
- ・東向きマンションは、午前中や夏場の過ごしやすさが魅力で価格もリーズナブルです。
- ・一方、日当たりや冬場の寒さ対策が必要ですので、後悔を避けるにはリノベーションで断熱性を高めるなどの対策が効果的です。
- ・中古マンションを購入してリノベーションするならSHUKEN Reの「ワンストップリノベーション」での物件探しがおすすめです。
目次
■東向きのマンションの魅力【メリット】
まず、東向きのマンションの魅力をご紹介します。
1つでもメリットだと感じたら、ぜひ東向きのマンションを検討してみてください。
1日を気持ちよくスタートできる
東向きのマンションは朝日が入りやすく、明るい空間で気持ちよく1日をスタートできます。
また、朝日を浴びると目覚めがよいことから、早起きに苦手意識のある方でも、東向きのマンションであればスムーズに起床できる可能性があります。
「すっきり目覚めたい」「健康的な生活を送りたい」とお考えの場合には、東向きのマンションがぴったりです。
午前中に洗濯物を乾かしやすい
東向きのマンションは朝から昼にかけて日当たりを確保できるので、午前中に洗濯物を乾かしやすいのが特徴です。
午前中のうちに洗濯物が乾く場合もあり、早い時間帯に洗濯を済ませることによって、午後の時間を有効活用しやすくなります。
ただし、風通しが悪い立地だと外干しでも乾燥に時間がかかるため、風通しもチェックしてからマンションの購入を決めましょう。
夏場は比較的快適に過ごせる
午後に日差しが入りにくい東向きのマンションでは、夏場は比較的快適に過ごせます。
エアコンの使用頻度を抑えられる可能性があり、夏場の光熱費を減らしやすいのも嬉しいポイントです。
また、東向きのマンションは西日が入り込まないことから夕方に室温が上昇しにくく、帰宅時に「部屋が暑い」といったストレスもありません。
リーズナブルな価格で購入できる可能性がある
1日をとおして日当たりを確保しやすく、人気の高い南向きのマンションと比較すると、東向きのマンションはリーズナブルな価格で購入できる傾向にあります。
中古マンションの場合には、物件購入費用を抑えた分をリノベーションに回して、住宅の機能性・デザイン性をアップさせることも可能です。
また、南向きマンションの価格では購入できない好立地の物件を、東向きのマンションなら購入できる場合もあります。
■東向きのマンションで後悔を感じる理由【デメリット】
次に、東向きのマンションで後悔を感じる理由を解説します。
ご自身のライフスタイルと照らし合わせながらチェックして、デメリットがどの程度影響するか確認しましょう。
午後の時間帯は暗さを感じる場合がある
東向きのマンションに日差しが入るのは午前中の時間帯が中心となるので、午後は暗さを感じる場合があります。
仕事や学校などで日中にご家族が外出するようなライフスタイルの場合はデメリットになりにくいですが、在宅する時間が長い方にとってはネックポイントになるかもしれません。
部屋を明るくするために日中から照明を使用すると電気代がかかり、家計の負担が増える可能性もあります。
また、物件周辺の環境にもよりますが、日差しが入りにくいと湿気がこもってカビが発生する場合もあるので、注意しましょう。
洗濯の時間帯によっては乾きにくい
昼以降の日当たりが限られる東向きのマンションでは、午後に洗濯物を乾かしにくいのがネックです。
洗濯物を室内で乾燥させることも可能ですが、「午後から外で干したい」とお考えの方はストレスになる可能性があります。
また、二世帯同居やお子さまのいるご家庭など、洗濯物の量が多い場合は室内に干しきれないケースも想定されるため、あらかじめ日当たりの具合をチェックしておくことが重要です。
朝日が眩しい
東向きのマンションは朝日が気持ちいい一方で、なかには「眩しい」と感じる方もいらっしゃるようです。
十分に遮光・遮熱できないタイプのカーテンを取りつけていると、日差しや室内の温度上昇で目覚ましよりも早く起こされてしまう場合もあります。
「朝は日差しを気にせずゆっくり眠りたい」といった場合には、日差しの対策が欠かせません。
冬場に寒さを感じやすい
午後に日当たりが不足しがちな東向きのマンションでは、冬場に寒さを感じやすいのがデメリットです。
寒さを解消するために日中から暖房器具を使用すると光熱費がかかり、ランニングコストが増えるリスクがあります。
とくに築年数が古い物件など断熱性が低いマンションは熱が出入りしやすく、暖房で暖めても室温をキープできないので、断熱性アップの対策が必要となります。
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■東向きのマンションで後悔を回避するためのポイント
続いて、東向きのマンションで後悔を回避するためのポイントを解説します。
それぞれのポイントを押さえて、快適な生活を実現させましょう。
朝型の生活を心がける
東向きのマンションは午前中に日が当たりやすい環境なので、朝型の生活を心がけて早い時間のうちに家事をこなしましょう。
とくに外干しで洗濯物を乾燥させたい場合は、朝から干すことが大切です。
また、掃除なども午前中に終わらせてしまえば、午後の時間を活用しやすくなります。
カーテンの性能にこだわる
朝日が気持ちいい東向きのマンションですが、眩しく感じたり、室温が上昇したりするケースもあります。
東向きのマンションで日差しの影響を軽減するには、カーテンの以下の性能にこだわって選ぶことが大切です。
重視したいカーテンの性能
- ・遮光性
- ・遮熱性
- ・断熱性
とくに寝室への日差しは睡眠に関わる場合もあり、上記の性能を踏まえて慎重に選びましょう。
衣類乾燥機を設置する
東向きのマンションを検討している方のなかには、「朝から洗濯物を干すのが難しい」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
衣類乾燥機を設置しておくと、日当たりや天候に関係なく洗濯物を乾かせます。
日頃の洗濯はもちろん、衣類乾燥機は梅雨など洗濯物が乾きづらい時期や、花粉の時期にも活躍します。
また、衣類乾燥機を設置するスペースが足りない場合には、浴室乾燥機を後付けしたり、全自動洗濯乾燥機を利用したりするのも方法の1つです。
断熱性を重視する
午後の日当たりが限られる東向きのマンションでは、冬場に寒さを感じやすいため、断熱性を重視して物件を選びましょう。
断熱性が高ければ熱が出入りする量を減らすことが可能で、快適に過ごしやすくなります。
また、断熱性に優れたマンションは冷暖房効率が高く、光熱費の削減につながるのも魅力です。
中古マンションを購入する場合は、以下のようなリノベーションを実施すると断熱性をアップできます。
中古マンションの断熱リノベーションの方法
- ・壁や床に断熱材を入れる
- ・内窓を設置する
- ・窓のサッシを交換する など
ただし、マンションは管理規約によってリノベーション内容に制限が設けられており、共用部分に該当する窓のサッシ交換などはできないのが一般的です。
中古マンションを購入する前に、どのような工事ができるか確認しましょう。
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リノベーションで部屋を明るくする
東向きのマンションで昼間の日当たり問題を解消するには、以下のようなリノベーションで部屋を明るく演出するのも効果的です。
部屋を明るく演出するリノベーションの例
- ・壁を取り除いて空間を広くする
- ・室内窓を設けて採光できるようにする
- ・天井や壁を明るい配色に変える など
上記のリノベーションを実施することで、より多く自然光が取り入れやすくなり、暗さや閉塞感によるストレスを感じにくくなります。
また、明るく開放感のある空間にすることで、おしゃれな住まいを実現できるのもメリットです。
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■東向きのマンションが向いている人の特徴
東向きのマンションが向いている人の特徴は、以下のとおりです。
東向きのマンションが向いている人の特徴
- ・朝型の人、もしくは朝型に切り替えたい人
- ・仕事などで日中に外出している人
- ・夏場にエアコンの使用頻度を減らしたい人
- ・費用を抑えて物件を購入したい人
- ・洗濯は室内干しがメインの人
東向きのマンションには「朝から昼にかけて日当たりを確保しやすい」「午後は暗くなる場合がある」などといった性質があり、上記の特徴を持った人に向いています。
■東向きのマンションと西向きのマンションならどっちがいい?
東向きのマンションと西向きのマンションならどっちがいいかは、ご家族の考え方やライフスタイルによって異なります。
東向きのマンションと西向きのマンションの特徴を、チェックしてみましょう。
東向きのマンションの特徴
- ・朝から昼にかけて日当たりを確保しやすい
- ・夏場でも比較的涼しい
- ・南向きのマンションよりも購入費用を抑えられる傾向にある
西向きのマンションの特徴
- ・昼以降に日が当たりやすい
- ・午後からの日当たりで、冬場は暖かく過ごせる
- ・南向きや東向きのマンションよりもリーズナブルに購入できる場合がある
たとえば、「西日は極力避けたい」「夏場は涼しいほうがいい」とお考えの場合は、東向きのマンションがおすすめです。
一方で、「昼以降に洗濯物を干したい」「日中に在宅する時間が多い」といったケースでは、西向きのマンションが向いている可能性があります。
マンションの住環境は、方角だけではなく物件の周辺環境や階層によっても左右されるので、実際に物件を見学してから総合的に判断しましょう。
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■まとめ
東向きのマンションは午後に日当たりを確保しにくく、冬場に寒さを感じる可能性がある一方で、夏場は比較的涼しく過ごせるメリットもあります。
東向きのマンションで後悔しないためにも、断熱性を重視して物件を選ぶ、もしくはリノベーションで断熱性能を高めましょう。
中古マンションを購入してリノベーションを検討中の方は、物件探しからリノベーションまでワンストップで対応している施工業者に依頼するのがおすすめです。
「東向きの中古マンションの購入を検討している」「東向きの中古マンションをリノベーションで快適にしたい」という方は、ぜひ“SHUKEN Re”にご相談ください。
SHUKEN Reは、東京・千葉・神奈川で中古マンション・戸建てリノベーションを手がける専門会社です。
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