公開日:2023-03-11 更新日:2024-07-04
マンションリノベーションの後悔事例11選から学ぶ!成功の秘訣をプロが解説
都心部を中心に、中古マンションを購入してお好みに合わせリノベーションする方が増えています!
しかし、残念なことに住み始めてから後悔してしまうケースも少なくありません。
そこで今回は、よくある後悔例とその対策を紹介します。
これから中古マンション購入を検討する方や、ご自宅をリノベーションしたいという方は、ぜひ参考にしてください。
・物件選びや間取り計画など様々なステップでポイントを押さえれば、後悔せずにリノベーションを実現できます。
・“SHUKEN Re”では、物件探しからローン相談、リノベーションの設計・施工、アフターメンテナンスまでを専門スタッフがサポートする「ワンストップリノベ」をご用意しています。
目次
■ リノベーションの市場拡大と共に後悔する人が増えている?
リノベーションの市場は、年々拡大しており、2023年には約6.6兆円規模にまで拡大することが予想されています。
しかし、一方でリノベーションに対して後悔や失敗と感じてしまう方が増えているのも事実です。
公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターには、施工会社や工事の仕上がりに対する不満の声が多く寄せられており、その件数は市場拡大とともに増加の一途をたどっています。
問い合わせ内容は、施工会社とのトラブルや施工不良、見積もりへの疑念など様々ですが、中には事前に注意点を把握しておくことで防げることも多いです。
リノベーションを成功させるためには、よくある後悔例・失敗例からその対策を知っておくことが肝心!
あなたの理想を叶えるためにも、ぜひポイントを事前に把握しておきましょう。
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■ マンションリノベーションの後悔事例とその解決方法11選
では、中古マンションをリノベーションする際、どのような後悔&失敗例があるのでしょうか。
ここでは、よくありがちなケース11例と、その対策を詳しく見ていきましょう。
●「理想のプランが実現しなかった」
マンションの専有部分内であれば、思い通りにリノベーションできると思われがちですが、実はそうとも言い切れません。
天井を見上げれば太い梁型が走っていますし、部屋の隅に柱型や配管スペースがあることも多く、それらは共用部分扱いとなり、移動することはもちろん、一切手を付けてはいけないのです。
また築年数の古いマンションですと、間仕切り壁の一部も構造体となっており、そちらも移動できないこともあります。
そのため、いざリノベーション工事を始めてみると、思うような間取りが実現できない可能性もゼロではありません。
●「収納量が足りなかった」
一見きれいで思い通りにリノベーションできたと思っても、いざ住み始めてみると収納量が足らず、物が室内に溢れてしまうというケースもあります。
生活感のないすっきりとした生活をイメージしている方にとっては、大きな後悔となってしまうでしょう。
ウォークインクローゼットやパントリー、ファミリークローゼットなどレパートリー豊富な提案をしてくれるリノベーション会社へ相談しましょう。
●「家族構成や生活の変化に対応できず使いづらい」
住み始めた当初は快適でも、お子さんの誕生や成長、リモートワークなど、家族構成やライフスタイルの変化に対応できず、住みづらくなってしまうこともあるでしょう。
リノベーションの計画は、10年後、20年後の生活も踏まえることが重要!
あなたの要望や理想にしっかりと耳を傾けてくれる会社を選びましょう。
それを踏まえて、ある程度フレキシブルに間取り変更できるようにしておくのがおすすめです。
空間をドアやカーテンで区切っておけば、部屋数を変えたい時にも大掛かりな工事が必要ありません。
●「要望を詰め込みすぎて予算オーバーに」
リノベーションのプランニングを始めると、つい「あれもこれも」と要望をたくさん取り入れたくなりますが、結局最終的に予算オーバーとなって、優先順位の高かった工事を諦めなくてはいけなくなることもあります。
リノベーションは着工後にやむを得ない追加工事が発生することもしばしば。
解体し始めてから隠れていた部分の劣化が見つかることや、プランを変更しなくてはならなくなることは少なくありません。
また、中古マンション購入資金とリノベーション資金のトータル予算を把握していないと、結局大幅な予算オーバーになってしまうことも多いです。
また、物件探しの段階からリノベーション計画を並行して始めることも重要です。
●「予算を気にするあまり理想とは遠いインテリアに」
「予算はなく、いくらでも費用をかけられる」という方はごく稀でしょう。
ほとんどの方は、必ず予算があるはずです。
ただし、予算を気にするあまり理想とかけ離れてしまえば、せっかく大きな費用をかけても満足できません。
リノベーションの工事には、「絶対やらなければいけないこと」と「仕様変更によって金額を調整できること」がありますし、同時施工することでコストをコンパクトにできることも多いため、これらについて施工会社からしっかりと説明を受けましょう。
明細の詳細を提示してくれる会社なら、工事の優先順位がつけやすく、予算に併せて内容を調節しやすいです。
●「完成した部屋がイメージと違う」
リノベーションは新築マンションのようにモデルルームがある訳ではないため、どうしても出来上がってからイメージと違うと感じてしまうこともあります。
特に、広さ感やサイズ感を一般の方が図面から想像することは難しいでしょう。
また、現地で広さを都度確認するなど、こまめな現場打ち合わせをすることもおすすめです。
工程表を作成してもらい、工事の進み具合を見ながら、ぜひ現場へを訪れてみてください。
●「オール電化にできなかった・最新設備機器が入れられなかった」
「せっかくリノベーションするのだからオール電化にしたい」「高性能な最新設備機器を導入したい」という方も多いでしょう。
しかし、残念ながら築年数の古いマンションでは、それが叶わないこともあります。
問題となるのが、「電気容量」です。
マンションは棟全体で電気容量が決められており、各世帯の容量上限が設けられています。
古いマンションですと、「30Aまでしか上げられない」ということも少なくありません。
これではオール電化はおろか、電化製品の多い現代の生活にはフィットしない可能性もあります。
●「インターネット速度が遅く家で仕事が捗らない」
ご自宅でリモートワークする方にとって、インターネットの回線速度は重要なポイントですよね。
しかし、マンションによってはインターネット回線の種類が限られており、ご自身で光ケーブルなどの引き込みができません。
また、古いマンションは回線自体が古く、速度に影響してしまうこともあります。
メールのやり取りなどテキスト通信のみであれば1Mbps程度でも十分ですが、一般的なWebページの閲覧でも10Mbps、高画質の動画を見たりオンライン会議をする場合は、30Mbpsは必要です。
また、容量の大きなデータを送る場合も、回線速度によってかかる時間が異なります。
また、築20年を超えるマンションの場合は、回線の更新がされているかもチェックポイントです。
●「リノベーション後に水漏れが発生」
稀にあるのが、リノベーション後に水漏れが発覚するケースです。
これでは、せっかく取り替えた設備配管や、きれいにした内装材が台無しになってしまいます。
原因は、給水管や排水管の老朽化です。
配管の寿命は15〜20年程度のものが多いので、築20年を超えるマンションの場合は特に気をつけましょう。
ただし、既に配管が取り替えられている場合もあるので、売主にその点を確認しておくとよいでしょう。
〈関連コラム〉
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●「リノベーションしたのに長くは住めないことが発覚」
せっかくフルリノベーションするなら、その先10年、20年と長く住み続けたいですよね。
しかし、1981年5月以前に建てられた「旧耐震基準」のマンションですと、既に建て替え計画が持ち上がっている可能性もあります。
(引用:国土交通省)
また、共用部の老朽化で修繕積立金とは別に高額な修繕一時金を支払わなくてはならなかったり、急に月々支払う修繕積立金が値上げされたりするケースもゼロではありません。
また、必ず大規模修繕履歴を確認し、共用部も必要なメンテナンスが行われているかを確認することも欠かせません。
●「リノベーションがご近所トラブルに発展」
マンションは戸建住宅よりもさらに近くに住んでいる方への配慮が欠かせません。
残念ながら、リノベーション前には関係が良好だったにも関わらず、工事をきっかけにトラブルに発展することもあるのです。
“騒音などはお互い様”と思わず、迷惑をかけてしまうことを前提に考えましょう。
フルリノベーションの際は、解体音で両隣・上下の部屋に迷惑をかけたり、材料の搬入で共用廊下を塞いでしまったりしないように気をつける必要があります。
挨拶の際には工程表も添えて、いつ頃大きな音ができるかも事前に知らせておくことも大切です。
また、工程がずれ込んだり変更されたりした場合も、都度お知らせすることを忘れずに!
こまめに進行を知らせることで、あなたの誠意が伝わり、多少の不便も許してもらえる可能性が高まります。
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■ まとめ:マンションリノベーション成功の鍵はリスクヘッジ!
マンションリノベーションを検討する方は年々増えていますが、残念ながら後悔や失敗と感じてしまう方は少なくありません。
満足できるリノベーションを実現するためには、原因となるポイントに対して事前に対策を取っておくことが重要です。
ただし、初めてマンションリノベーションをする方にとって、完璧にポイントを押さえることは難しいかもしれません。
そこでおすすめなのが、物件探しからリノベーションまで丸ごとサポートしてもらえる会社へ相談すること!
建築的知識と不動産的知識を持ち合わせた会社に相談することで、快適な住まいが実現できます。
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