公開日:2020-03-06 更新日:2024-07-04
収納上手な暮らし、おしゃれな収納づくりのアイデア
素敵な間取りやデザインが注目されがちなリノベーションですが、実は収納づくりも大切なポイントです。どんなにおしゃれな間取りを作っても、収納が足りずに物があふれていたら台無しですよね。
今回は、実際の施工事例からおしゃれで使いやすい収納のアイデアをピックアップ。写真付きで詳しく解説しますので、ぜひリノベーションのプラン作りに取り入れてみてください。
■ 収納は不満が出やすいポイント
収納の悩みは、インテリアの雑誌やTVで特集が組まれることも多く、住まいに関するアンケートでも毎回上位に登場します。
収納の使い方やしまう物は家族の人数やライフスタイルによって変わるため、画一的に造られた新築住宅の収納だと不満が出やすいのです。
プランが自由なリノベーションは、住む人に合わせた使い勝手の良い収納づくりが可能。趣味やスポーツで使う道具など、サイズや形状が特殊な品物も収納しやすくすることもできます。
プラン作りでは間取りやデザインを優先しがちですが、収納づくりにも力を入れてスッキリ収納があるおしゃれな住まいづくりを目指しましょう。
■ おしゃれで使いやすい収納アイデア
まずはSHUKEN REの実際の事例から、おすすめの収納アイデアをピックアップしてご紹介します。使い勝手や間取りに合わせたデザインなどに注目してみてください。
各ページで物件の詳細も紹介していますので、気になる事例はぜひチェックしてみてくださいね。
・間仕切りの機能も持たせた収納
リビングダイニングの間に設けた背板の無い書棚で、解放感を維持しつつ緩やかにゾーニングした間取りアイデアです。
本をたっぷり収納できるだけでなく、雑貨を飾るなど意匠性も持たせています。棚に並べる品物や量によってお部屋の見え方が変わってくるため、模様替え気分で配置を変えるのも楽しめそうです。
・小上がりを活かした収納スペース
事例を見る:Case18「自然に座ってしまう、畳小上がりの魅力」
リビングの一角に設けた畳スペースは、あえて小上がりにすることでたっぷりの収納スペースを生み出しています。
二色のヘリなし畳を千鳥に配置することで洋室とのマッチングもばっちり。ちょっと腰かけたり、ごろんとお昼寝をしたりと、使い勝手も良い多目的スペースとなっています。
床面積を有効活用しながら収納を増やすテクニックですので、ぜひ取り入れてみてください。
・あえて魅せるワクワク収納
事例を見る:Case5「俺の城。趣味満載・大きなワンルーム」
壁や扉を設けず、リビングの一角にあえて見せて収納する趣味全開の収納エリアです。
市販の棚やポールを組み合わせて自分なりに収納を作っていくのが一般的ですが、壁に下地を入れておくとネットなども追加できます。ボード下地の無いスケルトン天井は、突っ張りタイプのポールを直接設置できるので相性が良いですね。
バイク・自転車・ギターなどジャンルを分けてディスプレイすることで、使い勝手が良く、まるでお店のような雰囲気になっています
・壁厚を利用した圧迫感の無い収納
壁をくりぬいて棚レールを設置した簡素な造りにすることで収納らしさを無くした洗面所収納スペース。
床面積が小さく圧迫感を感じやすい空間では、扉の有無や圧迫感は受け取る雰囲気にも大きく影響します。
棚の高さや数を調整すればライフスタイルの変化にも対応でき、収納バスケットを変えれば模様替えもカンタン。好みのデザインを探してみるのも楽しそうですね。
・パントリーでキッチンをすっきり
キッチンの奥に設けた小さなパントリースペースは、あえて扉をつけず曲線的な開口部にすることでおしゃれな印象に。
簡素な内装仕上げになりがちな収納ですが、濃いカラーにすることでキッチン空間のおしゃれなアクセントにもなっています。
ワークスペースとの位置関係を近くし、使い勝手にも配慮。少しのスペースで収納効率や作業効率のアップに大きく影響していますね。
■ 収納プランづくりのコツ
事例を見る:Case5「俺の城。趣味満載・大きなワンルーム」
収納はたくさん作れば良いというものではなく、使いやすくお洒落にするにはコツが必要です。
言われてみると当たり前のことも、初めての収納づくりではなかなか気づけないと思うので、事前にチェックしておきましょう。
・しまう物や使い方を明確にする
使いやすい収納を作るには、中にしまう物や普段の使い勝手を細かくシミュレーションすることが大切です。
掃除機・洋服・スポーツ用具など、しまう物によって必要なサイズや収納の形状は変わってきます。もし掃除機が棚の上段にしまってあったら、毎回取り出して掃除するのが大変ですよね。
外で使うスポーツ用品は玄関の近くに収納するなど、収納を作る場所も重要な要素です。普段の生活をなるべくリアルにシミュレーションし、動線なども考慮する必要があります。
まずは現在の住まいに収納してあるものをリストアップすると、しまうべき物が見えやすくなるためおすすめです。
・汎用性を持たせた収納も作る
前述したように細かくカスタマイズした収納スペースだけでなく、後から使い勝手を変更できる汎用性の高い収納もあると便利です。
お子さんの成長や家族の趣味嗜好の変化などに伴い、ストックする荷物の種類や量も変わります。
あえて棚やポールなどの設備を設けず、将来的にカスタマイズの余地のある収納を設けておくと対応しやすくなります。
後から棚などを追加しやすいように、壁に下地を入れておくのもおすすめです。
・壁厚や構造を活用する
リノベーションは元の建物の床面積が限られていますから、居住空間と収納のバランスを取るのは難しいところ。床面積を節約するために、壁厚や天井裏など建物の構造を活用した収納も検討してみましょう。
例えば壁をくりぬけば、壁厚を利用して床面積を消費せず簡易的な収納を作れます。奥行が数センチだとしても本棚やCDラックなどに活用できますし、照明をつけておしゃれな飾り棚にすることも可能です。
キッチンのように調味料など細かいアイテムが多い空間なども、メリットが大きいアイデアです。
戸建ての場合は床下や天井裏のようなデッドスペースが多いため、大型の収納を作ることもできます。出し入れ頻度の低い季節家電や洋服などを収納することができるため、普段使いの収納スペースを節約できます。
・床面積ではなく容積で考える
収納量を考える際は現在の住まいを基準にするのが基本ですが、その際床面積ではなく収納の容積で考えましょう。
どんな収納スペースも、高さいっぱいまでぎっしり荷物が入っている状態は考えられません。
「どれくらいの広さがあるか」ではなく「どれくらいの物が入っているか(入るか)」という基準で考えるようにしましょう。
まずは今使っている収納をよく観察するところから始めてみてください。デッドスペースが多く、床面積に対して高さを使いきれていないなら、棚を設けるなど必要な対処も見えてきます。
■ 収納の使い勝手は実際に体感するのが大切
写真や図面でも使い勝手のイメージは伝わりますが、扉の開閉や物を出し入れする動作などは実物でないとチェックできません。使いやすい収納を作るために、実際の物件で収納に触れてみましょう。
・知り合いの家を見せてもらう
もし親戚や友人などにリノベーションした方が居たら、ぜひ遊びがてらお住まいを見せてもらいましょう。設計時の要望やプランナーとの打ち合わせ、実際に使ってみての感想などの意見は大変役立ちます。気になる部分をいろいろ質問してみてください。
・完成見学会へご参加いただく
お施主様とプランナーの打ち合わせを経て、実際にリノベーションした物件の完成見学会に参加するのもおすすめ。モデルハウスを見るのも参考になりますが、実際に住む人の意見を反映して作った収納は、より参考になる部分がたくさんあります。
SHUKEN Reは定期的に完成見学会を開催しています。実際にリノベーションしたお部屋を見ながら住まいづくりをご相談いただける、リノベーション相談会も同時開催。
今のお住まいの悩みや叶えたいライフスタイルなど、どんなこともお気軽にご相談ください。
■ まとめ
しっかり取り組んで収納上手なお住まいに
収納づくりは我が家の暮らしやすさに大きく関わる要素ですから、しっかり取り組んで使いやすいものを目指しましょう。
多くの事例から良いところを採り入れ、実際の間取りも体験しながらじっくり取り組むのが大切です。今の収納に対する悩みや不満などもヒントになりますので、どんなこともお伝えください。
細かなヒアリングや密な打ち合わせがSHUKEN Reの強みです。住まいづくりの疑問やご質問も受け付けていますので、まずはお気軽にお声かけください。