公開日:2022-09-06 更新日:2024-07-04
全面リフォームの費用相場は?予算別に中古マンション全面リフォーム事例を紹介
中古マンションを暮らしやすくリフォーム・リノベーションするなら、内装デザインや間取りの変更も含む「全面リフォーム(フルリノベーション)」という選択肢があります。
現在、中古マンションを購入したいとお考えの方の中には、「全面リフォームって、具体的にはどんなことをするの?」「費用はどれくらいかかるの?」とお悩みの方もいるかもしれません。
今回は、マンションを全面リフォームする場合の費用相場や、SHUKEN Reの全面リフォーム実績をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
・1000万以内、1500万以内、2000万以内など、工事費用別の中古マンションの全面リフォーム実例が見られます。
■マンションの全面リフォームとは?
マンションの全面リフォームとは、言葉の通りマンションの一室を全面的にリフォームすることを指します。
水回りの交換や壁紙・フローリングの張り替えといった部分的なリフォームではなく、お部屋全体の内装デザインを一新したり、壁や床・天井を一度解体して新しく作り直したりするリフォームになります。
・フルリノベーションとは違う?
全面リフォームと似た言葉に「フルリノベーション」があります。
リフォームは壊れたり傷んだ部分を元に戻すという意味合いが強く、リノベーションは使いにくい部分や快適性を向上させるという意味合いが強いですが、この2つの言葉はほとんど同じと言えます。
「リフォーム」と「リノベーション」それぞれの表す工事の内容を、施工会社がどのように捉えているかによって変わってくるため、事前に確認することが大切になります。
・スケルトンリフォーム・リノベーションとは違う?
ちなみに、スケルトンリフォーム・リノベーションは、全面リフォームの1種類と言えます。
スケルトンリフォーム・リノベーションは、マンションの骨組み以外の壁や床・天井などを全て解体して、新しく作り直す「最も大規模な全面リフォーム」というイメージです。
もし、スケルトンリノベーションがしたいけれど、気になる会社のホームページには「全面リフォーム」と記載されている場合は、「スケルトンリノベーションまで対応できるのか」を事前に確認しておくと、希望のリノベーションができなかった…などの後悔を防げます。
■マンションの全面リフォーム(スケルトンリノベーション)の費用相場は?
次に、マンションを全面リフォームする際の費用相場をご紹介します。
SHUKEN Reの全面リフォーム・スケルトンリノベーション実績を元に、平均的な工事費用を算出しましたので参考にしてください。
専有面積が80㎡〜100㎡程度のマンションの全面リフォームの坪単価は、50~70万円/坪が目安になります。
坪単価を使って計算すると、80㎡~100㎡(25坪~30坪)のマンションなら、全面リフォーム工事費用相場は1250~2100万円前後が目安となります。
また、専有面積80㎡までのコンパクトなマンションの全面リフォームの場合、坪単価は30~60万円/坪が目安になります。
60~80㎡(18~25坪)のマンションなら、全面リフォーム工事費用相場は800~1000万円前後が目安となります。
今回は、SHUKEN Reのマンションリノベーションの実績を元に費用相場を算出しました。
実際の工事費用は、リノベーション会社や物件の状態、スケルトンリノベや間取り変更まで行うかなど、工事内容によっても変わってきますので、あくまで目安として参考にしていただければと思います。
■【予算別】ここまでできる!マンション全面リフォーム施工事例
最後に、SHUKEN Reで施工したマンションの全面リフォーム事例を費用別にご紹介します。
専有面積20~30坪前後の中古マンションで、それぞれのお施主様の希望を叶えた内装デザインや間取り変更の工夫にもご注目ください。
・予算800万円以内のマンション全面リフォーム事例
築43年、専有面積70㎡(約21坪)、3LDKのリノベ済みマンションを購入して6年。ご夫婦とお二人のお子さまの成長に合わせて、暮らしやすい間取りに変更した全面リフォーム事例です。
<Before>
<After>
内装はリノベーション済み物件のため、キッチン、トイレ、洗面所などの水回り設備はそのまま生かし、間取り変更を中心に全面リフォーム。
3つあった個室のうち、リビングに隣接したお部屋をリビングに取り込み、広いLDKを実現。
残りの2部屋を3つに分ける形で、子ども部屋2部屋と寝室1部屋を確保しました。
子ども部屋のベッドは、お部屋同士の間仕切り壁を兼ねた二段ベッドを造作。
お部屋がコンパクトになってもしっかりと機能する子ども部屋になっています。
個室をコンパクトにしてできたスペースで、玄関土間収納をつくりました。
趣味の自転車を置ける素敵なスペースに変身。
コンパクトになった寝室にはロフトベッドを採用して、立体的に使える空間に。
省スペースの工夫が随所に凝らされた、真似したくなる全面リフォーム事例でした。
・予算800~1000万円以内のマンション全面リフォーム事例
千葉県の築39年の大規模団地の一室を全面リフォームした事例です。
内装・インテリアデザインを北欧モダンに一新、専有面積84㎡(約25.4坪)・4LDKの間取りを、ご夫婦とお子さま2人が快適に暮らせる3LDKに間取り変更しました。
<Before>
<After>
個室を1部屋取り込んで広くなったLDKは、奥行きを感じる明るい空間になりました。
元の間取りにあった玄関ホールや廊下もできるだけ小さくして、リビングがさらに広くなるよう工夫しました。
個室だったキッチンをオープンに変更。キッチンも、お部屋全体の北欧モダンテイストに合わせて選びました。
一見、キッチンには見えないキャビネットのデザインと、キッチンの手元が隠れる腰壁のタイルがおしゃれ。
リビングの奥は引き戸で仕切れるスペースをつくりました。今はお子さまのプレイルームとして使われています。
下のお子さまに個室が必要な時期になったら、こちらを夫婦の寝室にする予定なんだとか。
浴室を広くしたかったというお施主様。物件購入の際に、「浴室を広くリノベできるか」も条件に選ばれたそうです。
洗面化粧台は、もともとハイグレードなものが設置されていたため、引き出し部分の面材だけ変えて再利用しました。
このように、元の物件の活かせる部分を上手に見極めるとコスト調整に効果的ですよ♪
・予算1000万~1500万円以内のマンション全面リフォーム事例
千葉の臨海エリアにあるマンションの最上階、お施主様が8年間賃貸で住まわれた築27年、専有面積100㎡(約30坪)のメゾネット物件を全面リフォームした事例です。
<Before>
<After>
メゾネットならではの開放感を活かして、半個室だったキッチンをオープンにして、LDK全体が吹き抜けの大空間をつくりました。
内装にもこだわり、念願だった無垢フローリングを全ての居室に採用。
クロスもお施主様の希望の塗り壁風に。シンプルでナチュラル、かつ飽きのこないデザインに一新しました。
また、8年間実際に暮らして「最上階の角部屋のため、夏暑くて冬は寒い家だった」という経験から、内窓や壁・屋根への断熱材を追加する「断熱リフォーム」も実施しました。
見た目や間取りだけでなく、快適性も大きく向上できた全面リフォーム事例でした。
・予算1500万円~2000万円以内のマンション全面リフォーム事例
16年前に新築で購入したマンションを、お子さまの独立を見据えて夫婦二人暮らしに合う間取りに変更した全面リフォーム事例です。
<Before>
<After>
104㎡(31.5坪)に3LDKと、元々ゆとりのある間取りでしたが、二人暮らし仕様にアップグレードするにあたって、
LDKを広くし、寝室はゲストルームと夫婦の寝室、というワンフロアに近いホテルライクな間取りに変更しました。
グレーを基調とした高級感あるモダンな内装デザインは、大人の余裕を感じさせます。
窓に平行だったキッチンを90度回転させ、通路を減らしたことで、LDKがより一体感のある大空間になりました。
キッチンの背面収納は半透明のガラス引き戸で隠せるようにしたのもポイント。
ワンフロアでもキッチンはいつも綺麗を保てます。
リビングの一角にはテレワークスペースを設置。造作の棚は大容量でお仕事用の書類や家電などもたくさん収納できます。
ワークスペースの内部の様子です。リビングとは壁で仕切らず、上部がガラスのパーテーションで適度に目隠し。集中しやすく、家族の様子も分かる便利なアイデアですね。
■まとめ
今回は、マンションの全面リフォームの費用相場と、予算別の全面リフォーム施工事例をご紹介しました。
マンション全面リフォームの費用は、物件による施工面積の違いや、内装デザインや間取り変更、骨組みだけを残して全てを新しくするスケルトンリフォームなど、どこまでリフォームするのかによって費用が変わってきます。
また、キッチンや浴室などの設備のグレードや、フローリング、クロスのグレードによっても坪単価が変わります。
予算内で希望を叶える全面リフォームを成功させるには、元の物件で活かせる部分を見極めてコスト調整することが大切です。
また、物件探しからはじめる場合は、実現したい間取り変更が可能な物件を見極めて選ぶこともポイントになってきます。
SHUKEN Reは多くのリノベーションをお手伝いした経験をもとに、お客様のイメージをしっかりカタチにしていきます。
ご予算や理想のライフスタイル、住まいの条件などどんなことでもお気軽にご相談ください。