公開日:2022-06-23 更新日:2024-07-04
古いマンションはリノベーションもセットで検討しよう|具体例を紹介
最近はマイホームの選択肢に中古マンションを選ぶ方が増えています。
築年数が古い物件はリーズナブルな価格で購入しやすい反面、住み心地や将来どうなるかなど心配なポイントも多いですよね。
そこで今回は、古いマンションをリノベーションとセットで検討して失敗を防ぐ方法について解説します。
築40~50年のマンションリノベーション事例もたくさんご紹介しますので、費用・デザイン・間取りの参考にしてみて下さい。
■築古マンションの魅力とメリット
・購入価格が安い
日本の中古マンションは築30年前後が価格下落のピークになるため、それ以降の築年数はリーズナブルな価格で購入しやすいのが大きな魅力。
築浅マンションより購入価格を抑えることで、ローン月額を減らしたり、設備や内装にお金をかけたりといったことも可能です。
当時の新築価格では手が出せないようなマンションが、築年数が経ってお手頃価格になっているケースもあります。
また転勤などの理由で将来売却することになったとき、損をしにくいのも意外なメリット。
・物件が豊富で選びやすい
数十年前のマンションブーム期に建てられた物件は、数が多く条件のバリエーションが豊富なのもメリットの一つです。
デベロッパーは当然立地の良い場所から開発をしていきますから、築古マンションまで視野を広げると好立地の物件に出会える確率も高くなります。
新築・築浅マンションでなかなか良い物件が見つからない時は、築年数を広げてみるのも一つの手です。
■古いマンションはリノベとセットで検討すべき理由
・間取り変更できないケースがある
鉄筋コンクリートの中古マンションは、構造によっては間取り変更できません。
リノベ-ション後の完成形をイメージしながら選ばないと、理想の間取りを作れず失敗してしまう可能性があります。
特に築年数が古いマンションは、独立キッチンや和室など、昔ながらの間取りで現代のライフスタイルにマッチしないことが少なくありません。
マイホーム目的で古いマンションを選ぶ際は、なるべくリノベーションとセットで考えて失敗を防ぎましょう。
・トータル予算オーバーを防げる
中古マンションを購入してリノベーションしてから住む場合、購入価格+工事費用の合計が総額となります。
リノベーション費用は物件の状況や希望プランによって変動するため、実際に見積もりをしてみないと正確な金額が分かりません。
中古マンションだけ先に購入してリノベーションを見積もりしてみたら、思ったよりお金がかかって予算オーバーというのはよくある失敗例。
築古マンションは思わぬ出費がかかることもありますので、同時進行でリノベーション見積もりも確認してから契約・購入するのがおすすめです。
・建築目線で物件チェックできる
不動産会社も中古マンション選びのアドバイスをしてくれますが、リノベーション会社に相談することで建築目線のチェックができるのもメリットの一つ。
床下の配管や壁のクロス下地の構造など、リノベーションや将来のメンテナンスに適した物件かどうかといった点もチェックできます。
不動産会社もマンションのプロですが、建築知識の有無はスタッフ一人ひとりによって異なります。
建築のプロであるリノベーション会社なら、建物の劣化状況や実際に暮らすにあたっての心配ポイントなども相談できるのは心強いポイントです。
■古いマンションのリノベーション事例
事例①:築47年
築47年の1DKマンションを、現代風のおしゃれで暮らしやすい間取りにアップデート♪
おしゃれで使いやすいアイランドキッチンを中心としたLDKは、築年数を感じさせない仕上がりです。
ベッドと洋服だけのシンプルな寝室スペースも、中古マンションリノベならではの暮らしにジャストフィットする間取りです。
事例②:築43年
3LDKの部屋数はそのままに、ライフスタイルに合わせて居住空間を変更したリノベ事例です。
子供部屋は造作の二段ベッドでコンパクトながら個室を確保。
主寝室もコンパクトにまとめ、一部屋分広がった開放感のあるLDKに生まれ変わりました。
玄関の大型シューズインクロークも、古いマンションにはない便利な間取りアイデアです。
事例③:築42年
昔ながらのスタンダードな2DKの間取りを、一人暮らしに合わせておしゃれなワンルーム風に。
間仕切りを撤去し大きな掃き出し窓とつながり、マンション全体が明るくさわやかになりました。
一新した内装はおしゃれなアクセントウォールを駆使し、築年数を感じない上質な仕上がりです。
事例④:築53年
間取り変更に適した構造を活かし、ライフスタイルにピッタリ合わせて自由に間取りを作り上げたマンションです。
一緒に暮らすワンちゃんのために選んだ足場板の床材は、滑りにくく汚れが気にならない素材です。
天井や壁のコンクリート下地を露出しながら、清潔感のあるホワイト塗装で古さのないおしゃれなお部屋になりました。
■古いマンション選びの注意点
築40年以上の古いマンションを検討する場合、内装や設備以外にも注意すべきポイントがあります。
例えば数年後建て替え計画のあるマンションだと、せっかくリノベーションしてもお金がムダになってしまいますよね。
管理会社の有無や自治会運用なども、築年数が古いと特に注意したいポイントです。
築年数が古く空室率の高いマンションは管理費が集まらず、うまく運営されていないケースもあります。
共用部分の状態や耐震性、給排水管や外壁といった部分の大規模修繕計画など、自分たちではどうにもできない部分の状況もチェックすべきです。
古いマンション選びの注意点については、こちらのコラムも参考にしてみて下さい。
■ワンストップリノベ会社の見極めポイント
前述したような中古マンションとリノベーションをセットで相談することを「ワンストップリノベーション」と呼びます。
ワンストップリノベは一社に絞ってから相談を進めることになるので、最初の会社選びが重要となります。
- デザインバリエーション
- 費用相場
- 工事の品質・会社の信頼性
ワンストップリノベの相談先を比較検討する際は、上の3つのポイントに注目してみましょう。
思い通りにおしゃれなマイホームをつくるには、デザインバリエーションが豊富で対応力の高い会社を選ぶ必要があります。
施工事例のバリエーションが多く、オリジナリティが高い会社は自由に思い通りの家に仕上げやすいです。
おしゃれなデザインでも費用が高すぎると実現できませんので、事例に費用相場が記載してあると分かりやすいですね。
またリノベーションは完成して終わりではなく、メンテナンスや保証体制も重要な要素です。
マンションの場合水漏れが大きな事故・損害につながることもありますから、施工品質が高く安心して頼める会社かどうかもチェックしてください。
■まとめ
築年数の古いマンションは心配事もありますが、上手に選べばリーズナブルに理想のマイホームをつくることができます。
築40年前後のマンションをベースにリノベーションするなら、物件選びの段階から信頼できる施工店と一緒に探してみてください。
私たちSHUKEN Reは、リノベーション専門店ならではのノウハウで中古マンション選びからプラン作りまでワンストップサポートします。
浦安・世田谷・恵比寿の店舗ではオンライン相談を実施していますので、どんなお悩み・疑問もご相談ください。
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