公開日:2022-06-09 更新日:2024-07-04
キッチンの腰壁で収納+デザインを思い通りに|対面キッチンのイマドキ活用術
開放的でコミュニケーションも取りやすいデザインが魅力の対面キッチンですが、オープン過ぎて抵抗があるという方も多いのではないでしょうか?
調理作業中の手元が気になったり、出しっぱなしのキッチングッズが目立ったりするのを防ぎたい場合は、水・油はね防止にも役立つ、インテリア性にも優れた「キッチン腰壁」の設置がおすすめです。
今回はそんな、キッチンにあると安心な腰壁の便利な機能と自由なデザインの実例をご紹介します。
腰壁の魅力や活用術、注意ポイントも解説しますので、ぜひおしゃれなキッチンリノベの参考にしてみてくださいね♪
・キッチン腰壁とは?自由なデザインと便利な機能のメリットを知ることができます。
・真似してみたくなるおしゃれな腰壁スタイルの実例をご覧いただけます。
・腰壁づくりの注意ポイントとそれを解消するコツ、モダンな設計アイデアをご紹介します。
■キッチンの腰壁とは?メリットは?
腰壁は、床から腰の高さくらいまである壁のことを言います。
キッチン腰壁は、キッチン本体とダイニングを仕切る造作の壁として「アイランドキッチン」や「ペニンシュラキッチン」といった対面キッチンに設置されることがあります。
まずは、キッチン腰壁のメリットを見てみましょう。
・水・油はね防止&手元隠しに
キッチンとダイニングの空間を仕切る役割りのある腰壁は、キッチン作業中の水はね・油はねを軽減させる効果があります。
また、腰壁の高さ次第では調理作業中の手元を隠したり、調理に使う食材や調味料、調理グッズの散らかりを隠したりできるのも嬉しいポイントです。
食器をまとめて洗いたい時、シンクの鍋や食器溜りへの視線を避けることもできるので便利です。
・カウンターや収納、ニッチをつくる
腰壁を配膳や片付けに役立つカウンターとして設計すれば、キッチン作業中に困りがちな食器の置き場としても利用できます。
また、幅のある腰壁ならダイニング側にお箸やスプーン・フォークなどをしまっておく、収納棚を設計することも可能です。
キッチン内側の立ち上がりを利用して、こしょうや塩などの調味料を入れておく、ニッチをつくるのもおすすめです。
・タイルや木目でキッチンをデザイン
キッチンの腰壁は、リビングやダイニングから見えるキッチンインテリアとしても楽しめます。
フローリングに合わせた木目調でLDK全体の統一感を整えたり、タイル貼りでキッチンの個性を演出したり、デザインやコーディネートにこだわって、おしゃれなキッチン空間をつくるのにも効果的です。
■おしゃれなキッチン腰壁のリノベ実例
それでは実際に、キッチン腰壁のスタイルや壁面のデザインを実例で見ていきましょう♪
・カフェ風ブルーグレーアクセント
リビング側から見える、キッチン横並びダイニングの壁面の黒板塗装とキッチンの腰壁が、目を引くデザインの実例です。
腰壁上面を広くとったカウンター設計で、お茶や晩酌に利用できるバーカウンターのような大人の空間を完成させました。
大人の落ち着いたデザインに、漆喰や無垢フローリングの【本物】素材が、あたたかな印象を与えてくれる、こだわりあるキッチン×ダイニングに仕上がりました。
・タイル仕上げで個性的に
北欧テイストの落ち着いた雰囲気が魅力のキッチン実例です。
腰壁の立ち上がりで、キッチン内部が丸見えにならない嬉しい設計を実現しました。
置き場に困るキッチンタオルや散らかりがちな調味料などは、立ち上がりの手前に置くことで、ダイニングからは見えない仕組みになっています。
LDKを集約した間取りならではのお悩み「キッチン内部の丸見え問題」も腰壁1つ、つくるだけで、気になる視線をコントロールできるのが便利ですよね♪
LDKのコンセプトでもある「北欧テイスト」に合わせた、淡いグレーのタイルデザインで、印象的なのに主張し過ぎない腰壁に仕上がりました。
・モルタル風でモダンライクに
在宅勤務をきっかけに物件を購入してリノベーションを始めた「一人暮らし」の間取り実例です。
シンプルなモルタル風のキッチン腰壁でアイランドキッチンを囲った、モダンなデザインです。
ダイニング側にくり抜きのあるスタイルで、イスを置いても動線の邪魔にならない、スマートなカタチに仕上げました。
自分好みを100%反映させたスタイルで、動線の確保や家具の配置にこだわりました。
カウンターにもなるキッチン腰壁は、居住スペースの中心に配置して、友人とのおしゃべりや立ち飲みが楽しめるレイアウトになっています。
・棚やニッチで機能性アップ
家事をしながらでもご家族の様子がうかがえる、対面キッチンに変更した住まいの実例。
腰壁立ち上がりの手元部分には、スパイスラックを造作しています。
造作腰壁のリビングダイニング側には、小物や本が収納できるニッチタイプの棚を設計しました。
フローリングや家具、腰壁の素材や色味を統一させて、雰囲気のあるくつろぎ感を演出しています。
■キッチン腰壁のデメリットにも注意
キッチン腰壁をつくる上での注意ポイントも押さえておきましょう。
・圧迫感が気になる可能性も
腰壁の厚さや高さによっては、圧迫感が気になる場合もあります。LDKの広さや間取りのバランスに注意して設計しましょう。
キッチン腰壁の高さは、約95~115㎝の範囲で見え方を確認しながら検討しましょう。
また、一般的に適切とされるキッチンからの立ち上がりは、約15~25㎝とされています。
・水・油はね防止は完全ではない
腰壁があっても、水はねや油はねは完全には防止できません。
腰壁の高さ・立ち上がりで調節するか、場合によっては水・油はね防止ガードの設置も検討してみましょう。
■腰壁仕上げを後悔しない納得の活用術
最後に、腰壁をつくって後悔しないための活用術とおすすめアイデアをご紹介します。
・腰壁の高さ選びがポイント
腰壁をつくる際の注意ポイントでもふれましたが、腰壁の高さ選びは意外と難しいかもしれません。
キッチンを使うご家族の身長やキッチンの見え方はもちろん、腰壁をつくる目的や使い勝手を総合的に考慮して寸法を決めるようにしましょう。
・立ち上がりを有効活用
立ち上がりを利用して、スパイスや小物が納まる「ニッチ」を設けて、キッチンの手元をスッキリと見せるアイデアは人気です。
収納以外にもコンセントを設置して、キッチンとダイニングどちらからでも使える設計にするのもおすすめです。
・カウンター設計でダイニングテーブルとしても活用できる
キッチン腰壁をつくるなら、同時にカウンター設計の必要性も検討してみましょう。
ご家族の人数によっては、別途ダイニングテーブルを置く必要がなくなるケースもあります。この場合、LDK全体のレイアウトや間取り配分も大きく変わってきます。
キッチンカウンターをつくる場合は、目的と用途をじっくりと検討した上で、サイズ選びを進めていきましょう。
■まとめ:キッチンリノベでデザインも機能も新しく
アイデア次第で、さまざまな目的を果たすおしゃれなキッチンの腰壁デザイン。
機能性やデザイン性ともにこだわって、理想的なキッチン×リビングダイニングに仕上げていきましょう。
リノベーションを楽しむなら、自由なライフスタイルと使い勝手のいい動線を反映させた設計プランで、オリジナリティあふれる暮らしの実現を目指してくださいね♪
東京・神奈川・千葉エリアで素敵な家づくりを目指すなら、リノベーション専門店のSHUKEN Reにご相談ください。
お客様一人ひとりに合わせたオーダーメイドプランで、もっと素敵に暮らしやすいマイホームづくりをお手伝いします。
たくさんのリノベをお手伝いしてきたスタッフがサポートしますので、家づくりのどんなご相談もお気軽にどうぞ♪
恵比寿・世田谷・浦安の店舗での来店相談のほか、オンライン相談もご用意しています。
スタッフ一同お待ちしています♪
このコラムを見た人におすすめ
・「マンションの横長リビングが狭い」と後悔しない方法&素敵なレイアウト実例集
・部屋がなくても理想のテレワークスペースをつくる方法|おしゃれリノベーション実例
・L字リビングを活かしたおしゃれな間取り|リノベーション実例【東京・千葉】